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「それにアクセル様のお母様が平民だと何を勘違いしているのか分かりませんが、キマイラ様はれっきとした隣国の公爵令嬢ですよ。ただこちらに来る際崖の土砂崩れに巻き込まれて一時行方が分からなっていたときに心優しい平民の方々に助けていただいていた時のことでしょう」
そんなのファンブックのどこにも載ってなかったわ!私はこのゲームの攻略本もファンブックも全部を買い集めて全部覚えてるのに!そんなの知らないわ!
「だから後ろ盾にはきちんと隣国の公爵家がついているのです!13年前にも王族の前で同じ事言ってましたね!それを重く見た陛下は貴女を公爵家から除外することを命じたのです!」
たしかに私はあの時破滅したくなくてファンブックに書いてあった王子の生い立ちを長々と喋ってたわ
平民の妾の卑しい子供。
陛下が気まぐれに手を出して出来た子供のことなんて、全然!興味ありませんわ!って
ニコニコにこやかにそう宣言しましたもの
「ダロン嬢、貴女にはこの学園は相応しくないようだ。君の入学を拒否する。入試テストも貴族の最低合格ラインすれすれで勉強についてなどこれないだろう」
「っ!馬鹿にするんじゃないわよ!私は大人なのよ!?大人が一から勉強なんてするはずないでしょ!?この世界のことだって私はなんでも知ってるんだから!!」
そうよ!未来だって知ってる私は聖女って呼ばれたっておかしくない人間なんだから!!
「衛兵!直ちにこの者をここから追い出し別室へ案内して差し上げなさい!」
学園長に指示された衛兵2人が私を押さえ込んできた
「ちょっと!はなしなさいよ!私は公爵家の人間なのよ!認めない!こんなの認めないから!!」
そんなのファンブックのどこにも載ってなかったわ!私はこのゲームの攻略本もファンブックも全部を買い集めて全部覚えてるのに!そんなの知らないわ!
「だから後ろ盾にはきちんと隣国の公爵家がついているのです!13年前にも王族の前で同じ事言ってましたね!それを重く見た陛下は貴女を公爵家から除外することを命じたのです!」
たしかに私はあの時破滅したくなくてファンブックに書いてあった王子の生い立ちを長々と喋ってたわ
平民の妾の卑しい子供。
陛下が気まぐれに手を出して出来た子供のことなんて、全然!興味ありませんわ!って
ニコニコにこやかにそう宣言しましたもの
「ダロン嬢、貴女にはこの学園は相応しくないようだ。君の入学を拒否する。入試テストも貴族の最低合格ラインすれすれで勉強についてなどこれないだろう」
「っ!馬鹿にするんじゃないわよ!私は大人なのよ!?大人が一から勉強なんてするはずないでしょ!?この世界のことだって私はなんでも知ってるんだから!!」
そうよ!未来だって知ってる私は聖女って呼ばれたっておかしくない人間なんだから!!
「衛兵!直ちにこの者をここから追い出し別室へ案内して差し上げなさい!」
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