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50話 敗北
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目を伏せたソフィアさんの顔が間近に迫り、僕の唇に柔らかいものがぶつかった。
キスをされた、と気付いたのは、ソフィアさんが離れた後だった。
笑顔を浮かべるソフィアさんを前にして、僕は何も考えられなくなっていた。
しかし、彼女にそのつもりがあったとしたら、僕は確実に殺されていただろう、ということだけは考えなくても分かった。
「やはり、ファレプシラの力を借りれば、ルークさんの障壁を破ることが可能なようですね。前々から思っていたのですが、ルークさんは防御魔法に頼り過ぎですよ。それでは、AAランク以上の精霊を保有する破壊者に襲われたら、確実に命を落としてしまいます」
笑顔で、致命的な弱点を指摘されてしまった。
「……AAランク以上の精霊を保有する人間なんて、この世にほとんどいないでしょう?」
「ですが、これからも魔生物と戦う機会はあるはずです。その時までに、弱点は減らしておかねばなりませんよ?」
「……ソフィアさんは、抹消者の魔法も使えるんですね」
「はい。それがどうしたんですか?」
事実を見せつけられても、信じられない気分だった。
ソフィアさんは、少なくとも7種類以上の役割をこなせる。
すなわち、戦士・破壊者・格闘家・魔導師・支援者・防御者・抹消者だ。
特に信じられないのは、首領ですら使えない抹消者の魔法が使えることである。
抹消者の魔法は独特で、他の役割をこなすことを苦手とする者が多い。
それなのに、他にもこれほど多くの役割を担えるなんて……。
破壊者の魔法にしても、使える女性は滅多にいないのだ。
ソフィアさんの細腕で、大精霊の魔力によって展開された障壁を破るなんて信じられない。
ひょっとしたら、この人には担えない役割なんてないのかもしれない。
このような人のことを、何と呼ぶべきか?
それは、この世にいないと言われている存在だ……!
「完全な……調整者……!」
「それは違いますよ。私はディーンさんと違って、回復者の魔法が使えません。人を殺すことは出来ても、治すことは出来ないなんて、いかにも私らしいと思いませんか?」
そんなことを言って、ソフィアさんは笑った。
この人は、どうして、こんなことを話しながら笑えるのだろう?
「セリューでドウンさんを殺したのは……ソフィアさんだったんですね?」
恐る恐る尋ねると、ソフィアさんは困った顔をした。
「なるほど、ルークさんはレイリスを疑っていたのですね? おそらく、フェデル隊長が疑惑を抱いていたのでしょう? ですが、抹消者の魔法が使える、というだけで疑うのは酷いのではありませんか? はっきりとした証拠はないのでしょう?」
「……」
確かに、ソフィアさんが人を殺した証拠はない。
そんなものがあったら、既に、フェデル隊長がソフィアさんを逮捕しているはずだ。
「だったら、どうして抹消者の魔法が使えることを隠していたんですか?」
「それは、レイリスの役割を取らないようにするためです」
「……」
「ルークさん。仮に私がドウンさんを殺していたとして……私を捕まえて、何かメリットがあるんですか?」
「メリット……!?」
「私が逮捕されても、誰も得をしないではないですか。そもそも、セリューの件の場合ですと、私がドウンさんを殺していたとしても、恩赦になる可能性が高いと思いますよ?」
確かに、ソフィアさんのような強力な精霊を宿す者は、重大な罪を犯したとしても恩赦を受ける場合がある。
ドウン氏が窃盗団に関係していたことや、ソフィアさんが魔生物を退治するのに協力したこと、そして彼女が聖女様の仲間だったことを考えれば、恩赦で罪が免除される可能性は高かった。
「……だからって、人殺しを野放しにはできませんよ」
「ルークさんも、細かい事を気にするんですね」
「……」
今確信した。
この人の価値観は狂っている。
これほどの力を持つ異常人物を、僕はどうすればいいのか……?
「安心してください。今のところ、ルークさんをどうにかするつもりはありません。ですが、これ以上レイリスをいじめたら許しませんよ?」
「別に、いじめたわけでは……」
「あの子は、ああ見えて単純なところがあるんです。自分と同じ能力を持つ者に仲間意識を抱いていたり、強い者に憧れたり……。だから、きっとルークさんのことも好きなんだと思います」
「本当にそうでしょうか……?」
レイリスは、ソフィアさんのことは母親のように慕っているが、僕に好意らしきものを見せたことはほとんどない。
どちらかといえば、嫌われているような気すらしているのだが……。
「それにしても、ただキスをしようとしただけで警告を発するなんて、精霊も嫉妬したりするんですね」
ソフィアさんが楽しそうに見つめると、ソリアーチェは怯えた様子を見せた。
「……ソリアーチェが反応したのは、ソフィアさんに攻撃的な意思があったからです。最初から、障壁を破るつもりだったんでしょう?」
精霊が人間に対して抱く好意は、恋愛感情とは異なるものだ。
単にキスをするだけで、警告など発するはずがない。
実際に、以前リーザが僕に抱き付いた時には、ソリアーチェは何の反応も示さなかったのだ。
「嫌ですね、ちょっとした好奇心ですよ」
「興味本位で人を襲わないでください」
「ルークさんには、今より強くなっていただかないと困ります。レイリスも、ラナもリーザも、いずれはルークさんが守らなければならないのですから」
「……皆の方だって、今より強くなっていくと思いますよ?」
「そうですね。ですが、大精霊の保有者の仲間に求められるレベルまで達することはないでしょう。なので、ルークさんが皆を支えていかなければならないことは確かです」
「……僕は、いずれ聖女様のパーティーに移るんですけど?」
「本当に、そうなるでしょうか?」
「……どういう意味ですか?」
「さあ、どういう意味でしょう?」
意味ありげな笑みを浮かべたまま、ソフィアさんは僕の部屋から出て行った。
……負けた。
その事実は、僕にとって重大なものだった。
ソリアーチェは、この世界で最大の精霊だ。
単純に考えれば、僕がこの世界で最強の人間であるべきだろう。
そうなっていないのは、精霊を宿している者の能力の差によるものだ。
ソフィアさんは本物の調整者だ。
首領と同じで、大半の役割を、専門家と同じように担える存在である。
何の才能もなかったために、名ばかりの調整者となった僕とは……違う。
突然、後ろから何かが覆いかぶさってきた。
驚いてそちらを見ると、心配そうな表情を浮かべるソリアーチェと目が合った。
「ソリアーチェ……?」
滅多に感情を表に出さない彼女が、これほどの反応をするのは珍しい。
そういえば、以前ソフィアさんに抱き付かれた時にも、ソリアーチェは激しく動揺した様子だった。
ソフィアさんには、ソリアーチェに強い影響を与える何かがあるのだろう。
ひょっとしたら、ソリアーチェは最初から、ソフィアさんの邪悪さのようなものを感じ取っていたのかもしれない。
「心配させてごめん。僕は大丈夫だから」
そう言うと、ソリアーチェは僕から離れた。
そして正面に回り込み、僕の手を取る。
まだ不安そうな顔をしている彼女を安心させるために、僕は笑いかけた。
今のままでは駄目だ。
ソフィアさんに勝てるだけの力がなければ、あの人と対等に渡り合えない。
これまでの、ソリアーチェの莫大な魔力に頼り切った戦い方は、ここまでが限界、ということだろう。
もっと強くなりたい。
ソリアーチェを手に入れてから、初めてそう思った。
キスをされた、と気付いたのは、ソフィアさんが離れた後だった。
笑顔を浮かべるソフィアさんを前にして、僕は何も考えられなくなっていた。
しかし、彼女にそのつもりがあったとしたら、僕は確実に殺されていただろう、ということだけは考えなくても分かった。
「やはり、ファレプシラの力を借りれば、ルークさんの障壁を破ることが可能なようですね。前々から思っていたのですが、ルークさんは防御魔法に頼り過ぎですよ。それでは、AAランク以上の精霊を保有する破壊者に襲われたら、確実に命を落としてしまいます」
笑顔で、致命的な弱点を指摘されてしまった。
「……AAランク以上の精霊を保有する人間なんて、この世にほとんどいないでしょう?」
「ですが、これからも魔生物と戦う機会はあるはずです。その時までに、弱点は減らしておかねばなりませんよ?」
「……ソフィアさんは、抹消者の魔法も使えるんですね」
「はい。それがどうしたんですか?」
事実を見せつけられても、信じられない気分だった。
ソフィアさんは、少なくとも7種類以上の役割をこなせる。
すなわち、戦士・破壊者・格闘家・魔導師・支援者・防御者・抹消者だ。
特に信じられないのは、首領ですら使えない抹消者の魔法が使えることである。
抹消者の魔法は独特で、他の役割をこなすことを苦手とする者が多い。
それなのに、他にもこれほど多くの役割を担えるなんて……。
破壊者の魔法にしても、使える女性は滅多にいないのだ。
ソフィアさんの細腕で、大精霊の魔力によって展開された障壁を破るなんて信じられない。
ひょっとしたら、この人には担えない役割なんてないのかもしれない。
このような人のことを、何と呼ぶべきか?
それは、この世にいないと言われている存在だ……!
「完全な……調整者……!」
「それは違いますよ。私はディーンさんと違って、回復者の魔法が使えません。人を殺すことは出来ても、治すことは出来ないなんて、いかにも私らしいと思いませんか?」
そんなことを言って、ソフィアさんは笑った。
この人は、どうして、こんなことを話しながら笑えるのだろう?
「セリューでドウンさんを殺したのは……ソフィアさんだったんですね?」
恐る恐る尋ねると、ソフィアさんは困った顔をした。
「なるほど、ルークさんはレイリスを疑っていたのですね? おそらく、フェデル隊長が疑惑を抱いていたのでしょう? ですが、抹消者の魔法が使える、というだけで疑うのは酷いのではありませんか? はっきりとした証拠はないのでしょう?」
「……」
確かに、ソフィアさんが人を殺した証拠はない。
そんなものがあったら、既に、フェデル隊長がソフィアさんを逮捕しているはずだ。
「だったら、どうして抹消者の魔法が使えることを隠していたんですか?」
「それは、レイリスの役割を取らないようにするためです」
「……」
「ルークさん。仮に私がドウンさんを殺していたとして……私を捕まえて、何かメリットがあるんですか?」
「メリット……!?」
「私が逮捕されても、誰も得をしないではないですか。そもそも、セリューの件の場合ですと、私がドウンさんを殺していたとしても、恩赦になる可能性が高いと思いますよ?」
確かに、ソフィアさんのような強力な精霊を宿す者は、重大な罪を犯したとしても恩赦を受ける場合がある。
ドウン氏が窃盗団に関係していたことや、ソフィアさんが魔生物を退治するのに協力したこと、そして彼女が聖女様の仲間だったことを考えれば、恩赦で罪が免除される可能性は高かった。
「……だからって、人殺しを野放しにはできませんよ」
「ルークさんも、細かい事を気にするんですね」
「……」
今確信した。
この人の価値観は狂っている。
これほどの力を持つ異常人物を、僕はどうすればいいのか……?
「安心してください。今のところ、ルークさんをどうにかするつもりはありません。ですが、これ以上レイリスをいじめたら許しませんよ?」
「別に、いじめたわけでは……」
「あの子は、ああ見えて単純なところがあるんです。自分と同じ能力を持つ者に仲間意識を抱いていたり、強い者に憧れたり……。だから、きっとルークさんのことも好きなんだと思います」
「本当にそうでしょうか……?」
レイリスは、ソフィアさんのことは母親のように慕っているが、僕に好意らしきものを見せたことはほとんどない。
どちらかといえば、嫌われているような気すらしているのだが……。
「それにしても、ただキスをしようとしただけで警告を発するなんて、精霊も嫉妬したりするんですね」
ソフィアさんが楽しそうに見つめると、ソリアーチェは怯えた様子を見せた。
「……ソリアーチェが反応したのは、ソフィアさんに攻撃的な意思があったからです。最初から、障壁を破るつもりだったんでしょう?」
精霊が人間に対して抱く好意は、恋愛感情とは異なるものだ。
単にキスをするだけで、警告など発するはずがない。
実際に、以前リーザが僕に抱き付いた時には、ソリアーチェは何の反応も示さなかったのだ。
「嫌ですね、ちょっとした好奇心ですよ」
「興味本位で人を襲わないでください」
「ルークさんには、今より強くなっていただかないと困ります。レイリスも、ラナもリーザも、いずれはルークさんが守らなければならないのですから」
「……皆の方だって、今より強くなっていくと思いますよ?」
「そうですね。ですが、大精霊の保有者の仲間に求められるレベルまで達することはないでしょう。なので、ルークさんが皆を支えていかなければならないことは確かです」
「……僕は、いずれ聖女様のパーティーに移るんですけど?」
「本当に、そうなるでしょうか?」
「……どういう意味ですか?」
「さあ、どういう意味でしょう?」
意味ありげな笑みを浮かべたまま、ソフィアさんは僕の部屋から出て行った。
……負けた。
その事実は、僕にとって重大なものだった。
ソリアーチェは、この世界で最大の精霊だ。
単純に考えれば、僕がこの世界で最強の人間であるべきだろう。
そうなっていないのは、精霊を宿している者の能力の差によるものだ。
ソフィアさんは本物の調整者だ。
首領と同じで、大半の役割を、専門家と同じように担える存在である。
何の才能もなかったために、名ばかりの調整者となった僕とは……違う。
突然、後ろから何かが覆いかぶさってきた。
驚いてそちらを見ると、心配そうな表情を浮かべるソリアーチェと目が合った。
「ソリアーチェ……?」
滅多に感情を表に出さない彼女が、これほどの反応をするのは珍しい。
そういえば、以前ソフィアさんに抱き付かれた時にも、ソリアーチェは激しく動揺した様子だった。
ソフィアさんには、ソリアーチェに強い影響を与える何かがあるのだろう。
ひょっとしたら、ソリアーチェは最初から、ソフィアさんの邪悪さのようなものを感じ取っていたのかもしれない。
「心配させてごめん。僕は大丈夫だから」
そう言うと、ソリアーチェは僕から離れた。
そして正面に回り込み、僕の手を取る。
まだ不安そうな顔をしている彼女を安心させるために、僕は笑いかけた。
今のままでは駄目だ。
ソフィアさんに勝てるだけの力がなければ、あの人と対等に渡り合えない。
これまでの、ソリアーチェの莫大な魔力に頼り切った戦い方は、ここまでが限界、ということだろう。
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