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へろへろになった私を見下ろして微笑むエーヴァルト様。その態度はまだまだ余裕綽々って感じだ。それに対して見上げる私の目はハートになっちゃってるだろう。
ちゅっとまた音を立ててキスをされる。そしてまるで羽枕のように軽やかに抱きあげられた。その流れるような動きの全てが優雅で、私はされるがままだった。
天蓋付きのベッドにそっと降ろされる。すごい、こんなにスマートにお姫様抱っこからのベッドに移動を出来るなんて漫画みたいだ!流石エーヴァルト様だ!
またエーヴァルト様の顔が近付いてくる。自然と私は目を瞑る。胸がドキドキし過ぎて心臓が口から飛び出すんじゃないかなってくらいだった。
私、本当にえっちしちゃうんだ。
しかも相手はエーヴァルト様だなんて。
凄い。緊張する。でも嫌じゃない。
触れる唇にどくんと胸が高鳴る。ノックされるように唇をつんつんされて、薄く開くと心得たようにぬるりと舌がまた入ってきた。舌同士がまた絡まる。水音が鳴って、飲みきれない唾液が首を伝ってく。
ディープキスに夢中になってるとナイトドレスのリボンを解かれた。大きな胸のせいで、それだけではらりと布地が落ちてしまう。今度こそ本当に身を守る物がなにもなくなってしまった。
熱く大きな手の平がそっと胸元を覆う。撫でるようなその触れ方がくすぐったくて、肌がちりちりする。もっとちゃんと触れて欲しいって、理性より本能が先に声を上げる。
背中が浮いて、自分から胸を手の平に押し付けてしまった。乳首が硬い肌に押し潰されて気持ちいい。
エーヴァルト様が喉の奥で笑った気配がした。はしたないって思われたかな。でも私だってこんな風になるなんて全然知らなかったんだから許して欲しい。
えっちってこんな気持ちの良いものだったんだ。だから皆ハマっちゃうんだ。前世から知識と妄想だけは膨らませてたけど、現実の力ってすごい。
むにょりと大きな胸を揉まれる。エーヴァルト様の手が動く度に乳首が擦れて気持ち良い。
それだけじゃなくて重ねられる指先も、肌を伝う少ししっとりとした質感も、太ももを撫でられるのも全部気持ち良い。沢山触れられてゾクゾクしてしまう。
「……」
ん?
なんか今おかしくなかったか?自分の思考回路と感覚に疑問点。
エーヴァルト様の手は今私の胸を揉んで、手を恋人繋ぎみたいに重ねて指先が絡んで、二の腕もさわさわされて、お腹のお臍のあたりも擽られて、太ももを撫でられながら少しずつ開かされてて。
まてまてまて。
どう考えたって腕の本数おかしすぎるでしょ。
ちゅっとまた音を立ててキスをされる。そしてまるで羽枕のように軽やかに抱きあげられた。その流れるような動きの全てが優雅で、私はされるがままだった。
天蓋付きのベッドにそっと降ろされる。すごい、こんなにスマートにお姫様抱っこからのベッドに移動を出来るなんて漫画みたいだ!流石エーヴァルト様だ!
またエーヴァルト様の顔が近付いてくる。自然と私は目を瞑る。胸がドキドキし過ぎて心臓が口から飛び出すんじゃないかなってくらいだった。
私、本当にえっちしちゃうんだ。
しかも相手はエーヴァルト様だなんて。
凄い。緊張する。でも嫌じゃない。
触れる唇にどくんと胸が高鳴る。ノックされるように唇をつんつんされて、薄く開くと心得たようにぬるりと舌がまた入ってきた。舌同士がまた絡まる。水音が鳴って、飲みきれない唾液が首を伝ってく。
ディープキスに夢中になってるとナイトドレスのリボンを解かれた。大きな胸のせいで、それだけではらりと布地が落ちてしまう。今度こそ本当に身を守る物がなにもなくなってしまった。
熱く大きな手の平がそっと胸元を覆う。撫でるようなその触れ方がくすぐったくて、肌がちりちりする。もっとちゃんと触れて欲しいって、理性より本能が先に声を上げる。
背中が浮いて、自分から胸を手の平に押し付けてしまった。乳首が硬い肌に押し潰されて気持ちいい。
エーヴァルト様が喉の奥で笑った気配がした。はしたないって思われたかな。でも私だってこんな風になるなんて全然知らなかったんだから許して欲しい。
えっちってこんな気持ちの良いものだったんだ。だから皆ハマっちゃうんだ。前世から知識と妄想だけは膨らませてたけど、現実の力ってすごい。
むにょりと大きな胸を揉まれる。エーヴァルト様の手が動く度に乳首が擦れて気持ち良い。
それだけじゃなくて重ねられる指先も、肌を伝う少ししっとりとした質感も、太ももを撫でられるのも全部気持ち良い。沢山触れられてゾクゾクしてしまう。
「……」
ん?
なんか今おかしくなかったか?自分の思考回路と感覚に疑問点。
エーヴァルト様の手は今私の胸を揉んで、手を恋人繋ぎみたいに重ねて指先が絡んで、二の腕もさわさわされて、お腹のお臍のあたりも擽られて、太ももを撫でられながら少しずつ開かされてて。
まてまてまて。
どう考えたって腕の本数おかしすぎるでしょ。
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