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特殊すぎる趣味私には無い
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でも思わず声が出てしまった。慌てて、テオフィル王子の胸に顔を押し付けた。この状態も充分すぎるくらいに恥ずかしいけど仕方ない。
だって見えない手が胸の先っぽと、入り口のすぐ上のとこを同時に刺激してきたから。
ほんとこれ、どうなってんの?どういうことなの?振り解けないのに触られ放題、なんて。
分からない事が起きてて怖いはずなのに、触れ方がさっきのテオフィル王子の感じそのままなせいで気持ち良くなっちゃう。ほんの少し落ち着いたはずのさっきの熱が簡単にまた火がついちゃう。
「おう、じ」
「ん?」
「あ、あの。……ぁんっ。あ、いや、あの……ふ、二人きりに、なりたい、です」
何が起こってるかなんて分からない。でも、ここは駄目だ。人が多すぎて王子に相談する事もできない。何より声を我慢できない。
見えない手は親指でこりこりと刺激しながら、他の指を中に入れようとしてるみたいだった。とろとろになってる入り口を何度も行き来してる。
指だとしても入れられちゃったら確実に声が出る。こんなとこで人に見られながらなんて、そんな特殊すぎる趣味私には無いってのに。
王子は私の切羽詰まってる感を察してくれたのか、それまでしていた話をすぐに切り上げてくれた。
さっき来た廊下を戻って行く間も、指の動きは止まらない。
きゅうっと身体を縮こまらせながら耐える。怖いっていうよりも何かに流されちゃわないように。
だって……だってこれ、絶対テオフィル王子の手だよね。
さっきまではよく分かんなかったけど、今は確信がある。
「ておふぃる、おうじっ」
「ん、大丈夫だよ、すぐに僕の部屋に戻るからね」
そうやって動かす足が早すぎるし、何より見上げた視線に応えてくれる目が完全にさっきまでと一緒だ。
こんなギラギラしながら私を見ておいて何も知りませんなんて通じるはずがない。
「あ、ああっ!」
見えない指がぷちゅんて音を立てて中に入ってきたのはベッドに下ろされた瞬間だった。固い爪が柔らかく解れちゃってるとこを押してきて、テオフィル王子そのものとは違う刺激がする。
「あっ、や……っ!ぬい、てぇ!」
「どうしたのヤヨイ、そんな甘い声上げちゃって。僕の事煽ってるの?」
「ちが……っ、んん、は……ぁ!ああっ!や、つねらない、でぇっ」
中だけじゃなくて、胸の先っぽもきゅって摘まれる。ぷっくり膨れちゃってるそこに強すぎる快感が走って背中が反った。
だって見えない手が胸の先っぽと、入り口のすぐ上のとこを同時に刺激してきたから。
ほんとこれ、どうなってんの?どういうことなの?振り解けないのに触られ放題、なんて。
分からない事が起きてて怖いはずなのに、触れ方がさっきのテオフィル王子の感じそのままなせいで気持ち良くなっちゃう。ほんの少し落ち着いたはずのさっきの熱が簡単にまた火がついちゃう。
「おう、じ」
「ん?」
「あ、あの。……ぁんっ。あ、いや、あの……ふ、二人きりに、なりたい、です」
何が起こってるかなんて分からない。でも、ここは駄目だ。人が多すぎて王子に相談する事もできない。何より声を我慢できない。
見えない手は親指でこりこりと刺激しながら、他の指を中に入れようとしてるみたいだった。とろとろになってる入り口を何度も行き来してる。
指だとしても入れられちゃったら確実に声が出る。こんなとこで人に見られながらなんて、そんな特殊すぎる趣味私には無いってのに。
王子は私の切羽詰まってる感を察してくれたのか、それまでしていた話をすぐに切り上げてくれた。
さっき来た廊下を戻って行く間も、指の動きは止まらない。
きゅうっと身体を縮こまらせながら耐える。怖いっていうよりも何かに流されちゃわないように。
だって……だってこれ、絶対テオフィル王子の手だよね。
さっきまではよく分かんなかったけど、今は確信がある。
「ておふぃる、おうじっ」
「ん、大丈夫だよ、すぐに僕の部屋に戻るからね」
そうやって動かす足が早すぎるし、何より見上げた視線に応えてくれる目が完全にさっきまでと一緒だ。
こんなギラギラしながら私を見ておいて何も知りませんなんて通じるはずがない。
「あ、ああっ!」
見えない指がぷちゅんて音を立てて中に入ってきたのはベッドに下ろされた瞬間だった。固い爪が柔らかく解れちゃってるとこを押してきて、テオフィル王子そのものとは違う刺激がする。
「あっ、や……っ!ぬい、てぇ!」
「どうしたのヤヨイ、そんな甘い声上げちゃって。僕の事煽ってるの?」
「ちが……っ、んん、は……ぁ!ああっ!や、つねらない、でぇっ」
中だけじゃなくて、胸の先っぽもきゅって摘まれる。ぷっくり膨れちゃってるそこに強すぎる快感が走って背中が反った。
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