【R18】ビッチになった私と、ヤンデレになった幼馴染〜村を出たら、騎士になっていた幼馴染がヤンデレ化してしまいました〜

水野恵無

文字の大きさ
上 下
6 / 16

6.一つになれる

しおりを挟む
「ここを弄られるのが好きなのか?」
「んん……、嫌いじゃ、ないっ」
「それを『好き』だって言うんだよ」
「ああっ!」

 胸の先が熱を持ったように熱くなった。男の口内に食べられるように咥えられて、それを目の前で見せつけられる。
 こんなのいつもの事のはずなのに、どうして。
 なんだか今日は妙に感じる。柔らかく食まれるもどかしさと歯の当たる強さとのギャップに、びくびくと魚みたいに跳ねて止められない。

 シーツを握りしめながら胸の刺激に耐えていたら、男の手が股の間に入ってきてぬるりと撫で上げてきた。

「すごい、濡れてるな」
「うるさいっ」
「……誰にでもこうなるのか?」
「ふぁっ、んっ!」

 遠慮なく男が太い指を入れてくる。私の身体はぬぷんと抵抗なく受け入れて、快感が背中に走る。

 嘘つきのくせになんでこんな上手いの?
 くだらないバレバレの嘘をついて、そんな事でしか女の気を引くこともできない、しょうもない男だと思ったのに。

「あ……っ、ん、……そこっ」
「ここ、か?」
「ひ、あ……っ!」

 男が指を増やしながら、中で指を曲げてきた。この男とは初めてのはずなのに、正確に感じる場所を刺激される。
 とぷんと溢れて、シーツを濡らしたのが分かる。

「あっ、……あぁ、んっ……んんっ、くぅんっ」

 まるで情けない雌犬みたいに鳴かされる。
 でも感じていない振りなんて出来ない。気持ち良すぎて、もっとと中がうねる。

「気持ち良いか?」
「んん……っ、いい……きもち、いいっ」

 耳元で低い声で問われて、それ以上の意地を通すことはできずに本音を叫んでしまう。
 もっと、もっと……欲しい。
 理性が本能に飲まれて、気持ちの良さを貪欲に求める。

 男は焦らすことはせずに、指を引き抜くとズボンから取り出した大きな物を私の入口にぴったりと充てがった。
 膝の裏を掴まれて情けないくらいに大きく開かされる。

「アリーサ……やっとお前とこうして一つになれる」
「……え? あ、あああっ!」
「は……っ、すごい、な……。キツくて、持っていかれそうだ」
「ああ! やっ、バカ……っ、んん! そんな、おっきい……! ゆっくり、してぇ!」
「無理だ。一気に押し込むぞ」
「ひっ、あぁ! んんん、あーっ」

 男の指も太かったけど、比較にならないくらいの太さのものを押し込まれた。
 何これ、こんな圧迫感知らない。
 男が何か気になることを言っていた気がするけど、そんな事どうでも良くなる。

 すごい。凄すぎる。
 眼の前がチカチカするくらい、気持ち良い。

 根本まで全部埋めた男は休む間もなく、一気に腰を引いてまた最奥まで打ち付けてきた。膝裏を掴まれてるせいで逃げることは出来なかった。
 悲鳴みたいな声をだしながら、今まで感じたことのないくらいの気持ち良さに翻弄される。

 男のものが出ていく時にはめくれちゃうんじゃないかって心配になるくらい絡みついて、突き込まれる時には背筋が痺れて息も出来なくなる。

 すごい、すごい、すごい。
 こんなすごいセックス、したこと無い。
 気持ち良すぎてバカになりそう。

 揺さぶられるたびに二人分の汗が飛ぶ。
 水音と肌のぶつかる音がひっきりなしに部屋に溢れる。

「イく! イ、ちゃう! もう、もう……っ!」
「ああ、イけ! 俺も……出すっ」
「は……っ!? え、ちょ……んぐっ! あ、あああーっ!」

 男のものがぐうっと膨らんで、息が詰まった。

 中で熱いものをぶち撒けられて、私の快感も弾ける。頭の中が真っ白になって、ぎゅううっと男のものを締め付けて、脈動した。
 私の痙攣に合わせるかのように、男が断続的に肉の棒を震わせる。

 飲み込みきれなかったものがはしたない音を立てながら溢れてこぼれ落ちた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

英雄騎士様の褒賞になりました

マチバリ
恋愛
ドラゴンを倒した騎士リュートが願ったのは、王女セレンとの一夜だった。 騎士×王女の短いお話です。

敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される

clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。 状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。

どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします

文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。 夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。 エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。 「ゲルハルトさま、愛しています」 ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。 「エレーヌ、俺はあなたが憎い」 エレーヌは凍り付いた。

今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を

澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。 そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。 だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。 そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。

【R18】深層のご令嬢は、婚約破棄して愛しのお兄様に花弁を散らされる

奏音 美都
恋愛
バトワール財閥の令嬢であるクリスティーナは血の繋がらない兄、ウィンストンを密かに慕っていた。だが、貴族院議員であり、ノルウェールズ侯爵家の三男であるコンラッドとの婚姻話が持ち上がり、バトワール財閥、ひいては会社の経営に携わる兄のために、お見合いを受ける覚悟をする。 だが、今目の前では兄のウィンストンに迫られていた。 「ノルウェールズ侯爵の御曹司とのお見合いが決まったって聞いたんだが、本当なのか?」」  どう尋ねる兄の真意は……

甘すぎるドクターへ。どうか手加減して下さい。

海咲雪
恋愛
その日、新幹線の隣の席に疲れて寝ている男性がいた。 ただそれだけのはずだったのに……その日、私の世界に甘さが加わった。 「案外、本当に君以外いないかも」 「いいの? こんな可愛いことされたら、本当にもう逃してあげられないけど」 「もう奏葉の許可なしに近づいたりしない。だから……近づく前に奏葉に聞くから、ちゃんと許可を出してね」 そのドクターの甘さは手加減を知らない。 【登場人物】 末永 奏葉[すえなが かなは]・・・25歳。普通の会社員。気を遣い過ぎてしまう性格。   恩田 時哉[おんだ ときや]・・・27歳。医者。奏葉をからかう時もあるのに、甘すぎる? 田代 有我[たしろ ゆうが]・・・25歳。奏葉の同期。テキトーな性格だが、奏葉の変化には鋭い? 【作者に医療知識はありません。恋愛小説として楽しんで頂ければ幸いです!】

婚約者が巨乳好きだと知ったので、お義兄様に胸を大きくしてもらいます。

恋愛
可憐な見た目とは裏腹に、突っ走りがちな令嬢のパトリシア。婚約者のフィリップが、巨乳じゃないと女として見れない、と話しているのを聞いてしまう。 パトリシアは、小さい頃に両親を亡くし、母の弟である伯爵家で、本当の娘の様に育てられた。お世話になった家族の為にも、幸せな結婚生活を送らねばならないと、兄の様に慕っているアレックスに、あるお願いをしに行く。

片想いの相手と二人、深夜、狭い部屋。何も起きないはずはなく

おりの まるる
恋愛
ユディットは片想いしている室長が、再婚すると言う噂を聞いて、情緒不安定な日々を過ごしていた。 そんなある日、怖い噂話が尽きない古い教会を改装して使っている書庫で、仕事を終えるとすっかり夜になっていた。 夕方からの大雨で研究棟へ帰れなくなり、途方に暮れていた。 そんな彼女を室長が迎えに来てくれたのだが、トラブルに見舞われ、二人っきりで夜を過ごすことになる。 全4話です。

処理中です...