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番外編・取り違えと運命の人 小話集
177 いけないことかい? ③
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「ジュリエッタのこと、俺しか見てないから」
「俺が無理矢理するから、エッチになっちゃったんだよ」
「ジュリエッタ、追いつめられて感じちゃったんだから、悪くないんだよ」
「奥の方覚えちゃったのも、俺がしつこく攻めちゃったから」
ゆっくり動きながら、畳み掛けるように言う。ジュリエッタがもう余計なことを何も考えられないように。
罪悪感にまみれつつ感じちゃうジュリエッタも可愛いけど、安心して乱れてるすっごくエッチなジュリエッタを今度は見たいから。
「ね、ここでしょ? ここ擦られるの好きでしょ?」
中ほどのザラリとした部分を狙ってこすると、ジュリエッタの声が抑えきれない甘さを帯びる。
「すき、すきぃ……ああぁん、きもちい……もっと……」
「甘えた可愛い声出して」
「あ! あっ! ……やぁん……リカルド、リカルド……」
ジュリエッタが気持ちよくなりたがって、俺の下で腰を使ってる。無意識に。エッチな動きに本人全然気づいてないっぽくて、気持ちよさそうって指摘するたびにすっごく恥ずかしそうだったから、最近はもう黙って愉しむことにしてる。最近腰使いがすごく上手くなってきてて、俺がイカされそうになっちゃう。ただでさえ、ジュリエッタの中、最高なのに。
「……リカルドぉ……」
ジュリエッタが瞳を潤ませて訴えてくる。
「ん、なに」
「わがまま、言って、いい……?」
「わがまま?」
「奥、もう少し強めに突いてほしい……優しすぎると、気持ちいのにイケない……」
直接エッチなお願いをされて、つい、にやにやしてしまう。
「イキたい?」
「イキたい……リカルドのでイキたい……もっときもちくなりたいよう……」
「素直で可愛い。いっぱい気持ちよくなってね」
「うん……」
「好きなの、外と奥だけじゃないよね。入口らへんで小刻みに動くのも好きだし、ちょっと入った上の方も好きだよね」
「うん……すき……」
そう言って、ジュリエッタは俺の首に手を回し、脚を絡め、抱きついてくる。
「ジュリエッタ、気持ちよくなってくると、俺の身体に脚絡めてくるし、なによりあそこがぎゅうぎゅう締め付けてくるからすぐわかる」
「かってになっちゃう……」
「ジュリエッタ、俺とするの、好き?」
「うん……すき……リカルドとするの、すき……リカルドだいすき……」
「ジュリエッタの可愛いわがまま、ちゃんと叶えてあげるから、気持ちいいのだけに集中して」
「はぁい……」
未だに恥ずかしがってるのも可愛いけど、セックスの快楽なんて全然知らなかったジュリエッタが、すっかり夢中になって貪欲に俺を求めてくるのって、ものすごく滾る。たぶん自分でしたこともなかったんだと思うし。俺が全てを覚えさせてしまった。
「あっ、あっ……! リカルド、もう、イキそう……」
「ん。わかる。一緒にイこうね」
奥をいっぱい突いて一緒にイッた。先にイカせるのもいいけど、一緒だとすごく俺達の仲のよさが実感できて嬉しい。
「隠すの大変……」
首元を鏡で見たジュリエッタが困ったようにつぶやくので、改めて見せてもらう。いくつも重ねられたそれは、なんだか赤い首飾りのよう。申し訳ない。
「ごめんね。どうしても付けたくなっちゃった」
「……私も、気持ちよくて夢中になっちゃったから、リカルドだけのせいじゃないけど……」
しばらくスカーフ巻くとかしてやりすごそう、そんなことをジュリエッタがつぶやく。よかった、なんとかなりそうで。
「ときどき怖くなっちゃう」
「怖い?」
「気持ちよすぎて……」
「それは俺が幸せすぎて怖いみたいなものかなあ」
「なに言ってるの」
そう言ってジュリエッタは俺に抱きついてくる。
「これからもっともっと幸せになるんだから、怖がってる暇なんてないでしょ」
「うん! 俺もジュリエッタをもっと気持ちよくできるようにがんばる!」
「それ違う……」
「違わない!」
ぎゅっと抱きしめ返したら、ジュリエッタは困ったように笑った。
「俺が無理矢理するから、エッチになっちゃったんだよ」
「ジュリエッタ、追いつめられて感じちゃったんだから、悪くないんだよ」
「奥の方覚えちゃったのも、俺がしつこく攻めちゃったから」
ゆっくり動きながら、畳み掛けるように言う。ジュリエッタがもう余計なことを何も考えられないように。
罪悪感にまみれつつ感じちゃうジュリエッタも可愛いけど、安心して乱れてるすっごくエッチなジュリエッタを今度は見たいから。
「ね、ここでしょ? ここ擦られるの好きでしょ?」
中ほどのザラリとした部分を狙ってこすると、ジュリエッタの声が抑えきれない甘さを帯びる。
「すき、すきぃ……ああぁん、きもちい……もっと……」
「甘えた可愛い声出して」
「あ! あっ! ……やぁん……リカルド、リカルド……」
ジュリエッタが気持ちよくなりたがって、俺の下で腰を使ってる。無意識に。エッチな動きに本人全然気づいてないっぽくて、気持ちよさそうって指摘するたびにすっごく恥ずかしそうだったから、最近はもう黙って愉しむことにしてる。最近腰使いがすごく上手くなってきてて、俺がイカされそうになっちゃう。ただでさえ、ジュリエッタの中、最高なのに。
「……リカルドぉ……」
ジュリエッタが瞳を潤ませて訴えてくる。
「ん、なに」
「わがまま、言って、いい……?」
「わがまま?」
「奥、もう少し強めに突いてほしい……優しすぎると、気持ちいのにイケない……」
直接エッチなお願いをされて、つい、にやにやしてしまう。
「イキたい?」
「イキたい……リカルドのでイキたい……もっときもちくなりたいよう……」
「素直で可愛い。いっぱい気持ちよくなってね」
「うん……」
「好きなの、外と奥だけじゃないよね。入口らへんで小刻みに動くのも好きだし、ちょっと入った上の方も好きだよね」
「うん……すき……」
そう言って、ジュリエッタは俺の首に手を回し、脚を絡め、抱きついてくる。
「ジュリエッタ、気持ちよくなってくると、俺の身体に脚絡めてくるし、なによりあそこがぎゅうぎゅう締め付けてくるからすぐわかる」
「かってになっちゃう……」
「ジュリエッタ、俺とするの、好き?」
「うん……すき……リカルドとするの、すき……リカルドだいすき……」
「ジュリエッタの可愛いわがまま、ちゃんと叶えてあげるから、気持ちいいのだけに集中して」
「はぁい……」
未だに恥ずかしがってるのも可愛いけど、セックスの快楽なんて全然知らなかったジュリエッタが、すっかり夢中になって貪欲に俺を求めてくるのって、ものすごく滾る。たぶん自分でしたこともなかったんだと思うし。俺が全てを覚えさせてしまった。
「あっ、あっ……! リカルド、もう、イキそう……」
「ん。わかる。一緒にイこうね」
奥をいっぱい突いて一緒にイッた。先にイカせるのもいいけど、一緒だとすごく俺達の仲のよさが実感できて嬉しい。
「隠すの大変……」
首元を鏡で見たジュリエッタが困ったようにつぶやくので、改めて見せてもらう。いくつも重ねられたそれは、なんだか赤い首飾りのよう。申し訳ない。
「ごめんね。どうしても付けたくなっちゃった」
「……私も、気持ちよくて夢中になっちゃったから、リカルドだけのせいじゃないけど……」
しばらくスカーフ巻くとかしてやりすごそう、そんなことをジュリエッタがつぶやく。よかった、なんとかなりそうで。
「ときどき怖くなっちゃう」
「怖い?」
「気持ちよすぎて……」
「それは俺が幸せすぎて怖いみたいなものかなあ」
「なに言ってるの」
そう言ってジュリエッタは俺に抱きついてくる。
「これからもっともっと幸せになるんだから、怖がってる暇なんてないでしょ」
「うん! 俺もジュリエッタをもっと気持ちよくできるようにがんばる!」
「それ違う……」
「違わない!」
ぎゅっと抱きしめ返したら、ジュリエッタは困ったように笑った。
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