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第一章 人の好みは説明できない
024 私の彼氏は優しくて素敵 ⑨
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新くんが容赦なく腰を使い始めた。
「あぁっ! あっ、あっ、だめ……だめえ!」
「痛くないよね……? 気持ち、よさそうだよ?」
新くんの息づかいが少し荒い。落ち着いたイメージだったから、ギャップにどきどきする。
「痛くはないけど……気持ち、よすぎるから、だめ……」
新くんは動きを緩め、少しぽかんとした顔をしていた。しばらくして、くすくす笑い始める。
「若葉、いつも好きなことしかしないのに。面白いね」
そう言うと、新くんはむしろがんがん突いてきて、嬌声が抑えきれなくて、焦る。
「あっ、あっ……! や、やだあ!」
「そのやだは、本当の嫌?」
「えっ……」
狼狽する私を見て、新くんは動きを小刻みに変える。それはそれで、気持ちいいところをじっくり攻められているようで、声を抑えきれない。
「本当に嫌だったらやめるけど、そうじゃないよね?」
「うっ……はぁん……だめ……だめなのにぃ……」
「駄目じゃないよね?」
いたずらっ子みたいな目をして新くんはもう一度私の乳首を吸った。少年っぽい表情とやってることのギャップが大きすぎて、なんだか脳が状況を処理しきれていない。私はただ気持ちいいと感じるだけのいきものになってしまったような気がする。
乳首を舐るから、時折眼鏡が肌にふれる。私の身体を見るために、掛けたままの眼鏡。
私の身体は、表情は、彼の目にどんな風に映っているのだろう。乱れて、だらしなく映ってはいないだろうか。
「あぁ……んっ! ひどい、新くん、ひどい……」
「ひどいことされて、喜んでるね、若葉」
だって、大好きな新くんに、中の気持ちいいところを抉られながら、乳首を攻められてるんだから。そんなの、感じてしまうに決まっている。
「若葉は楽しいことしかしないんだよね」
「う……ん……」
「観念して、楽しんじゃえ」
楽しむ……? 私にとってセックスはそういうものじゃなくて、彼氏と上手くやっていくためには必要な手段なんだろうな、みたいな。
でも、新くん、今までで一番楽しそうかもしれない。
すごい、満面の笑み。
「どこもかしこも可愛い」
優しい声でそう囁いて、そのまま新くんは私の耳を舐める。ちゅくちゅくと音がして、耳の穴を舌で探られて、耳たぶを唇で食まれて。聴覚と触覚が同時に攻められて、ひどく混乱する。
続けて首筋を舐められた。頸動脈のあたりにくちづけられて、なんだか吸血鬼に襲われてるみたいな気分になる。
堕ちてしまえ、そう言われているような。
ああ、確かに、私が映画で見た吸血鬼は、新くんみたいに穏やかで、優雅な雰囲気だった。無理強いではだめなのだ。自ら堕ちることを選択させなければ。
観念して、楽しんじゃえ。
私を説得するのはすごく簡単。だって、大好きな声で、大好きな顔で、大好きな新くんに、気持ちよくされながら言われているのだもの。
「あぁ……! 新くん、お願い、もっと気持ちよくして……!」
私がそう言うと、新くんの瞳は色気を帯び、私の口内を貪るような激しいキスを仕掛けてきた。
「あぁっ! あっ、あっ、だめ……だめえ!」
「痛くないよね……? 気持ち、よさそうだよ?」
新くんの息づかいが少し荒い。落ち着いたイメージだったから、ギャップにどきどきする。
「痛くはないけど……気持ち、よすぎるから、だめ……」
新くんは動きを緩め、少しぽかんとした顔をしていた。しばらくして、くすくす笑い始める。
「若葉、いつも好きなことしかしないのに。面白いね」
そう言うと、新くんはむしろがんがん突いてきて、嬌声が抑えきれなくて、焦る。
「あっ、あっ……! や、やだあ!」
「そのやだは、本当の嫌?」
「えっ……」
狼狽する私を見て、新くんは動きを小刻みに変える。それはそれで、気持ちいいところをじっくり攻められているようで、声を抑えきれない。
「本当に嫌だったらやめるけど、そうじゃないよね?」
「うっ……はぁん……だめ……だめなのにぃ……」
「駄目じゃないよね?」
いたずらっ子みたいな目をして新くんはもう一度私の乳首を吸った。少年っぽい表情とやってることのギャップが大きすぎて、なんだか脳が状況を処理しきれていない。私はただ気持ちいいと感じるだけのいきものになってしまったような気がする。
乳首を舐るから、時折眼鏡が肌にふれる。私の身体を見るために、掛けたままの眼鏡。
私の身体は、表情は、彼の目にどんな風に映っているのだろう。乱れて、だらしなく映ってはいないだろうか。
「あぁ……んっ! ひどい、新くん、ひどい……」
「ひどいことされて、喜んでるね、若葉」
だって、大好きな新くんに、中の気持ちいいところを抉られながら、乳首を攻められてるんだから。そんなの、感じてしまうに決まっている。
「若葉は楽しいことしかしないんだよね」
「う……ん……」
「観念して、楽しんじゃえ」
楽しむ……? 私にとってセックスはそういうものじゃなくて、彼氏と上手くやっていくためには必要な手段なんだろうな、みたいな。
でも、新くん、今までで一番楽しそうかもしれない。
すごい、満面の笑み。
「どこもかしこも可愛い」
優しい声でそう囁いて、そのまま新くんは私の耳を舐める。ちゅくちゅくと音がして、耳の穴を舌で探られて、耳たぶを唇で食まれて。聴覚と触覚が同時に攻められて、ひどく混乱する。
続けて首筋を舐められた。頸動脈のあたりにくちづけられて、なんだか吸血鬼に襲われてるみたいな気分になる。
堕ちてしまえ、そう言われているような。
ああ、確かに、私が映画で見た吸血鬼は、新くんみたいに穏やかで、優雅な雰囲気だった。無理強いではだめなのだ。自ら堕ちることを選択させなければ。
観念して、楽しんじゃえ。
私を説得するのはすごく簡単。だって、大好きな声で、大好きな顔で、大好きな新くんに、気持ちよくされながら言われているのだもの。
「あぁ……! 新くん、お願い、もっと気持ちよくして……!」
私がそう言うと、新くんの瞳は色気を帯び、私の口内を貪るような激しいキスを仕掛けてきた。
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