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タチカレが友達のタチカレに寝取られたので子羊の逆襲を決行します(加賀見×隼人)④
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俺のスマホが鳴ることはしょっちゅうだが、こいつのスマホが鳴ることは相当珍しい。しかしこんな真っ最中に電話をとったりはしないだろうと思った、が。
「……はい」
――こいつ、とりやがった。
つか俺の電話に出る時は無言のくせに。はいって言えるんじゃん。
このやろ、と甘噛みし、早く終わらせろとクレームを出してやる。とは言っても子猫がじゃれるみたいな可愛らしいもんだ。それなのにクレームを受けた加賀見は、大人気なく下から思い切り突き上げて反撃してきた。
「ぅくッ……!」
しかも容赦なく、何度も、何度も。
体が揺れて、慌てて加賀見の肩にしがみついて首筋に顔を埋めて口を紡ぐ。
「う、ぁ、ン、んん、うぅぅ……っ」
やばい、声出る。
前立腺に当てて擦られてるわけじゃないのに、ずりずりと腸壁の色んなとこ擦れて気持ちいい。一回声を漏らしたら終わる。止まんなくなる。
電話の向こうから聞こえるのは知らない声だ。出雲の声ではない。誰だか知らないけど、やだ、ぜってぇ聞かれたくない!
「かが、み、かがみぃ……」
耳元で電話越しでは絶対に聞こえない、小さな小さな潜めた声で話す。一緒に吐息が漏れてしまう、小さな声で。
「やだ、やめろよ……声、聞かれたく、ねぇ……お前にしか、聞かれたくないっ……ぅ、うぅ、出ちゃうだろ、声、出ちゃ、ぅぅ……」
声が震えて上擦る。情けない。でも必死でお願いする。言い終えた後も、やだ、やだ、と小さく繰り返す。
加賀見は電話の男と話す合間に、屈んで俺の顔を覗き込んできて。黒目がちで感情の読みづらい瞳が俺を見て微笑むと、唇が食い込むみたいに深くキスをして、もう一度中を抉るように深く突き上げた。
唇を塞がれているおかげで、声は全部飲み込まれる。でも唇を開放されたらもう我慢できない。
どうしよう、どうしよう、加賀見が相手に返事をするために離れたらその一瞬で終わる。わかってるのに、俺はさっき抉られたトコがもう我慢できなくて、ヘコヘコと腰を振り始める。
「予定通り、それで」
結局は唇が離れると共にデカい手で口をすっぽり覆い隠されて事なきを得た。加賀見の手によって作られた空間が俺の熱い息でモワッとした湿気で嫌な感じがする。
「大鳥。悪戯……だめ」
しかしスマホをどっかに放った加賀見によって口はすぐに開放された。
「あ、あ、ここきもち、いっ……ここ、なに……あぁぁぁ、すっげぇ、あーっ、あーっ、ちんこすげぇぇっ」
「……聞いてる?」
「へ、ぁっ、なに……終わっ、たぁ……?」
「終わってるかわかってないのに、そんなやらしい声……出してたの?」
「え、あ、あ……? でんわ、だれ……?」
「そんな話、してないよ? 本っ当に……おちんちん入れた瞬間、バカまんこになるな。君」
電話、誰だったんだろ。仕事か。でもなんか、お店? みたいだった様な。
つーかなんか怒ってる? なんで? こいつが意地悪してきたのに。俺まだ褒めてもらってないのに。
「大鳥。腰、止めて」
「あ、あぁっ、でも、しゅげ、きもちっ、きもちーの、ちんぽきもちい……」
「大鳥」
バチン、空気を裂くような音と共に太ももに平手打ちが飛ぶ。驚いて腰を揺するのを止めると、動けないほどにぎゅうっと腰を抱きしめられた。
は? なんで叩かれてんの? 俺なんもしてねぇじゃん。
反抗しようと身じろげば、また太ももを打たれた。なんで。
「叩くと中、締まるね? もっと太もも、打っていい?」
「はぁ?! 意味わかんねっ、ぁ、いまやめ……あ、あッ……」
太ももを打たれはしなかったが、人差し指から小指までがぐっと肉にめりこんで痛い。抱きしめられてるせいで加賀見の顔は見えないが「ほら締まった」と気持ちよさそうな声が鎖骨にかかる。
「待っ、待って、待てよぉ、やだぁ……っ! いま、きもちよくしゅんな、や、あ、あっ、あ、きもち、の、やめろよぉ……っ」
太ももを強く掴まれたまま、ずり、ずりっと加賀見の凶悪なデカちんが中を擦ってく。隙間なんか少しもなくて、ちょっと動く度にいくつものヒダが捲れて頭がおかしくなりそうになる……それでも俺は必死に首を横に振った。しかしその動きすら気に入らないのか、骨が軋むほど抱く腕に力をこめられた。
こんなん意味わかんねぇ、ムカつく。ちんこすっげぇ欲しかったけど、ムカつく。
「痛いのも、嬉しいよね?」
「やだっつってんじゃん、やだ、やめろっ……」
「……なに? めんどくさいな。じゃあ、やめる?」
怒りをひと匙ほどの甘さでコーティングしていた声が、本性を表す。
いつもより一段と低く、冷たい声……いや、むしろ腹の底が怒りで静かに燃えているような声で突き放して、抱きしめていた腰を両脇から掴んでずっぽりと入ったちんこを引き抜こうとする。
「や、だ」
しかし俺はそれにも反抗する。加賀見にしがみついて、膝でベッドを踏みしめる。
「ん? やめてほしいんだよね?」
「違ぇし……」
「はぁ。じゃあ、なに?」
俺に聞かせるための大きなため息。脅かすための態度だとわかっているのに、こいつの思い通りに胸がきゅぅっと締め付けられて苦しくなる。責められて、自分が悪い事をした気になる。
言われてないのに、君は悪い子だと言う加賀見の声が頭の中に響いた。
「おれ、うまくできたのに……なんでキレてんの? お前の言うとおり、ちゃんと、できたじゃん……ざけんな、なんで……」
頭に響く声を否定して、拙い言葉をつなぐ。
「お前なにイラついてんの……? 俺ちゃんとっ、自分で挿入した、だろ。お前のほうがくそじゃん、こんな時に、電話でて……俺は、ちゃんとしたし」
加賀見は言葉では答えないが、腕の力が抜けて二人の体の間に隙間ができた。
そうしてやっと、加賀見の顔を確認する。確認して、頭を抱きしめて。両手を使って大きく、でも丁寧に、撫で回してやる。
「出雲が玲児と会ってるの、そんなに気になんの? お前が許可出したんだろ。俺にあたるなよ」
クソみたいにシケたツラしやがって。
こいつが心ここに在らずだったり、イラついてたり、しんどそうな時は十中八九出雲絡みだ。
俺のためにそんな顔しない。こいつはそこまで俺の事は考えない。
いつも穴が空くぞってくらい俺を凝視してくる加賀見が見せる遠い目は、出雲に向けられてる。俺のために唇を噛むこともない。
自分が浮気してる間に友達付き合いさせてるんだ、お前の方がよっぽど酷いことしてんのに。くだらね。
それでも俺はこいつの頭を撫でるんだ。
「なぁ、俺のこと褒めていーよ?」
撫でるのをやめ、頬に手を添え顔を上げさせ、できる限り口角を上げて言ってやった。
加賀見の暗い瞳にふわっと光が宿り、やっと俺を見た。
「ごめん」
縋るように、加賀見の手も俺の頬に伸びてくる。
そしてどちらともなく、額を合わせた。
二人とも体温が高い。
「許してくれる?」
「やなこった」
「大鳥」
「あぁ?」
「……ううん。はやと」
ん、それはずるい。ゆっくり発音される一音一音が奥に沁みる。
汐らしくなったとこで少しいじめてやろうと思ったのに。
返事はせずに、じっと見つめて瞬きで答える。
「キスしていい?」
「……だめって言ったことないだろ?」
未だに粘膜接触禁止とでも思ってるのだろうか。ケツ舐めて生ハメしてるくせに。
さっきと同様、そっと重なるようなキスではなく、唇に食らいつくようなキスをされる。堪えて堪えてもう我慢できないとでも言っているようなキスだ。毎回毎回激しすぎんだよ。
上下ともに唇を食われてついビクッとすると、腹ん中が蠢いてお互いに体を動かしてないのに、前立腺がずりっと擦れる。
上顎のぞりぞりが気持ちいいのはもちろん、歯の根元とか歯茎ってこんなに気持ちよかったっけ。撫でられる度にケツが反応してちんこに吸い付き、上も下もとろとろになっていく。
「キスしながら、おまんこヒクヒクさせて……えっちな子だな。すごく、しゃぶりついてる。おちんちんおいしい?」
「ふ、ふぁ……キスハメきもちいぃぃ。加賀見のぉ、べろも、ちんぽも、もっと食べる………もっと、加賀見、もっとキスしよ? 腰動かして、ちんぽいっぱいしゃぶるからぁ……俺が動いてやる、からぁ……」
「うん。でも、その前に……ほら、おいで?」
優しくゆるんだこの身体を抱き寄せた加賀見は、つむじから首の付け根までたっぷりと心地よく頭を撫でてくれた。さっき俺が撫でてやったお返しみたいだ。
「上手に挿入できて、いい子だったね? 僕の言うことちゃんと聞いて、隼人は本当にいい子だよ」
「あっ……」
「よしよし、いいこいいこ……よしよし……」
「あ、ぁ…………あ……」
抱きしめられながら頭撫でられてるだけなのにふわふわする。まんこがまたヒクついて、前立腺まで撫でられてるみたいでか細い声が漏れてしまう。
甘やかされるの気持ちいい。なでなで気持ちいい。
「ごめんね。出雲は……関係ないよ? 聞かれてるかも、わかんないのに……君がやらしい声、出すから。僕のなのに」
なんだその丸わかりな嘘。くだらねぇ。
でも仕方なく俺はその嘘に乗ってやる。
あーあ、せっかく気分良かっなのにな。ちょっと冷めるじゃん。
「お前が、ぁっ、やらしいことっ、するんだろ……」
「そりゃね。こんなに、可愛いから……いけないんだよ?」
頭を撫でていた手が頬を撫でて顎を掴む。
俺が光らせてやった瞳が興奮に濡れてる。
そんなじっとりとした目で見るなよ。
「君はオナニーも、しないもんね。僕の体でしか乱れない。僕の前でしか乱れない。僕は君のえっちなとこ、全部見てるんだ。余すことなく、全部……」
なんて理想的なんだろう、と呟いた。
「僕だけのはやと」
「……はい」
――こいつ、とりやがった。
つか俺の電話に出る時は無言のくせに。はいって言えるんじゃん。
このやろ、と甘噛みし、早く終わらせろとクレームを出してやる。とは言っても子猫がじゃれるみたいな可愛らしいもんだ。それなのにクレームを受けた加賀見は、大人気なく下から思い切り突き上げて反撃してきた。
「ぅくッ……!」
しかも容赦なく、何度も、何度も。
体が揺れて、慌てて加賀見の肩にしがみついて首筋に顔を埋めて口を紡ぐ。
「う、ぁ、ン、んん、うぅぅ……っ」
やばい、声出る。
前立腺に当てて擦られてるわけじゃないのに、ずりずりと腸壁の色んなとこ擦れて気持ちいい。一回声を漏らしたら終わる。止まんなくなる。
電話の向こうから聞こえるのは知らない声だ。出雲の声ではない。誰だか知らないけど、やだ、ぜってぇ聞かれたくない!
「かが、み、かがみぃ……」
耳元で電話越しでは絶対に聞こえない、小さな小さな潜めた声で話す。一緒に吐息が漏れてしまう、小さな声で。
「やだ、やめろよ……声、聞かれたく、ねぇ……お前にしか、聞かれたくないっ……ぅ、うぅ、出ちゃうだろ、声、出ちゃ、ぅぅ……」
声が震えて上擦る。情けない。でも必死でお願いする。言い終えた後も、やだ、やだ、と小さく繰り返す。
加賀見は電話の男と話す合間に、屈んで俺の顔を覗き込んできて。黒目がちで感情の読みづらい瞳が俺を見て微笑むと、唇が食い込むみたいに深くキスをして、もう一度中を抉るように深く突き上げた。
唇を塞がれているおかげで、声は全部飲み込まれる。でも唇を開放されたらもう我慢できない。
どうしよう、どうしよう、加賀見が相手に返事をするために離れたらその一瞬で終わる。わかってるのに、俺はさっき抉られたトコがもう我慢できなくて、ヘコヘコと腰を振り始める。
「予定通り、それで」
結局は唇が離れると共にデカい手で口をすっぽり覆い隠されて事なきを得た。加賀見の手によって作られた空間が俺の熱い息でモワッとした湿気で嫌な感じがする。
「大鳥。悪戯……だめ」
しかしスマホをどっかに放った加賀見によって口はすぐに開放された。
「あ、あ、ここきもち、いっ……ここ、なに……あぁぁぁ、すっげぇ、あーっ、あーっ、ちんこすげぇぇっ」
「……聞いてる?」
「へ、ぁっ、なに……終わっ、たぁ……?」
「終わってるかわかってないのに、そんなやらしい声……出してたの?」
「え、あ、あ……? でんわ、だれ……?」
「そんな話、してないよ? 本っ当に……おちんちん入れた瞬間、バカまんこになるな。君」
電話、誰だったんだろ。仕事か。でもなんか、お店? みたいだった様な。
つーかなんか怒ってる? なんで? こいつが意地悪してきたのに。俺まだ褒めてもらってないのに。
「大鳥。腰、止めて」
「あ、あぁっ、でも、しゅげ、きもちっ、きもちーの、ちんぽきもちい……」
「大鳥」
バチン、空気を裂くような音と共に太ももに平手打ちが飛ぶ。驚いて腰を揺するのを止めると、動けないほどにぎゅうっと腰を抱きしめられた。
は? なんで叩かれてんの? 俺なんもしてねぇじゃん。
反抗しようと身じろげば、また太ももを打たれた。なんで。
「叩くと中、締まるね? もっと太もも、打っていい?」
「はぁ?! 意味わかんねっ、ぁ、いまやめ……あ、あッ……」
太ももを打たれはしなかったが、人差し指から小指までがぐっと肉にめりこんで痛い。抱きしめられてるせいで加賀見の顔は見えないが「ほら締まった」と気持ちよさそうな声が鎖骨にかかる。
「待っ、待って、待てよぉ、やだぁ……っ! いま、きもちよくしゅんな、や、あ、あっ、あ、きもち、の、やめろよぉ……っ」
太ももを強く掴まれたまま、ずり、ずりっと加賀見の凶悪なデカちんが中を擦ってく。隙間なんか少しもなくて、ちょっと動く度にいくつものヒダが捲れて頭がおかしくなりそうになる……それでも俺は必死に首を横に振った。しかしその動きすら気に入らないのか、骨が軋むほど抱く腕に力をこめられた。
こんなん意味わかんねぇ、ムカつく。ちんこすっげぇ欲しかったけど、ムカつく。
「痛いのも、嬉しいよね?」
「やだっつってんじゃん、やだ、やめろっ……」
「……なに? めんどくさいな。じゃあ、やめる?」
怒りをひと匙ほどの甘さでコーティングしていた声が、本性を表す。
いつもより一段と低く、冷たい声……いや、むしろ腹の底が怒りで静かに燃えているような声で突き放して、抱きしめていた腰を両脇から掴んでずっぽりと入ったちんこを引き抜こうとする。
「や、だ」
しかし俺はそれにも反抗する。加賀見にしがみついて、膝でベッドを踏みしめる。
「ん? やめてほしいんだよね?」
「違ぇし……」
「はぁ。じゃあ、なに?」
俺に聞かせるための大きなため息。脅かすための態度だとわかっているのに、こいつの思い通りに胸がきゅぅっと締め付けられて苦しくなる。責められて、自分が悪い事をした気になる。
言われてないのに、君は悪い子だと言う加賀見の声が頭の中に響いた。
「おれ、うまくできたのに……なんでキレてんの? お前の言うとおり、ちゃんと、できたじゃん……ざけんな、なんで……」
頭に響く声を否定して、拙い言葉をつなぐ。
「お前なにイラついてんの……? 俺ちゃんとっ、自分で挿入した、だろ。お前のほうがくそじゃん、こんな時に、電話でて……俺は、ちゃんとしたし」
加賀見は言葉では答えないが、腕の力が抜けて二人の体の間に隙間ができた。
そうしてやっと、加賀見の顔を確認する。確認して、頭を抱きしめて。両手を使って大きく、でも丁寧に、撫で回してやる。
「出雲が玲児と会ってるの、そんなに気になんの? お前が許可出したんだろ。俺にあたるなよ」
クソみたいにシケたツラしやがって。
こいつが心ここに在らずだったり、イラついてたり、しんどそうな時は十中八九出雲絡みだ。
俺のためにそんな顔しない。こいつはそこまで俺の事は考えない。
いつも穴が空くぞってくらい俺を凝視してくる加賀見が見せる遠い目は、出雲に向けられてる。俺のために唇を噛むこともない。
自分が浮気してる間に友達付き合いさせてるんだ、お前の方がよっぽど酷いことしてんのに。くだらね。
それでも俺はこいつの頭を撫でるんだ。
「なぁ、俺のこと褒めていーよ?」
撫でるのをやめ、頬に手を添え顔を上げさせ、できる限り口角を上げて言ってやった。
加賀見の暗い瞳にふわっと光が宿り、やっと俺を見た。
「ごめん」
縋るように、加賀見の手も俺の頬に伸びてくる。
そしてどちらともなく、額を合わせた。
二人とも体温が高い。
「許してくれる?」
「やなこった」
「大鳥」
「あぁ?」
「……ううん。はやと」
ん、それはずるい。ゆっくり発音される一音一音が奥に沁みる。
汐らしくなったとこで少しいじめてやろうと思ったのに。
返事はせずに、じっと見つめて瞬きで答える。
「キスしていい?」
「……だめって言ったことないだろ?」
未だに粘膜接触禁止とでも思ってるのだろうか。ケツ舐めて生ハメしてるくせに。
さっきと同様、そっと重なるようなキスではなく、唇に食らいつくようなキスをされる。堪えて堪えてもう我慢できないとでも言っているようなキスだ。毎回毎回激しすぎんだよ。
上下ともに唇を食われてついビクッとすると、腹ん中が蠢いてお互いに体を動かしてないのに、前立腺がずりっと擦れる。
上顎のぞりぞりが気持ちいいのはもちろん、歯の根元とか歯茎ってこんなに気持ちよかったっけ。撫でられる度にケツが反応してちんこに吸い付き、上も下もとろとろになっていく。
「キスしながら、おまんこヒクヒクさせて……えっちな子だな。すごく、しゃぶりついてる。おちんちんおいしい?」
「ふ、ふぁ……キスハメきもちいぃぃ。加賀見のぉ、べろも、ちんぽも、もっと食べる………もっと、加賀見、もっとキスしよ? 腰動かして、ちんぽいっぱいしゃぶるからぁ……俺が動いてやる、からぁ……」
「うん。でも、その前に……ほら、おいで?」
優しくゆるんだこの身体を抱き寄せた加賀見は、つむじから首の付け根までたっぷりと心地よく頭を撫でてくれた。さっき俺が撫でてやったお返しみたいだ。
「上手に挿入できて、いい子だったね? 僕の言うことちゃんと聞いて、隼人は本当にいい子だよ」
「あっ……」
「よしよし、いいこいいこ……よしよし……」
「あ、ぁ…………あ……」
抱きしめられながら頭撫でられてるだけなのにふわふわする。まんこがまたヒクついて、前立腺まで撫でられてるみたいでか細い声が漏れてしまう。
甘やかされるの気持ちいい。なでなで気持ちいい。
「ごめんね。出雲は……関係ないよ? 聞かれてるかも、わかんないのに……君がやらしい声、出すから。僕のなのに」
なんだその丸わかりな嘘。くだらねぇ。
でも仕方なく俺はその嘘に乗ってやる。
あーあ、せっかく気分良かっなのにな。ちょっと冷めるじゃん。
「お前が、ぁっ、やらしいことっ、するんだろ……」
「そりゃね。こんなに、可愛いから……いけないんだよ?」
頭を撫でていた手が頬を撫でて顎を掴む。
俺が光らせてやった瞳が興奮に濡れてる。
そんなじっとりとした目で見るなよ。
「君はオナニーも、しないもんね。僕の体でしか乱れない。僕の前でしか乱れない。僕は君のえっちなとこ、全部見てるんだ。余すことなく、全部……」
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