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第2部
第10話 馬鹿真面目
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無機質な白に染められた一室。生活感なんてものは存在しておらず、椅子と棚と一つのベッドで構成されている。
一滴一滴と感覚を置いて落ちていく水滴に合わせて電子音が鳴り、静かな空間に唯一の音を作り出していた。
ふと、扉の開く音が聞こえる。こちらも部屋と順応するように、全身に白の服を纏った看護婦だ。
「面会ですか?」
「はい。といっても、コイツ全然起きないんですけどね」
看護婦の問いに、横たわって息をするだけのマモンの頬を軽くペチペチと叩きながら答える。こんな行為で起きあがるほど簡単な症状ではないと分かってはいるのだが。
ルシファーによって担ぎ込まれた重体のマモンは、意思疎通が取れないレベルまでに衰弱していた。
悪魔の体調管理だとかはよく分からないが、明らかに放置していい状態ではなかったので病院に担ぎ込んでやったのだ。ちなみにこの部屋の前には『皆倉様』と書かれている。
看護婦が点滴を取り替える様をただ座って眺め、延々と目を開かない男に目を落とす。既に数日が経過しているが、変化のない姿はいつまでも佇んでいた。
「それでは、失礼します」
仕事を終えた看護婦は会釈をして、この病室から立ち去る。それに向けて頭を下げ、少しの間俯いたまま色々と考えていた。
確かにマモンは悪魔犯罪対策課に属しているわけでもなく、ただの部外者に過ぎない。だが、この一連が自身の仕事を妨げていることは明白だった。
あれだけ悪魔という存在を嫌悪していた己が羽島に裏切られ、その精神を完全に裏返して約一ヶ月。案外人は簡単に変われるのだろうかなんて考えた日もあったが、それは自身の中の正義が形を保っていたからだろうか。
マモンの助言がなければ。眼前で巨悪に立ち向かうネビロスとサルガタナスの勇姿を見ていなければ。
そうでなければ、確実に己は悪魔に情をかけたりなんてしていなかっただろう。あのまま羽島を攻撃したとすれば、それは復讐と言う名の私利私欲だったのだ。
「……なぁ、マモン。俺が今すべき正義ってなんだ?」
帰ってくるはずもない問いを飛ばす。己の正義が己の幸せであると語ったマモンなら、なんと答えるだろうか。
「ルシファーの言う通りなら、近いうち争いが絶対に起こる。そのとき俺は……どうすればいい……?」
無力だ。いつまでも無力。それ以外、何も語ることはない。
どれだけ鍛えようと、悪魔が相手ならエクサードが無ければ戦えなかった。
悪魔の力を得た人間が相手であっても、マモンが居たから戦えた。
今、己には何が出来るのだろうか。何が己の正義、幸せなのだろうか。考えれば考えるほど分からなくなっていく現状に、当然答えをくれる訳もなく。
気付いたその頃には、立ち上がってマモンの右肩を掴み、叫んでいた。
「糞っ……‼︎なんでずっと寝てるんだ‼︎お前はこんな事で倒れるような奴じゃないだろう⁉︎」
無駄だっていうのは、一番よく分かっていた。当然騒ぎ立てた声は、静かなこの建物に響いているだろう。他の患者には申し訳ないことをした。
息を荒くして、依然呼吸だけを繰り返す男の顔を見つめる。目は開いていないが、いつも通り甘いものをぶら下げて昼下がりに現れるその顔だった。ここ数日感じていた虚しさの正体は、当然この男が原因だ。
「……蓮磨くん?」
ふと、声が響く。先程看護婦が出て行った扉の方向に目をやると、一人の見慣れた顔が姿を見せていた。
「浦矢……」
「そっか。まだマモンさん起きない感じなんだ」
「あぁ、本当に迷惑な奴だ。それと……先程はすまない。少し取り乱した」
マモンの横になるベッドを挟んで、向かい合う形で互いは腰をかける。
どうやら浦矢は、たまにここへ出向いていたらしい。偶然居合わせてしまったというわけだ。
「お見舞い持って来たんですが……まだ、食べれないみたいですね」
「そうだな。目が覚めたときに飢えすぎて腹壊すほど食ったりしなければいいが」
浦矢が片手に下げたビニール袋から姿を表したのは、あの日己の顔面を覆い尽くしたシュークリームのパッケージだった。そういえばあの日マモンは「美味い店を見つけた」とか言っていたので、喜ぶのではないだろうか。
「それで……どうしたの?何か叫んでたみたいだけど」
「いや……なんでもない」
「なんにもなかったら叫ばないです。正直に言った方が楽になるよ」
いつも通り、緊張感のない顔だ。まるで平和という言葉をそのまま描いたような表情に、自白せざるを得ない空気を感じた。
「……ルシファーが言った事について、考えてた」
「あの、堕天使がうんたらかんたらってやつ?」
「そうだ。このままサマエルとやらが現世で詮索を続けていれば、絶対に何処かで争いが起きてしまう。そのときに俺はどうすればいいか……」
こんなことを彼女に伝えたとて、何も変わらないのは分かっている。自身が技術や他者に頼らなければ何もできないというのは、誰だってわかっている筈だ。
「……別に、いいんじゃないかな」
「何……?」
浦矢は、いつも通りの表情を維持したまま語る。何を言おうとしているのかは分からなかったが、適当を言っているようには思えなかった。
「分からなかったら、見てればいいんだよ。私だってそうだったもん。宮沖先輩と蓮磨くんが6柱の悪魔たちと一緒に代表を倒したとき、私は何もできなかったんだし」
「だが……今後はトウヤだって確実にサマエルと戦うだろう。俺はそこに居なければ……」
責任感、というのだろうか。そんなものに苛まれ、自身が出来ることをしなければならないと、義務のように己へ課していた。
「前にマモンさんが言ってたよ、『蓮磨は馬鹿だ。出来ないことまで自分の義務にして勝手に背負い込む、馬鹿の極みみたいな奴なんだ』って。何の話かあんまりよく分からなかったけど、今なら分かる気がするよ」
「コイツ……」
マモンに視線を向け、過去の言動を咎めようと試みる。だが、当然それも意味のないことだ。誰が馬鹿なのだと言ってやりたいのは当然の感情なのだが、何故かそこまでの怒りは無かった。
自身でも、そう認めていたからだろうか。
「マモンさんが言ったの、蓮磨くんは馬鹿真面目ってことだと思うよ」
馬鹿真面目という言葉に、かつてを重ねる。DRの一員だった頃には何度も身体を壊していた。羽島に裏切られた際も、自身の身の心配より先に羽島の腐った思考を咎めた。
きっとマモンは、己でさえも気付いていなかった確信を見抜いていたのだろう。
「そうだな。俺は馬鹿真面目だったのかもしれない」
マモンが目を覚ましたとて、傷は深い。戦闘が可能であるとは、到底思えなかった。それならば、今出来ることを精一杯すれば良いのだ。
何もできない訳ではない。己に出来ることをすれば、それでいい。
同時刻、馬井菱市内のとある街。
悪魔という存在が何故、四百年も前の人間に認知されていたのか。何故この街が壊滅したのか。
佇むルシファーの眼前に聳え立つ異質なものが、その答えをなんとなく理解させた。
「嘘だろ、なんだよこれ……」
一滴一滴と感覚を置いて落ちていく水滴に合わせて電子音が鳴り、静かな空間に唯一の音を作り出していた。
ふと、扉の開く音が聞こえる。こちらも部屋と順応するように、全身に白の服を纏った看護婦だ。
「面会ですか?」
「はい。といっても、コイツ全然起きないんですけどね」
看護婦の問いに、横たわって息をするだけのマモンの頬を軽くペチペチと叩きながら答える。こんな行為で起きあがるほど簡単な症状ではないと分かってはいるのだが。
ルシファーによって担ぎ込まれた重体のマモンは、意思疎通が取れないレベルまでに衰弱していた。
悪魔の体調管理だとかはよく分からないが、明らかに放置していい状態ではなかったので病院に担ぎ込んでやったのだ。ちなみにこの部屋の前には『皆倉様』と書かれている。
看護婦が点滴を取り替える様をただ座って眺め、延々と目を開かない男に目を落とす。既に数日が経過しているが、変化のない姿はいつまでも佇んでいた。
「それでは、失礼します」
仕事を終えた看護婦は会釈をして、この病室から立ち去る。それに向けて頭を下げ、少しの間俯いたまま色々と考えていた。
確かにマモンは悪魔犯罪対策課に属しているわけでもなく、ただの部外者に過ぎない。だが、この一連が自身の仕事を妨げていることは明白だった。
あれだけ悪魔という存在を嫌悪していた己が羽島に裏切られ、その精神を完全に裏返して約一ヶ月。案外人は簡単に変われるのだろうかなんて考えた日もあったが、それは自身の中の正義が形を保っていたからだろうか。
マモンの助言がなければ。眼前で巨悪に立ち向かうネビロスとサルガタナスの勇姿を見ていなければ。
そうでなければ、確実に己は悪魔に情をかけたりなんてしていなかっただろう。あのまま羽島を攻撃したとすれば、それは復讐と言う名の私利私欲だったのだ。
「……なぁ、マモン。俺が今すべき正義ってなんだ?」
帰ってくるはずもない問いを飛ばす。己の正義が己の幸せであると語ったマモンなら、なんと答えるだろうか。
「ルシファーの言う通りなら、近いうち争いが絶対に起こる。そのとき俺は……どうすればいい……?」
無力だ。いつまでも無力。それ以外、何も語ることはない。
どれだけ鍛えようと、悪魔が相手ならエクサードが無ければ戦えなかった。
悪魔の力を得た人間が相手であっても、マモンが居たから戦えた。
今、己には何が出来るのだろうか。何が己の正義、幸せなのだろうか。考えれば考えるほど分からなくなっていく現状に、当然答えをくれる訳もなく。
気付いたその頃には、立ち上がってマモンの右肩を掴み、叫んでいた。
「糞っ……‼︎なんでずっと寝てるんだ‼︎お前はこんな事で倒れるような奴じゃないだろう⁉︎」
無駄だっていうのは、一番よく分かっていた。当然騒ぎ立てた声は、静かなこの建物に響いているだろう。他の患者には申し訳ないことをした。
息を荒くして、依然呼吸だけを繰り返す男の顔を見つめる。目は開いていないが、いつも通り甘いものをぶら下げて昼下がりに現れるその顔だった。ここ数日感じていた虚しさの正体は、当然この男が原因だ。
「……蓮磨くん?」
ふと、声が響く。先程看護婦が出て行った扉の方向に目をやると、一人の見慣れた顔が姿を見せていた。
「浦矢……」
「そっか。まだマモンさん起きない感じなんだ」
「あぁ、本当に迷惑な奴だ。それと……先程はすまない。少し取り乱した」
マモンの横になるベッドを挟んで、向かい合う形で互いは腰をかける。
どうやら浦矢は、たまにここへ出向いていたらしい。偶然居合わせてしまったというわけだ。
「お見舞い持って来たんですが……まだ、食べれないみたいですね」
「そうだな。目が覚めたときに飢えすぎて腹壊すほど食ったりしなければいいが」
浦矢が片手に下げたビニール袋から姿を表したのは、あの日己の顔面を覆い尽くしたシュークリームのパッケージだった。そういえばあの日マモンは「美味い店を見つけた」とか言っていたので、喜ぶのではないだろうか。
「それで……どうしたの?何か叫んでたみたいだけど」
「いや……なんでもない」
「なんにもなかったら叫ばないです。正直に言った方が楽になるよ」
いつも通り、緊張感のない顔だ。まるで平和という言葉をそのまま描いたような表情に、自白せざるを得ない空気を感じた。
「……ルシファーが言った事について、考えてた」
「あの、堕天使がうんたらかんたらってやつ?」
「そうだ。このままサマエルとやらが現世で詮索を続けていれば、絶対に何処かで争いが起きてしまう。そのときに俺はどうすればいいか……」
こんなことを彼女に伝えたとて、何も変わらないのは分かっている。自身が技術や他者に頼らなければ何もできないというのは、誰だってわかっている筈だ。
「……別に、いいんじゃないかな」
「何……?」
浦矢は、いつも通りの表情を維持したまま語る。何を言おうとしているのかは分からなかったが、適当を言っているようには思えなかった。
「分からなかったら、見てればいいんだよ。私だってそうだったもん。宮沖先輩と蓮磨くんが6柱の悪魔たちと一緒に代表を倒したとき、私は何もできなかったんだし」
「だが……今後はトウヤだって確実にサマエルと戦うだろう。俺はそこに居なければ……」
責任感、というのだろうか。そんなものに苛まれ、自身が出来ることをしなければならないと、義務のように己へ課していた。
「前にマモンさんが言ってたよ、『蓮磨は馬鹿だ。出来ないことまで自分の義務にして勝手に背負い込む、馬鹿の極みみたいな奴なんだ』って。何の話かあんまりよく分からなかったけど、今なら分かる気がするよ」
「コイツ……」
マモンに視線を向け、過去の言動を咎めようと試みる。だが、当然それも意味のないことだ。誰が馬鹿なのだと言ってやりたいのは当然の感情なのだが、何故かそこまでの怒りは無かった。
自身でも、そう認めていたからだろうか。
「マモンさんが言ったの、蓮磨くんは馬鹿真面目ってことだと思うよ」
馬鹿真面目という言葉に、かつてを重ねる。DRの一員だった頃には何度も身体を壊していた。羽島に裏切られた際も、自身の身の心配より先に羽島の腐った思考を咎めた。
きっとマモンは、己でさえも気付いていなかった確信を見抜いていたのだろう。
「そうだな。俺は馬鹿真面目だったのかもしれない」
マモンが目を覚ましたとて、傷は深い。戦闘が可能であるとは、到底思えなかった。それならば、今出来ることを精一杯すれば良いのだ。
何もできない訳ではない。己に出来ることをすれば、それでいい。
同時刻、馬井菱市内のとある街。
悪魔という存在が何故、四百年も前の人間に認知されていたのか。何故この街が壊滅したのか。
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