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7.約束を果たしに来た
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「……信じらんない」
呼吸を整えて、そして睨んだ。
「信じらんない。ありえない。普通、中で出す? 最悪。マナーってもんを知らないの?」
いくらこっちが避妊薬を飲んでるからって。
折角気持ち良かった高揚感が、一気に興醒めだ。
避妊薬だって完璧じゃない。恋人でもない関係だったら外に出すのが最低限のルールでマナーってもんだ。
それが初対面だろうと関係ない。
勿論、お金をもらってたって。
「妊娠してたら、あんたがどこの誰だろうと養育費は取り立てるから。中に出したんだから当然だからね。責任逃れなんて絶対にさせないから。ああもうほんと、最悪」
セックスするからには妊娠するリスクだって負ってる。
デキたら産む覚悟だってしてる。
でもそれは私が私のために負ってる覚悟で、男の一時的な快楽のためなんかじゃない。
「遊び方知らないんなら、初対面の女を誘わないでよね」
睨みながら吐き捨てる。
ああもう、こんな事なら嘘つき男だって分かった瞬間に止めれば良かった。大人しく一人で家に帰るか、他の男を探すなりしておけば。
何もかもが今更だけど。
「ちょっと、聞いてんの? いつまでも入れっぱなしにしてないで早く抜い……えっ」
男の分厚い胸板を押し返そうとした時、身体をくるりと反転させられた。
目の前にはさっき握り締めていたシーツがあって、咄嗟に理解できずに瞬きをする。
「何――」
文句を言おうと振り返って、男の笑顔に言葉が凍った。
口元は笑っているはずなのに、目が笑っていない。
「遊び方なんて知っているはずがないだろう。俺は本気だからな」
「なに、いって……」
「養育費? 払うに決まっている。責任は最初から取るつもりだ。責任取って、俺がアリーサも子供も全部面倒見てやる」
「は……? そ、そんなの要らな……はぁうっ」
何こいつ、ヤバい。
そう思って起き上がろうとしたのに、腰を掴まれてうちつけられた。一度出したくせに全く衰えていなかった男のものが、私の中に強制的に快感を呼び起こす。
「アリーサ」
「や……っ! んん、ちょっと……っ! あひっ」
「アリーサ。アリーサ、アリーサ」
「ああっ、や……! んはっ、あ、あうっ」
「アリーサ、ずっと探していた。やっと見つけたんだ。俺のアリーサ。約束を果たしに来た」
ばちゅんばちゅんと、配慮も何もない、ただひたすらにこっちの快楽を強制的に引きずり出すためだけに男が腰を振る。
呼吸を整えて、そして睨んだ。
「信じらんない。ありえない。普通、中で出す? 最悪。マナーってもんを知らないの?」
いくらこっちが避妊薬を飲んでるからって。
折角気持ち良かった高揚感が、一気に興醒めだ。
避妊薬だって完璧じゃない。恋人でもない関係だったら外に出すのが最低限のルールでマナーってもんだ。
それが初対面だろうと関係ない。
勿論、お金をもらってたって。
「妊娠してたら、あんたがどこの誰だろうと養育費は取り立てるから。中に出したんだから当然だからね。責任逃れなんて絶対にさせないから。ああもうほんと、最悪」
セックスするからには妊娠するリスクだって負ってる。
デキたら産む覚悟だってしてる。
でもそれは私が私のために負ってる覚悟で、男の一時的な快楽のためなんかじゃない。
「遊び方知らないんなら、初対面の女を誘わないでよね」
睨みながら吐き捨てる。
ああもう、こんな事なら嘘つき男だって分かった瞬間に止めれば良かった。大人しく一人で家に帰るか、他の男を探すなりしておけば。
何もかもが今更だけど。
「ちょっと、聞いてんの? いつまでも入れっぱなしにしてないで早く抜い……えっ」
男の分厚い胸板を押し返そうとした時、身体をくるりと反転させられた。
目の前にはさっき握り締めていたシーツがあって、咄嗟に理解できずに瞬きをする。
「何――」
文句を言おうと振り返って、男の笑顔に言葉が凍った。
口元は笑っているはずなのに、目が笑っていない。
「遊び方なんて知っているはずがないだろう。俺は本気だからな」
「なに、いって……」
「養育費? 払うに決まっている。責任は最初から取るつもりだ。責任取って、俺がアリーサも子供も全部面倒見てやる」
「は……? そ、そんなの要らな……はぁうっ」
何こいつ、ヤバい。
そう思って起き上がろうとしたのに、腰を掴まれてうちつけられた。一度出したくせに全く衰えていなかった男のものが、私の中に強制的に快感を呼び起こす。
「アリーサ」
「や……っ! んん、ちょっと……っ! あひっ」
「アリーサ。アリーサ、アリーサ」
「ああっ、や……! んはっ、あ、あうっ」
「アリーサ、ずっと探していた。やっと見つけたんだ。俺のアリーサ。約束を果たしに来た」
ばちゅんばちゅんと、配慮も何もない、ただひたすらにこっちの快楽を強制的に引きずり出すためだけに男が腰を振る。
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