ブルガリブラックに濡れる〜恋人の元・セフレ(攻)を優しくじっくりメス堕ちさせる話〜

松原 慎

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イキすぎ酔いすぎでふわぽやな元タチと甘々飲み会からの最悪な3P⑧

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 顔をグッとあげて、加賀見を見る。
 頬にかかる前髪の隙間から、白い肌が赤く染っているのがわかる。気持ちよさそうに吐息が漏れて、息を飲んで。

「はっ…………んぅ………」

 このままイッちゃうのかなって思ったら息ができなくなって、目頭が熱をもった。

「か、加賀見っ……やだっ……」
「ん……?」

 思わずあげた声に、惚けた顔がこちらに向いて。いつもより焦点のはっきりしない瞳が俺をぼんやりと見る。
 俺を、見てるのに。
 意識が出雲に向いてるのかなと思うとますます苦しくなって、はぁ、はっ、はぁ、と不規則で苦しい呼吸音が不愉快に耳の奥で響く。

「はやと……?」

 その雑音の中に、スッーと心地よい音が入ってくる。
 加賀見の声が、大鳥じゃなくて“隼人”って俺を呼ぶ。
 勃起維持できないし、射精できないし、出雲より何もかもダメだし、最悪な気分なのに、襟足を撫でられた時みたいなぞわりとくる気持ちよさが駆け巡る。
 身体の奥から、源泉が湧き出してくるみたいだ。
 女じゃないからそんなわけないのにな。
 体の芯から震えるのを感じながら、出雲に抱きつくみたいに上半身をおろしてく。そして横笛でも吹いてるみたいにフェラチオする出雲と向かい合わせで、加賀見のチンポの先っぽに舌を這わせた。
 このまま指くわえて見てるだけなんて、嫌だ。

「あ、ちょっと、隼人……っ! 邪魔しないでくださいっ」
「ン、ふ……かがみのちんぽ、あっつ……あつい、あつくて、ぬるぬる……」

 あ、すご、出雲の顔にも塗ったくってたから……? 加賀見のちんぽ臭いっぱいするぅ……。
 カリ首ぺろぺろして、出っ張ったカサもちゅうちゅう吸って、亀頭の匂いすんすん嗅いでから半分口に含んで口の中でたくさん舐め回す。
 ちんぽおいしい……ちんぽうめぇ。フェラ嫌いだけど俺のことメスにしてくれるこのおちんぽ大好きだから、加賀見のおちんぽはいっぱいフェラしたい。舐めてるだけで気持ちいいし、ベロくっつけたら離せなくなる。一舐めしたら加賀見のちんぽの先っぽ舐めんの病みつきになっちまう。
 出雲より下手くそかもしれないけど、でも、でも、ちんぽ舐めたくてこんなに必死になるくらいにはちんぽ好きだもん、俺。
 だから俺の舌で、俺のフェラで、イけよ、水泡。
 いっぱい気持ちよくなって、射精して。
 俺の口にいっぱい出して。

「ちゅ、ちゅ……んちゅ、ちんぽぉ……ちんぽすっげぇ……ちんぽ汁とろとろぉ……」
「はぁ……はやと、あなた、なんて顔してるんですか……おめめとろけちゃって、えっちすぎます……もぉ、お尻キュンキュンしちゃうじゃないですかぁ」

 だってチンポ吸って舐めてると、頭ん中すっごく幸せになってくる……あんなに俺を不安にしてた心のざわざわが溶けてなくなってく。
 全部とろとろふわふわしちゃって、すっげぇ気持ちよくって、自然と腰も動いて……カッコよくパンパンする、というよりはケツ疼いてヘコヘコしちゃってんだけど、それでも自分のチンポ扱けて気持ちよかった。出雲も舐めながらそれに反応してエロい声出してる。
 あ、あ、きもちいい、チンポきもちい。俺、加賀見のチンポ舐めながらパコパコしてたらイケそぉ……頭ん中チンポでいっぱいにしたら射精できそぉ……。
 かっこよくオス射精して出雲に中出しするとこ見せられたら、俺で興奮してくれるかなぁ。喜んでくれるかなぁ。あとで褒めてもらえるかなぁ。
 あれ、でも加賀見って怒ってるのかな。俺が約束破ったから。しかも出雲に手を出したから。そしたらお仕置されるのかな? また一晩中掻き回されて、俺がちんぽに媚び売る雑魚まんこだって、分からされるのかな?
 またあれされたら俺、俺、俺……。

「ん、んぷっううっ、はやとっやぁンンッ……! はげし、おちんちん舐められにゃ……」
「だって、チンポ舐めながら腰振んの、やべぇんだもん……いずもぉ、もっとまんこ締めろよぉ? チンポ扱かせろ……あー、きもちい、チンポもいいぃ……っ」
「あっあっあっ、しょこっあっ、ううぅうっ、俺もおちんちん舐めたいよぉ、ぉ、おッ、ずりずりクるッ、ンぉおっ」

 ――……カシャカシャカシャカシャ
 唇が離れてしまってそれでも必死に出雲が舌を伸ばそうとした時、シャッター音が鳴り響いた。ちらりと音のする方へ目線をやるとスマートフォン。

「あ、せんせぇっ、撮っちゃだめぇっ」
「僕からよく、見えなくて。あぁ、最高だな……やらしい。本当にやらしい。僕のおちんちんに群がって、一生懸命おしゃぶりして……二人とも可愛いよ。すっごくやらしくて、可愛い」

 二人の唇の間でおちんぽがズリッズリッと擦れてく。セックスするみたいに腰動かして、俺たちの唇でおちんぽ扱いてる。ケツ疼いちまう、やばい、ひくひくしてケツなんもされてないのに気持ちいい、あーきもちい、きもちいよぉ。
 またシャッター音してる。トロ顔でチンポ啜りながら腰振ってケツひくつかせてんの写真に撮られてる。写真集おかずにするくらいだし、絶対これもおかずにされんじゃん。

「あー……はやと……そんなにおいしそうな顔して。おちんちんおいしいね? おちんちんおいしくて、エッチな気分になって、いっぱい腰パコパコしちゃうね?」
「ん、んちゅ、んんっ……」
「おちんちん舐めながら、射精しちゃうのかな……?」
「しゃせえっ、するっ……俺いっぱい出すからっ、かがみもビュービューしてぇぇ……っ!」
「んっ……出ちゃう出ちゃう、危ないな、そんな可愛い声出しちゃダメだよ……っ。あー、やばい……すっごく興奮するよ」

 加賀見のおっきい手が、俺の後頭部を撫でる。たまに耳のふちを指で擦りながら、いっぱいなでなでしてくれる。
 もういつでもイケそうなくらい幸せになっちゃって夢心地で腰振ってたら、きゅんっと胸の先にも甘い渦きが走る。

「もぉぉっ……はやとはずるいです。可愛すぎます、綺麗すぎます、あなた……っ。だから、隼人の大好きなおっぱいも、たくさんいじってあげますね……あ、おちんちん大っきくしてるぅ……すっごくえっちなイキ顔、見せてくださいねっ……?」
「あ、それ、それぇっ……Tシャツ越しにこしこしするの、だめ、だからぁっ……! 俺それっ、イッちゃうからぁっ……!」
「うんうん、いいんだよ、隼人。たくさん出雲の中にビューってしていいんだよ。隼人のザーメンづけになった出雲のおしりは、僕がたっぷり舐めておくからね。隼人の精液啜ってあげるからね」
「えっ、あっ嘘っ……そんな、あっ、ちくびもちんこもきもちいぃ……っ、あっ、あっ、俺出るっ、出るっ、出ちゃうっ」

 身体の感覚が狂う。全部気持ちよくて……でも頭ん中が一番気持ちいい。ゾクゾクして震えて、でも腹の奥は熱くって、キンタマ重くて、ぐんぐん何か迫ってて。

「あっ、いずも……扱きながら吸うのは、ずるい……っ」
「ふふふ、んっ、せんせぇのおちんちんビキビキ……かわいいです」
「あーっ、出るっ出るっ、二人とも吸って、精液こぼさず舐めるんだよ……? うッ、ぁ……っ」

 ぶるぶるぶるっと腰が震え上がって、頭ん中真っ白になった。身体おかしくなるくらいゾワゾワきてた全部が、一気に解放されて、尖りに尖った感覚が、一瞬にして蕩けて崩れる。
 ちんぽがビクンッ、ビクンッて出雲の中で跳ねながら吐精する……それと同時に、口の中いっぱいに生々しい苦みが広がった。

「あ、あ、すごいおれぇ……はやととぉ、せんせぇの、ザーメンまみれです……すごぉい、なにこれぇ、すごぉい…………しあわせぇ」

 俺と加賀見が激しく肩で息をする中、出雲だけうっとりとしてそう言った。とろとろに蕩けた、本当に幸せそうな声で。きゅん、きゅんってごくごく俺のちんぽにまだ吸い付いて精液搾りつくそうとしてるし、本当にド淫乱だな。
 でも俺は俺で、射精の余韻もそこそこに加賀見の鈴口をちゅうちゅう吸うので必死だった。だってまだ精液出てくるんだもん。苦くて濃くてねばねばで、加賀見の興奮が感じ取れるみたいなザーメン。ずっと口ん中でくちゅくちゅしてたくなる。

「あー……エッロ。隼人は本当におちんちん大好きだね……」

 イッた直後に出す加賀見の声って、いつも腹の底から響くみたいに低く重くてドキドキする。
 それを聞きながらちゅぱちゅぱしてたのに、チンポはずるりと抜かれてどっかにいってしまった。それならば出雲の口に入ったザーメンも欲しくなって、口ん中にたっぷり精液溜めたまま出雲にキスをする。
 しかし、出雲の口ん中の精液絡め取ろうとすると俺の口のも流れちゃって、二人でひたすら口の中でザーメン絡ませあって交換して、くちゅくちゅ音を立てながらキスするのが止められなくなってしまった。鼻まで匂いが抜けて、息も苦しくなるザーキス最高すぎて……だめだ、キスやめらんない。
 またシャッター音が響いてて、めちゃくちゃ写真撮られちゃってるのに。加賀見の画像フォルダにおかずいっぱい増やしちまった。

「いつまでキス、してるの? 二人とも本当にかわいいね、僕のザーメンそんなにおいしいの?」

 質問してくる前に、ピッて動画の起動音鳴ってた。こいつほんっと変態。

「ほら出雲、こっち向いて」
「えへへ……むちゅ、ちゅうぅ…………はやとのつばも、せんせーのざーめんも、おいしいれす」

 傍目にゆるーくピース作ってる指先が見える。べちゃべちゃ舌絡ませながらよくやる、と思う一方で、二人の変態っぷりに俺も興奮してる。
 加賀見は深いため息をつきながら、スマホを構えたまま俺らの結合部を写し始めた。

「わ……結構いっぱい出したね。漏れてる」
「あ、ちょっとせんせいっ……」

 あろうことか加賀見はまだ俺のちんこが入りっぱなしだったケツの穴に自分の指を突っ込んで穴を拡げてきやがった。おかげでずるんっと萎えたちんこは抜け落ちて、ぬるっとしたその感触に続いて中から俺の出したモノが溢れ出てくるのがわかった。

「あっ」

 ごろん、と勢いついて出雲に覆いかぶさっていた俺の身体は床に転がり、出雲と二人仰向けで並んで寝転ぶ形に落ち着く。
 頭だけ持ち上げて足元にいる加賀見を見ると……あいつは宣言通り、出雲のケツの穴を天井に向けて持ち上げ、精液とローションでぐずぐずの穴になんの躊躇もなく口をつけた。
 そしてわざと俺に見せつけるように舌をべろりと垂らして、大きく上下にれろれろと尻の割れ目を舐めまわしてく。
 まるで自分が舐められてるみたいにケツがきゅぅっとする。だって加賀見、俺のこと見ながら舐めてるんだもん。じゅぅ、じゅぅって俺の精液啜ってるんだもん。

「あー……たまんないな……たくさん出したね。はぁ、はぁ、すっごくえっちな匂いだ。出雲のお尻の穴も、隼人の精液も……ん、隼人のザーメン、おいしい」
「あっ……やだ、俺ぇ……やだそんなお前っ、変態くせぇことっ……舐めんなよぉ……」
「やーだ。舐める。お尻がひくひく窄まって、僕の舌にもっともっとって甘えてくるんだ……とろとろ精液垂れ流してる、スケベな種付け済みまんこ……僕以外の人に浮気種付けされて、喜んでるよ?」
「あっあっ、せんせぇ、きもちいの、俺のおしりの穴えっちだからきもちくなっちゃうぅぅ……ぺろぺろきもちーのぉ」

 加賀見がすーはーって深く息を吸いながらケツ舐めてるのに反応して、出雲は腰をくねらせて喘いでる。
 俺はもうなんか疲れてしまって、出雲にぎゅっと握られた手を握り返してやるくらいしかできなかった。

「ね、ね、せんせい……っ! せんせいのおちんちんほしいです、隼人の精液、せんせいのおちんちんでまぜまぜしてくださいっ! それでね、せんせいのおちんちんにもお射精してもらいたいです」
「んー……そうだね……」

 ケツから顔を上げた加賀見が、俺を見る。それに対して必死で首を横に振った。

「やだっ……俺、見たくねぇもん……っ! やだ、やだ、加賀見挿れんな、やだぁ……」
「え、だめです! はやとに見てもらうぅ……せんせいも、そっちのほうが興奮しますよね?」
「そうだねぇ……」

 俺らの顔を交互に見比べて、首の後ろをさすって困ってる様を見せられる。
 きょろきょろと辺りを見回してるのを見て「こいつ煙草探してんな」と思ったら、案の定俺の頭の近くにある煙草で目を止めてため息をついた。手を伸ばそうかどうか考えて、諦めた。そんな感じ。

「出雲、ベッドに行こうか」
「嫌ですっ……ここでする、ベット行くなら隼人も一緒です!」
「でも」
「なんでですか?! 恋人は俺なんですよ? なんで恋人である俺の意見より、隼人の意見を優先するんですか? 俺の言うこと聞いてくれなきゃ嫌! 絶対嫌です!」
「出雲……いい子だから、困らせないで。僕は明日、仕事なんだよ? もう遅いから、時間かけられないから」
「じゃあ抱いてくれないんですか?」
「ベッドに、行こう。ちゃんと抱くから」
「やだぁ、ここでするぅ、隼人の前でするの……先生は俺のなの、俺のおねがい聞いてくれなきゃやだぁ……っ!」

 俺は二人の問答を眺めながら、加賀見が根負けしてしまうんだろうなとぼんやり考えていた。
 出雲は言い出したら聞かないし、出雲の気持ちも分かってしまう。加賀見の恋人は誰なのか、俺に理解させたいんだ。俺の前で、俺より自分を優先させたいんだ。そして身体を繋げるんだ。
 出雲の声は恋人を強く捲し立ててはいるが、顔は今にも泣きそうで、切迫しているのがわかる。
 加賀見は猫なで声で出雲を何とかなだめようとしてる。頭を撫でて、頬に触れて。でも今の出雲にはそれじゃ意味がない。

「いいよ、加賀見……」

 下唇に歯を立て、鼻をすする。
 我慢しろ、我慢しろ俺。

「抱いてやれよ、ここで。いいよ。俺疲れちゃったからさ、なんもできねぇけど……」
「隼人……」

 確認するように名前を呼ばれたけど、そっぽ向いて腕で目元を隠した。これ以上は知らない。もう知らない。
 冷えた手が、太ももを撫でてくる。大きくて、硬い手。もういいよ、もういいから。早くやっちまえ。
 足元で「挿れるよ」と聞こえてくる。俺も何度も言われたことあるやつ。でも俺の身体に変化はなくて、代わりに真横から出雲の嬌声があがった。

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