6 / 16
6.一つになれる
しおりを挟む
「ここを弄られるのが好きなのか?」
「んん……、嫌いじゃ、ないっ」
「それを『好き』だって言うんだよ」
「ああっ!」
胸の先が熱を持ったように熱くなった。男の口内に食べられるように咥えられて、それを目の前で見せつけられる。
こんなのいつもの事のはずなのに、どうして。
なんだか今日は妙に感じる。柔らかく食まれるもどかしさと歯の当たる強さとのギャップに、びくびくと魚みたいに跳ねて止められない。
シーツを握りしめながら胸の刺激に耐えていたら、男の手が股の間に入ってきてぬるりと撫で上げてきた。
「すごい、濡れてるな」
「うるさいっ」
「……誰にでもこうなるのか?」
「ふぁっ、んっ!」
遠慮なく男が太い指を入れてくる。私の身体はぬぷんと抵抗なく受け入れて、快感が背中に走る。
嘘つきのくせになんでこんな上手いの?
くだらないバレバレの嘘をついて、そんな事でしか女の気を引くこともできない、しょうもない男だと思ったのに。
「あ……っ、ん、……そこっ」
「ここ、か?」
「ひ、あ……っ!」
男が指を増やしながら、中で指を曲げてきた。この男とは初めてのはずなのに、正確に感じる場所を刺激される。
とぷんと溢れて、シーツを濡らしたのが分かる。
「あっ、……あぁ、んっ……んんっ、くぅんっ」
まるで情けない雌犬みたいに鳴かされる。
でも感じていない振りなんて出来ない。気持ち良すぎて、もっとと中がうねる。
「気持ち良いか?」
「んん……っ、いい……きもち、いいっ」
耳元で低い声で問われて、それ以上の意地を通すことはできずに本音を叫んでしまう。
もっと、もっと……欲しい。
理性が本能に飲まれて、気持ちの良さを貪欲に求める。
男は焦らすことはせずに、指を引き抜くとズボンから取り出した大きな物を私の入口にぴったりと充てがった。
膝の裏を掴まれて情けないくらいに大きく開かされる。
「アリーサ……やっとお前とこうして一つになれる」
「……え? あ、あああっ!」
「は……っ、すごい、な……。キツくて、持っていかれそうだ」
「ああ! やっ、バカ……っ、んん! そんな、おっきい……! ゆっくり、してぇ!」
「無理だ。一気に押し込むぞ」
「ひっ、あぁ! んんん、あーっ」
男の指も太かったけど、比較にならないくらいの太さのものを押し込まれた。
何これ、こんな圧迫感知らない。
男が何か気になることを言っていた気がするけど、そんな事どうでも良くなる。
すごい。凄すぎる。
眼の前がチカチカするくらい、気持ち良い。
根本まで全部埋めた男は休む間もなく、一気に腰を引いてまた最奥まで打ち付けてきた。膝裏を掴まれてるせいで逃げることは出来なかった。
悲鳴みたいな声をだしながら、今まで感じたことのないくらいの気持ち良さに翻弄される。
男のものが出ていく時にはめくれちゃうんじゃないかって心配になるくらい絡みついて、突き込まれる時には背筋が痺れて息も出来なくなる。
すごい、すごい、すごい。
こんなすごいセックス、したこと無い。
気持ち良すぎてバカになりそう。
揺さぶられるたびに二人分の汗が飛ぶ。
水音と肌のぶつかる音がひっきりなしに部屋に溢れる。
「イく! イ、ちゃう! もう、もう……っ!」
「ああ、イけ! 俺も……出すっ」
「は……っ!? え、ちょ……んぐっ! あ、あああーっ!」
男のものがぐうっと膨らんで、息が詰まった。
中で熱いものをぶち撒けられて、私の快感も弾ける。頭の中が真っ白になって、ぎゅううっと男のものを締め付けて、脈動した。
私の痙攣に合わせるかのように、男が断続的に肉の棒を震わせる。
飲み込みきれなかったものがはしたない音を立てながら溢れてこぼれ落ちた。
「んん……、嫌いじゃ、ないっ」
「それを『好き』だって言うんだよ」
「ああっ!」
胸の先が熱を持ったように熱くなった。男の口内に食べられるように咥えられて、それを目の前で見せつけられる。
こんなのいつもの事のはずなのに、どうして。
なんだか今日は妙に感じる。柔らかく食まれるもどかしさと歯の当たる強さとのギャップに、びくびくと魚みたいに跳ねて止められない。
シーツを握りしめながら胸の刺激に耐えていたら、男の手が股の間に入ってきてぬるりと撫で上げてきた。
「すごい、濡れてるな」
「うるさいっ」
「……誰にでもこうなるのか?」
「ふぁっ、んっ!」
遠慮なく男が太い指を入れてくる。私の身体はぬぷんと抵抗なく受け入れて、快感が背中に走る。
嘘つきのくせになんでこんな上手いの?
くだらないバレバレの嘘をついて、そんな事でしか女の気を引くこともできない、しょうもない男だと思ったのに。
「あ……っ、ん、……そこっ」
「ここ、か?」
「ひ、あ……っ!」
男が指を増やしながら、中で指を曲げてきた。この男とは初めてのはずなのに、正確に感じる場所を刺激される。
とぷんと溢れて、シーツを濡らしたのが分かる。
「あっ、……あぁ、んっ……んんっ、くぅんっ」
まるで情けない雌犬みたいに鳴かされる。
でも感じていない振りなんて出来ない。気持ち良すぎて、もっとと中がうねる。
「気持ち良いか?」
「んん……っ、いい……きもち、いいっ」
耳元で低い声で問われて、それ以上の意地を通すことはできずに本音を叫んでしまう。
もっと、もっと……欲しい。
理性が本能に飲まれて、気持ちの良さを貪欲に求める。
男は焦らすことはせずに、指を引き抜くとズボンから取り出した大きな物を私の入口にぴったりと充てがった。
膝の裏を掴まれて情けないくらいに大きく開かされる。
「アリーサ……やっとお前とこうして一つになれる」
「……え? あ、あああっ!」
「は……っ、すごい、な……。キツくて、持っていかれそうだ」
「ああ! やっ、バカ……っ、んん! そんな、おっきい……! ゆっくり、してぇ!」
「無理だ。一気に押し込むぞ」
「ひっ、あぁ! んんん、あーっ」
男の指も太かったけど、比較にならないくらいの太さのものを押し込まれた。
何これ、こんな圧迫感知らない。
男が何か気になることを言っていた気がするけど、そんな事どうでも良くなる。
すごい。凄すぎる。
眼の前がチカチカするくらい、気持ち良い。
根本まで全部埋めた男は休む間もなく、一気に腰を引いてまた最奥まで打ち付けてきた。膝裏を掴まれてるせいで逃げることは出来なかった。
悲鳴みたいな声をだしながら、今まで感じたことのないくらいの気持ち良さに翻弄される。
男のものが出ていく時にはめくれちゃうんじゃないかって心配になるくらい絡みついて、突き込まれる時には背筋が痺れて息も出来なくなる。
すごい、すごい、すごい。
こんなすごいセックス、したこと無い。
気持ち良すぎてバカになりそう。
揺さぶられるたびに二人分の汗が飛ぶ。
水音と肌のぶつかる音がひっきりなしに部屋に溢れる。
「イく! イ、ちゃう! もう、もう……っ!」
「ああ、イけ! 俺も……出すっ」
「は……っ!? え、ちょ……んぐっ! あ、あああーっ!」
男のものがぐうっと膨らんで、息が詰まった。
中で熱いものをぶち撒けられて、私の快感も弾ける。頭の中が真っ白になって、ぎゅううっと男のものを締め付けて、脈動した。
私の痙攣に合わせるかのように、男が断続的に肉の棒を震わせる。
飲み込みきれなかったものがはしたない音を立てながら溢れてこぼれ落ちた。
0
お気に入りに追加
325
あなたにおすすめの小説

今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。
義兄の執愛
真木
恋愛
陽花は姉の結婚と引き換えに、義兄に囲われることになる。
教え込むように執拗に抱き、甘く愛をささやく義兄に、陽花の心は砕けていき……。
悪の華のような義兄×中性的な義妹の歪んだ愛。

ホストな彼と別れようとしたお話
下菊みこと
恋愛
ヤンデレ男子に捕まるお話です。
あるいは最終的にお互いに溺れていくお話です。
御都合主義のハッピーエンドのSSです。
小説家になろう様でも投稿しています。

若社長な旦那様は欲望に正直~新妻が可愛すぎて仕事が手につかない~
雪宮凛
恋愛
「来週からしばらく、在宅ワークをすることになった」
夕食時、突如告げられた夫の言葉に驚く静香。だけど、大好きな旦那様のために、少しでも良い仕事環境を整えようと奮闘する。
そんな健気な妻の姿を目の当たりにした夫の至は、仕事中にも関わらずムラムラしてしまい――。
全3話 ※タグにご注意ください/ムーンライトノベルズより転載

束縛婚
水無瀬雨音
恋愛
幼なじみの優しい伯爵子息、ウィルフレッドと婚約している男爵令嬢ベルティーユは、結婚を控え幸せだった。ところが社交界デビューの日、ウィルフレッドをライバル視している辺境伯のオースティンに出会う。翌日ベルティーユの屋敷を訪れたオースティンは、彼女を手に入れようと画策し……。
清白妙様、砂月美乃様の「最愛アンソロ」に参加しています。

獅子の最愛〜獣人団長の執着〜
水無月瑠璃
恋愛
獅子の獣人ライアンは領地の森で魔物に襲われそうになっている女を助ける。助けた女は気を失ってしまい、邸へと連れて帰ることに。
目を覚ました彼女…リリは人化した獣人の男を前にすると様子がおかしくなるも顔が獅子のライアンは平気なようで抱きついて来る。
女嫌いなライアンだが何故かリリには抱きつかれても平気。
素性を明かさないリリを保護することにしたライアン。
謎の多いリリと初めての感情に戸惑うライアン、2人の行く末は…
ヒーローはずっとライオンの姿で人化はしません。

憐れな妻は龍の夫から逃れられない
向水白音
恋愛
龍の夫ヤトと人間の妻アズサ。夫婦は新年の儀を行うべく、二人きりで山の中の館にいた。新婚夫婦が寝室で二人きり、何も起きないわけなく……。独占欲つよつよヤンデレ気味な夫が妻を愛でる作品です。そこに愛はあります。ムーンライトノベルズにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる