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第98話
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長い馬車の旅が続いた。
満月の夜を迎え、新月の夜を迎え、再び満月の夜を迎えた夜に、僕達はスピーシアの別荘へ辿り着いた。
ベルさんに確認したところ、ここがダッデウドの里に近い場所であることは確かなことらしい。
騙されて、おかしな方向に連れて行かれていないか、ベルさん達は常に確認していたので、間違いはないだろう。
南の王国から近い地域には、緩衝地帯となるように、原生林のような森が多く存在する。
帝国軍が多く駐留していることも特徴だ。
僕達は、帝国の人間の警戒網を掻い潜るように進んだ。
途中で何度も進路を変え、一度も戦闘をせずに辿り着いたことは、奇跡に近いだろう。
しかし、困ったことがある。
それは、僕のゲドルド効果が切れてしまったと考えられることだ。
また、魔力の回復も、充分ではない可能性が高い。
どちらも、人が少ない場所を通ってきたことによる弊害である。
そうなると、僕が今までのように戦うためには、グレゴリオ効果を期待するしかなくなってしまう。
だが、グレゴリオ効果は、ダッデウドですら解明できていない不確かな要素だ。
頼りにするには、あまりにも心許ない。
ベルさんに相談しても、何とかなるだろうと言われてしまったが……それは、あまりにも楽観的すぎるように思えた。
スピーシアの別荘は、それなりの大きさのあるものだった。
しかし、施された装飾を比較すると、ロゼットの別荘ほど豪華ではないようである。
別荘の門を叩くと、黒髪の女性と金髪の女性が、僕達のことを迎えてくれた。
使用人の恰好をした彼女達を見て、スピーシアに仕えているのがダッデウドでないことに驚く。
同時に、彼女達から敵意のようなものを感じて、僕は不安になった。
スピーシアは、僕達を歓迎するつもりではないのだろうか?
警戒しながらも、別荘の中に入る。
そこで待っていた人物を見て、僕は衝撃を受けた。
「お待ちしておりました。私が、この別荘の主であるスピーシアです」
そう言った銀髪の女性は……とても美しかった。
ベルさんと同等の水準の容姿に、ロゼットの気品を足したような人だ。
何より、笑顔がとても可愛らしい。
それは、僕にとって驚くべきことだった。
何人かのダッデウドの女性と接するうちに、気付いたことがある。
それは、ダッデウドの女性は、笑った顔があまり魅力的に見えないということだ。
理想的とも思える姿をしている彼女達にとっては、最大の欠点だと言ってもよいだろう。
ダッデウドの女性が魅力的に見えるのは、沈んだ顔をしている時や、無表情の時なのである。
「……お世話になります」
ルティアさんが、面食らったような顔をしながら言った。
彼女も、とても珍しい人物に会ったと感じた様子だ。
やはり、スピーシアの雰囲気は、通常のダッデウドとは異なるらしい。
「貴方がルディ様ですね? ダッド様から聞いていた通り、とても背の高くて、凛々しい方ですわ。ですが……想像していたよりも上品で、どこか繊細な印象を受けますわね。とても女性的な雰囲気をお持ちですわ」
「……!」
スピーシアと握手をしながら、ルティアさんは目を見開いた。
続いて、スピーシアはベルさんの方を見た。
「貴方がヴェル様ですわね。さすがに姉妹ですわ。お姉様とお顔がそっくりですのね。ですが……女性としての色気のようなものは、ヴェル様の方が上であるように感じられますわ」
「……!」
攻撃的な雰囲気を隠そうとしなかったベルさんが、その言葉を聞いて戸惑った様子になり、スピーシアと握手する。
スピーシアは、ベルさんの後ろに隠れるようにしているレレを見た。
「まあ、貴方がディフィ様ですわね? ダッド様が自慢したがるのも分かる、可愛らしい方ですわ。その三つ編みも、とても似合ってらっしゃいますわよ。貴方のお母様が、貴方に一番似合う髪型を考えて、編んでくださったのでしょうね。とても強い愛情を感じますわ」
「……」
レレは、スピーシアの求めに応じて握手をした。
スピーシアは、今度は僕の方を見て笑顔を浮かべた。
「お名前を伺ってもよろしいでしょうか?」
「……ティルトです」
「ティルト様、歓迎いたしますわ。女性ばかりの環境で、きっと気苦労もたくさんあったのでしょう? 私達には、あまり気を遣わなくてもよろしいですわよ?」
「……」
僕は、笑顔のままのスピーシアと握手をした。
スピーシアは、次にクレアの方へと近寄った。
「オットームの方もいらっしゃったのですね。お名前は?」
「ク、クレアです……」
「クレア様。貴方のことも、もちろん歓迎いたしますわ。とても美しい髪ですわね。羨ましいですわ」
「そ、そんなことは……」
「触ってもよろしいでしょうか?」
「あ、あの……私、この旅の間は、あまり洗えていなくて……」
「まあ、それは大変ですわ。さぞお辛かったことでしょう。ここに滞在する間は、思う存分洗ってください」
「あ、ありがとうございます……!」
嬉しそうな顔をしたクレアは、スピーシアと握手した。
スピーシアは、不安そうにしているノエルに笑いかけた。
「お名前を伺ってもよろしいでしょうか?」
「……ノエルです」
「ノエル様。貴方は、オットームの社会の中で暮らしてこられたのですわね?」
「そ、そうですけど……」
「やはりそうでしたか。さぞや大変だったことでしょう。幸いにも、私は両親から愛されて育ちましたが……オットームの社会では、ダッデウドは酷く差別されていますから。ですが、貴方はダッデウドの男性からは、きっと愛される存在になりますわ。新たな世界で貴方が幸せになってくださることを、心より祈っております」
「……ありがとうございます」
ノエルは、涙ぐみながらスピーシアと握手した。
最後に、スピーシアはミスティの方を見た。
ミスティは、スピーシアを恐れた様子で距離を取っている。
「貴方のお名前を教えてくださいませ」
スピーシアにそう言われたミスティは、肩を震わせて後ずさった。
「……あの、私……」
「そんなに怖がらないでください。私は、貴方に危害を加えたりしませんわ」
そう言って、スピーシアはミスティとの距離を自然に詰める。
「……」
ミスティは俯いた。
スピーシアと、どのように接すれば良いか分からないらしい。
「貴方は、ひょっとして……親族のどなたかに、ダッデウドの方がいらっしゃるのではありませんか?」
「……!?」
ミスティは、驚愕した様子でスピーシアを見上げた。
「やはり、そうでしたのね?」
「あの……母が……」
「そうですか、お母様が……。貴方のお母様は、貴方のことをとても愛していたのでしょうね。私を警戒しながらも、どこか私に惹かれたご様子でしたから」
「……」
「私では、貴方のお母様の代わりにはならないと思いますが……そのように思っていただけるのでしたら、とても光栄ですわ」
「……」
結局、スピーシアはミスティとも握手をした。
僕達は顔を見合わせた。
皆が、驚きを隠せない様子だった。
この女は、ダッデウドでもなければオットームでもない。
もはや人間ですらない。化け物だ。
僕はそう確信していた。
僕達は、とんでもない人物の所へ来てしまったのではないだろうか?
そう思って、言いようのない不安を覚えた。
満月の夜を迎え、新月の夜を迎え、再び満月の夜を迎えた夜に、僕達はスピーシアの別荘へ辿り着いた。
ベルさんに確認したところ、ここがダッデウドの里に近い場所であることは確かなことらしい。
騙されて、おかしな方向に連れて行かれていないか、ベルさん達は常に確認していたので、間違いはないだろう。
南の王国から近い地域には、緩衝地帯となるように、原生林のような森が多く存在する。
帝国軍が多く駐留していることも特徴だ。
僕達は、帝国の人間の警戒網を掻い潜るように進んだ。
途中で何度も進路を変え、一度も戦闘をせずに辿り着いたことは、奇跡に近いだろう。
しかし、困ったことがある。
それは、僕のゲドルド効果が切れてしまったと考えられることだ。
また、魔力の回復も、充分ではない可能性が高い。
どちらも、人が少ない場所を通ってきたことによる弊害である。
そうなると、僕が今までのように戦うためには、グレゴリオ効果を期待するしかなくなってしまう。
だが、グレゴリオ効果は、ダッデウドですら解明できていない不確かな要素だ。
頼りにするには、あまりにも心許ない。
ベルさんに相談しても、何とかなるだろうと言われてしまったが……それは、あまりにも楽観的すぎるように思えた。
スピーシアの別荘は、それなりの大きさのあるものだった。
しかし、施された装飾を比較すると、ロゼットの別荘ほど豪華ではないようである。
別荘の門を叩くと、黒髪の女性と金髪の女性が、僕達のことを迎えてくれた。
使用人の恰好をした彼女達を見て、スピーシアに仕えているのがダッデウドでないことに驚く。
同時に、彼女達から敵意のようなものを感じて、僕は不安になった。
スピーシアは、僕達を歓迎するつもりではないのだろうか?
警戒しながらも、別荘の中に入る。
そこで待っていた人物を見て、僕は衝撃を受けた。
「お待ちしておりました。私が、この別荘の主であるスピーシアです」
そう言った銀髪の女性は……とても美しかった。
ベルさんと同等の水準の容姿に、ロゼットの気品を足したような人だ。
何より、笑顔がとても可愛らしい。
それは、僕にとって驚くべきことだった。
何人かのダッデウドの女性と接するうちに、気付いたことがある。
それは、ダッデウドの女性は、笑った顔があまり魅力的に見えないということだ。
理想的とも思える姿をしている彼女達にとっては、最大の欠点だと言ってもよいだろう。
ダッデウドの女性が魅力的に見えるのは、沈んだ顔をしている時や、無表情の時なのである。
「……お世話になります」
ルティアさんが、面食らったような顔をしながら言った。
彼女も、とても珍しい人物に会ったと感じた様子だ。
やはり、スピーシアの雰囲気は、通常のダッデウドとは異なるらしい。
「貴方がルディ様ですね? ダッド様から聞いていた通り、とても背の高くて、凛々しい方ですわ。ですが……想像していたよりも上品で、どこか繊細な印象を受けますわね。とても女性的な雰囲気をお持ちですわ」
「……!」
スピーシアと握手をしながら、ルティアさんは目を見開いた。
続いて、スピーシアはベルさんの方を見た。
「貴方がヴェル様ですわね。さすがに姉妹ですわ。お姉様とお顔がそっくりですのね。ですが……女性としての色気のようなものは、ヴェル様の方が上であるように感じられますわ」
「……!」
攻撃的な雰囲気を隠そうとしなかったベルさんが、その言葉を聞いて戸惑った様子になり、スピーシアと握手する。
スピーシアは、ベルさんの後ろに隠れるようにしているレレを見た。
「まあ、貴方がディフィ様ですわね? ダッド様が自慢したがるのも分かる、可愛らしい方ですわ。その三つ編みも、とても似合ってらっしゃいますわよ。貴方のお母様が、貴方に一番似合う髪型を考えて、編んでくださったのでしょうね。とても強い愛情を感じますわ」
「……」
レレは、スピーシアの求めに応じて握手をした。
スピーシアは、今度は僕の方を見て笑顔を浮かべた。
「お名前を伺ってもよろしいでしょうか?」
「……ティルトです」
「ティルト様、歓迎いたしますわ。女性ばかりの環境で、きっと気苦労もたくさんあったのでしょう? 私達には、あまり気を遣わなくてもよろしいですわよ?」
「……」
僕は、笑顔のままのスピーシアと握手をした。
スピーシアは、次にクレアの方へと近寄った。
「オットームの方もいらっしゃったのですね。お名前は?」
「ク、クレアです……」
「クレア様。貴方のことも、もちろん歓迎いたしますわ。とても美しい髪ですわね。羨ましいですわ」
「そ、そんなことは……」
「触ってもよろしいでしょうか?」
「あ、あの……私、この旅の間は、あまり洗えていなくて……」
「まあ、それは大変ですわ。さぞお辛かったことでしょう。ここに滞在する間は、思う存分洗ってください」
「あ、ありがとうございます……!」
嬉しそうな顔をしたクレアは、スピーシアと握手した。
スピーシアは、不安そうにしているノエルに笑いかけた。
「お名前を伺ってもよろしいでしょうか?」
「……ノエルです」
「ノエル様。貴方は、オットームの社会の中で暮らしてこられたのですわね?」
「そ、そうですけど……」
「やはりそうでしたか。さぞや大変だったことでしょう。幸いにも、私は両親から愛されて育ちましたが……オットームの社会では、ダッデウドは酷く差別されていますから。ですが、貴方はダッデウドの男性からは、きっと愛される存在になりますわ。新たな世界で貴方が幸せになってくださることを、心より祈っております」
「……ありがとうございます」
ノエルは、涙ぐみながらスピーシアと握手した。
最後に、スピーシアはミスティの方を見た。
ミスティは、スピーシアを恐れた様子で距離を取っている。
「貴方のお名前を教えてくださいませ」
スピーシアにそう言われたミスティは、肩を震わせて後ずさった。
「……あの、私……」
「そんなに怖がらないでください。私は、貴方に危害を加えたりしませんわ」
そう言って、スピーシアはミスティとの距離を自然に詰める。
「……」
ミスティは俯いた。
スピーシアと、どのように接すれば良いか分からないらしい。
「貴方は、ひょっとして……親族のどなたかに、ダッデウドの方がいらっしゃるのではありませんか?」
「……!?」
ミスティは、驚愕した様子でスピーシアを見上げた。
「やはり、そうでしたのね?」
「あの……母が……」
「そうですか、お母様が……。貴方のお母様は、貴方のことをとても愛していたのでしょうね。私を警戒しながらも、どこか私に惹かれたご様子でしたから」
「……」
「私では、貴方のお母様の代わりにはならないと思いますが……そのように思っていただけるのでしたら、とても光栄ですわ」
「……」
結局、スピーシアはミスティとも握手をした。
僕達は顔を見合わせた。
皆が、驚きを隠せない様子だった。
この女は、ダッデウドでもなければオットームでもない。
もはや人間ですらない。化け物だ。
僕はそう確信していた。
僕達は、とんでもない人物の所へ来てしまったのではないだろうか?
そう思って、言いようのない不安を覚えた。
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