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第五章 今が一番よいタイミング
128 僕が彼女と行きたい場所 ①
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二十日程した土曜、ヤスさんのお店で買った車が納車された。きちんと整備してくださったようで、とても運転しやすい。いいお店で車を買えてよかった。
泊まる約束をしていたから、さっそく若葉ちゃんの部屋へ向かった。
「ピーターラビット号、お店で見た時より、ずっとずっと素敵だね!」
若葉ちゃんはすごく嬉しそうにはしゃいでいる。可愛い。
「明日、行きたいところがあるんだ。付き合ってもらえる?」
「もちろん!」
「じゃあ、晴れるように願っといて」
「お天気、関係あるの?」
「うん。きっと晴れた方が素敵だと思う」
一応ネットの予報は、晴れだったけれど。
僕の言葉を聞いて、すぐさまてるてる坊主を作り、ベランダの物干しに下げた若葉ちゃんが、なんだかとても可愛かった。
一緒にベッドに入ってからも、若葉ちゃんは興奮冷めやらぬ様子だった。
「明日、どんな格好したらいいかなあ?」
「ドライブがメインになるし、座ってて楽な格好がいいんじゃないかな。あと、少しだけ野外を歩く予定」
「なんだかわくわくして眠れなくなっちゃった」
「遠足の前の日みたいだね」
「うん」
若葉ちゃんが嬉しそうに抱きついてくるので、そっとキスを落とすと、きゃあきゃあ言われて喜ばれた。可愛い。
「こんなにくっついてると、したくなっちゃうよ」
「ん……」
若葉ちゃんの目を覗き込むと、少し大人びた色香が宿っていた。
「する?」
耳元でそっと囁くと、若葉ちゃんは小さく「うん」と答えた。
泊まる約束をしていたから、さっそく若葉ちゃんの部屋へ向かった。
「ピーターラビット号、お店で見た時より、ずっとずっと素敵だね!」
若葉ちゃんはすごく嬉しそうにはしゃいでいる。可愛い。
「明日、行きたいところがあるんだ。付き合ってもらえる?」
「もちろん!」
「じゃあ、晴れるように願っといて」
「お天気、関係あるの?」
「うん。きっと晴れた方が素敵だと思う」
一応ネットの予報は、晴れだったけれど。
僕の言葉を聞いて、すぐさまてるてる坊主を作り、ベランダの物干しに下げた若葉ちゃんが、なんだかとても可愛かった。
一緒にベッドに入ってからも、若葉ちゃんは興奮冷めやらぬ様子だった。
「明日、どんな格好したらいいかなあ?」
「ドライブがメインになるし、座ってて楽な格好がいいんじゃないかな。あと、少しだけ野外を歩く予定」
「なんだかわくわくして眠れなくなっちゃった」
「遠足の前の日みたいだね」
「うん」
若葉ちゃんが嬉しそうに抱きついてくるので、そっとキスを落とすと、きゃあきゃあ言われて喜ばれた。可愛い。
「こんなにくっついてると、したくなっちゃうよ」
「ん……」
若葉ちゃんの目を覗き込むと、少し大人びた色香が宿っていた。
「する?」
耳元でそっと囁くと、若葉ちゃんは小さく「うん」と答えた。
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