【R18】転生したらお姫様で嫁いだ王子様は触手プレイ好きの変態だった

水野恵無

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 これ。これ絶対自分の顔や外見や声の良さを理解してる人の行動だ。
 だってこっちの顔が本性ってことはエーヴァルト様は意識してあの完璧王子を演じる事ができていたってこと。そんなの自分の武器をちゃんと理解してるってことだ。

 そして私の気持ちもきっと筒抜けなんだ。
 悔しいけど!すっごく悔しいけど!!
 私の好みは正統派王子様より腹黒魔王系なんだからぁー!!

「ディアナ、お前の気持ちは?」
「……っ、言わなくても分かってますよね?」
「それでも聞きたい。いや、言わせたい」
「うぅ……き、です」
「聞こえねぇな」
「あーもう、エーヴァルト様が好きですっ!これでいいですか!?」
「『愛してる』って言わせてやりてぇとこだが、まぁ今日はこれくらいで許してやるか」

 そうやって笑ったエーヴァルト様の表情が意地悪で格好良くて、ああもう顔面の良さって暴力だなって思った。だってもう近いうちに「愛してる」って言わされちゃってる未来が見える。
 私は絶対この人に勝てないし、それでも良いって。そう感じちゃったから。

「じゃあディアナ、こいつが入ってもいいな?」

 目を見つめられながら問われる。ああ私、今更だけどエーヴァルト様に恋してる。間違いなく。それは今まで好きになってきたどんなキャラクターへの愛とも違って、生身の男の人への感情だ。
 頭の中がふわふわしてる。今なら何でも出来ちゃいそうな、そんな万能感に支配される。

「はい。私の中にその触手を入れてください」

 ぼんやりした初恋の感情に浮かれて、操られるみたいに私はそう懇願していた。なんなら多分語尾にハートマークまで付けて。

 後から私は盛大に後悔して自分をぶっ叩きたくなるんだけど、この時はもうとにかく頭が馬鹿になってたんだ。
 ニヤリと笑うエーヴァルト様にキュンキュンしてて、し過ぎてて、もうどうにでもして欲しい!みたいなトランス状態だった。

「エーヴァルト様……あ、あぁんっ!」

 動きを止めてた触手がまたちゅうっと私の性感帯を吸って刺激してくる。そこで改めて私は自分の格好を思い出した。
 触手に絡まれて足も大きく開いて何もかも見せつけた状態で告白とか恥ずかしすぎるっ!そんな恥じらいも、けど僅かな時間で吹っ飛んだ。

 グロテスクなおちんちん触手が二本、私の入口にちゅっちゅってかわりばんこにキスしてきたせいだ。
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