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第四章 走る前に歩くことを学べ

110 僕の彼女とホワイトデー ⑤

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「下着、白だから、めちゃくちゃ透けてる」
「や……」

 若葉ちゃんはあわてて脚を閉じようとするけど、そんなことはさせない。

「こんだけ濡れてたら、舐めても関係ないよね」
「え……」

 ショーツの上からクリトリス付近を舐めた。若葉ちゃんが興奮するかなと思って。

「やん! だめって……あっ、あぁっ……」

 一気に愛液が溢れた。ショーツ越しに潮の味がする。

「やっ、やっ、だめぇ……」
「わかったよ。ちゃんと脱がすから」

 ショーツを下ろし、クリトリスに直接ふれた。

「ああっ……あっ、もう……」

 若葉ちゃんが快感を拒むように眉を寄せ、いやいやと首を振るから、絶対受け入れさせようと思い、少し強引に指を突っ込み、Gスポットをグッと押すように刺激する。

「あぁあっ!」

 指を抜くと、若葉ちゃんの叫ぶような声と同時に、膣からビュッと愛液が噴き出した。

「うわ、潮噴いた」
「や、やだ……」

 若葉ちゃんはぽろぽろと涙を流し、顔を隠すように横を向いた。

「やだぁ……もう、恥ずかし……おもらし、しちゃった……」
「恥ずかしくないし可愛いよ。ひさしぶりだから、身体、気持ちよかったんでしょ」
「よ、よくわかんな……」

 そっと涙を拭うと、若葉ちゃんはようやく僕を見てくれたけど、羞恥からか、なんだか不安げな瞳をしている。

「うぅ……うぅ……」
「いっぱい気持ちよくなって。若葉が気持ちいいと、僕も嬉しいよ」

 若葉ちゃんは僕に抱きついて、耳元で弱々しく囁く。

「少し抱きしめて……。落ち着くまで……」
「うん。無理させてごめんね」

 身体の反応がいいから楽しくて、少し急ぎすぎたかもしれない。若葉ちゃんは気持ちが置いていかれると、途端に感じにくくなる。
 僕は若葉ちゃんを抱きしめて、ゆっくり背中をさすった。次第にほっとした表情へと変わっていって、僕も安心する。よかった。
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