ブルガリブラックに濡れる〜恋人の元・セフレ(攻)を優しくじっくりメス堕ちさせる話〜

松原 慎

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【番外編】セックスしないと出られない部屋で未来の〇〇に童貞(仮)を捧げる話⑦

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 それに……甘イキを繰り返してる時とはまた違う、声まで震わせて半泣きになり、漏らしたくないのと気持ちいいのとでぐちゃぐちゃに揺さぶられて混乱している隼人が可愛くて堪らなかった。ぎゅっと我慢して表情に力が入ったり、ふわっと抜けたり、目を泳がせて困惑する姿に信じられないくらい興奮する。
「あぁー……だめぇ、も、だめぇ、あ、あ、もぉ、あぁっ……」
「出ちゃうの? 恥ずかしいね、お漏らししちゃうんだ。大学生のくせに」
「ひぐっ、ぐすっ……見ない、れ、見んなぁ、あ……おぐっ、しょれッ、ぎもぢっ、ぎもぢいいッ」
「ここ、角度つけて引っ掛けながらぐっぽぐっぽされるの、大好きだね? ン、あー、締まるっ……反応わかりやすいから、すぐわかる……っ。ぼくも、きもちいっ……」
「ゔっ、ゔぅっ、うしょつきっ、も、だめぇぇぇ……出るぅ、出るぅ、あっあっ……あっ」
 大きく股を開いて尻を上に向けた姿のまま、シャー……っと半勃ちの右に傾いたちんちんから尿が漏れ出す。ずっとキツく締め上げてた中は弛緩してしまった……が、泣いた隼人がしゃくりあげる時だけギュッと締まる。
 隼人の胸と、肩と、シーツが濡れていく。肌は汚れ、シーツに染みが広がる。
 隼人は鼻を真っ赤にして、ひっくひっくと子供みたいに泣いていた。うそつき、うそつきって、ぐずぐずの舌っ足らずな声でポロポロ呟く。それでもまだ膝裏を抱えてケツマンコおっぴろげているのがなんとも滑稽で、さらには奥をつつくと顔の力が抜けてとろんとする。
「ねぇ、何回イッた? まんイキしまくってたよね? メスイキしまくってお漏らしして恥ずかしいね? ほら、ほら、ちょっと動かしたらまたまんこイッちゃうねぇ……?」
「ひぅ……ひぐ、ぅっ、あー、まんこぉ、まんこいくぅっ、やらぁ、ひっく、ぅ、きもちいよぉ、もぉ恥ずかしくしゅんなぁ、やだぁ……っ!」
「でも本当はおまんこイキたいんだよね?」
 ガクガクっと膝が跳ね、中が震え上がる。
「あー……やっぱり……おまんこイキたいって。ほんと、いやらしいね……かわいい」
 顔を寄せて耳元でぽつりと告げると、ン、とふるりと小さく震えて、頬をくっつけてきた。
 ハッとして、隼人のふくらはぎを持ち上げ、腰を支えてあげる。するとやっぱり両腕が僕の脇下から背へ回ってきて、ぎゅっとすがりついてきた。
「はっ、あっ、あっ……ふぅ、ぅ…………あ、いくっ……」
 しっとりとした声が耳を湿らす。このまま止めてやれればいいのだろうが、僕はその声が気持ちよくて寧ろ腰の動きを早めた。ズルズルズルッと抜けそうなぐらい抜いて、入口をくちゅくちゅと刺激して、欲しそうに窄んだところで一気に貫く。甘えん坊のしこりも、引っかかるように抱きついてくるヒダも抜けて、一番奥まで。
「おっ、うっ……!!」
 また、ビュッと隼人のちんちんから透明の液体が吹き出す。いつのまにか萎えて縮んでしまった、子供みたいなおちんちんから。
 しかしその時に奥がぎゅるぎゅるとちぎれそうなくらいに締めてきて、僕は慌ててまた一気に引き抜いた。
 隼人をいじめるためじゃない、早くも二回目が出そうになってしまったからだ。
 しかし隼人は長い足をピンッと天井に向けてまっすぐ伸ばし、つま先までピクピクと震わせ、再びイッてしまったようだった。
「アッ……アッ……あぁぁーっ……あーっ……あーっ……」
 限界まで反った足の甲が痛そうだ。力が抜けて降りてきた足を優しく撫でる。 
「おっ、おちんぽっ……おちんぽ、抜け、あっ……しゅーしゅーしゅるぅ、へん、ケツ穴変っ、おまんこへんんぅー……」
 穴に視線を向けると、信じられないくらいぼっかりと穴の空いたお尻の穴があった。もう尻穴にもまんこにも見えない。
 ただただヌラヌラと光る、卑猥で、ひくひくと震える、浅ましい……もっとほしいと強請る穴。隼人の呼吸に合わせ、ぐぽぉっと、中のピンク色の肉が波打つのまで見える……そして、僕の出した精液がとろっと排出される。
 見てるだけでこめかみのあたりがドクドクと脈打って、頭がおかしくなりそうだ。
「ふた、してあげようね……もうスースーしないよ」
 抜いた後しばらくビクビクと跳ねていたチンポをスムーズに中へ押し込んでいく。
「もう抜くのやめよう。ずっとおちんぽ入れとこ?」
 そしてまた、隼人のふくらはぎを掴んで持ち上げ、ぐっぼぐっぼと何度でも何度でも奥までぶち込んだ。
 隼人はもうずっと泣いてるし、どこも見てない。落ちた瞼の奥にある目は涙のせいか異様にキラキラしているのに、何故か薄暗い。
「おまんこ壊れりゅっ、まんこおかしくなりゅ、あっ、おぅッ、チンポでぐじゅぐじゅされてりゅぅぅっ……」
「はぁ、はぁっ、おまんこ、イッてる……? 僕のチンポで、メスイキっ、覚えた……?」
「あっあっ、覚えたぁっ、このおっきいチンポ、おっきいのでメスイキ覚えちゃったぁっ、しゅげぇの、しゅげぇーのぉ、ケツ穴、おまんこになっちゃったのぉ……っ!」
 う、と腰の動きを止める。もっとずっと動かしてたいのにこんなのばっかりだ。あー、腰から背中までゾクゾクする……チンポまたビクビクしてる、ちょっと白いの漏れちゃったかもしれない。
 セックス最高すぎる。気持ちがいい……体はもちろんのこと、この征服感。たまらない。僕にズボズボとハメ倒されただけであんなに強気だった男の子が、こんなに……こんなにおちんぽに狂っちゃうなんて。
 嬉ションしちゃうのは服従心が強くて甘えん坊……まさにちんぽに負けたまんこ状態の隼人だ。可愛い。君とずっとセックスしてたい。
「あーあ……君の言ってた通りだね……隼人がスケベまんこちゃんだって、わからされちゃったよ。隼人は本当に、エッチだね。おまんこになっちゃったの嬉しい? おまんこ気持ちいいと、幸せ?」
「しあわしぇ……だめ、らめっなのぉ、おまんこきもちしゅぎるぅぅ、そと出たいのにぃっ……! 出なきゃいけないっ、のにぃっ……! おちんぽ抜いちゃやだぁ、嫌になっちゃぅ、おまんこでしか考えられないよぉぉっ……! きもちくて頭おまんこになっちゃったぁ、もぉ抜いちゃやらぁ……」
「抜かないよ、抜かないよ隼人……かわいいね、かわいい……はぁ、はぁ、ん……ねぇ、おじさんのチンポより僕のほうがいい?」
「あっ……えっと……」
 なんで。なんで悩むかな。
 本当にもう会わせたくない。
 隼人の身体が半分に折れてしまうんじゃないかってくらい尻をあげさせ、全体重かけて腰を落とす。ずばんっずばんっずばんって、何度も、何度も、何度も!
「僕のほうがいいよね? ね? ねぇ?!」
「あぁっ、んぁっ、アッ、固くてぇ、ずっしりしてぇ、若いおちんぽぎもちイッ! んんー、う、あーっ、しゅきぃ、ちんぽしゅげぇぇ、ずっとずぽずぽしてぇっ!」
「あーイクイクイクッ、おまんこに出すよ、隼人、精液まみれのぐちょまんにしちゃおうねっ……! 大丈夫、出しても抜かないよ、終わらないよ……」
「ひぅっ、アッアッ、おっ、おグッ、あーっいっグ……っ」
 白目剥くほど激しく二人で果てて、あっついまんこの中にさらにドロドロの熱いのでぐちょぐちょにして、それでも二人であーっ、あーっと、きもちいい、きもちいいと、ゆるゆると腰を動かしてパコパコすりすり腰を寄せるのを止められない。
 気が狂ったみたいに、獣みたいに、死ぬほどに快感を貪る。目の前の隼人に夢中なのか、ただ僕を受け入れる穴に夢中なのか。
 何もない白い壁の部屋が、誰だかわからない誰だか知ってる君と僕が、この特異な環境が、ますます僕らを狂わせる。もう鍵は空いてるのに。出たらどうなるかも、わからなくて。
 しかし突然、ブツッと目の前は真っ黒になった。
 何もない。
 空間が白から黒へ塗りつぶされる。
 でも手のひらにぬくもりがあった。右の掌にだけ残ってる。
 その手にすがるような思いで強く握りしめる。
 そうしてハッと、目が覚めたのだった。


 ※※※※※※※


 数度の瞬きのあと、狭くて四角い部屋の真っ暗な天井が目の前にくっきりと広がる。
 煙草を欲して上半身を起こそうとするが、思うように動かない。筋肉が軋むような……何がとは言わないがやり過ぎてしまった次の日の如く、全身筋肉痛。
 おまけに右手は……珍しく、隼人と手を繋いだままで。
 そっと手を解こうとしたら、細くて長い、自然とゆるくカーブする睫毛がぱちぱちと動き始めた。
「おはよう」
「ん……なんじ……」
「まだ……深夜、かな」
「たばこ?」
「うん。吸っていい?」
「ん……」
 モソモソと布団を被り直して肩まで潜る姿に微笑んで、解いたばかりの手で髪を梳くように撫でる。
 幅のあるベッドボードに置いていた煙草を手に取り、底をトントン叩いて煙草を浮かせる。それを咥えて火をつけると、暗い部屋にぼんやりと一瞬の灯りが浮かぶ。 
 煙を吐き出しながら、なんとなくムカつく夢を見ていたような気がした。しかも何故だか、まだ終わっていないような。どこかでまだずっと続いているような、不思議な感覚がある。
「君ってやっぱり……ちんちんおっきければ、誰でもいいんじゃないの」
「……はぁ?」
 被った布団からは目元しか見えていないが、めいっぱい寄せられた眉間はそれだけで不機嫌な様子が伝わった。
「んだよ、寝起きから。クソかよ。じゃあそう思っとけばいいだろ。知らねぇよ」
 そりゃそうだ。僕が悪い。
 なんであんなこと言ったのか。
 でもなんとなく謝る気になれない。
 隼人がこの間「カメラマンにケツ触られた」ってヘラヘラ報告してきた時に近い感覚……いやそれよりもイライラしている。
 何故か。なんだろう。
「なぁー」
「うん?」
「おまえ大学生の時って何してた?」
 なんだ、君まで。藪から棒に。
「大学、行ってた」
「そりゃそうだろ。それ以外だよ、馬鹿か」
 馬鹿かって簡単に吐き捨てるのはどうかと思うが、膝に頭を乗っけてきたのが可愛かったから許した。モチモチした耳たぶを優しく摘む。
「それ以外……? バイトしたり、パチンコ行ったり……?」
「パチンコぉ?」
「うん……高校まで、ゲームセンターに通ってたけど……大学の時は、パチンコ」
 耳かきするみたいに人差し指で穴を弄りながら会話する。たまに肩をすくめるのが楽しい。
「お前ほんとモテねぇーだろうな。酒カス、ヤニカス、パチンカス、おまけに股間にエイリアンついてる変態性欲モンスターとか救えねー」
「今は……行ってない」
「一個減ってよかったな」
「別に……」
「別にかよ」
「出雲と君で、手一杯」
「……へー?」
 隼人の声の響きに含みがあるのをすぐに悟った。低いのに軽い、何か企んでる時の……なんて考えていたら、油断しきっていた股間のブツがぬるりと包まれる。体温の高いこの子は口の中までホカホカしている。
 ――いや、疲れているし。もう勃つわけないだろう。
 そう思っているのに、みるみるうちに血液が集中してくる。もう十分出したのだけれど。性欲モンスターか、なるほど。
「はやと、なに……したいの?」
「あー? 知らね。ん、んちゅ……んぁ。お前がしたいなら付き合ってやるよ」
「君ね…………ううん。じゃあ、付き合ってくれる?」
「しょうがねぇなぁ! なぁー、入れる前にちょっとまんこくちゅれよぉ? なんかすっげーうずうずすんの」
「やらしい子だな。おいで」
 ばふっと掛け布団を勢いよく剥いで、早速太ももを跨いできた。肩に腕をかけて、形のいい唇をきゅっと引き上げて、僕より高い位置からご機嫌で見下してくる。
 ほらほら、と腰を前に突き出して煽ってくるので、よく引き上がった小さな尻を片手で掴んで、ぎゅ、ぎゅっと強めに揉む。それだけでも背を反らして漏れる声を抑えるために手の甲で口元を隠した隼人は、尻の割れ目に指先を滑ら何度もなぞる頃には完全に吐息が甘くなっていた。
 中指をゆっくりゆっくり、就寝前に何度もイかせた柔らかい穴にぷつりと挿入していく。セックスしたあとの隼人の穴は、ローションがなくてもすんなり指を受け入れる。
 煙草を咥え、煙を肺に落としながら。指を浅く出し入れする。くすぐるみたいに、何度も何度も、ちゅぽっ、ちゅぽっと、抜く時に吸い付く感触を楽しむ。
「はぁっ、あ、あ……そーやって……煙草片手に、ちょっと雑に手マンされんの……けっこー好き……」
「ふぅん? 悪い子」
「ンッ、うん……あっ……そこ、きもち……」
「……ね。僕と君って、恋人?」
「は……? 違うだろ……」
 ほんのり染まってきた頬をして、小首を傾げる。
 意味のわからない質問に、わかりきった回答。
 でもなんとなく、彼の認識を確認したくなったのだ。
 僕らは一応、相思相愛らしい……のだし。
「うん、そうだね」
「ん……どしたぁ……?」
「なんでもないよ。舌、出してごらん」
「へへ、煙草ぉ……ちょーだい」
「本当に、悪い子だなぁ…………かわいいね」
 煙草の臭いをつけられるのがすっかり気に入ってしまった悪い子の舌に、自分の舌をなすりつける。ザラついた舌が細かく擦れ、小さく、だが敏感に互いを刺激する。
 腰を突き出してくるのでもっと弄ってほしいのかと思ったら、おちんちんの先っぽをツンツンとしてしてくる。二人分の鈴口がぬりゅんぬりゅんと擦れあって、気持ちがいい。お礼に指をグッと奥に入れ、弾力のあるふくらみを撫でてあげた。
「あ……ふぁっ……」
 早くも僕の上で膝がくっつきそうなほど内股になって、身体がピクピクしてる。それでも一生懸命、全身で甘えてくる。
 可愛い。可愛い可愛い、僕の隼人。僕のじゃないけど、僕の隼人。
 絶対に誰にも渡さない。
 僕だけがこの子を可愛くできる。
 僕が一番この身体を甘やかすのが上手い。
「みなわぁ……いーこいーこ、しろっ……なでなで……」
「どこ? おしり? 頭?」
「んー……両方……」
「欲張りさんだね。いいよ。隼人は甘え上手ないい子だね、いいこ、いいこ……」
 絶対に。誰にも、渡さない。



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