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9.絶対に迎えに来る
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助かったのはヨアキム一人だけで、家と両親を失ったことで教会に引き取られることになった。
心配する私に、でもヨアキムは真っ青な顔で何も言わずに俯いていた。その日から避けられるようになって、今まで毎日一緒にいたのに全然会えなくなった。
『お父さんとお母さんが突然居なくなってしまったから、ヨアキムくんも悲しくて心の整理がつかないのね。アリーサは無理に押し掛けないで、でもヨアキムくんの事は忘れずに見守ってあげなさい。ヨアキムくんの事、好きでしょう?』
お母さんにそう言われて『大好き!』と頷いた。
けれどそれから何日もしないうちに朝早くに突然呼び出されて、久しぶりに会うヨアキムに言われたのだ。
「『いつか絶対に迎えに来るから、待ってて。僕が帰ってきたらアリーサをお嫁さんにもらうから、結婚しよう?』」
「……っ!」
記憶の中のヨアキムと同じ言葉を目の前の男が口にした。
「うそ……」
「嘘じゃない。俺はずっと、アリーサのことを想っていた。そうじゃなかったのはお前の方だろう」
男が私の腰を掴む手にぐっと力を入れてきて、焦った。
またさっきみたいに激しくされたら話も何もできなくなる。それにもう数え切れないほどイかされて疲れたし、何度も中に出されたせいでお腹が苦しい。
「ちゃんと話をしたいからそれ抜いて」
「ダメだ。俺がどれだけアリーサの事を想っていたのか分からせる必要が――」
「こんなんで伝わってくるのはあんたの性欲がすごいってことだけだからね! 本当にヨアキムだって言うなら抜いてっ!」
「……」
睨みながら言う私に男が躊躇いを見せる。
「ぬ、い、て! でないとあんたがヨアキムだなんて、私は一生認めないから!」
「……分かった」
しぶしぶといった不満そうな表情を隠す気もないらしい男が、それでもやっとずるりと肉の棒を引き抜いた。
途端にどろりと中のものが流れ出す。
「ん……っ」
え、止まんないんだけど。排泄みたいに流れ落ちていく。恥ずかしいのに、でもぴくぴくと身体が痙攣する。
気持ち良い。
こんなことでって思うのに、シーツを握りしめる。
こいつ、どんだけ中に出したの。妊娠してたら絶対に責任取らせてやるっ。
「……は、ふぅ」
流れ出ていく感覚がやっと少し落ち着いて、呼吸を整えた。
それと同時に寝返りをうってダルい手足を投げ出すと、ヨアキムを名乗った男が私をじっと見下ろしていたことに気がつく。こいつ、人が垂れ流すところを手伝いもせずにただ見ていたのか。
でもその股間のものが今すぐにでもまた突っ込んできそうなくらい固く上向きになっているのも同時に視界に入ってきて、文句を飲み込む。
藪をつついて変なものは出したくない。
ああもう、どうしてこんなことになってるんだろう。
心配する私に、でもヨアキムは真っ青な顔で何も言わずに俯いていた。その日から避けられるようになって、今まで毎日一緒にいたのに全然会えなくなった。
『お父さんとお母さんが突然居なくなってしまったから、ヨアキムくんも悲しくて心の整理がつかないのね。アリーサは無理に押し掛けないで、でもヨアキムくんの事は忘れずに見守ってあげなさい。ヨアキムくんの事、好きでしょう?』
お母さんにそう言われて『大好き!』と頷いた。
けれどそれから何日もしないうちに朝早くに突然呼び出されて、久しぶりに会うヨアキムに言われたのだ。
「『いつか絶対に迎えに来るから、待ってて。僕が帰ってきたらアリーサをお嫁さんにもらうから、結婚しよう?』」
「……っ!」
記憶の中のヨアキムと同じ言葉を目の前の男が口にした。
「うそ……」
「嘘じゃない。俺はずっと、アリーサのことを想っていた。そうじゃなかったのはお前の方だろう」
男が私の腰を掴む手にぐっと力を入れてきて、焦った。
またさっきみたいに激しくされたら話も何もできなくなる。それにもう数え切れないほどイかされて疲れたし、何度も中に出されたせいでお腹が苦しい。
「ちゃんと話をしたいからそれ抜いて」
「ダメだ。俺がどれだけアリーサの事を想っていたのか分からせる必要が――」
「こんなんで伝わってくるのはあんたの性欲がすごいってことだけだからね! 本当にヨアキムだって言うなら抜いてっ!」
「……」
睨みながら言う私に男が躊躇いを見せる。
「ぬ、い、て! でないとあんたがヨアキムだなんて、私は一生認めないから!」
「……分かった」
しぶしぶといった不満そうな表情を隠す気もないらしい男が、それでもやっとずるりと肉の棒を引き抜いた。
途端にどろりと中のものが流れ出す。
「ん……っ」
え、止まんないんだけど。排泄みたいに流れ落ちていく。恥ずかしいのに、でもぴくぴくと身体が痙攣する。
気持ち良い。
こんなことでって思うのに、シーツを握りしめる。
こいつ、どんだけ中に出したの。妊娠してたら絶対に責任取らせてやるっ。
「……は、ふぅ」
流れ出ていく感覚がやっと少し落ち着いて、呼吸を整えた。
それと同時に寝返りをうってダルい手足を投げ出すと、ヨアキムを名乗った男が私をじっと見下ろしていたことに気がつく。こいつ、人が垂れ流すところを手伝いもせずにただ見ていたのか。
でもその股間のものが今すぐにでもまた突っ込んできそうなくらい固く上向きになっているのも同時に視界に入ってきて、文句を飲み込む。
藪をつついて変なものは出したくない。
ああもう、どうしてこんなことになってるんだろう。
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