96 / 155
【番外編】セックスしないと出られない部屋で未来の〇〇に童貞(仮)を捧げる話⑤
しおりを挟む
「ん…………んぅ……」
「まだ、きもちいいの? かわいい」
「はぅ……」
頭撫でるだけでビクビクしてる……耳にキスしても、頬を撫でても、あ、あ、て可愛い声を漏らして目をとろんとさせて。もちろん中で指を動かせば。
「あッ、いま、いまっ、らめっ、おぉっ、おっ、おぉお……」
大股開いて腰浮かせて、放置されたバキバキに勃起したちんちんをびくんっびくんっと振っては汁を撒き散らして、みっともなく喘ぐ。
他に性感帯はないか探ったところ、前立腺の奥にもポイントがあるらしい。そこをぐりぐりすると、目を彼方にやって腰を浮かすことしかできなくなる。
「へぁッ、ぁっ、あっ、まっへぇ、おかしッ、おかしくなぅっ、うぅぅ、ぁっあっ」
「きみのこんなとこも……おかしくなるとこも……僕にだけ、見せていいの? 僕だけ、見られるの? どうして? すごいよ、こんな……」
「待ッ、あ、あぇ、出ちゃっ、ンンンッ、きもちぃっ、きもちいぃぃっ、やだ、見ちゃっ、や」
「出ちゃう……? いいよ、射精するとこも見せて?」
指を三本使って、指の腹で指圧でもしてるみたいにぐりぐりと押し回す。すると中がぽっかりと開き、次の瞬間にはまたぎゅううっと蠢き始めた。その動きに合わせてよく捏ねてやると、隼人は痛いくらい僕にしがみついて声にもならず喉から苦しそうに息を吸いこむ音しか聞こえなくなった。
そして「アッ」と急に全てを解放するように息を吐いて大きく鳴くと同時に、僕の腕に熱い飛沫が大量にかかったのだ。
苦しそうに歯を食いしばっていたのが一転、恍惚とした表情へ脱力していくのを見逃したくはなかったが、思わず顔が下半身へと向く。
僕の腕に跳ねてビシャッと音が立つほど尿道から溢れる温い液体は、もちろん精液ではない。
指を抜いて、よく観察する。
濁りはない……無色透明だ。無臭ではないがそこまでえぐみもない。試しに舐めてみても、精液とも尿とも言えないものだった。
いやでも僕はこれを知ってる。自分が出さないだけで。
「隼人……僕の腕も、ベットも、びしょびしょだよ?」
胸を上下させて必死に呼吸を繰り返す隼人の、汗や涙に濡れた頬を撫でる。それと同時に、汚された手は穴の入口をちゅぽちゅぽと浅く弄るのをやめなかった。
「何、出しちゃったの?」
「はぁ、はぁ、まんこ、や……くちゅくちゅ、や……」
「おまんこくちゅくちゅされて何出しちゃうの、隼人は?」
「ごめんな、さぃ……あ、あー……」
「怒ってないよ? 怒ってないから、何出しちゃったの? おまんこくちゅくちゅされて、何しちゃったの? 隼人はごめんなさいできるいい子だから、言えるよね?」
「あ……」
入口がヒクヒク震える。こんなこと言われておまんこの中ゾクゾクさせてる。
かわいい。かわいい、かわいい、かわいい。
「まんこ、くちゅくちゅされてぇ……潮ふき、した……ごめん……あっ、ベット、んぅ……」
「いいんだよ。そっか、隼人はおまんこ弄られて潮吹いちゃうんだね。こんなにかっこいいおちんちんから、潮吹いちゃうんだ」
「あぁっ」
穴から指を抜いて、ずーっと放置されて、とろとろの我慢汁だったり、潮だったり流し続ける哀れな男性器を根元から先端まで撫であげる。
僕と比べてはいけないが、平均よりずっと大きく、お手本のような綺麗な上反りだ。
今のところ上下に揺れるばかりなのに、いっぱい気持ちよくなってる。惨めで愛らしい。手のひらで包むようにゆっくりと扱きながら、親指で尿道口を捏ねると、隼人は僕を見ているんだか何も見てないんだかわからない潤んだ瞳を向けてきた。
「おちんちん、気持ちいい?」
たずねながら頭を撫でてあげると、濡れた唇を薄く開けたまま小さくこくりと頷く。
「でもお尻のほうが気持ちいいの? どっち弄ってほしい? おちんちんのほうがいいかな?」
「あ……ぅ……」
すると今度は眉根を寄せて、唇をきゅっと小さく結んで、ん、ん、と可愛い声を漏らしながら僕の腕をくいくいと力のなく握って引っ張ってくる。
「お尻のほうがいいの?」
本当は自分の口で言わせたかったが、甘え方があまりにも……あまりにもだったので、甘やかしてしまった。うるうるした目を細め、ほっとした様子で小さく頷くのがまた……だめだ、もう可愛いしか言えない。
「はぁっ……んぅ、んぅぅ…………」
人差し指と中指を第二関節まで入れて、ちゅぷ、ちゅぷ、と繰り返し抜く。穴が窄まって、その度に指をちゃんとしゃぶってくれるのが堪らなかった。
「きもちい、けど……むずむずするぅ…………なぁ、もっと、もっと……」
「ねぇ、隼人。もうおちんちん入れちゃおっか」
「え……」
「この大っきいの」
抱きしめていた隼人の身体をベットへ預け、覆い被さる。大きく開いた太ももの真ん中で濡れる男性器に、自分のを擦り付けた。
「あっ……すっげぇぇ……おちんぽ、ゴリゴリしてるぅ……ちんぽおっきい……俺のちんぽいじめんなよぉ。あ、さきっぽ、やぁぁ……」
「でも隼人のおちんちん、ぬるぬるしてるから気持ちいいよ」
「うん、きもちい……ん……くちゅくちゅって、すげー音してる……えろい……あっ」
小さく動いて裏筋同士を小刻みに擦りながら、小さく尖った乳首を人差し指の腹で掠めるように触れる。
隼人は中だけではなく、男性器や乳首でも甘い声を漏らす。それが雌臭くて興奮する。自分の指が与える快感を全部敏感に拾って反応する姿が嫌いなわけがない。しかもこの子は指以外も受け入れることができるのだ。
「指だけでも、隼人はいっぱい気持ちよくなってくれるね。おちんちん入れたらどうなっちゃうの?」
ちんぽ擦り合わせて、乳首を愛でるだけでは足りず、耳の軟骨をなぞるように舐める。
「あっ、みみっ……だめ、んっ、みなわぁ……」
「入れたらまた、何も出さないでイッちゃうの? それとも潮吹いちゃうの? 今度こそ、射精する? 隼人のえっちなとこ、たくさん見たい……僕だけ見ていい、えっちで可愛いとこ……見たい。僕は見ていいんだよね?」
「ん……ほんとは、やだ……」
「なんで。なんでそんなこと言うの」
「だって俺、水泡がいいんだもん」
「水泡だよ?」
垂れてきた髪の毛を耳にそっとかけて、耳の縁も舐め、ちゅうっと吸う。白い壁をただ見つめる、それだけの横顔が綺麗だ。
「うん……さっきから、んっ……いつもの水泡みたい、で……恥ずかしくて、気持ちよくて、どきどきする……いっぱいよしよししてくれる水泡、優しくて、かっこよくて、だいすき……」
「……照れる」
「お前じゃ無ぇってんの」
チッと舌打ちして見せたかと思えば、力の抜けたあどけない眼差しをして見つめてくる。切れ長の目をやや丸く見せる上目遣い。
目が離せないでいたら、くいっと軽く顎を上を向け、唇を尖らせる。キス嫌いの僕でも引き寄せる、拗ねたみたいな可愛い顔。
ほんの、触れるだけのキスだけど。
柔らかな唇とざらついたバニラのような香りを感じながら、この子が話す僕が君のことを大好きならいいなと思った。
こんなに可愛い子が大好きな人に弄ばれているなんて、そんなことあってはならない。
でも自分のことだからこそ、この可愛らしい恋人をちゃんと愛しているのか確証が持てない。幸運だとは思っているだろう。可愛がってもいるのだろう。ただその感情が愛とは限らない。
「入れてみていい?」
過ぎる考えに、首を左右に振って。
先端を、入口にあてる。
「ん……」
「可愛いとこ、いっぱい見せてね」
ドキドキする。本当に入るのか。この可愛い顔を、痛みに歪めさせてしまうのではないか。
ゆっくりしたほうがいいのか、一気にいったほうがいいのか。
「あっ、ちょ……待って……!」
「え?」
腰を進めるのを躊躇っていたら、突然隼人は僕の胸に手を置きそれを制止した。
「お、俺……おれ、あの」
「なに?」
僕の声は低く、不機嫌そうに聞こえたと思う。けれど実際には少し安心していた。
早く体験したい気持ちはあるのに、いざ踏み出すとなると度重なる失敗がチラついてしまう。期待だけしてまたがっかりするのにはウンザリだ。
しかし理由がもしも「やっぱりお前とは嫌だ」なんてものだったら、それこそウンザリしてもうオナニーしてふて寝する以外の選択肢がなくなってしまう。
「あのね、僕は加賀見水泡だから。君がなんて言おうと水泡だし、この現象は確かによくわからないけれど、僕の肉体に変化があったのか、ここが時間の流れを無視した特殊な空間なのか、君の方になにか問題があるのか、どれにしたってとりあえずはセックスしろという指示に従ってみる以外にできることはないし、もうここまできたのだから今更それを言うのはワガママだと思う。最初に君が誘ってきたのだしその責任だって」
「違、ちっげぇよ、違うって! 急にそうやって饒舌になるキモイとこ本当お前だわ、きっしょ!」
「うるさいな。人のこと平気でキモイとかいう、君の方がおかしい」
「だってきめぇんだもん」
「キモイから嫌だって言いたいのか、君は。なに? 何を待つ? そんなに僕がやだ?」
「そんな怒んなよ、違うよ、やじゃねぇよ」
「じゃあなに。大好き?」
「言わねーよバカ、そうじゃなくて、あー……あのな、えっと」
さっきまであんなに可愛かったのにもう可愛くない。大好きの一言くらいお詫びに言ってくれてもいいと思う。
それにしてもムッとして見下ろす僕に視線を合わせたり、横目を向けたり、口を開けたり閉じたりむぐぐとしたり、忙しない。今度は何を言い出すと言うんだ。
「よく、セックスのとき……俺……」
「うん」
「俺、あの、あーっと、うぅ……」
よほど言いづらいらしい。
怖い顔はやめて優しくしよう。
「どうしたの」
「あのさ……出ちゃう……んだよ」
「うん? 潮?」
「ち、ちがっ…………しょ、しょ……」
「大丈夫だよ、言ってごらん」
隼人の顔がみるみるうちに真っ赤になっていく。キモイと睨んできた目も充血して潤んで。
そしてギュッと目を閉じて、左右の肘のあたりを掴んでくる。
「あ…………うぅ……しょ、小便、しちゃう」
そうして絞り出すように、そう告げた。
「えっ」
「あー、言うなっ、やだっ、なんも言うな!」
「まだ何も」
「うるせぇ、引いてんだろ! どぉーせ! お前がこんな身体にしたんだからな! お前のせいでおしっこしちゃうように、あーくそっ、くそっ、くそっ、もうやだ! うるせぇなバカ!」
「何も言ってない」
「うっせ、うるせぇんだよ、バカ……ほんっときもい……」
うるさいうるさいと言うが、何も言えない。
引いてるかと言われれば引いてない。
「でも俺、だからその、ベット汚しちゃうかもしんねぇって……思って……」
ただ、そんな恥ずかしいことなのに真っ赤になって、涙目になって自己申告してくれて、ベットの心配をして、きっと僕が不快にならないようにとかも考えてくれてるんだろうなと思うと。
「俺いつも、ベットいっぱい、汚しちゃう…………どしよ、おれ、おしっこすぐ出ちゃうのに……セックスしたら、汚しちゃう……ここ、出られるかわかんね、のに……」
本当にもう、自分のこの感情がなんだかわからないくらいに胸がざわついて。
しかも僕がこの子の身体をそんな風にしてしまったらしい。
気持ちいいとおしっこしちゃうのか? 押し出されてしちゃうのか? え、うれしくて? 犬みたいな?
犬と言えば確か、飼い主への依存心や服従心が強かったり、甘えん坊だったり不安定な子ほど排尿……いわゆる嬉ションをしてしまうという話を聞いたことがある。
当然犬とは違うのだけれど、僕のせいで性交中におしっこしちゃうって、え、ちょっと待ってくれ。
この見たこともないくらいカッコイイ男の子が? 僕のことキモイキショイ言ってるくせに?
衛生的に考えたら良くないし、普段なら汚い有り得ないとしか思わないと思うのだが、明らかに自分の内にあるのは別の感情で僕は目をぱちくりとさせていた。
これ以上僕を掻き乱さないでほしい。心臓が痛いほど跳ねるなんて経験は初めてだ。
「出そうになるのは……わかる?」
やっと、やっとそれだけ聞くと、恥ずかしさに手の甲で口元を隠しながら、隼人はこくこくこくと小さく何度も頷いた。
「じゃあ、その時教えて? 君が動けなくなってても、トイレに連れてってあげるから」
「……まじ?」
「うん」
「そんなこと言ってめちゃくちゃに掘ってこねぇ?」
「……僕はいつもそうなのか」
僕の問いに頷く顔は、口元が隠れていても、中を弄られてる時のようなとろけた顔をしていたのがよく伝わって、僕と君がわからなくなる。
恋人。恋人? どんなセックスしてるんだ。
「約束、する……そんなことしない」
「約束な?」
「うん」
守ってあげたいけど、自信のない約束をする。
「じゃあ、今度こそ入れていい?」
「ん……」
「入れるね」
入口を先端で上下に擦って刺激する。深く接触するとちゅぷっと吸い付いてくるのがわかる。ほしがってるんだ。
「痛かったら、言うんだよ?」
「大丈夫だって」
「ゆっくり入れるから」
「そんな言わなくていいよ、早くしろって……」
「うん」
腰を進めようとする……が、抵抗を感じてまた腰を引く。
入らないかもと少しでも頭の隅に浮かぶと、怖くなる。
彼女二人の時はこんなに緊張しなかった。失敗がここまで臆病にさせてるのか。
「……ごめん。僕が、緊張してるのかも」
それともこの子に受け入れてもらえないことが恐ろしいのか。
たくさん撫でてあげた隼人が、今度は僕の頭を両腕で包み込むように抱きしめて、よしよしと後頭部を撫でる。ちゅ、と頬に口付け。
「大丈夫だよ、俺ん中なら入るから。無理って思っても進んでいいよ。お前といっぱいエッチしてるから。あ、でも童貞だからってみこすり半は勘弁しろよ?」
「善処する」
「俺、お前のちんぽ好きだよ。デカくてマジありえねぇって思うけど、俺の体の中いっぱいいっぱいに埋めてくれるの、好きだよ」
「うん。ありがとう」
隼人の首筋に顔を埋めると、彼の香水の匂いでいっぱいになる。
こうして彼の体温や香りに包まれてると、もう彼の中にいるみたいだ。
深呼吸して、彼の腰をぎゅっと抱いて、進めてく。
亀頭がめり込んで、隼人の体が開いてく。
僕を、受け入れてく。
「あッ……」
「……んっ、大丈夫……?」
「だいじょうぶ、だって……へい、きっ……」
嘘だ、苦しそうだ。ちゃんと入ってるけど、ギチギチなのは僕にだって伝わってる。入った部分は大丈夫だ、肉はみっちり詰まっているが、思ったより余裕がある。
けれど穴の締め付けがきつくて、何か弾けてしまうんじゃないかと怖かった。
ふぅ、ふぅ、と呼吸するのが聞こえる。痛みを逃がしてるみたいに聞こえて、可哀想で。
「隼人、無理なら」
「無理じゃねぇって! 無理じゃねぇから……そんな怖がんなよ……もうちょっと進めて、そしたら馴染むようにさ、ちょっとそのままで、ぎゅーってしてよ……? ゆっくり動かしてみたり、な? 俺大丈夫だよ……」
「……ほんとう?」
「うん」
「わかった」
言われた通り、耳元で呻く声を聞きながら、カリ首まで進める……この下が実は太いのだが、そこまでは進めずに。
抱きしめあって、肌に触れる。耳を愛撫して、されて、頭を撫でて、撫でられて。触れるだけのキスをして。
僕が得意じゃないのを知ってるのか、隼人は舌を入れてくることはなかった。僕は隼人と舌を絡めたことはないのだろうか。
それどころではなくて最初は感覚がぶっ飛んでいたが、そうしているうちに動かしたくて堪らなくなってくる。温かくて、触れ合うと中が動いて、感じたことのない気持ちよさだった。
この中で思いっきり男性器を扱きたい、本体や睾丸はもちろん、股間周りがむずむずして我慢できない。
さっきまで隼人のことや入るかどうかの心配ばかりしていたのに、腰を動かすことで頭がいっぱいだ。もう本当に、猿みたいに何もお構い無しで擦り切れるぐらい擦りつけたい。
「みなわ……すっげぇエロい顔してる……耳にかかる息、野獣かよって感じでたまんねぇんだけど……」
頬に触れる隼人の手に導かれるままに見つめあって、その手が首筋から鎖骨、胸まで滑って乳首を引っ掻き、煽ってくる。
「やめて……理性、飛ぶ」
「はは……いま、動かしたくてたまんねぇんだろぉ……?」
「そうだよ、そう……動かしたくておかしくなりそうだ」
「でも我慢してんだ……? おっさんのお前よりいい子だな、あいつ全っ然我慢できねぇよ? よしよし、いい子だなー? かわいー」
「からかわないでほしい……っ」
こっちは必死なのに。
なんで必死かって、君に無理させたくなくて、必死なのに。
君の身体が心配なのもそうだけど、それよりも全然、君に痛い嫌だ無理抜いてなんて言われたくなくて、必死なのに。
「もういいぜ、別に。動いても」
「え……ほんと?」
「ん、いーよ。俺のけつまんこ使って、いーっぱい気持ちよくなれよ? もう大丈夫だからさ、チンポいっぱいずぼずぼしていーよ?」
「まだ、きもちいいの? かわいい」
「はぅ……」
頭撫でるだけでビクビクしてる……耳にキスしても、頬を撫でても、あ、あ、て可愛い声を漏らして目をとろんとさせて。もちろん中で指を動かせば。
「あッ、いま、いまっ、らめっ、おぉっ、おっ、おぉお……」
大股開いて腰浮かせて、放置されたバキバキに勃起したちんちんをびくんっびくんっと振っては汁を撒き散らして、みっともなく喘ぐ。
他に性感帯はないか探ったところ、前立腺の奥にもポイントがあるらしい。そこをぐりぐりすると、目を彼方にやって腰を浮かすことしかできなくなる。
「へぁッ、ぁっ、あっ、まっへぇ、おかしッ、おかしくなぅっ、うぅぅ、ぁっあっ」
「きみのこんなとこも……おかしくなるとこも……僕にだけ、見せていいの? 僕だけ、見られるの? どうして? すごいよ、こんな……」
「待ッ、あ、あぇ、出ちゃっ、ンンンッ、きもちぃっ、きもちいぃぃっ、やだ、見ちゃっ、や」
「出ちゃう……? いいよ、射精するとこも見せて?」
指を三本使って、指の腹で指圧でもしてるみたいにぐりぐりと押し回す。すると中がぽっかりと開き、次の瞬間にはまたぎゅううっと蠢き始めた。その動きに合わせてよく捏ねてやると、隼人は痛いくらい僕にしがみついて声にもならず喉から苦しそうに息を吸いこむ音しか聞こえなくなった。
そして「アッ」と急に全てを解放するように息を吐いて大きく鳴くと同時に、僕の腕に熱い飛沫が大量にかかったのだ。
苦しそうに歯を食いしばっていたのが一転、恍惚とした表情へ脱力していくのを見逃したくはなかったが、思わず顔が下半身へと向く。
僕の腕に跳ねてビシャッと音が立つほど尿道から溢れる温い液体は、もちろん精液ではない。
指を抜いて、よく観察する。
濁りはない……無色透明だ。無臭ではないがそこまでえぐみもない。試しに舐めてみても、精液とも尿とも言えないものだった。
いやでも僕はこれを知ってる。自分が出さないだけで。
「隼人……僕の腕も、ベットも、びしょびしょだよ?」
胸を上下させて必死に呼吸を繰り返す隼人の、汗や涙に濡れた頬を撫でる。それと同時に、汚された手は穴の入口をちゅぽちゅぽと浅く弄るのをやめなかった。
「何、出しちゃったの?」
「はぁ、はぁ、まんこ、や……くちゅくちゅ、や……」
「おまんこくちゅくちゅされて何出しちゃうの、隼人は?」
「ごめんな、さぃ……あ、あー……」
「怒ってないよ? 怒ってないから、何出しちゃったの? おまんこくちゅくちゅされて、何しちゃったの? 隼人はごめんなさいできるいい子だから、言えるよね?」
「あ……」
入口がヒクヒク震える。こんなこと言われておまんこの中ゾクゾクさせてる。
かわいい。かわいい、かわいい、かわいい。
「まんこ、くちゅくちゅされてぇ……潮ふき、した……ごめん……あっ、ベット、んぅ……」
「いいんだよ。そっか、隼人はおまんこ弄られて潮吹いちゃうんだね。こんなにかっこいいおちんちんから、潮吹いちゃうんだ」
「あぁっ」
穴から指を抜いて、ずーっと放置されて、とろとろの我慢汁だったり、潮だったり流し続ける哀れな男性器を根元から先端まで撫であげる。
僕と比べてはいけないが、平均よりずっと大きく、お手本のような綺麗な上反りだ。
今のところ上下に揺れるばかりなのに、いっぱい気持ちよくなってる。惨めで愛らしい。手のひらで包むようにゆっくりと扱きながら、親指で尿道口を捏ねると、隼人は僕を見ているんだか何も見てないんだかわからない潤んだ瞳を向けてきた。
「おちんちん、気持ちいい?」
たずねながら頭を撫でてあげると、濡れた唇を薄く開けたまま小さくこくりと頷く。
「でもお尻のほうが気持ちいいの? どっち弄ってほしい? おちんちんのほうがいいかな?」
「あ……ぅ……」
すると今度は眉根を寄せて、唇をきゅっと小さく結んで、ん、ん、と可愛い声を漏らしながら僕の腕をくいくいと力のなく握って引っ張ってくる。
「お尻のほうがいいの?」
本当は自分の口で言わせたかったが、甘え方があまりにも……あまりにもだったので、甘やかしてしまった。うるうるした目を細め、ほっとした様子で小さく頷くのがまた……だめだ、もう可愛いしか言えない。
「はぁっ……んぅ、んぅぅ…………」
人差し指と中指を第二関節まで入れて、ちゅぷ、ちゅぷ、と繰り返し抜く。穴が窄まって、その度に指をちゃんとしゃぶってくれるのが堪らなかった。
「きもちい、けど……むずむずするぅ…………なぁ、もっと、もっと……」
「ねぇ、隼人。もうおちんちん入れちゃおっか」
「え……」
「この大っきいの」
抱きしめていた隼人の身体をベットへ預け、覆い被さる。大きく開いた太ももの真ん中で濡れる男性器に、自分のを擦り付けた。
「あっ……すっげぇぇ……おちんぽ、ゴリゴリしてるぅ……ちんぽおっきい……俺のちんぽいじめんなよぉ。あ、さきっぽ、やぁぁ……」
「でも隼人のおちんちん、ぬるぬるしてるから気持ちいいよ」
「うん、きもちい……ん……くちゅくちゅって、すげー音してる……えろい……あっ」
小さく動いて裏筋同士を小刻みに擦りながら、小さく尖った乳首を人差し指の腹で掠めるように触れる。
隼人は中だけではなく、男性器や乳首でも甘い声を漏らす。それが雌臭くて興奮する。自分の指が与える快感を全部敏感に拾って反応する姿が嫌いなわけがない。しかもこの子は指以外も受け入れることができるのだ。
「指だけでも、隼人はいっぱい気持ちよくなってくれるね。おちんちん入れたらどうなっちゃうの?」
ちんぽ擦り合わせて、乳首を愛でるだけでは足りず、耳の軟骨をなぞるように舐める。
「あっ、みみっ……だめ、んっ、みなわぁ……」
「入れたらまた、何も出さないでイッちゃうの? それとも潮吹いちゃうの? 今度こそ、射精する? 隼人のえっちなとこ、たくさん見たい……僕だけ見ていい、えっちで可愛いとこ……見たい。僕は見ていいんだよね?」
「ん……ほんとは、やだ……」
「なんで。なんでそんなこと言うの」
「だって俺、水泡がいいんだもん」
「水泡だよ?」
垂れてきた髪の毛を耳にそっとかけて、耳の縁も舐め、ちゅうっと吸う。白い壁をただ見つめる、それだけの横顔が綺麗だ。
「うん……さっきから、んっ……いつもの水泡みたい、で……恥ずかしくて、気持ちよくて、どきどきする……いっぱいよしよししてくれる水泡、優しくて、かっこよくて、だいすき……」
「……照れる」
「お前じゃ無ぇってんの」
チッと舌打ちして見せたかと思えば、力の抜けたあどけない眼差しをして見つめてくる。切れ長の目をやや丸く見せる上目遣い。
目が離せないでいたら、くいっと軽く顎を上を向け、唇を尖らせる。キス嫌いの僕でも引き寄せる、拗ねたみたいな可愛い顔。
ほんの、触れるだけのキスだけど。
柔らかな唇とざらついたバニラのような香りを感じながら、この子が話す僕が君のことを大好きならいいなと思った。
こんなに可愛い子が大好きな人に弄ばれているなんて、そんなことあってはならない。
でも自分のことだからこそ、この可愛らしい恋人をちゃんと愛しているのか確証が持てない。幸運だとは思っているだろう。可愛がってもいるのだろう。ただその感情が愛とは限らない。
「入れてみていい?」
過ぎる考えに、首を左右に振って。
先端を、入口にあてる。
「ん……」
「可愛いとこ、いっぱい見せてね」
ドキドキする。本当に入るのか。この可愛い顔を、痛みに歪めさせてしまうのではないか。
ゆっくりしたほうがいいのか、一気にいったほうがいいのか。
「あっ、ちょ……待って……!」
「え?」
腰を進めるのを躊躇っていたら、突然隼人は僕の胸に手を置きそれを制止した。
「お、俺……おれ、あの」
「なに?」
僕の声は低く、不機嫌そうに聞こえたと思う。けれど実際には少し安心していた。
早く体験したい気持ちはあるのに、いざ踏み出すとなると度重なる失敗がチラついてしまう。期待だけしてまたがっかりするのにはウンザリだ。
しかし理由がもしも「やっぱりお前とは嫌だ」なんてものだったら、それこそウンザリしてもうオナニーしてふて寝する以外の選択肢がなくなってしまう。
「あのね、僕は加賀見水泡だから。君がなんて言おうと水泡だし、この現象は確かによくわからないけれど、僕の肉体に変化があったのか、ここが時間の流れを無視した特殊な空間なのか、君の方になにか問題があるのか、どれにしたってとりあえずはセックスしろという指示に従ってみる以外にできることはないし、もうここまできたのだから今更それを言うのはワガママだと思う。最初に君が誘ってきたのだしその責任だって」
「違、ちっげぇよ、違うって! 急にそうやって饒舌になるキモイとこ本当お前だわ、きっしょ!」
「うるさいな。人のこと平気でキモイとかいう、君の方がおかしい」
「だってきめぇんだもん」
「キモイから嫌だって言いたいのか、君は。なに? 何を待つ? そんなに僕がやだ?」
「そんな怒んなよ、違うよ、やじゃねぇよ」
「じゃあなに。大好き?」
「言わねーよバカ、そうじゃなくて、あー……あのな、えっと」
さっきまであんなに可愛かったのにもう可愛くない。大好きの一言くらいお詫びに言ってくれてもいいと思う。
それにしてもムッとして見下ろす僕に視線を合わせたり、横目を向けたり、口を開けたり閉じたりむぐぐとしたり、忙しない。今度は何を言い出すと言うんだ。
「よく、セックスのとき……俺……」
「うん」
「俺、あの、あーっと、うぅ……」
よほど言いづらいらしい。
怖い顔はやめて優しくしよう。
「どうしたの」
「あのさ……出ちゃう……んだよ」
「うん? 潮?」
「ち、ちがっ…………しょ、しょ……」
「大丈夫だよ、言ってごらん」
隼人の顔がみるみるうちに真っ赤になっていく。キモイと睨んできた目も充血して潤んで。
そしてギュッと目を閉じて、左右の肘のあたりを掴んでくる。
「あ…………うぅ……しょ、小便、しちゃう」
そうして絞り出すように、そう告げた。
「えっ」
「あー、言うなっ、やだっ、なんも言うな!」
「まだ何も」
「うるせぇ、引いてんだろ! どぉーせ! お前がこんな身体にしたんだからな! お前のせいでおしっこしちゃうように、あーくそっ、くそっ、くそっ、もうやだ! うるせぇなバカ!」
「何も言ってない」
「うっせ、うるせぇんだよ、バカ……ほんっときもい……」
うるさいうるさいと言うが、何も言えない。
引いてるかと言われれば引いてない。
「でも俺、だからその、ベット汚しちゃうかもしんねぇって……思って……」
ただ、そんな恥ずかしいことなのに真っ赤になって、涙目になって自己申告してくれて、ベットの心配をして、きっと僕が不快にならないようにとかも考えてくれてるんだろうなと思うと。
「俺いつも、ベットいっぱい、汚しちゃう…………どしよ、おれ、おしっこすぐ出ちゃうのに……セックスしたら、汚しちゃう……ここ、出られるかわかんね、のに……」
本当にもう、自分のこの感情がなんだかわからないくらいに胸がざわついて。
しかも僕がこの子の身体をそんな風にしてしまったらしい。
気持ちいいとおしっこしちゃうのか? 押し出されてしちゃうのか? え、うれしくて? 犬みたいな?
犬と言えば確か、飼い主への依存心や服従心が強かったり、甘えん坊だったり不安定な子ほど排尿……いわゆる嬉ションをしてしまうという話を聞いたことがある。
当然犬とは違うのだけれど、僕のせいで性交中におしっこしちゃうって、え、ちょっと待ってくれ。
この見たこともないくらいカッコイイ男の子が? 僕のことキモイキショイ言ってるくせに?
衛生的に考えたら良くないし、普段なら汚い有り得ないとしか思わないと思うのだが、明らかに自分の内にあるのは別の感情で僕は目をぱちくりとさせていた。
これ以上僕を掻き乱さないでほしい。心臓が痛いほど跳ねるなんて経験は初めてだ。
「出そうになるのは……わかる?」
やっと、やっとそれだけ聞くと、恥ずかしさに手の甲で口元を隠しながら、隼人はこくこくこくと小さく何度も頷いた。
「じゃあ、その時教えて? 君が動けなくなってても、トイレに連れてってあげるから」
「……まじ?」
「うん」
「そんなこと言ってめちゃくちゃに掘ってこねぇ?」
「……僕はいつもそうなのか」
僕の問いに頷く顔は、口元が隠れていても、中を弄られてる時のようなとろけた顔をしていたのがよく伝わって、僕と君がわからなくなる。
恋人。恋人? どんなセックスしてるんだ。
「約束、する……そんなことしない」
「約束な?」
「うん」
守ってあげたいけど、自信のない約束をする。
「じゃあ、今度こそ入れていい?」
「ん……」
「入れるね」
入口を先端で上下に擦って刺激する。深く接触するとちゅぷっと吸い付いてくるのがわかる。ほしがってるんだ。
「痛かったら、言うんだよ?」
「大丈夫だって」
「ゆっくり入れるから」
「そんな言わなくていいよ、早くしろって……」
「うん」
腰を進めようとする……が、抵抗を感じてまた腰を引く。
入らないかもと少しでも頭の隅に浮かぶと、怖くなる。
彼女二人の時はこんなに緊張しなかった。失敗がここまで臆病にさせてるのか。
「……ごめん。僕が、緊張してるのかも」
それともこの子に受け入れてもらえないことが恐ろしいのか。
たくさん撫でてあげた隼人が、今度は僕の頭を両腕で包み込むように抱きしめて、よしよしと後頭部を撫でる。ちゅ、と頬に口付け。
「大丈夫だよ、俺ん中なら入るから。無理って思っても進んでいいよ。お前といっぱいエッチしてるから。あ、でも童貞だからってみこすり半は勘弁しろよ?」
「善処する」
「俺、お前のちんぽ好きだよ。デカくてマジありえねぇって思うけど、俺の体の中いっぱいいっぱいに埋めてくれるの、好きだよ」
「うん。ありがとう」
隼人の首筋に顔を埋めると、彼の香水の匂いでいっぱいになる。
こうして彼の体温や香りに包まれてると、もう彼の中にいるみたいだ。
深呼吸して、彼の腰をぎゅっと抱いて、進めてく。
亀頭がめり込んで、隼人の体が開いてく。
僕を、受け入れてく。
「あッ……」
「……んっ、大丈夫……?」
「だいじょうぶ、だって……へい、きっ……」
嘘だ、苦しそうだ。ちゃんと入ってるけど、ギチギチなのは僕にだって伝わってる。入った部分は大丈夫だ、肉はみっちり詰まっているが、思ったより余裕がある。
けれど穴の締め付けがきつくて、何か弾けてしまうんじゃないかと怖かった。
ふぅ、ふぅ、と呼吸するのが聞こえる。痛みを逃がしてるみたいに聞こえて、可哀想で。
「隼人、無理なら」
「無理じゃねぇって! 無理じゃねぇから……そんな怖がんなよ……もうちょっと進めて、そしたら馴染むようにさ、ちょっとそのままで、ぎゅーってしてよ……? ゆっくり動かしてみたり、な? 俺大丈夫だよ……」
「……ほんとう?」
「うん」
「わかった」
言われた通り、耳元で呻く声を聞きながら、カリ首まで進める……この下が実は太いのだが、そこまでは進めずに。
抱きしめあって、肌に触れる。耳を愛撫して、されて、頭を撫でて、撫でられて。触れるだけのキスをして。
僕が得意じゃないのを知ってるのか、隼人は舌を入れてくることはなかった。僕は隼人と舌を絡めたことはないのだろうか。
それどころではなくて最初は感覚がぶっ飛んでいたが、そうしているうちに動かしたくて堪らなくなってくる。温かくて、触れ合うと中が動いて、感じたことのない気持ちよさだった。
この中で思いっきり男性器を扱きたい、本体や睾丸はもちろん、股間周りがむずむずして我慢できない。
さっきまで隼人のことや入るかどうかの心配ばかりしていたのに、腰を動かすことで頭がいっぱいだ。もう本当に、猿みたいに何もお構い無しで擦り切れるぐらい擦りつけたい。
「みなわ……すっげぇエロい顔してる……耳にかかる息、野獣かよって感じでたまんねぇんだけど……」
頬に触れる隼人の手に導かれるままに見つめあって、その手が首筋から鎖骨、胸まで滑って乳首を引っ掻き、煽ってくる。
「やめて……理性、飛ぶ」
「はは……いま、動かしたくてたまんねぇんだろぉ……?」
「そうだよ、そう……動かしたくておかしくなりそうだ」
「でも我慢してんだ……? おっさんのお前よりいい子だな、あいつ全っ然我慢できねぇよ? よしよし、いい子だなー? かわいー」
「からかわないでほしい……っ」
こっちは必死なのに。
なんで必死かって、君に無理させたくなくて、必死なのに。
君の身体が心配なのもそうだけど、それよりも全然、君に痛い嫌だ無理抜いてなんて言われたくなくて、必死なのに。
「もういいぜ、別に。動いても」
「え……ほんと?」
「ん、いーよ。俺のけつまんこ使って、いーっぱい気持ちよくなれよ? もう大丈夫だからさ、チンポいっぱいずぼずぼしていーよ?」
11
お気に入りに追加
328
あなたにおすすめの小説



怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人
こじらせた処女
BL
幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。
しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。
「風邪をひくことは悪いこと」
社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。
とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。
それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

別れようと彼氏に言ったら泣いて懇願された挙げ句めっちゃ尽くされた
翡翠飾
BL
「い、いやだ、いや……。捨てないでっ、お願いぃ……。な、何でも!何でもするっ!金なら出すしっ、えっと、あ、ぱ、パシリになるから!」
そう言って涙を流しながら足元にすがり付くαである彼氏、霜月慧弥。ノリで告白されノリで了承したこの付き合いに、βである榊原伊織は頃合いかと別れを切り出したが、慧弥は何故か未練があるらしい。
チャライケメンα(尽くし体質)×物静かβ(尽くされ体質)の話。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる