3 / 116
第2話
しおりを挟む
薪を家に持ち帰った後で、僕はクレアを探した。
クレアの祖父である前村長が亡くなった今となっては、僕に好意的な人間は、この村ではクレアだけだ。
他の村人は、クレアの父親である現村長も含めて、僕に冷たかった。
原因は髪の色だけではない。僕は男なのに腕力も体力も充分にあるわけではないし、魔法も使えないのだ。
要するに役立たずなのである。
前村長から教えてもらった、都会で人気のある高価なキノコを発見するスキルがなければ、僕は本当に何もできない人間だ。
そのキノコだって、山ほど採れるわけではないし、僕にしか採れないわけではない。
だから、僕は要らない人間だと思われているのだ。
彼女が行きそうな場所を探し回り、ようやくクレアを発見した。
しかし、彼女は1人ではなかった。
数人の女の子と一緒に、おしゃべりをしていたようだ。
「ティルト……そんなに慌てて、どうかしたの?」
クレアが僕に尋ねてくる。
そんな彼女を、周囲の少女達が制止した。
クレアの友達は、僕に嫌悪感を込めた視線を向けてくる。
彼女達は、僕がクレアに付き纏っていると解釈しているのだ。
「何? あんた、クレアに何かするつもりなの?」
村の女子のリーダー的な存在である、スーザンが僕に詰め寄ってきた。
彼女は、髪は綺麗な金色で、幼い頃から、可愛い、将来は美人になる、と評判だった女性だ。
村の男子からも人気があるが、そのためなのか、高飛車なところがあり、僕は苦手だった。
スーザンは、都会流の、膝が見えるほど短いスカートを履いている。
足元近くまであるロングスカートを履くのが普通であるこの村では、かなり非常識な格好のように思える。
しかし、そんな彼女を非難する者は、驚くほど少ない。
僕との扱いの差に不条理を感じることも、僕が彼女を苦手にしている理由の一つだった。
「いや、僕は別に……!」
何とか弁解しようとするが、スーザンは最初から、僕の言うことなんて聞く気はないようだった。
「消えて。目障りよ。気持ち悪い」
冷たく言い放ち、彼女は僕を突き飛ばした。
「ティルト!」
尻もちをついた僕を見て、クレアが声を上げる。
いたたまれない気分になって、僕は逃げ出した。
前村長は、僕を孫のように可愛がってくれた。
しかし、その人が死ぬと、村人達は、僕のことを露骨に避け始めた。
先ほどのスーザンのように、攻撃的な態度の者も増えたし、石を投げられて怪我をしたこともある。
この村の人間の大半は、僕がこの村に存在すること自体が不快なのだ。
ましてや、クレアと仲良くすることなんて、絶対に反対だろう。
僕は、誰もいない自分の家に帰った。
前村長が亡くなり、クレアの家から追い出されて、村の外れにあるこの家で一人暮らしをするようになってから、1年以上は経った。
この家にいると、実の両親にすら捨てられた自分は一人ぼっちなのだということを、改めて強く意識することになる。
確かに、このまま、この村で暮らすよりも、ベルさんに付いて行った方が幸せになれるのかもしれない。
だからといって、皆を見殺しにするのは、何か違うと思った。
クレアだけ逃がせばそれでいい、という感情もあったが、やはりそれで済む話ではない。
クレアには、2人きりになれるタイミングで話をしよう。
彼女なら、きっと僕の話を信じてくれる。
そして、皆に上手く話をして、逃がすのに成功するのではないかと思った。
その夜、僕は目を覚ました。
やけに外がうるさかった。
叫び声のようなものも聞こえる。
一体、何事だろう?
家の扉を開け、眩しさに目がくらむ。
雨戸が月明りを遮るので忘れていたが、今夜は満月だったはずだ。
満月の夜は、ランプが必要でないほど明るいのである。
目が明るさに慣れ、騒ぎが起こっている方へ向かった。
そして、何が起こっているのかを見て唖然とした。
魔物が、村の人間を襲っている……!
魔物は、二本足で立ち、指が三本しかない手から伸びた、長く鋭い爪を振り回していた。
見たことのない魔物だ。
これが……グラートが呼び出した魔物なのか!?
ベルさんの話だと、まだ何日かは猶予がありそうだったのに……!
村の人達は、攻撃魔法を次々と魔物に放った。
しかし、魔物はそれをものともしなかった。
そして、爪で村の人が展開した防御魔法を突き破り、身体を引き裂く。
補助魔法を使って加速し、刃物で魔物に斬りかかる者もいた。
しかし、魔物は俊敏に動き、爪で村人を餌食にした。
野生の魔物とはレベルが違う。
こんな生き物を大量に呼び出せるのだとしたら、グラートという民族が帝国を滅ぼすことも、不可能ではないように思えた。
突然、僕の目の前に、血塗れの男性が降ってきた。
「……!」
慌てて助けようとしたが、一匹の魔物が、こちらを見ていることに気付く。
僕の身体能力は低い。
そして、魔法も使えない。
僕が魔物に立ち向かっても、即座に殺されるだろう。
そして、負傷した人を助けようにも、僕にはその手段がない。
肩を貸しても、非力な僕では逃げられない。
回復魔法だって使えないのだ。
こうなってしまったら、もはや僕にはどうすることもできない。
そう悟って、全力で逃げ出した。
僕は足だって速くない。
すぐに追いつかれてしまうかもしれないと思ったが、とにかく必死に走った。
魔物に追いつかれることのないまま、森の中に逃げ込む。
木々が僕の姿を隠してくれるので、すぐに見つかることはないだろう。
一安心して、少し冷静になった時、凄まじい後悔に襲われた。
僕は、村の人達を見殺しにした……!
頭では分かっている。
あの状況では、どうすることもできなかった。
僕には、村の人を助ける能力なんてない。
だが、それでも何かできたはずだ……せめて、僕にもっと知恵があれば……!
そこまで考えて、僕は重大なことを思い出した。
そうだ、クレアを助けなければ……!
今さら遅いかもしれない。
彼女がまだ生きていても、僕には何もできない可能性の方が高い。
それでも、僕はクレアの家を目指して走った。
彼女を見捨てるくらいなら、魔物に殺されてしまった方がマシだと思えた。
クレアの祖父である前村長が亡くなった今となっては、僕に好意的な人間は、この村ではクレアだけだ。
他の村人は、クレアの父親である現村長も含めて、僕に冷たかった。
原因は髪の色だけではない。僕は男なのに腕力も体力も充分にあるわけではないし、魔法も使えないのだ。
要するに役立たずなのである。
前村長から教えてもらった、都会で人気のある高価なキノコを発見するスキルがなければ、僕は本当に何もできない人間だ。
そのキノコだって、山ほど採れるわけではないし、僕にしか採れないわけではない。
だから、僕は要らない人間だと思われているのだ。
彼女が行きそうな場所を探し回り、ようやくクレアを発見した。
しかし、彼女は1人ではなかった。
数人の女の子と一緒に、おしゃべりをしていたようだ。
「ティルト……そんなに慌てて、どうかしたの?」
クレアが僕に尋ねてくる。
そんな彼女を、周囲の少女達が制止した。
クレアの友達は、僕に嫌悪感を込めた視線を向けてくる。
彼女達は、僕がクレアに付き纏っていると解釈しているのだ。
「何? あんた、クレアに何かするつもりなの?」
村の女子のリーダー的な存在である、スーザンが僕に詰め寄ってきた。
彼女は、髪は綺麗な金色で、幼い頃から、可愛い、将来は美人になる、と評判だった女性だ。
村の男子からも人気があるが、そのためなのか、高飛車なところがあり、僕は苦手だった。
スーザンは、都会流の、膝が見えるほど短いスカートを履いている。
足元近くまであるロングスカートを履くのが普通であるこの村では、かなり非常識な格好のように思える。
しかし、そんな彼女を非難する者は、驚くほど少ない。
僕との扱いの差に不条理を感じることも、僕が彼女を苦手にしている理由の一つだった。
「いや、僕は別に……!」
何とか弁解しようとするが、スーザンは最初から、僕の言うことなんて聞く気はないようだった。
「消えて。目障りよ。気持ち悪い」
冷たく言い放ち、彼女は僕を突き飛ばした。
「ティルト!」
尻もちをついた僕を見て、クレアが声を上げる。
いたたまれない気分になって、僕は逃げ出した。
前村長は、僕を孫のように可愛がってくれた。
しかし、その人が死ぬと、村人達は、僕のことを露骨に避け始めた。
先ほどのスーザンのように、攻撃的な態度の者も増えたし、石を投げられて怪我をしたこともある。
この村の人間の大半は、僕がこの村に存在すること自体が不快なのだ。
ましてや、クレアと仲良くすることなんて、絶対に反対だろう。
僕は、誰もいない自分の家に帰った。
前村長が亡くなり、クレアの家から追い出されて、村の外れにあるこの家で一人暮らしをするようになってから、1年以上は経った。
この家にいると、実の両親にすら捨てられた自分は一人ぼっちなのだということを、改めて強く意識することになる。
確かに、このまま、この村で暮らすよりも、ベルさんに付いて行った方が幸せになれるのかもしれない。
だからといって、皆を見殺しにするのは、何か違うと思った。
クレアだけ逃がせばそれでいい、という感情もあったが、やはりそれで済む話ではない。
クレアには、2人きりになれるタイミングで話をしよう。
彼女なら、きっと僕の話を信じてくれる。
そして、皆に上手く話をして、逃がすのに成功するのではないかと思った。
その夜、僕は目を覚ました。
やけに外がうるさかった。
叫び声のようなものも聞こえる。
一体、何事だろう?
家の扉を開け、眩しさに目がくらむ。
雨戸が月明りを遮るので忘れていたが、今夜は満月だったはずだ。
満月の夜は、ランプが必要でないほど明るいのである。
目が明るさに慣れ、騒ぎが起こっている方へ向かった。
そして、何が起こっているのかを見て唖然とした。
魔物が、村の人間を襲っている……!
魔物は、二本足で立ち、指が三本しかない手から伸びた、長く鋭い爪を振り回していた。
見たことのない魔物だ。
これが……グラートが呼び出した魔物なのか!?
ベルさんの話だと、まだ何日かは猶予がありそうだったのに……!
村の人達は、攻撃魔法を次々と魔物に放った。
しかし、魔物はそれをものともしなかった。
そして、爪で村の人が展開した防御魔法を突き破り、身体を引き裂く。
補助魔法を使って加速し、刃物で魔物に斬りかかる者もいた。
しかし、魔物は俊敏に動き、爪で村人を餌食にした。
野生の魔物とはレベルが違う。
こんな生き物を大量に呼び出せるのだとしたら、グラートという民族が帝国を滅ぼすことも、不可能ではないように思えた。
突然、僕の目の前に、血塗れの男性が降ってきた。
「……!」
慌てて助けようとしたが、一匹の魔物が、こちらを見ていることに気付く。
僕の身体能力は低い。
そして、魔法も使えない。
僕が魔物に立ち向かっても、即座に殺されるだろう。
そして、負傷した人を助けようにも、僕にはその手段がない。
肩を貸しても、非力な僕では逃げられない。
回復魔法だって使えないのだ。
こうなってしまったら、もはや僕にはどうすることもできない。
そう悟って、全力で逃げ出した。
僕は足だって速くない。
すぐに追いつかれてしまうかもしれないと思ったが、とにかく必死に走った。
魔物に追いつかれることのないまま、森の中に逃げ込む。
木々が僕の姿を隠してくれるので、すぐに見つかることはないだろう。
一安心して、少し冷静になった時、凄まじい後悔に襲われた。
僕は、村の人達を見殺しにした……!
頭では分かっている。
あの状況では、どうすることもできなかった。
僕には、村の人を助ける能力なんてない。
だが、それでも何かできたはずだ……せめて、僕にもっと知恵があれば……!
そこまで考えて、僕は重大なことを思い出した。
そうだ、クレアを助けなければ……!
今さら遅いかもしれない。
彼女がまだ生きていても、僕には何もできない可能性の方が高い。
それでも、僕はクレアの家を目指して走った。
彼女を見捨てるくらいなら、魔物に殺されてしまった方がマシだと思えた。
0
お気に入りに追加
65
あなたにおすすめの小説
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
男女比世界は大変らしい。(ただしイケメンに限る)
@aozora
ファンタジー
ひろし君は狂喜した。「俺ってこの世界の主役じゃね?」
このお話は、男女比が狂った世界で女性に優しくハーレムを目指して邁進する男の物語…ではなく、そんな彼を端から見ながら「頑張れ~」と気のない声援を送る男の物語である。
「第一章 男女比世界へようこそ」完結しました。
男女比世界での脇役少年の日常が描かれています。
「第二章 中二病には罹りませんー中学校編ー」完結しました。
青年になって行く佐々木君、いろんな人との交流が彼を成長させていきます。
ここから何故かあやかし現代ファンタジーに・・・。どうしてこうなった。
「カクヨム」さんが先行投稿になります。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
薬漬けレーサーの異世界学園生活〜無能被験体として捨てられたが、神族に拾われたことで、ダークヒーローとしてナンバーワン走者に君臨します〜
仁徳
ファンタジー
少年はとある研究室で実験動物にされていた。毎日薬漬けの日々を送っていたある日、薬を投与し続けても、魔法もユニークスキルも発動できない落ちこぼれの烙印を押され、魔の森に捨てられる。
森の中で魔物が現れ、少年は死を覚悟したその時、1人の女性に助けられた。
その後、女性により隠された力を引き出された少年は、シャカールと名付けられ、魔走学園の唯一の人間魔競走者として生活をすることになる。
これは、薬漬けだった主人公が、走者として成り上がり、ざまぁやスローライフをしながら有名になって、世界最強になって行く物語
今ここに、新しい異世界レースものが開幕する!スピード感のあるレースに刮目せよ!
競馬やレース、ウマ娘などが好きな方は、絶対に楽しめる内容になっているかと思います。レース系に興味がない方でも、異世界なので、ファンタジー要素のあるレースになっていますので、楽しめる内容になっています。
まずは1話だけでも良いので試し読みをしていただけると幸いです。
貞操逆転世界に転生したのに…男女比一対一って…
美鈴
ファンタジー
俺は隼 豊和(はやぶさ とよかず)。年齢は15歳。今年から高校生になるんだけど、何を隠そう俺には前世の記憶があるんだ。前世の記憶があるということは亡くなって生まれ変わったという事なんだろうけど、生まれ変わった世界はなんと貞操逆転世界だった。これはモテると喜んだのも束の間…その世界の男女比の差は全く無く、男性が優遇される世界ではなかった…寧ろ…。とにかく他にも色々とおかしい、そんな世界で俺にどうしろと!?また誰とも付き合えないのかっ!?そんなお話です…。
※カクヨム様にも投稿しております。内容は異なります。
※イラストはAI生成です
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
最前線攻略に疲れた俺は、新作VRMMOを最弱職業で楽しむことにした
水の入ったペットボトル
SF
これまであらゆるMMOを最前線攻略してきたが、もう俺(大川優磨)はこの遊び方に満足してしまった。いや、もう楽しいとすら思えない。
ゲームは楽しむためにするものだと思い出した俺は、新作VRMMOを最弱職業『テイマー』で始めることに。
βテストでは最弱職業だと言われていたテイマーだが、主人公の活躍によって評価が上がっていく?
そんな周りの評価など関係なしに、今日も主人公は楽しむことに全力を出す。
この作品は「カクヨム」様、「小説家になろう」様にも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる