【R18】恥ずかしくて好きな人から逃げてたら、無理やりに捕まえられた

水野恵無

文字の大きさ
上 下
6 / 20

6.だめに、決まって……

しおりを挟む
「んん……っ!」

 岡本の顔が視界にめいっぱい広がって、唇に何かが触れた。
 え?
 キスされてる? 岡本に。あの、岡本に。

「ま……っ、んむぅっ!」

 待ってって言おうと口を開いたら舌がにゅるんて入ってきた。
 突然すぎて意味分かんない。岡本が言ってたことも、分かんない。
 離れて欲しいのに頭を掴んでる手の力が強くてどうにもならなくて、岡本の肩を押し返そうとしてもびくともしなかった。

「んんっ!」

 それどころか岡本の手が制服のブラウスにかかって、ぷつんてボタンを外された。
 変なことをする腕を掴んでもやっぱり動かない、止められない。

 口の中に侵入してきてる舌に息ごと飲み込まれて苦しい。流し込まれた岡本の唾液はなんでだか妙に甘く感じて、吐き出すわけにもいかなくて飲み込むしかなかった。
 岡本が目を細めて笑って、やっと唇が離れた。

「ふぁ……っ!」
「あんまデカい声出すと誰かに聞かれるかもな」

 そうだ、すぐ後ろの窓は開いてるんだ。学校には部活で残ってる人も少なくない。
 慌てて両手で口を塞いだら、いつの間にかブラウスのボタンを全部外してた岡本の指がブラジャーの縁にかかる。
 一瞬のヒヤッとした予感は裏切られることもなく、岡本が背中のホックを外して、ブラジャーをぐって下げられた。

「……岡本っ!?」

 教室で私はおっぱいを丸出しにさせられた。
 一瞬で頭の一番上まで突き抜けた恥ずかしさで頭の中が真っ赤になる。

「紗知のおっぱいどんなかなって数えきれないくらい妄想してたけど、俺の想像力って貧困なんだな」
「あ、……っ、あ、や……っ!」
「紗知が隠れ巨乳だって知らなかったし、肌も白くてもちもちだし、それに」
「ひぁんっ!?」
「乳輪もキレイなピンク色ですっごい可愛い」

 長い指がくるんておっぱいの先っぽ、乳輪の縁をなぞるみたいにくるんで撫でられた。
 口を塞いでるはずなのにそれでも声が出た。背中にぞくっと何かが走ってく。

「乳首は小さめかぁ、これ俺が弄りまくってやったら大きくなるかな。なぁ紗知、やっていい?」
「だ……だめに、決まって……ふぁんっ!」
「まぁ拒否られても勝手にやるだけだけど。ほら紗知、一緒に育てような」
「あ……ぁあっ!」

 岡本が日焼けした両手で私の白いおっぱいを持ち上げた。そして指先で優しく乳首を捏ねられる。
 その度に甘くてぞくぞくした感覚がおっぱいからお腹の奥に広がっていく。
 岡本の指が動く度にびくびく身体が跳ねる。

 これ、校庭から見えてない? 大丈夫?
 廊下を誰かが通ったら見えちゃうよね。あ、でも岡本の身体が隠してくれてるかな。
 そんな風に思いながら抵抗もできずにいたら、ふっと岡本が動いた。腰を曲げて、片方のおっぱいを持ち上げて。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~

恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」 そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。 私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。 葵は私のことを本当はどう思ってるの? 私は葵のことをどう思ってるの? 意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。 こうなったら確かめなくちゃ! 葵の気持ちも、自分の気持ちも! だけど甘い誘惑が多すぎて―― ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

魔性の大公の甘く淫らな執愛の檻に囚われて

アマイ
恋愛
優れた癒しの力を持つ家系に生まれながら、伯爵家当主であるクロエにはその力が発現しなかった。しかし血筋を絶やしたくない皇帝の意向により、クロエは早急に後継を作らねばならなくなった。相手を求め渋々参加した夜会で、クロエは謎めいた美貌の男・ルアと出会う。 二人は契約を交わし、割り切った体の関係を結ぶのだが――

私に告白してきたはずの先輩が、私の友人とキスをしてました。黙って退散して食事をしていたら、ハイスペックなイケメン彼氏ができちゃったのですが。

石河 翠
恋愛
飲み会の最中に席を立った主人公。化粧室に向かった彼女は、自分に告白してきた先輩と自分の友人がキスをしている現場を目撃する。 自分への告白は、何だったのか。あまりの出来事に衝撃を受けた彼女は、そのまま行きつけの喫茶店に退散する。 そこでやけ食いをする予定が、美味しいものに満足してご機嫌に。ちょっとしてネタとして先ほどのできごとを話したところ、ずっと片想いをしていた相手に押し倒されて……。 好きなひとは高嶺の花だからと諦めつつそばにいたい主人公と、アピールし過ぎているせいで冗談だと思われている愛が重たいヒーローの恋物語。 この作品は、小説家になろう及びエブリスタでも投稿しております。 扉絵は、写真ACよりチョコラテさまの作品をお借りしております。

白い結婚は無理でした(涙)

詩森さよ(さよ吉)
恋愛
わたくし、フィリシアは没落しかけの伯爵家の娘でございます。 明らかに邪な結婚話しかない中で、公爵令息の愛人から契約結婚の話を持ち掛けられました。 白い結婚が認められるまでの3年間、お世話になるのでよい妻であろうと頑張ります。 小説家になろう様、カクヨム様にも掲載しております。 現在、筆者は時間的かつ体力的にコメントなどの返信ができないため受け付けない設定にしています。 どうぞよろしくお願いいたします。

好きな男子と付き合えるなら罰ゲームの嘘告白だって嬉しいです。なのにネタばらしどころか、遠恋なんて嫌だ、結婚してくれと泣かれて困惑しています。

石河 翠
恋愛
ずっと好きだったクラスメイトに告白された、高校2年生の山本めぐみ。罰ゲームによる嘘告白だったが、それを承知の上で、彼女は告白にOKを出した。好きなひとと付き合えるなら、嘘告白でも幸せだと考えたからだ。 すぐにフラれて笑いものにされると思っていたが、失恋するどころか大切にされる毎日。ところがある日、めぐみが海外に引っ越すと勘違いした相手が、別れたくない、どうか結婚してくれと突然泣きついてきて……。 なんだかんだ今の関係を最大限楽しんでいる、意外と図太いヒロインと、くそ真面目なせいで盛大に空振りしてしまっている残念イケメンなヒーローの恋物語。ハッピーエンドです。 この作品は、他サイトにも投稿しております。 扉絵は、写真ACよりhimawariinさまの作品をお借りしております。

今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を

澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。 そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。 だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。 そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。

お兄様の指輪が壊れたら、溺愛が始まりまして

みこと。
恋愛
お兄様は女王陛下からいただいた指輪を、ずっと大切にしている。 きっと苦しい片恋をなさっているお兄様。 私はただ、お兄様の家に引き取られただけの存在。血の繋がってない妹。 だから、早々に屋敷を出なくては。私がお兄様の恋路を邪魔するわけにはいかないの。私の想いは、ずっと秘めて生きていく──。 なのに、ある日、お兄様の指輪が壊れて? 全7話、ご都合主義のハピエンです! 楽しんでいただけると嬉しいです! ※「小説家になろう」様にも掲載しています。

軽い気持ちで超絶美少年(ヤンデレ)に告白したら

夕立悠理
恋愛
容姿平凡、頭脳平凡、なリノアにはひとつだけ、普通とちがうところがある。  それは極度の面食いということ。  そんなリノアは冷徹と名高い公爵子息(イケメン)に嫁ぐことに。 「初夜放置? ぜーんぜん、問題ないわ! だって旦那さまってば顔がいいもの!!!」  朝食をたまに一緒にとるだけで、満足だ。寝室別でも、他の女の香水の香りがしてもぜーんぜん平気。……なーんて、思っていたら、旦那さまの様子がおかしい? 「他の誰でもない君が! 僕がいいっていったんだ。……そうでしょ?」  あれ、旦那さまってば、どうして手錠をお持ちなのでしょうか?  それをわたしにつける??  じょ、冗談ですよね──!?!?

処理中です...