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第二章 真実はプディングの中に

054 僕の彼女と念願の姫初め ⑤

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 最初はお風呂でもいちゃいちゃする気だったんだけど、集中して少しくたびれてしまったので、一緒に入りこそすれ、入浴はさらっと済ませた。
 再度一緒にベッドに入り、しばらくゆっくりした後、若葉ちゃんから問いかけられる。

「寝ちゃうの?」
「ん?」

 若葉ちゃんも疲れて見えたから、もう充分だと思っていたのに。

「んんっ?!」

 若葉ちゃんがゆっくり布団の中に潜り、フェラを仕掛けてきたからびっくりした。

「ど、どうしたの? まだしたかったの?」
「……したかったっていうか……」

 少し困った様子で、若葉ちゃんは顎をぽりぽりとかく。

「さっき私が気持ちよくしてもらったから、新くんにも気持ちよくなってほしくて……」
「気持ちよかったよ」
「……新くんの、愛でたい」
「うん……。それ、伝わってるし、すごく嬉しい」

 若葉ちゃんはもう一度僕のものを咥えた。頭をそっとなでると、とても嬉しそうな表情を見せてくれる。
 若葉ちゃんは本来フェラ好きじゃないと思う。おそるおそる僕のものにふれてくれるまでにもしばらくかかったし、初めて口に含んでくれた時も勇気を振り絞ってる感じがすごくした。それでもしてくれるのは、愛情表現としてだと思う。本当に僕は愛されている。

「若葉ちゃん。もっかいゆっくり、しようか」
「うん」

 ゴムを着け、若葉ちゃんの簡易服を脱がす。僕も脱ぐ。秘所をさわると、やっぱりしたかったのもあるんだろう、もう潤っていたからすぐに挿れ、抱きしめた。

「若葉……」
「ん……なあに?」
「会いたかったよ。すごく」
「たった数日なのに」
「たった数日だけど」
「……私も」

 こんなちょっとした会話が嬉しくて。笑顔を見られて、声を聞けて、抱きしめられて、さわれる。
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