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第二章 真実はプディングの中に

053 僕の彼女と念願の姫初め ④

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 若葉ちゃんが声を殺しているから、いつもよりも物音がはっきり聞こえる。はぁはぁと少し苦しげだけど、湿った艶を帯びた息づかい。パンパンと肉同士がぶつかる音。そして結合部の水音が淫らだ。激しくぐちゅぐちゅいってる。実際いつもより濡れている気がする。溢れた愛液が僕の腿にちょっとついた。

「声我慢してるの、気持ちいいんだね。ちょっと無理矢理感あるもんね」
「んく……んっ……」
「声は我慢しなきゃだけど、身体は我慢しなくていいんだよ」
「……ー~?!」

 びっくりして声にならない様子に、思わず笑みがもれる。

「若葉、偉いよ。ちゃんと我慢して」
「……んぅ……?」
「僕の実家で、近くに家族がいるのに、僕とセックスしてる。しかも獣みたいにバックで。バレたら絶対恥ずかしい。でも、僕とセックスしてるんだから、気持ちいいに決まってるよね」

 乳首をいじると若葉ちゃんはいやいやと首を振る。

「気持ちよくない?」
「ん……んぅ……」
「ね、いっちゃおう?」

 若葉ちゃんの膣がギュッと締まった。もうすぐ達する徴候。僕も動きを速める。一緒にイキたい。若葉ちゃんがシーツをぎゅうっとつかむ。僕もつかんだ腰をぐっと引き寄せた。若葉ちゃんの膣壁の奥にぶつかるのがたまらない。

「新……っ」

 我慢できなくなった若葉ちゃんが小さく僕の名を呼んだ。理性が焼き切れる。

「若葉……!」

 そのままひたすら突いて一緒に達した。

 しばらくお互い荒く息を吐く。少し落ち着いたところで僕はゴムを処理し、若葉ちゃんをひっくり返した。顔が見たくて。まだ頬が薔薇色に上気していて、可愛くて愛おしくて、くちづけをせずにはいられない。

「めちゃくちゃ……恥ずかしかった……」

 そう言って若葉ちゃんは、ぽろりと涙を流す。指で拭おうかとも思ったけど、結局舐めとった。誕生日だから好きにしていい。

「ひゃあ!」

 びっくりした若葉ちゃんの涙が止まった。残念。

「一回やってみたかったんだよね、こういうの。ありがとう」

 ぎゅうっと抱きしめると、若葉ちゃんもゆっくり僕の背に腕を回す。

「…………恥ずかしかったけど……気持ちよかった……」

 若葉ちゃんがか細い声で言うので、背中を優しくなでる。よしよしって。
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