生贄の聖女として30年間悪竜を封じてきましたが

聖女候補に選ばれ王立魔法学院ミズラルに通うことになったジュリエッタは、そこで王子ロミリオと出会う

ロミリオは王国に害を為す暗黒竜ドルガマキアを倒す方法を探しており、ジュリエッタはそれに協力することを約束

しかし急遽新たな聖女が必要になり、それに選ばれたのはジュリエッタ

そしてジュリエッタは、残酷な真実を知ってしまう

聖女とはドルガマキアの生贄だった

しかしいますぐ新たな生贄を捧げなければ、怒れるドルガマキアによりミズガルド王国は滅ぼされてしまう

覚悟を決め我が身を捧げるジュリエッタ

異変を察し後を追ってきたロミリオの前でジュリエッタは生贄の水晶に封じられる



ロミリオ王子、ドルガマキアを倒して

それまでは私がドルガマキアを抑えてみせる

だから犠牲になる女の子は私で最後にして――――





――――という感動的なモノローグから早や30年

あのボンクラ王子、一向にドルガマキアを倒しに来ないどころか、新たな生贄まで捧げる予定ですって?



私が

なんのために

30年がんばったと

思いますぅ?


こうなったらもう自分でなんとかするしかない。

こうして私は正体を隠し、母校であるミズラル学院に再び新入生として入学した
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