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第53話
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ペティの身体つきは、ロゼットと比べれば、劣っていると言ってもいいだろう。
だが、それは比較対象が凄すぎるだけである。
ペティだって、相当良い身体をしている。
散々彼女を弄んだ後で、やはり殺すと告げたら、どれほどのショックを受けるだろう?
そんなことも考えたが、実行に移すつもりはない。
この女には、まだ利用価値があるからだ。
「ベルさん。お漏らしするほど怖がっているので、この人の命は助けてあげてくれませんか?」
僕がそう言うと、ベルさんは首を振った。
「冗談じゃないわ」
「そう言うと思いました。でも、この人にダッデウドを産む可能性があったら、考え直してくれますよね?」
「何ですって?」
ベルさんには、僕の言葉の意味が理解できないらしい。
「正確に言えば、もうすぐその可能性が生じる予定なんですよ。ベルさんは、ダッデウドの子孫を増やしたいんでしょう? だったら、この子のことは見逃すべきではありませんか?」
「貴方、まさか……!」
ベルさんは、ようやく、僕が言いたいことを察した様子だった。
僕は、ペティと向き合い、彼女の両肩に手を置いたから告げた。
「そういうわけで……ペティ、僕を受け入れてよ」
「……え?」
僕の提案を聞いて、彼女は意味を理解できない様子だった。
それを身体で理解させるために、先ほどまでよりも力を込めて胸を揉む。
「痛い! そんなに力を入れないでください!」
「そっか。でも、痛がってる君は魅力的だね」
「……!」
「冗談だよ。でもね……僕は経験がないから、勢いを付けてからじゃないと」
「……あの……この場で挿入するつもりなんですか?」
「そうだよ」
「……それだけは、お許しいただけないでしょうか……?」
「嫌だよね、分かってるよ。でも、君が僕の子を産む可能性があるなら、ベルさんは君を殺せないんだ。だから、いいでしょ?」
「……お許しください……私は、子供を作るための行為は経験していないんです。どうか……」
「断ったら、君はベルさんに殺されることになるよ? それでもいいの?」
「……」
「待ちなさい。それは、あまりにも非道ではありませんか?」
裸のままで成り行きを見守っていたロゼットが、見かねた様子で口を出してくる。
「そうだね、非道だね。でも、ベルさんはペティを殺すつもりだから、僕には他に方法がないんだよ」
「代わりに私が身体を委ねます。それで、ペティを許してあげてください」
「嬉しい申し出だけど、悪いことをしたのは、あくまでもこの子だからね。君に代わりをしてもらっても、ベルさんがこの子を助けることはないだろうし……」
「……私……死ぬのは、嫌です……」
ペティは、震えながらこちらを見る。
「そう。良かった。じゃあ、床に仰向けに寝て、脚を大きく開いて。力を抜いた方が痛くないらしいから、そうしてね?」
「……」
ペティは仰向けになったが、膝を立てた状態で閉じたままだった。
その脚を、ゆっくりと広げる。
「安心して。すぐに済むから」
「……」
時間は、ほとんどかからなかった。
先ほどから、ずっと興奮していたからだ。
もう少し時間をかけた方が、女の子は気持ちいいんだろうか……?
次の機会があったら、もう少し上手くやりたい。
「じゃあ、充分に楽しんだことだし……君達のことは縛り上げさせてもらうよ」
「……!」
虚ろな目をしていたペティは、僕の言葉で正気に返ったらしく、目を見開いた。
床でうつ伏せに寝ていた2人も、驚愕した様子でこちらを見る。
「何ですって? これだけのことをしたのに、まだペティ達を解放しないつもりですか?」
ロゼットは、かなり怒っている口調で言った。
「大丈夫だよ。動けないようにして、この部屋に放置するだけだから」
「貴方は……何ということを……!」
「心配しなくても、これだけ大きな街なら、すぐに助けは来るよ。大人しくしてくれれば、縛るだけで許してあげるから」
「あ、あの……せめて、その前に服を……!」
ペティは、僕に縋り付くようにしながら言った。
犯されただけでなく、全裸のままで縛られて放置されるのはたまらないと思っているようだ。
「駄目だよ」
「そんな……!」
「でも、そうだな……君は、ショーツだけは履いてもいいよ」
「……」
「あっ、ごめん。さっき、君のおしっこを拭いたんだった。仕方ないから、裸のまま縛らせてもらうよ」
「……あんまりです……」
「殺されるよりはいいでしょ?」
「……」
「そういうわけですから、ベルさん。この屋敷の中で、ロープを探してきてください」
「分かったわ」
ベルさんは、嬉しそうに言ってから、こちらに近付いてきた。
危険を察知したペティは逃げようとしたが、僕が腕を掴んで逃がさなかった。
そして、ベルさんがペティの首筋に触れると、ペティの全身から力が抜ける。
村が襲われた時に、ベルさんが僕にかけた魔法だ。
さらに、ベルさんは2人の使用人の方へ行った。
彼女達も慌てて逃げようとしたが、その前にベルさんの魔法を受けて動かなくなる。
ベルさんは、満足した顔をしながらロープを探しに行った。
だが、それは比較対象が凄すぎるだけである。
ペティだって、相当良い身体をしている。
散々彼女を弄んだ後で、やはり殺すと告げたら、どれほどのショックを受けるだろう?
そんなことも考えたが、実行に移すつもりはない。
この女には、まだ利用価値があるからだ。
「ベルさん。お漏らしするほど怖がっているので、この人の命は助けてあげてくれませんか?」
僕がそう言うと、ベルさんは首を振った。
「冗談じゃないわ」
「そう言うと思いました。でも、この人にダッデウドを産む可能性があったら、考え直してくれますよね?」
「何ですって?」
ベルさんには、僕の言葉の意味が理解できないらしい。
「正確に言えば、もうすぐその可能性が生じる予定なんですよ。ベルさんは、ダッデウドの子孫を増やしたいんでしょう? だったら、この子のことは見逃すべきではありませんか?」
「貴方、まさか……!」
ベルさんは、ようやく、僕が言いたいことを察した様子だった。
僕は、ペティと向き合い、彼女の両肩に手を置いたから告げた。
「そういうわけで……ペティ、僕を受け入れてよ」
「……え?」
僕の提案を聞いて、彼女は意味を理解できない様子だった。
それを身体で理解させるために、先ほどまでよりも力を込めて胸を揉む。
「痛い! そんなに力を入れないでください!」
「そっか。でも、痛がってる君は魅力的だね」
「……!」
「冗談だよ。でもね……僕は経験がないから、勢いを付けてからじゃないと」
「……あの……この場で挿入するつもりなんですか?」
「そうだよ」
「……それだけは、お許しいただけないでしょうか……?」
「嫌だよね、分かってるよ。でも、君が僕の子を産む可能性があるなら、ベルさんは君を殺せないんだ。だから、いいでしょ?」
「……お許しください……私は、子供を作るための行為は経験していないんです。どうか……」
「断ったら、君はベルさんに殺されることになるよ? それでもいいの?」
「……」
「待ちなさい。それは、あまりにも非道ではありませんか?」
裸のままで成り行きを見守っていたロゼットが、見かねた様子で口を出してくる。
「そうだね、非道だね。でも、ベルさんはペティを殺すつもりだから、僕には他に方法がないんだよ」
「代わりに私が身体を委ねます。それで、ペティを許してあげてください」
「嬉しい申し出だけど、悪いことをしたのは、あくまでもこの子だからね。君に代わりをしてもらっても、ベルさんがこの子を助けることはないだろうし……」
「……私……死ぬのは、嫌です……」
ペティは、震えながらこちらを見る。
「そう。良かった。じゃあ、床に仰向けに寝て、脚を大きく開いて。力を抜いた方が痛くないらしいから、そうしてね?」
「……」
ペティは仰向けになったが、膝を立てた状態で閉じたままだった。
その脚を、ゆっくりと広げる。
「安心して。すぐに済むから」
「……」
時間は、ほとんどかからなかった。
先ほどから、ずっと興奮していたからだ。
もう少し時間をかけた方が、女の子は気持ちいいんだろうか……?
次の機会があったら、もう少し上手くやりたい。
「じゃあ、充分に楽しんだことだし……君達のことは縛り上げさせてもらうよ」
「……!」
虚ろな目をしていたペティは、僕の言葉で正気に返ったらしく、目を見開いた。
床でうつ伏せに寝ていた2人も、驚愕した様子でこちらを見る。
「何ですって? これだけのことをしたのに、まだペティ達を解放しないつもりですか?」
ロゼットは、かなり怒っている口調で言った。
「大丈夫だよ。動けないようにして、この部屋に放置するだけだから」
「貴方は……何ということを……!」
「心配しなくても、これだけ大きな街なら、すぐに助けは来るよ。大人しくしてくれれば、縛るだけで許してあげるから」
「あ、あの……せめて、その前に服を……!」
ペティは、僕に縋り付くようにしながら言った。
犯されただけでなく、全裸のままで縛られて放置されるのはたまらないと思っているようだ。
「駄目だよ」
「そんな……!」
「でも、そうだな……君は、ショーツだけは履いてもいいよ」
「……」
「あっ、ごめん。さっき、君のおしっこを拭いたんだった。仕方ないから、裸のまま縛らせてもらうよ」
「……あんまりです……」
「殺されるよりはいいでしょ?」
「……」
「そういうわけですから、ベルさん。この屋敷の中で、ロープを探してきてください」
「分かったわ」
ベルさんは、嬉しそうに言ってから、こちらに近付いてきた。
危険を察知したペティは逃げようとしたが、僕が腕を掴んで逃がさなかった。
そして、ベルさんがペティの首筋に触れると、ペティの全身から力が抜ける。
村が襲われた時に、ベルさんが僕にかけた魔法だ。
さらに、ベルさんは2人の使用人の方へ行った。
彼女達も慌てて逃げようとしたが、その前にベルさんの魔法を受けて動かなくなる。
ベルさんは、満足した顔をしながらロープを探しに行った。
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