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メス堕ちさせた元タチへの愛のあるセックスの教え方②
しおりを挟む「ベッド……こんなに汚して。悪い子だね」
正常位でゆっくりと奥にあるもう一つの入口手前まで挿入しながら、額に音を立ててキスをする。
「あっ、ンぅ……も、出ねぇ……もん……」
「うーうん? さっき水分補給したの、忘れちゃった? ふふ、君、ぼんやりしてたから…………まだ、出るよ? いっぱい吹いていいよ?」
「ん、そこぉ……っ。ほんとに、出ちゃう、きょ、だめぇ、おまえ、しつこいぃぃ……あっ、はぁっ、あっ、だめぇ……」
この肉の奥に、大事な器官がたくさんある。隼人が気持ちよくなれる、大事なところがたくさん。
ここに前立腺、ここに精嚢、ここに膀胱……もう全部の位置が正確にわかる。この身体の内側さえ可愛くて、内臓の一つ一つを大切に大切に撫で上げていく。
隼人は前立腺を単純に押すより、精嚢あたりと一緒に刺激してあげるとよく潮を吹く。丁寧に丁寧にカリを引っ掛けて愛撫すると、中の動きでなんとなく出ちゃいそうになっているのがわかる。
「みなわ、だめっ、みなわぁ……みなわぁ……」
僕の頭を抱く隼人の手。右手は後頭部に置かれているが、左手は首の根元に置かれている。開いた五本の指先が、皮膚にめり込んでる。骨まで指の力を感じてる。痛いくらいだけど、それだけ気持ちよさに耐えているんだ。
「はやと……よしよし、よく我慢してるね。えらいね。でも、出していいんだよ。出したいね。あー……ふふ、出ちゃう出ちゃう、ほらほらほら」
「あーっあーっ、だめだめだめ出ちゃっ……ぁっ……」
小さな悲鳴と共に恥ずかしそうに潮を吹く。
閉じた目尻に涙の粒、真っ赤な顔。可愛い顔の全部を覆い隠すみたいに抱きしめて、今度は愛情じゃなくて欲望をぶつける。
息のできない隼人はいつもの可愛い声も出せず、ばちゅばちゅと音を立てて激しく弱いところを突き上げられ、僕と隼人の身体に挟まれたおちんちんからはまた潮が溢れ出た。
限界ギリギリで腰の動きを止め、はぁーっはぁーっと息を整える。僕の身体も汗だくでびしょびしょだ。
「僕のお腹まで……汚れちゃった。気持ちよかった? 君の綺麗な肌も、べたべた……いや、もうベチョベチョって感じだな。いっぱい汚れちゃったね。あとで綺麗にしてあげるからね。大丈夫だよ」
密着していて顔はわからないが、はへっはへっと犬みたいな呼吸音が耳に響く。そして大分テンポ遅れてこくりと頭が上下し頷いた。
かわいい、と耳元で伝え、そのまま腰を小刻みに動かす。そんなに早くはない、ただ我慢できなくて動いちゃうのだ。それに応えてるのか甘えてるのか、奥がちんちんの先っぽをちゅぱちゅぱ吸い付く。大きなヒダが蠢いてるからだろう。
本当、やばい。イキたくなくて一度は腰を止めたのに、パコパコとやや情けない動きをしておまんこでちんちん扱くのが止まらなくなる。
「あーっ……まんこ気持ちいい、あっ、やばい、本当にやばい。まだ精液……ほしいの? こんな格好で、そんなだらしなく息を吐いて、おちんぽに吸い付いて……恥ずかしくないの? みっともないなぁ……可愛い。可愛いね……えっちするの、楽しいね」
「は、はずかしぃ、よぉ…………みなわのおちんぽ大好きで、恥ずかしぃぃ……あ、あんっ、んぅ、えっちすきぃ、おちんぽすきぃ……」
「もー……ほんっと、可愛い。ね、出していい? 出したくなっちゃった。出したら今日は終わっちゃうけど、出していい? あーっ、出していいって聞いたらすっごいまんこ甘えてきたんだけど……だめだって、あっ、あ、イッちゃう、て……」
一番奥までずっぽりハメてイキたかったけど、このままたくさんズボズボ扱いて出しちゃいたい。さっき結腸もさんざん可愛がって一発出してるから二回目は許してくれるかな。
本当やばい、竿は入口に締められてすっごい擦れるし、先っぽちゅぱちゅぱしてきてジンジンくるし、せり上ってくる感じが堪らなくて、出したくてしょうがない。
「はやと、はやと、はぁ、あっ、ほんとっ、出そう……! ね、おねだりして? 可愛い声で、僕にトドメ刺して」
「ん、ん、んぅ……? あ、ぇと、アッ、ん……な、生ハメぇ……? はっ、ううー、んぅ、んぅっ、ぁっ、種付けあくめ、したい……っ……いっぱいビューッてされて、種付けあくめしたいっ、させてぇ……っ?」
「うー、もう絶っ対、させるっ……! いくいくいく、アクメしてね、ビューッてするよ、あー隼人の中に出す……!」
「あっあっあっ、アクメくるぅっ、ンぅっ、ンンッ、あっ」
相変わらず首の根に置かれた指は食いこんでいるし、僕は絞め殺すのかというほど隼人を抱きしめて、二人でぎゅうぎゅうになって腰を打ち付け、限界まで股を開いて擦り寄せて。これ以上ないほどにお互いを感じながら一緒に果てた。
興奮状態が一気に解放されてくらくらとしながら、びゅる、びゅる、と吐き出す度に甘く鳴く可愛い声が耳に届く。
本当に気持ちいい。即ハメも大好きだけど、やっぱりたくさん可愛がる方が僕には合っているんだろうな。
いつもならイッたあとのひくひくした中を堪能するところだが、今日は目で見たくてまだ敏感なちんちんを抜いて、隼人の股ぐらに潜り込み、お尻の真ん中でがっぽり空いたいやらしい穴を観察する。
深くで出さなかった精液が肉壁を滑って、どぷっどぷっと穴がヒクつくのと一緒に排出される。全く閉じていないので、ピンク色の腸壁に塗りこんだ白い精液がこびりつくように残っているのが丸見えだ。
まだ余韻イキしてあうあう喘いでおり、その度に肉が波打っている。
「隼人のおまんこの中、白くなっちゃったよ……この変態まんこ」
もう終わりだと思ってるのに、可愛くて指でこねこねする。また抱きしめて、口の端の涎も、鼻水も舐めながら、いっぱいキスする。
隼人の全部が愛しい。
「も……おわりぃ…………みなあぁ…………」
「ごめんね、もうちんちん入れないよ」
「んんぅ……指もっ、抜けよぉ……っ! チンポほしくなるじゃん……っ。種付け、すっげ気持ちよかったぁ。それきもちいのぉ、だめ……」
「まだ中出しされたいの? 本当にどうしようもない、いやらしい子だなぁ……」
舌を押し付けあうようにキスしながら、ぐちょぐちょと中を掻き回す。だめだ、また入れたくなる。終わらない。
「いっぱい汚したい……君のこと汚すの、最高に気持ちいい……隼人もおまんこ気持ちいいね、下品な顔して生ハメ種付け交尾するの幸せだねぇ……?」
「あ……もう、やめろってぇ……だめぇ……きもちいの、きもちいぃから、だめ……」
可愛い、可愛い、可愛い。
だめだってくらい、可愛い。
まんこずっと掻き回されて、種付け大好きで、まだぐちゅぐちゅされてて、こんなにもメスなのに、僕のメスなのに。
隼人は世界中を虜にするくらいカッコよくて、何よりも大切な恋人がいて、その恋人を抱いてる。
単純に信じられない気持ちと、嫉妬。
そして……こんなに可愛がってるのに、こんなに好きだってアピールしてるのに、今日はまだもらえてない“好き”の言葉。
それがほんの少し、ほんの一滴、愛情で満たされた器を濁らせる。
「こんなに僕に抱かれて、おまんこどろどろにして、ちゃんと瑞生抱けてるの?」
頬にキス、こめかみにキス、鼻の先にもキスを落としながら、表情を確認せずに続けた。
「瑞生を汚すのも、こんなに気持ちいい?」
顔を離して目を合わせたら、隼人は眉を上げ、目を丸くして、息を止めていた。
息を止めたのは一瞬。
僕が思わず指を抜いたと同時に、息を吹き返す。
「だ、かない……」
そして隼人はその表情のまま、隠しきれない戸惑いに溢れた声で返事をした。
「汚したくねぇから……抱かない、よ」
隼人の顔を見て、大型地雷を踏んでしまったことはすぐに理解した。
なんだか子供みたいな顔だった。
そうだな、まるで……気まずいことを大人に見られ、戸惑いと隠したいのと後ろめたいのが入り交じった時のような。
養護教諭時代にたまに見た顔だ。生徒の肌に殴られた痕跡を見つけた時や、女生徒が経血で保健室のベッドを汚してしまった時(当然こちらは女性教師に対応してもらった、念の為)。
久しぶりに生徒の顔を思い出したら高ぶっていた気持ちが急激に萎んでいった。それと性欲はあまりにもかけ離れてる(出雲を除く)。
枕元に設置されているティッシュで指を拭い、咥え煙草でベッドから離れ、火をつける。
例の雑誌を置いたテーブルとセットで置かれているソファーに腰を下ろし、煙を吐き出した。
その表紙の空虚な瞳に吸い込まれそうだ。
隼人に目を向けてみれば、仰向けで寝ていたのがうつ伏せに変わっており、肩より上で組んだ腕に顔を完全に埋めてしまっていた。
「一本、吸ったら……シャワー浴びよう」
声をかけ少し待ってみたが返事はない。
あの様子だとずっと瑞生とはセックスしてないのかもしれない。僕としかしてないのかもしれない。
嬉しい、はずだった。
普段だったら、特に今日の僕は浮かれた男なのだから、それはもう喜ぶはずだった。
でも、あんな顔を見て……喜べるはずがなかった。
どうしようかと考える。身体を可愛がるのは得意だが、人を慰めるのは得意じゃない。
第一、浮気相手の僕がかけていい言葉はなんだろうか。
煙草を吸い終えて、またベッドへ戻る。片膝を乗せて近づき、突っ伏したままの頭を撫でてみる。
「シャワー、行こう。約束通り、綺麗にしてあげるから。お仕事、行こう。送ってあげるから」
いつもふわふわと指の股を滑る柔らかい髪が、濡れて少し引っかかる。
「頭も洗ってあげる。たぶん下手だけど、髪も乾かしてあげる」
とりあえずこの綺麗な赤毛を焦がしてしまわないようにだけ気をつけなければ。
しかし隼人は少しも動かない、反応しない。
「はやと」
よしよしと頭を撫でて、つむじに唇を落とす。
「ごめんね」
それでも一分近く……体感で随分長い時間反応を貰えなかったが、ぐずりと鼻をすすった音を皮切りにやっと声が聞こえてきた。
「好きって、言え……」
顔は伏せたまま、潜もった、そうでなくても沈んだ声でねだってくる。
「今日、僕まだ言われてない」
そう返した直後に、いや今そんな返事をすることもないだろうと自分をツッコみたくなった。どれだけ気にしてるんだ。
「知らねぇよ、言われなくても言えよ……俺のこと好きだろ?」
「大好きだよ」
僕の愚行に代わりにツッコミを入れてくれた隼人に対し、躊躇うことなくすんなりと言葉が出た。
自分の感情はもちろん乗せているが、何より君のためになりたかった。
やっと顔を上げた、とんがった唇にキスされる。二の腕に添えられた手が温かい。
「行こう」
「ん」
僕が汚した身体を隅々までピカピカに洗い上げ、何もなかったように綺麗にし、僕は彼を仕事へ送り出す。隼人が時折袖を掴んでは僕が去らないようにしてくるので、本当にラジオ局の前まで送ってあげた。
僕は構わないけどここまで来てしまっていいのかな。表情を確認しても、いつもコロコロ変わる表情が今日は大人しくて何を考えているのか読めなかった。別れ際にほんの一瞬、人差し指と中指だけ握ってくる指がいじらしくて堪らなかった。
帰りの電車に揺られてる途中、ラジオがもう始まることに気がついてワイヤレスイヤフォンを耳にはめる。
イヤフォンを通して頭の中に響く隼人の声は、声帯の振動が響いてきそうなほど低くて、ふとした高い音に掠れて、やけに色っぽかった。
さっきまであんなにトロトロだったからな。
そう思い返すと、僕だけがこの声を聞きたい独占欲と、自分がこんな声を出させているのだという優越感でなんだか複雑な気持ちになる。
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