35 / 352
第一章 人の好みは説明できない
034 僕の彼女は素直で可愛い ⑧
しおりを挟む
若葉ちゃんの身体はすごく綺麗だった。
細いけれど、華奢というのとは少し違う、しなやかな筋肉がついた、メリハリのある身体。特に脚がとてもよくて。腿は引き締まっているけれど、さわるとやわらかい。ふくらはぎからきゅっと締まった足首のラインが、いい。
本人が大きさを気にしている様子の胸も、とてもさわり心地がよくて。小さい乳首とピンクの乳輪が可愛くて、いつまでも舐めて吸って甘噛みしてつまんでいたくなるし、感じさせたくなった。
若葉ちゃんは初めてじゃなくて。
今まで処女かどうかなんてどうでもよかったというか、これまで付き合った女子は全員非処女だったし、むしろ非処女の方が面倒じゃなくていいやと思っていたくらいだったし、若葉ちゃんが以前付き合っていた男の顔も知っているのに。
僕は彼女の初めてを奪った男に嫉妬した。彼女の身体を知っている男が、少なくとも一人存在することに。
若葉ちゃんの中はすごく狭くて固くて。ほとんどしたことがない感じ。
若葉ちゃんの反応を見てると、どうもこれまでのセックスが全然よくなかったっぽくて、思わず怒りが湧く。こんなに可愛くて、感じやすい子を、どうしてろくに愛でてないんだ。
これからいっぱいして、僕の形になじませて、やわらかくしてやる。いっぱいイカせて、一人じゃ得られない快楽を覚え込ませて、僕の身体が手放せなくなってしまえばいい。若葉ちゃんは感じている時の表情がたまらなく可愛いから、いっぱい気持ちよくなっちゃえばいいんだ。
僕の腕の中で幸せそうに眠る若葉ちゃんを見て、この笑顔をずっと保てるように、もっと笑顔が増すように、全力で愛でることを決意した。
僕は自分が女子だったらと思うと、とてもげんなりする。女子の身支度は大変気力と時間が必要なものなのだと、姉を見て知っているつもりだった。僕にはできそうにない。
若葉ちゃんは身支度をいつもとても楽しそうにやっていて、見ていて気持ちがいい。
どちらかの家に泊まった翌日、「待たせてごめんね」と申し訳なさそうに言われるけれど、全然気にならない。彼女がこの時間を大切にしていることはとてもよく伝わってくるし、どんな風に仕上がるのかをわくわくしながら待つのは楽しい。
髪を編むところ等、若葉ちゃんが見ても構わないと許してくれたところは、興味深く見せてもらっている。自然な焦げ茶色の、やわらかくまっすぐで艶やかな長い髪が、少しずつ少しずつ編み込まれていく。そして、どのアクセサリーがその日のコーディネートを最も際立たせるか、何度も付け替えて吟味する。美が構築される瞬間。彼女はアーティストだ。
細いけれど、華奢というのとは少し違う、しなやかな筋肉がついた、メリハリのある身体。特に脚がとてもよくて。腿は引き締まっているけれど、さわるとやわらかい。ふくらはぎからきゅっと締まった足首のラインが、いい。
本人が大きさを気にしている様子の胸も、とてもさわり心地がよくて。小さい乳首とピンクの乳輪が可愛くて、いつまでも舐めて吸って甘噛みしてつまんでいたくなるし、感じさせたくなった。
若葉ちゃんは初めてじゃなくて。
今まで処女かどうかなんてどうでもよかったというか、これまで付き合った女子は全員非処女だったし、むしろ非処女の方が面倒じゃなくていいやと思っていたくらいだったし、若葉ちゃんが以前付き合っていた男の顔も知っているのに。
僕は彼女の初めてを奪った男に嫉妬した。彼女の身体を知っている男が、少なくとも一人存在することに。
若葉ちゃんの中はすごく狭くて固くて。ほとんどしたことがない感じ。
若葉ちゃんの反応を見てると、どうもこれまでのセックスが全然よくなかったっぽくて、思わず怒りが湧く。こんなに可愛くて、感じやすい子を、どうしてろくに愛でてないんだ。
これからいっぱいして、僕の形になじませて、やわらかくしてやる。いっぱいイカせて、一人じゃ得られない快楽を覚え込ませて、僕の身体が手放せなくなってしまえばいい。若葉ちゃんは感じている時の表情がたまらなく可愛いから、いっぱい気持ちよくなっちゃえばいいんだ。
僕の腕の中で幸せそうに眠る若葉ちゃんを見て、この笑顔をずっと保てるように、もっと笑顔が増すように、全力で愛でることを決意した。
僕は自分が女子だったらと思うと、とてもげんなりする。女子の身支度は大変気力と時間が必要なものなのだと、姉を見て知っているつもりだった。僕にはできそうにない。
若葉ちゃんは身支度をいつもとても楽しそうにやっていて、見ていて気持ちがいい。
どちらかの家に泊まった翌日、「待たせてごめんね」と申し訳なさそうに言われるけれど、全然気にならない。彼女がこの時間を大切にしていることはとてもよく伝わってくるし、どんな風に仕上がるのかをわくわくしながら待つのは楽しい。
髪を編むところ等、若葉ちゃんが見ても構わないと許してくれたところは、興味深く見せてもらっている。自然な焦げ茶色の、やわらかくまっすぐで艶やかな長い髪が、少しずつ少しずつ編み込まれていく。そして、どのアクセサリーがその日のコーディネートを最も際立たせるか、何度も付け替えて吟味する。美が構築される瞬間。彼女はアーティストだ。
0
お気に入りに追加
98
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
先生!放課後の隣の教室から女子の喘ぎ声が聴こえました…
ヘロディア
恋愛
居残りを余儀なくされた高校生の主人公。
しかし、隣の部屋からかすかに女子の喘ぎ声が聴こえてくるのであった。
気になって覗いてみた主人公は、衝撃的な光景を目の当たりにする…
女子高生は卒業間近の先輩に告白する。全裸で。
矢木羽研
恋愛
図書委員の女子高生(小柄ちっぱい眼鏡)が、卒業間近の先輩男子に告白します。全裸で。
女の子が裸になるだけの話。それ以上の行為はありません。
取って付けたようなバレンタインネタあり。
カクヨムでも同内容で公開しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる