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41.甘い時間(2)*
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「はぁぁん……」
大きくて張りのある手が綾芽の恥骨を撫で上げ、親指の根元が、膨らんで硬くなった蕾を刺激する。その度に綾芽の肢体がビクンと跳ね、甘美な場所のありかを教えた。
「綾芽は教えてくれないが、身体はいいと言っている」
透也の指先がしっかりと蕾を捕えた。指の腹を使い、優しく何度か回転させると綾芽は全身を反らせる。
「んはぁぁっ……いやぁっ」
「嫌じゃないだろう? こんなに蜜を滴らせておきながら」
蜜口から溢れ出した透明の蜜はベッドを湿らせ模様を描いていた。指ですくいあげ、綾芽の目の前に突き出される。透也の中指と親指の間に透明の糸が引いた。
「うわぁんっ。そんなもの見せないで下さい!」
「綾芽が認めないからだ。一緒にもっと違う世界へ行こうか?」
透也の懐にすっぽりと納まり、腕枕されたままがっしりと抱えられ、情熱的な視線で動きを封じ込まれた。
綾芽の膝に手を入れ片手で持ち上げると、脚を開かせた。透也は膨張して尖らせた槍のような男根を綾芽の赤く熟れて広がった密口へあてがう。
「……んぁぁ~っ」
大きな塊が綾芽の中を押し広げていく。ゆっくりと入り口を進み、さらに奥へと目指した。背筋が震え、下腹部が何度もきゅんと弾けそうになる。
透也は綾芽の表情を伺いながら、抽送を繰り返した。
「奥まで入ってるよ。こうして一つになると、綾芽が俺の一部になったみたいだ」
少しでも腰を強く動かすと、綾芽に振動が伝わり、今にも叫びそうになってしまう。
「っ……とっ、透也さんっ。もう……」
「もうじゃないだろ。まだ、綾芽を味わい尽くしてない」
構わず綾芽に押し当てる透也に、堪えきれない表情を向けた。切ない痺れが綾芽の全身を駆け抜けた。
「んあぁぁっ……。はぁぁ~……んっ!」
閃光のようなものが広がり、とろとろに溶けて熱い感覚が綾芽の下腹部に広がった。透也の太く硬い塊を締め付ける度に、綾芽の腰が自然と浮いてしまう。
「綾芽、締め付けがすごいよ。もっと欲しいだろ?」
「いやぁっ。透也さん、このままじゃ私……」
透也は綾芽の足をさらに高く持ち上げ、思い切り腰をぶつけてくる。グチャグチャと泥濘の音が響き、綾芽は嬌声を上げ続けた。
「あぁぁんっ……いいっ……」
ドロドロになった沼地に滑り込ませ窄まされた透也は、我慢しきれず繋がったまま体を起こすと、綾芽を仰向けにさせスピードを上げた。
「一緒に気持ち良くなろう。綾芽……」
透也からの誘いに脚を腰に巻き付かせ、同じリズムで息遣いをし、夢見心地で声を上げた。
「透也さんっ……はぁぁんっ」
意識が遠ざかりそうになり、透也から唇を重ねられ、舌を絡ませる。
透也は短い声を上げて果てると、腰を何度か押し当て、強く抱きしめてきた。透也の荒い吐息が断続的に耳へ届く。
こうして透也から抱きしめられてしまうと、このまま離れたくない。
全身を探られ、夢中で綾芽だけを愛してくれている透也の姿に、とても幸せな気持ちになった。
後継ぎを作ることは結婚する条件の一つだったけれど、透也との営みは綾芽にとっても大切な時間になりつつある。その夜は、二人だけの濃密な時間がいつまでも続いた。
大きくて張りのある手が綾芽の恥骨を撫で上げ、親指の根元が、膨らんで硬くなった蕾を刺激する。その度に綾芽の肢体がビクンと跳ね、甘美な場所のありかを教えた。
「綾芽は教えてくれないが、身体はいいと言っている」
透也の指先がしっかりと蕾を捕えた。指の腹を使い、優しく何度か回転させると綾芽は全身を反らせる。
「んはぁぁっ……いやぁっ」
「嫌じゃないだろう? こんなに蜜を滴らせておきながら」
蜜口から溢れ出した透明の蜜はベッドを湿らせ模様を描いていた。指ですくいあげ、綾芽の目の前に突き出される。透也の中指と親指の間に透明の糸が引いた。
「うわぁんっ。そんなもの見せないで下さい!」
「綾芽が認めないからだ。一緒にもっと違う世界へ行こうか?」
透也の懐にすっぽりと納まり、腕枕されたままがっしりと抱えられ、情熱的な視線で動きを封じ込まれた。
綾芽の膝に手を入れ片手で持ち上げると、脚を開かせた。透也は膨張して尖らせた槍のような男根を綾芽の赤く熟れて広がった密口へあてがう。
「……んぁぁ~っ」
大きな塊が綾芽の中を押し広げていく。ゆっくりと入り口を進み、さらに奥へと目指した。背筋が震え、下腹部が何度もきゅんと弾けそうになる。
透也は綾芽の表情を伺いながら、抽送を繰り返した。
「奥まで入ってるよ。こうして一つになると、綾芽が俺の一部になったみたいだ」
少しでも腰を強く動かすと、綾芽に振動が伝わり、今にも叫びそうになってしまう。
「っ……とっ、透也さんっ。もう……」
「もうじゃないだろ。まだ、綾芽を味わい尽くしてない」
構わず綾芽に押し当てる透也に、堪えきれない表情を向けた。切ない痺れが綾芽の全身を駆け抜けた。
「んあぁぁっ……。はぁぁ~……んっ!」
閃光のようなものが広がり、とろとろに溶けて熱い感覚が綾芽の下腹部に広がった。透也の太く硬い塊を締め付ける度に、綾芽の腰が自然と浮いてしまう。
「綾芽、締め付けがすごいよ。もっと欲しいだろ?」
「いやぁっ。透也さん、このままじゃ私……」
透也は綾芽の足をさらに高く持ち上げ、思い切り腰をぶつけてくる。グチャグチャと泥濘の音が響き、綾芽は嬌声を上げ続けた。
「あぁぁんっ……いいっ……」
ドロドロになった沼地に滑り込ませ窄まされた透也は、我慢しきれず繋がったまま体を起こすと、綾芽を仰向けにさせスピードを上げた。
「一緒に気持ち良くなろう。綾芽……」
透也からの誘いに脚を腰に巻き付かせ、同じリズムで息遣いをし、夢見心地で声を上げた。
「透也さんっ……はぁぁんっ」
意識が遠ざかりそうになり、透也から唇を重ねられ、舌を絡ませる。
透也は短い声を上げて果てると、腰を何度か押し当て、強く抱きしめてきた。透也の荒い吐息が断続的に耳へ届く。
こうして透也から抱きしめられてしまうと、このまま離れたくない。
全身を探られ、夢中で綾芽だけを愛してくれている透也の姿に、とても幸せな気持ちになった。
後継ぎを作ることは結婚する条件の一つだったけれど、透也との営みは綾芽にとっても大切な時間になりつつある。その夜は、二人だけの濃密な時間がいつまでも続いた。
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