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第103話
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「スピーシア、カーラがここにいるのは偶然なのか?」
唐突に、ルティアさんがそんなことを尋ねる。
「あら、それはどういう意味ですか?」
「ヴェルやティルトと接点のあるカーラが、こんな場所にいることが偶然だとは思えない。一体、どういう経緯で、彼女はここにいるんだ?」
「簡単な話ですわ。私には、両親の頃からの知り合いが、各地にたくさんいます。そういった方々の中には、私に使用人を斡旋することで、見返りを得ようと考えている方もいらっしゃるのですわ。カーラには大きなお屋敷で働いた経験があります。そして、何よりも重要な要素として、ダッデウドのことを嫌っていません。この子が職を失ったからには、私に仕える人材として紹介されたのは必然でしょう?」
「では、誰かが、ここに来るように仕向けたわけではないんだな?」
「それは考えすぎですわ」
スピーシアはきっぱりと否定したが、彼女が本当のことを言っているのか、それとも嘘を吐いているのかは、その表情からは読み取れなかった。
「カーラと再会して、ティルト様が嬉しそうで何よりですわ。お望みでしたら、1回ベッドを共にしたらいかがですか?」
「えっ……!?」
「ミスティ様はまだ幼いですし、クレア様では物足りないでしょう? この機会を逃したら、2度とチャンスはありませんわよ?」
「スピーシア様! とんでもないことをおっしゃらないでください! どうして、私がこの男と肉体関係を持たなければならないのですか!?」
カーラは、悲鳴のような声を上げた。
「あら、嫌なのですか?」
「当然でしょう!?」
「それは勿体ないですわね。貴方にその気があれば、確実にティルト様を奪い取れるというのに」
「奪い取ってどうするんですか!?」
「貴方達が子供を作ったら、ダッデウドであれオットームであれ、とても可愛らしい子が産まれると思いますわ」
「もう、いい加減にしてください! スピーシア様がそんなだから、ロザリーさんだって逃げ出したんですよ!」
「……ロザリーさん?」
「半月ほど前にいなくなった使用人ですわ。いじめているつもりは無かったのですが……」
スピーシアは、少しだけ悲しそうな顔をした。
「何を言っているんですか。散々からかったり、タチの悪いイタズラを繰り返すのは、明らかにいじめですよ」
カーラが憤った様子で言うと、さすがのスピーシアも反省した様子だった。
「内輪揉めは後にしてくれ。それよりも、さっきの話は聞き捨てならないな。カーラが誘惑したら、ティルトが確実に奪い取れるっていうのか?」
ルティアさんが、少し苛立った様子で言った。
「そのとおりですわ」
「どうしてそんなことが断言できるんだ? 私達のメンバーの中には、ティルトを狙っている者も少なくないんだ。余計な横槍を入れないでもらいたいな」
「あら、ご存知ではないのですか?」
「何をだ?」
「ダッデウドの女の身体は、作り物みたいで気持ち悪い……」
「!?」
スピーシアの言葉に、ルティアさんが目を見開く。
「何て酷いことを言うんですか! 貴方だってダッデウドでしょう!?」
ミスティが抗議すると、スピーシアは首を振った。
「私の言葉ではありませんわ。昔、ダッデウドの男性が言った、有名な言葉です」
「ダッデウドの男性が……?」
「ダッデウドの女性は、肌が白く、身体は細くて、胸が大きいという、多くの男性が理想とするような身体をしていることが多いのですわ。しかしながら、そのことがダッデウドの男性にとっては負担なのです。彼らの生殖能力は、あまり高くありませんから。いちいち発情していたら、彼らの体力が尽きてしまいます。そのために、ダッデウドの女性の身体に生理的な嫌悪感を抱いてしまう男性が多いのだと思いますわ」
「……それって、酷いと思います。理想的なのに、嫌うだなんて……。駄々をこねる子供みたいじゃないですか」
「そうかもしれませんわね。ですが、ダッデウドの男性の多くが、ダッデウドではなくオットームの女性の方に惹かれることは事実ですわ」
「あの……貴方は、ダッデウドの歴史に詳しいんですか?」
「ティルト!」
僕がスピーシアに尋ねると、ルティアさんが焦ったような声を出した。
やはり、ルティアさんは何かを隠している。
そして、それを僕に知られることを恐れているようだ。
「ダッデウドの歴史でしたら、ルディ様やヴェル様に伺えばよろしいではないですか」
「そうなんですけど……」
僕は言葉を濁した。
あまり、僕達の間に対立のようなものがあると思われたくない。
「事情はよく分かりませんが……残念ながら、私ではティルト様の期待には応えられませんわ。私はダッデウドの歴史については、あまり詳しく存じませんので……。先ほどの話は、ある人が、笑い話として教えてくださったものですわ」
「そうですか……」
どうやら、ゲドルドなどのことを、スピーシアから聞くことはできないようだ。
僕は諦めて、先ほど聞いた話について考える。
ダッデウドの男は、ダッデウドの女の身体に対して、生理的な嫌悪感を持っているそうだ。
だから、ダッデウドの男は、オットームの女にばかり惹かれるらしい。
この話には、完全に共感できるわけではないが……心当たりもあった。
僕は、ベルさんと長い間一緒にいるが、肉体関係を求めたことは一度もない。
頼めば、決してベルさんは断らないと分かっているのに……である。
ルティアさんの裸を見られそうな機会があった時にも、僕は断った。
それらは、後でクレアにそのことを知られて、嫌われたくないからだ……と自分では考えていたのだが、無意識のうちに、ダッデウドの身体を避けていた可能性は否定できない。
現状では、ダッデウドの女性の裸を見て、嬉しいことは間違いない。
だが、僕は徐々に、彼女達の身体には重大な欠点があると感じ始めていた。
それは、彼女達の身体を見ていると、精巧に作られた彫刻を見ているような感覚に陥ることだ。
まさに、作り物みたいだ、という認識である。
そんな彼女達の身体は、おそらく、頻繁に見ていると飽きる。
何というか……代わりはいくらでも存在する、といった気分になってしまうのだ。
それに比べて、オットームであるロゼットの身体は、唯一無二なものだった。
何というか……気を付けなければ一瞬で失われてしまうような、儚さを感じたのである。
今まで、ずっとオットームに囲まれて暮らしていたために、気付くのが遅れたが……ダッデウドの男性がダッデウドの女性を避けるのは、この感覚が原因なのかもしれない。
「……ティルト様? 何だか、とても失礼なことを考えていらっしゃるようですわね」
スピーシアが、僕のことを白い目で睨んでくる。
「い、いや、そんなことは……」
僕は取り繕おうとしたが、ルティアさんも、同じような目で僕のことを見ていた。
スピーシアとルティアさんが、示し合わせたように身体を寄せてくる。
彼女達の肌が触れて、僕は頭を抱えたくなった。
今の僕は、ダッデウドの身体に飽きるほど接しているわけではない。
その境地に早く達して楽になりたい、という思いと、せっかくなら女性の身体を長く楽しんでいたい、という思いの両方が、僕の本音だった。
唐突に、ルティアさんがそんなことを尋ねる。
「あら、それはどういう意味ですか?」
「ヴェルやティルトと接点のあるカーラが、こんな場所にいることが偶然だとは思えない。一体、どういう経緯で、彼女はここにいるんだ?」
「簡単な話ですわ。私には、両親の頃からの知り合いが、各地にたくさんいます。そういった方々の中には、私に使用人を斡旋することで、見返りを得ようと考えている方もいらっしゃるのですわ。カーラには大きなお屋敷で働いた経験があります。そして、何よりも重要な要素として、ダッデウドのことを嫌っていません。この子が職を失ったからには、私に仕える人材として紹介されたのは必然でしょう?」
「では、誰かが、ここに来るように仕向けたわけではないんだな?」
「それは考えすぎですわ」
スピーシアはきっぱりと否定したが、彼女が本当のことを言っているのか、それとも嘘を吐いているのかは、その表情からは読み取れなかった。
「カーラと再会して、ティルト様が嬉しそうで何よりですわ。お望みでしたら、1回ベッドを共にしたらいかがですか?」
「えっ……!?」
「ミスティ様はまだ幼いですし、クレア様では物足りないでしょう? この機会を逃したら、2度とチャンスはありませんわよ?」
「スピーシア様! とんでもないことをおっしゃらないでください! どうして、私がこの男と肉体関係を持たなければならないのですか!?」
カーラは、悲鳴のような声を上げた。
「あら、嫌なのですか?」
「当然でしょう!?」
「それは勿体ないですわね。貴方にその気があれば、確実にティルト様を奪い取れるというのに」
「奪い取ってどうするんですか!?」
「貴方達が子供を作ったら、ダッデウドであれオットームであれ、とても可愛らしい子が産まれると思いますわ」
「もう、いい加減にしてください! スピーシア様がそんなだから、ロザリーさんだって逃げ出したんですよ!」
「……ロザリーさん?」
「半月ほど前にいなくなった使用人ですわ。いじめているつもりは無かったのですが……」
スピーシアは、少しだけ悲しそうな顔をした。
「何を言っているんですか。散々からかったり、タチの悪いイタズラを繰り返すのは、明らかにいじめですよ」
カーラが憤った様子で言うと、さすがのスピーシアも反省した様子だった。
「内輪揉めは後にしてくれ。それよりも、さっきの話は聞き捨てならないな。カーラが誘惑したら、ティルトが確実に奪い取れるっていうのか?」
ルティアさんが、少し苛立った様子で言った。
「そのとおりですわ」
「どうしてそんなことが断言できるんだ? 私達のメンバーの中には、ティルトを狙っている者も少なくないんだ。余計な横槍を入れないでもらいたいな」
「あら、ご存知ではないのですか?」
「何をだ?」
「ダッデウドの女の身体は、作り物みたいで気持ち悪い……」
「!?」
スピーシアの言葉に、ルティアさんが目を見開く。
「何て酷いことを言うんですか! 貴方だってダッデウドでしょう!?」
ミスティが抗議すると、スピーシアは首を振った。
「私の言葉ではありませんわ。昔、ダッデウドの男性が言った、有名な言葉です」
「ダッデウドの男性が……?」
「ダッデウドの女性は、肌が白く、身体は細くて、胸が大きいという、多くの男性が理想とするような身体をしていることが多いのですわ。しかしながら、そのことがダッデウドの男性にとっては負担なのです。彼らの生殖能力は、あまり高くありませんから。いちいち発情していたら、彼らの体力が尽きてしまいます。そのために、ダッデウドの女性の身体に生理的な嫌悪感を抱いてしまう男性が多いのだと思いますわ」
「……それって、酷いと思います。理想的なのに、嫌うだなんて……。駄々をこねる子供みたいじゃないですか」
「そうかもしれませんわね。ですが、ダッデウドの男性の多くが、ダッデウドではなくオットームの女性の方に惹かれることは事実ですわ」
「あの……貴方は、ダッデウドの歴史に詳しいんですか?」
「ティルト!」
僕がスピーシアに尋ねると、ルティアさんが焦ったような声を出した。
やはり、ルティアさんは何かを隠している。
そして、それを僕に知られることを恐れているようだ。
「ダッデウドの歴史でしたら、ルディ様やヴェル様に伺えばよろしいではないですか」
「そうなんですけど……」
僕は言葉を濁した。
あまり、僕達の間に対立のようなものがあると思われたくない。
「事情はよく分かりませんが……残念ながら、私ではティルト様の期待には応えられませんわ。私はダッデウドの歴史については、あまり詳しく存じませんので……。先ほどの話は、ある人が、笑い話として教えてくださったものですわ」
「そうですか……」
どうやら、ゲドルドなどのことを、スピーシアから聞くことはできないようだ。
僕は諦めて、先ほど聞いた話について考える。
ダッデウドの男は、ダッデウドの女の身体に対して、生理的な嫌悪感を持っているそうだ。
だから、ダッデウドの男は、オットームの女にばかり惹かれるらしい。
この話には、完全に共感できるわけではないが……心当たりもあった。
僕は、ベルさんと長い間一緒にいるが、肉体関係を求めたことは一度もない。
頼めば、決してベルさんは断らないと分かっているのに……である。
ルティアさんの裸を見られそうな機会があった時にも、僕は断った。
それらは、後でクレアにそのことを知られて、嫌われたくないからだ……と自分では考えていたのだが、無意識のうちに、ダッデウドの身体を避けていた可能性は否定できない。
現状では、ダッデウドの女性の裸を見て、嬉しいことは間違いない。
だが、僕は徐々に、彼女達の身体には重大な欠点があると感じ始めていた。
それは、彼女達の身体を見ていると、精巧に作られた彫刻を見ているような感覚に陥ることだ。
まさに、作り物みたいだ、という認識である。
そんな彼女達の身体は、おそらく、頻繁に見ていると飽きる。
何というか……代わりはいくらでも存在する、といった気分になってしまうのだ。
それに比べて、オットームであるロゼットの身体は、唯一無二なものだった。
何というか……気を付けなければ一瞬で失われてしまうような、儚さを感じたのである。
今まで、ずっとオットームに囲まれて暮らしていたために、気付くのが遅れたが……ダッデウドの男性がダッデウドの女性を避けるのは、この感覚が原因なのかもしれない。
「……ティルト様? 何だか、とても失礼なことを考えていらっしゃるようですわね」
スピーシアが、僕のことを白い目で睨んでくる。
「い、いや、そんなことは……」
僕は取り繕おうとしたが、ルティアさんも、同じような目で僕のことを見ていた。
スピーシアとルティアさんが、示し合わせたように身体を寄せてくる。
彼女達の肌が触れて、僕は頭を抱えたくなった。
今の僕は、ダッデウドの身体に飽きるほど接しているわけではない。
その境地に早く達して楽になりたい、という思いと、せっかくなら女性の身体を長く楽しんでいたい、という思いの両方が、僕の本音だった。
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