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第2章。3方面の攻防戦Vol-2-2。
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❤️天翔るリアの女王第4部Vol-2-2❤️
第2章。3方面の攻防戦 Vol-2-2。
AG4.3紀元631年10月24日。~AG4.3紀元631年12月24日。
(登場人物)
❣️ミロナ・ラハム・リア。
神聖リア帝国神聖女王。
❣️キャメル・ラハム・アンドライダ・副摂政。
❣️ラブリナ・ラハム・リア。
リア帝国艦隊総統合司令長官。総統合大元帥。ミロナ・ラハム・リア神聖女王の従妹。副摂政。
❣️フランソファ・ラハム・リア。
天才マルチ物理学者。ミロナ・ラハム・リア神聖女王の従妹。副摂政。
💛大標識塔7MDレヌラ・マスター・ゼロ・ラフェル。
❣️ラフェル・ラハム・クリスリア。
国防軍統轄大元帥。対ナグマダ種族迎撃船団の総統合司令長官。
(ミリアン銀河連合帝国)
❣️ミルル・ラハム・リアン。
ミリアン銀河連合帝国女王。
❣️ララ・ミリル・リアン摂政。
生体ドール。
(ルナ銀河連合帝国)
❣️ナデル・ラハム・ルナ。
ルナ銀河連合帝国。
❣️ライラ・ラハム・ルナ副摂政。
❣️カローラ・リア・ダガロ。
ダガロ神聖帝国女王。
❣️カレン・リア・ダガロ。
ダガロ神聖帝国摂政。ダガロ船団総帥。
❣️バロメ・リア・ダガロ。
マルチ科学・技術学者。ダガロ科学技術庁長官。
🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟
第1章。3方面の攻防戦 Vol-2-2。
アレグロン銀河団グログラン銀河アレロン星系第3惑星グロンと、第4惑星アロンの改造は、AG4.3紀元631年10月24日には完了していた。
既にレヌラ・ゼロ・グロン船団の戦力も整った。大標識塔レヌラ・マスター・ゼロ・グロンの具象グロリナ・ラハム・クリスリアは、ゼロ・グロン船団の統合司令長官として全権の譲渡を受けた。其の5大ゼロ母船は、
①標識塔レヌラ・ゼロ・グロン。
②大巨神レヌラ・ゼロ・グロン。
③マダルリアン・レヌラ・ゼロ・グロン。
④軌道リングヘル・レヌラ・ゼロ・グロン。
⑤ゴッドホイヘンス・レヌラ・ゼロ・グロン。
等の名称で無限分裂を実行中で有る。時間と供に台数を増やしている。キャメルは、グロリナ・ラハム・クリスリア総帥に託して偽装出撃拠点で有るアレグロン銀河団バルバダ銀河ルバナル星系第3惑星バナルに向かった。
AG4.3紀元631年10月25日。アレグロン銀河団バルバダ銀河ルバナル星系第3惑星バナルの側に、ギュラクシアン・メルがドロップダウンして来た。キャメルは、新7MDトンネル・システムを設置する為にルバナル星系内をリサーチする。
「キャメル様❗️完全自立型マルチ7TCMの設置場所は、第3惑星公転軌道と第4惑星公転軌道との中間上方50万キロメートルに配置します」と、生体脳メル。
「承知した。では、射出終了後、惑星の改造を始めよう❗️此の艤装出撃拠点は最重要星系になるやも知れない。ナグマダ種族と戦っている未知艦隊も気にかかる」と、キャメル。
「承知しました。では、探査艦アイネットワークとコンタクトして、詳細な調査を依頼します❗️」と、生体脳メル。
アレグロン銀河団バルバダ銀河ルバナル星系の偽装出撃拠点として、第3惑星バナルと第4惑星アナンの改造が開始される。
大標識塔7MDレヌラ・マスター・ゼロ・バナルは、具象としてナリナ・ラハム・クリスリアを誕生させ、ゼロ・バルサの統合司令長官に任命する。
下記の
1️⃣標識塔レヌラ・マスター・ゼロ・バナル。
2️⃣大巨神レヌラ・マスター・ゼロ・バナル。
3️⃣マダルリアン・レヌラ・マスター・ゼロ・バナル。
4️⃣軌道リングヘル・レヌラ・マスター・ゼロ・バナル。
5️⃣ゴッドホイヘンス・レヌラ・マスター・ゼロ・バナル。
の5大母船は無限分裂を開始する。
第4惑星アナンは、偽装とは考えられない位に軍事基地として本格的に改造されている。勘の鋭いキャメルは、来るべき一大事に備えなければならないと考えていたのだ。
生体脳ネットワーク並びに探知ネットワークを通じて、クリスタルレーネに中央エリア内でのナグマダ種族と未知艦隊の戦闘が映像で届く。
「ミロナ様❗️データには記載がない、始めて遭遇する未知種族だと判断しました」と、カローラレーネが説明する。
「ナグマダ種族同様に、かなり攻撃的な種族で有るに違いない。しかも、互角に戦っていると言う事は同程度科学レベルだと言う事ね❗️」と、ミロナ。
「将来的に脅威になる可能性が有ります。其れに備える必要が有ります。従って、現在進行中の人造アロイダ製造と、ダガロ船団製造を促進させ中央部の出撃拠点と偽装出撃拠点の強化すべきです❗️」と、カローラ・リア・ダガロ摂政がミロナに話し掛ける。
「カローラの忠告を受け入れ強化する様指示しよう❗️」と、ミロナ。直ぐにですエレーナ・ラハム・リア母船長に指示する。
「承知しました。直ちに連絡します❗️」と、答えるエレーナ母船長。
最新鋭自立型極秘浮揚要塞マダルリアン7MDゼロ・マリエラ・Mは、一旦クリスタルレーネに戻り、AG4.3紀元631年10月28日早朝再び発進して行く。最初の目的地は、ミロダリアン超銀河団西部エリア中央宙域。ダイロン銀河団バイラル銀河イロル星系第3惑星イロンで有る。其の目的は、10次元バリア。ZDバリア、TCMバリア(時間バリア)、完全自立型マルチ7MDトンネル・コントロール・パーツ(完全自立型マルチ7TCM)の設置で有る。
ダイロン銀河団バイラル銀河イロル星系第3惑星イロンにドロップダウンして来たマリエラは、大標識塔7MDレヌラ・マスター・ゼロ・イロンのイロリナ・ラハム・クリスリア総帥と、コンタクトを取り、ZDバリアとTCMバリアと完全自立型マルチ7TCM等の各種パーツをMDZ転送機で送る。更に、其等のデータを電送する。
数秒後。「確かに受け取りました。此方で増産して全ての星系に配備します❗️」と、イロリナ・ラハム・クリスリア総帥。
「偽装出撃拠点にも配備を❗️」と、指示するラブリナ。
「承知致しました❗️」と、イロリナ総帥。
数分後。マリエラはドロップアップして行き、中央部最遠外縁宙域にドロップダウンする。極秘通信回線で、アレグロン銀河団グログラン銀河アレロン星系第3惑星グロンのグロリナ・ラハム・クリスリア総帥とコンタクトする。
正確な座標を確認して、ドロップアップする。同時に、第3惑星グロン近くにドロップダウンする。数分後、各種パーツ等を大標識塔7MDレヌラ・マスター・ゼロ・グロンに転送する。
グロリナ・ラハム・クリスリア総帥は「パーツ等を受領しました❗️」と、ラブリナに報告する
「では、我々は偽装出撃拠点で有るアレグロン銀河団バルバダ銀河ルバナル星系第3惑星バナルに向かいます」と、ラブリナ。
「承知しました。第3惑星バナルには、キャメル様が滞在中です❗️」と、報告してコンタクトを切った。
小一時間後。マリエラは、バルバダ銀河ルバナル星系第3惑星バナル近くにドロップダウンする。
直系50万キロメートルの最新鋭万能母船ギャラクシアン・メルが、第4惑星側に滞空している。其の巨大さから比べると、マリエラがまるで小人の様だ。
ギャラクシアン・メルから通信が届く。マリエラの3D通信スクリーンに、キャメル・ラハム・アンドライダ副摂政の映像が映し出される。
「キャメル様❗️新開発の各種パーツを届けに来ました」と、ラブリナが話し掛ける。
「大標識塔7MDレヌラ・マスター・ゼロ・バナルのナリナ・ラハム・クリスリア総帥とコンタクトしてパーツを届けて下さい」と、キャメル。
「承知しました。其の前に、ギャラクシアン・ミルにも届けます❗️」と、ラブリナ。
「承知しました」と、キャメル。
ラブリナは、ギャラクシアン・ミルにパーツを転送してから大標識塔7MDレヌラ・マスター・ゼロ・バナルのナリナ・ラハム・クリスリア総帥とコンタクトする。詳細を伝えてから各種パーツを転送する。
「確かに受領致しました❗️早々に量産させます。生体脳ネットワークから詳細を確認しています。故に新たな探知・通信ネットワークの構築中です。監視体制も整えていますが、未知艦隊に付いては未だ不明のままです❗️」と、報告するナリナ・ラハム・クリスリア総帥。
「近い将来、此の周辺が激戦区になるかも知れません。其れに備えての準備が必要です❗️」と、ラブリナ。
「重々承知おります❗️其が故に戦力の増強と、監視体制の充実に力を注いでいます」と、ナリナ・ラハム・クリスリア総帥が堪え。
「其は承知しています、ナリナ総帥。だが、命令が有るまでは監視以外の行動は控える様に❗️」と、命令するラブリナ。
「承知致しました❗️」と、答える。
数時間の打合せ後、AG4.3紀元631年10月30日午前9時。ギャラクシアン・ミルとマリエラは同時にドロップアップし、ミロダリアン超銀河団東部エリア中央部最遠外縁宙域にドロップダウンして来た。
ラブリナは、ダイゲンス銀河団ダラガル銀河ラガダイル星系第3惑星ラガル常駐のララル・ラハム・クリスリア総帥とコンタクトを付ける。
「ラブリナ様❗️ララル・ラハム・クリスリアです。此方の改造は完了しています。戦力的にも充分かと考えていますが、未だに無限分裂は続行中です」と、報告する。
「座標の確認が出来た。今からラガダイル星系を訪問します❗️」と、ラブリナ。
「承知致しました。お待ちしております」
数分後。マリエラとギャラクシアン・ミルが第3惑星ラガルと第4惑星ガルダの中間宙域にドロップダウンして来た。
ラブリナはコンタクトを付け「今日の訪問は、新開発の各種パーツを届けに来た。メドラ転送機(MDZ転送機)で、大標識塔レヌラ・マスター・ラガルに送ります。届き次第量産する様に❗️」と、指示する。
「承知致しました。他に御命令は有りますでしょうか❗️」と、ララル総帥。
「特に有りません。後はララル総帥に託します」と、ラブリナ。
「生体脳ネットワークからの情報では、ドラダル銀河連合東部帝国グフ・バハル・ドメルン第1皇帝傘下の船団が突然消息不明になったとの事。何処か我々の未知エリアに隠れた可能性が考えられます。と言う事は、偽装出撃拠点が現在最も重要星系になります❗️」と、指摘するララル・ラハム・クリスリア総帥。
「成る程。正論だわ❗️有難うララル総帥。コンタクトは此のままにしておいて。ミロナに連絡するから」と、ラブリナ。
ラブリナは「エレーナ❗️極秘緊急アルファを発動。クリスタルレーネのミロナとダイレクト・コンタクトを❗️」と、命令する。
「承知致しました。極秘緊急アルファを発動します❗️」と、エレーナ。
数秒後。3D通信スクリーンにミロナの映像が映し出される。
「ラブリナ❗️極秘緊急アルファを発動して、一体何事なの」と、ミロナ。
「ダイゲンス銀河団ダラガル銀河ラガダイル星系第3惑星ラガル常駐のララル・ラハム・クリスリア総帥の見解だと、消息不明となったドラダル銀河連合東部帝国グフ・バハル・ドメルン第1皇帝傘下の船団は、我々に取って未知の宙域で有る第4エリア最南部エリア528銀河の何れかの銀河に隠れたとの事。早急に第4エリア最南部エリア528銀河内のの通信・探知ネットワークの構築並びに、最南部エリア528銀河全体の封鎖をして❗️」と、ミロナに伝えるラブリナ。
「カローラレーネです❗️ラブリナ様の見解は正論です。早急に手配する事をお薦めします❗️」と、伝える。
「承知したラブリナ❗️直ちに手配するわ」と、ラブリナに答えてから「カローラレーネ。直ちに実行なさい❗️」と、命令する。続けて「ラブリナ❗️ララル総帥とはコンタクト中よね。でしたらマルチ回線に切り替えて」と、指示する。
数秒後。3D通信スクリーンが3分割される。其のスクリーンに、ラブリナとキャメルとララルの3人映し出される。
ミロナは「貴女がララル総帥なのですね❗️実に先見の明が有る様です。故に、貴女を大総帥に任命し、対ナグマダ種族迎撃船団の総統合司令長官に任命します❗️更に、貴女をラフェル・ラハム・クリスリアと改名すると同時に、大標識塔7MDレヌラ・マスター・ゼロ・ラフェル並びに5大母船を与えます。
ラフェル・ラハム・クリスリアを、クリスリア帝国防軍統轄大元帥に任命する。同時に、私の副臣の1人としてクリスタルレーネ直属とするが、独自の判断での行動を許可します❗️」と、説明する。
「承知致しました❗️で、ダイゲンス銀河団ダラガル銀河ラガダイル星系第3惑星ラガル常駐者はどうなされますか❗️」と、問い掛ける。
「大標識塔レヌラ・マスター・ラガルに、同名のララル・ラハム・クリスリアを誕生させる」と、説明するミロナ。
「承知致しました、ミロナ様❗️」
「ラフェル統轄大元帥は、ラブリナと、共にクリスタルレーネに帰還なさい。其までにラフェル統轄大元帥専用の船団を用意しておきます❗️」と、話し掛ける。続けて「ラブリナ❗️あとはキャメル副摂政に託して戻って来てね❗️」と、ミロナ。
「了解。戻るわ」と、ラブリナ。
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グフ・バハル・ドメルン第1皇帝傘下の船団は、対探知バリアを張り秘密裏に第4エリア最南部に進入し、出撃拠点の建設を開始していた。グフ第1皇帝の仕事は早く、AG4.3紀元631年10月27日にはほぼ完成させていた。其のグフは、此処を拠点としてミロダリアン超銀河団東部エリアの制圧計画を練り上げる。其の一つとして、自国に隠密利に特殊連絡艦を送り出す。更に、各種製造工場並びに軍事基地、居住施設の建設を始める。
ダダロレン艦隊は、周辺の調査並びに、通信・監視ネットワークの構築を実行中で有る。グフ第1皇帝の仕事は素早く、AG4.3紀元631年11月4日には、完璧に改造を終え強大な軍事星系に変わっていた。
ドラダル銀河連合東部帝国グフ・バハル・ドメルン第1皇帝は、所在地をドルダラン銀河団ドダル銀河ドラン星系第3惑星ダランと命名し、ドダルン銀河帝国を建国する。
ドダルン銀河帝国皇帝に就任したグフ・バハル・ドメルンは、グドル・バルバソ・ドゴン総帥に、ドダル銀河並びにをドルダラン銀河団制圧を命じる。
ドゴン総帥は、第1軍団長のラボル・リロ・マガン大元帥に、ドダル銀河並びにをドルダラン銀河団制圧を命令する。
第1軍団長のラボル・リロ・マガン大元帥は、直系5万キロメートル、全長8万キロメートルの円筒型戦略母船ブラル・バダル・G1で出撃して行く。其の船体上部から36本の円筒が延び、其の船体に直径1万キロメートル、長さ2万キロメートルの円筒が付いている。
円筒型戦略母船ブラル・バダル・G1を先頭に、傘下船団が次々と発進し追従して行く。
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クリスタルレーネに移民したバロル銀河帝国国民は、クリスタルレーネ移民派と、外宇宙に定住派に別れていた。
バロル銀河帝国ティル・リア・バロン女王は仲介するが、意見の統一は出来なかった。ティル女王は、AG4.3紀元631年11月1日午前10時。結論を出した。
「私は、ミロナ神聖女王陛下に忠誠を誓い、共に生きて行く事に決めました。だが、外宇宙定住派の皆様方が現れ意見が別れてしまいましたけど非常に残念な事です❗️しかし、私は外宇宙定住の皆様方の意見も尊重します。従って、外宇宙定住を許可します。例え別れても、我々はバロル銀河帝国のバルン民族であります。言い換えれば、クリスタルレーネ内のバロル銀河帝国を本拠地と考えれば、バロル星系第3惑星バルンは旧の母星系と言えます。又は、逆の事も言えます。と、言うのも、我々は何時も一つであり、外宇宙に定住しても7MD転送ネットワークで繋がっているからです❗️
既に、ミロナ神聖女王陛下には伝えて有り、外宇宙に移動する許可を得ています」と、全ての民に伝える。
マリエラがクリスタルレーネに帰還してから数分後。クリスタルレーネは発進し、バルグリアン銀河団バダガル銀河ガバル星系第3惑星ダガロに向かった。
小一時間後。クリスタルレーネは、バルグリアン銀河団バダガル銀河ガバル星系外縁にドロップダウンして来た。搭載超越知性カローラレーネは、ガバル星系をクリスタルレーネ内部に取込みながら、同時にバロル星系を吐き出す。此の作業に数時間を要したが何事もなく終了する。
バロル星系に各種パーツを設置し、安定化させる。数回の動作実験をしてからクリスタルレーネは、出撃ポイントに向かってドロップアップして行く。
カローラ・リア・ダガロ摂政が計画している、ダカロ人復活計画とダガロ船団設立計画とダガロ人造ドール培養計画は、第3惑星ダカロ並びに7大星系で、急ピッチで進行している。AG4.3紀元631年11月3日現在に於いて、ダカロ人100万人。ネオダカロ人8億人。機甲兵団ダガロニダ50億人。
半生体ガロニダ型ロボット500億人。直径10万キロメートルのダカロ母船ダロリアン亀甲型50台。直径8千メートルの亀甲型ダカロ戦艦ダロン10億台等になっている。そして、現在も進行中で有る。
ミリアン銀河連合帝国ミルル・ラハム・リアン女王は、大標識塔レヌラ・マスター・ミルのミルル・ラハム・クリスリア総帥傘下のミル・ゼロ船団で有る、標識塔ミル。8万台。マダルリアン・ミル。2億台。起動リングヘル・ミル。1億台。ゴッドホイヘンス・ミル。5億台を、第4エリア最南部宙域の528銀河を封鎖する為に出撃させた。
AG4.3紀元631年11月4日午前11時。クリスタルレーネは、出撃拠点で有るライフリアン連合帝国ブリアラント銀河アントル星系第3惑星バレンに戻って来た。此の星系はクリスタルレーネの援助で、超一流の軍事星系に改造されている。更にミロナは、直径50万キロメートルの移動戦略本部クリスタリア・レヌの製造を開始していた。此の移動戦略本部は、クリスタルレーネの分身を小型化させた完全自立型ロボット仕様で有る。其の防御兵器、攻撃力も最新鋭の優れ物で有る。更に各種製造工場、緊急疎開を想定した居住区が備わっている。ミロナは、此のタイプの母船を後3台の製造も考えていた。其の用途も考えていた。
ガロニダ型半生体ドール編成の機甲兵団は、第1軍団から第7軍団迄編成され現在も進行中で有る。母船並びに戦艦等の製造も続行中で、現在に於いて強大な船団が出来上がっている。此のプロジェクトと平行じて、完全ロボット化した船団の製造も進行中で有る。其の他に、標識塔と探査艦アイ等の製造も続行している。
ダブ・バハル・ドメルン第2皇帝は、ゴラル銀河帝国皇帝ミロダリアン超銀河団中央部エリア東宙域のドラゴンラル銀河団ゴンラル銀河ゴラル星系第3惑星ゾランを中心として、ゴラル銀河帝国を建国して皇帝となる。所が、台形型マルチ戦艦ダダロレンが中央部エリア中央宙域を調査中に未知艦隊と遭遇して戦闘状態となる。
ダダロレン艦隊司令長官から報告を受けたゾル・バルバソ・ドゴン総督は、第1軍団長バロダナ・ドル・ドラダナ大元帥に事態収拾と近辺の制圧を命令する。
命令を受けた第1軍団長バロダナ・ドル・ドラダナ大元帥は、戦略母船ブラル・バダルD1を発進させる。其れは、AG4.3紀元631年11月6日の事である。
未知種族の艦隊は、新たな船団が出現した事を本国に報告をする。其の報告を受けた未知種族は、第1機動船団を発進させた。数時間後、中央部東エリアでは本格的な戦争状態に突入する。
AG4.3紀元631年11月8日現在。緊急疎開計画は順調に進行し、人口100億人以上の星系の整備を終え、人口50億人以上100億人以下の星系に取り掛かっている。其の様な状態の時、ミロダリアン超銀河団ゾーン中央部では、本格的な戦争に発展したとの報告を受けた。
ミロナ神聖女王は、完成品したばかりの直径50万キロメートルの最新鋭戦略母船で有る移動戦略本部クリスタリア・レヌに移乗し、クリスタルレーネから飛び出して行く。目的地は中央部エリアで有る。
数日後。クリスタリア・レヌが中央部西側最外縁にドロップダウンして来た。数秒後。クリスタリア・レヌの探知システムが、中央部全体の探知ネットワークと直結し情報が次々と流れて来る。
ライフトロン脳タリアが状況分析して、別スクリーンに映し出す。
「中央部東エリアで、ゴラル銀河帝国船団と未知種族間で本格的な戦争を展開。双方ともに互角に戦っています」と、ライフトロン脳タリアが説明をする。
「クリス❗️未知種族の母星系を探りだして欲しい」と、ミロナが問い掛ける。
「承知致しました❗️」と、生体脳クリス。
「ミロナ、介入しましょうか❗️」と、ラブリナがミロナに話し掛ける。
「もうは暫く様子を見てから判断しましょうか❗️」と、答えるミロナ。
数時間後。新たなゴラル銀河帝国船団が戦線に出現。ゴラル銀河帝国軍の圧倒的な船団数により、未知船団は次々と破壊されて行く。
ミロナは決断する。隣のラブリナに「ラブリナ❗️即介入し、未知船団を救出しましょう」と、話し掛ける❗️
「其の言葉を待っていたわ。エレーナ、直ちに救援船団を出撃させよ❗️」と、命令する。
「承知致しました❗️」と、エレーナ。ライフトロン脳タリアに指示を出す。
包囲監視していたレヌラ・ゼロ船団が緊急発進する。数分後。最新鋭自立型マルチ戦闘列車7MD・ソルジャー・フォース10列車が発進し、数秒後に7MDトンネルに突入して行く。同時に戦闘宙域側にドロップダウンし、ナグマダ種族ゴラル銀河帝国船団に向かって突進して行く。数秒後、ソルジャー・フォースは各個車両に分裂しゴラル銀河帝国船団に襲い掛かる。
数分遅れて到着したレヌラ・ゼロ船団は、未知船団を防衛する様に展開しながらゴラル銀河帝国船団に攻撃を開始する。此の急襲により、ナグマダ種族ゴラル銀河帝国船団は混乱し統率力が失われる。
未知船団から通信が届く。「私はアスラル銀河連合帝国アストレル銀河団東部防衛軍司令の、バナジ・アレル・ドルです❗️貴方達が何者だかは解りませんが、救援に感謝申し上げます」東部、話し掛けて来た。
受信直後。「私はミロダリアン超銀河団ゾーン中央部エリアの、アレグロン銀河団バルバダ銀河ルバナル星系第3惑星バナルに常駐しているナリナ・ラハム・クリスリアです。貴方達と戦っている敵対者はナグマダ種族で、我々の宿敵で有るゴラル銀河帝国皇帝ダブ・バハル・ドメルン傘下の船団です❗️
私は、ミロナ神聖女王陛下の命に依り、当宙域を監視していました。其の監視船団が戦闘を探知したので、急遽救援船団を派遣したのです❗️
損傷した貴殿方の船団を保護する為に、間も無く、レスキュー船団セルフオールが到着します。皆様方は後方に待機していて下さい❗️」と、返信する。
数分後。全長2万6千キロメートル。全高1万キロメートル。全巾1万2千キロメートルの亀型テンダー・セルフオール5台が次々とドロップダウンして来た。数秒後、背中のドームが開き始める。
最後方に待機している損傷した母船並びに戦艦を、牽引ビームで引寄せ収納して行く。
レヌラ・ゼロ船団MTタイプは、アスラル銀河連合帝国船団の全面に展開し、警護しながら無限分裂を開始している。
全長1万8千メートルの大巨神レヌラ・マスター・ゼロ・バナルMTは、黄金色に輝きながらゼロフィールドの剣で、まるで怒れる鬼神の様に次々とゴラル銀河帝国船団を撃破している。其の鬼神の猛烈な攻撃に敵船団は怯んでいる。其の大巨神レヌラ・バナルは、分単位で増殖し数時間で敵船団を上回る。神出鬼没の動きに、敵船団は砲撃の的が絞れず、エネルギービームは空を切っている。希に当たるビームは、全て吸収され強化する結果になっている。
直径50万キロメートル最新鋭戦略母船で有る、移動戦略本部クリスタリア・レヌがドロップダウンして来た。其のレヌの、赤道部リングから直系5キロメートルの36本の円柱が延び、末端に直系20万キロメートルの球体が有る。其の球体から8方向に直系5キロメートルの円柱が延び、末端に直径10万キロメートルの亀甲型ダカロ母船ダロリアン4台が合体している。総計で288台が付属している。正に戦闘母船に相応しい出で立ちで有る。
其のクリスタリア・レヌがドロップダウンして来た時には、ほぼ決着が付いていた。
ゼロ・バルサの統合司令長官ナリナ・ラハム・クリスリアは、広範囲の戦闘エリアから、小破、大破して離脱したドラル銀河帝国船団の捕獲を捕獲する為に軌道リングヘルで活動を開始する。
残っている数千台の敵船団は、防戦しながら撤退している。
ミロナは、ラブリナに「新兵器のライフメドラ砲で砲撃なさい❗️」と、命じる。
「了解。実験する為に良い標的だわ」と、ラブリナ。「エレーナ、メドラクォーク砲でドラル銀河帝国船団を殲滅せよ❗️」と、命じる。
「承知致しました。攻撃を開始します」と、命令を繰り返す。
数秒後。メドラクォーク砲が撤退中のドラル銀河帝国船団に向けて放射されると、次々と敵船団が大爆発して行き数分後には殲滅する。此の新兵器メドラクォーク砲は、メドラ転送器を応用し反物質爆弾を目標敵艦のバリア直前に転送し爆発させると言う代物で有る。
「ミロナ様❗️救出した未知艦隊の司令官から通信が届いています」と、エレーナが報告をする。
「承知した。通信回線を開け❗️」と、ミロナ。
メインスクリーンの一部に男性像が映し出される。「私はアスラル銀河連合帝国、アストレル銀河団東部防衛軍司令官を努めるバナジ・アレル・ドルです❗️セルフオール司令官依り、神聖リア帝国の神聖女王陛下が戦場に来たと聞きましたの、御挨拶と救援に来て頂いた感謝と御礼を述べる為にコンタクトしました❗️」と、話し始める。挨拶と感謝を述べ、深々と一礼する。
「私が神聖リア帝国の、ミロナ・ラハム・リアです❗️」と、自己紹介する。
ミロナ神聖女王を見たバナジ・アレル・ドルは、其の美しさと気品高い容姿に見とれてしまい、暫しコトバを失う。
ミロナは微笑んで「此方こそお詫びしなければなりません。当エリアでの戦闘を探知していたにも関わらず、介入するのが遅れてしまいました。明らかに私の判断ミスでした❗️」と、説明をし謝罪する。
「貴殿方には何ら関わりの無いことです。にも関わらず謝罪頂き誠に恐縮致します❗️本国に詳細な報告を致しましたので、政府上層部からコンタクトが有るかも知れません」と、アストレル銀河団東部防衛軍司令官のバナジ・アレル・ドル。
数秒後。通信がセルフオールに収納されたアストレル銀河団東部防衛軍旗艦経由で移動戦略本部クリスタリア・レヌに届く。
「私はアスラル銀河連合帝国女王のパトラ・アレル・ダガロです。伝説の女神で有るティア・ラハム・リア女王直系の一族とお会い出来て光栄です❗️
我々が知る超古代の伝説では、ティア・ラハム・リア女王は、一族並びに全ての民を引き連れ当超銀河団から撤退したと伝わっていました。にも関わらず、何故此処にいるのでしょうか❗️」と、問い掛ける。
「パトラ・アレル・ダガロ女王❗️私はティア・ラハム・リア女王から3代目の直系の子孫です。確かに貴女の言う通り、当超銀河団ゾーンから撤退して15億光年離れたリアリアン超銀河団ゾーンを本拠地としている。だか、全ての民を撤退する事は出来なかった。
過去のとある日、マダン人の遺跡を発見し、彼等の伝説の通りの道を歩んで此のミロダリアン超銀河団ゾーンを発見した。更なる調査で双子の妹と再会してほぼ全ての歴史を知り得たのです❗️
今考えれば、宇宙創成の女神ライフマザーの導きでは無いかと考えている」と、答える。更に続けて「紹介したい人がいます❗️」
通信スクリーンが2分割され、まるでミロナの隣にいる様に1人の女性が現れる。
「私はダガロ神聖帝国女王のカローラ・リア・ダガロです❗️現今に至り、我が種族と遭遇するとは正に無上の喜びです。私の記録では、追従をせずに独自の道を選択した7民族がいました。パトラ・アレル・ダガロ女王率入る民族は其の中の1民族なのでしょう❗️」と、自己紹介してから話し掛ける。
パトラ・アレル・ダガロ女王は、深々と一礼して「カローラ統一女王陛下❗️我々の他にダガロ民族は存在しているのですね」と、問い掛ける。
「其の場所も不明で有るがゆえに、未だに確認はしていません」と、答える。
「では、ミロナ神聖女王陛下と共に、我が星系に訪問なさって下さいませ❗️」と、話し掛ける。
「私は数億光年離れた宙域のクリスタルレーネに居り、ミロナ神聖女王陛下の承認を受けても直ぐには訪問出来ない❗️」と、答える。
「距離的な問題でしょうか❗️」
「其れもあるが・・・❗️」と、説明をするカローラ。
会話中にミロナが「パトラ・アレル・ダガロ女王に伝える。クリスタルレーネで貴女の星系に向かわせよう❗️私は捕獲したナグマダ種族ゴラル銀河帝国船団を収納し、保護したアストレル銀河団東部防衛軍を届けてから訪問いたす」と、話し掛ける。
「承知致しましたミロナ神聖女王陛下❗️遅れましたが、アストレル銀河団東部防衛軍司令長官、バナジ・アレル・ドルより詳細な報告を受け取りました。神聖リア帝国の救援が無ければ我が艦隊は全滅していたでしょう。救援頂き誠に有難う御座います❗️」と、答え深々と一礼する。
クリスタルレーネが、アストレル銀河団アスラル銀河アラル星系第3惑星アレル上空800万キロメートル宙域にドロップダウンして200万キロメートル上空で停止する。
パトラ・アレル・ダガロ女王は其の巨大さに驚愕する。当然では或、アラル星系全体の数倍の大きさで、星系が押し潰される様な圧迫感が有る、
数分遅れてクリスタリア・レヌがドロップダウンして来て、クリスタルレーネが造り出した7MDトンネルに突入して行く。
クリスタルレーネのクリスタルパレス、別称ミロナパレスに戻ったミロナ等最高幹部は、第1会議室に入室する。既に、アスラル銀河連合帝国パトラ・アレル・ダガロ女王等側近幹部と、ダガロ神聖帝国カローラ・リア・ダガロ女王等最高幹部達が着席している。
ミロナ等が着席する。進行役はレヌラ・ラハム・クリスリア総統合司令長官で有る。
「では、会談を開始します。先ず始めに、ミロナ・ラハム・リア神聖帝国神聖女王陛下がお話し致します❗️」
「今、此処に、数億年振りに別れていた種族が出会い、歴史的な会談を始められると言う事は、宇宙創成の女神の意図なのでしょう。何故、私がそう感じるのかと言うと、マグマダ種族が再び宇宙を支配する為に進行を開始したからです❗️其の引鉄の要因は、神代記の頃、大宇宙同士が衝突しネガティブなマイナスの時間流が流れ出した。其の力は大宇宙を滅ぼす力です❗️其の事実を、天空の女神の化身で有る時の監視者アフロティナ・リア・ライフ女王から聞いた。其に対処する為に双子の妹ミロルが時を駆ける船ライフタイムラーに同行して我が故郷で有るレアリアン超銀河団ゾーンに向かって旅立った。其の事も含めて大宇宙の大いなる転換期に有ると考えています❗️
従って、我々はマグマダ種族の進行に対抗する為に、一致団結して迎撃しなければ我々の未来は閉ざされる。其の事実を心に止めて欲しい。
今我々に出来る事は、クリスタルレーネをマグマダ種族迎撃連合の統合本部として戦う事と、残りの6民族を探しだし連合させる事です❗️何故ならば、マグマダ種族は強大で1民族ては勝てる相手では無いからです。現在、マグマダ種族皇帝の3人子息がミロダリアン超銀河団ゾーン北部、中央部、南部の3ヶ所に出撃拠点の地盤を築いた。だか、3人は本格的な戦闘はしないだろう。本格的な戦闘は第一次本隊が到着してからだろう。
本格的な戦闘になれば、我々が勝利出来る確率はかなり低いだろう。故に、各帝国、連邦共和国の帝都を7MDバリアで封印し7MDトンネルネットワークで繋いだ。しかし、ナグマダ種族の科学レベルは我々と同程度或いは数段上回っている可能性が高い。と言う事は探知され破られるかも知れない。其の可能性も考えて、我が故郷で有るリアリアン銀河団ゾーンへの撤退も考えている。既にほぼ準備は整っている。
説明した通り事態は逼迫している。早急にアラル星系全体を7MDバリアで封印したいので許可願いたい❗️」と、ミロナは話し終える。
「承知致しましたミロナ神聖女王陛下❗️」と、パトラ・アレル・ダガロ女王。
「パトラ女王陛下の承認が得られましたので、7MDバリア封印をシステムを構築させます❗️」と、答えてからレヌラ・ラハム・クリスリア総統合司令長官は「次に、カローラ・リア・ダガロ統一女王がお話しを始めます」
「我が一族並びに追従した10民族の本拠地星系は、7MDバリアで封印され、7MDトンネルでクリスタルレーネ内に取り込んだバルグリアン銀河団バダガル銀河ガバル星系第3惑星ダガロと直結されています。現在最も安全な場所です❗️可能ならばアラル星系もクリスタルレーネに取り込んで安全を確保して頂きたい。パトラ女王❗️早急に結論を出して頂きたい。
残り6民族を探しだす為に、超越生体脳カローラレーネが超古代の記録、文献を査察しています」と、話し終える。
「次に、神聖リア帝国副摂政兼科学技術庁副長官で有るフランソファ・ラハム・リア閣下が話します」
「現在、ダガロ科学技術庁長官のバロメ・リア・ダガロ長官等チームと合同で、新兵器の開発並びにネガティブなマイナス時間流を無効にするポジティブなプラス時間流発生装置の開発をしています。だが、課題は非常に難しく何時完成するか全く見通しが付きません。勿論、其が完成したとしても直ぐに効果が現れるとは考えていません。何故ならば大宇宙は余りにも広すぎて蔓延するには数十億年もの歳月が必要だからです。何故、其の様な無駄な事をするのか、と言う疑問は有るでしょうが、一重に大宇宙の消滅を阻止する為です❗️
我々真正リア人並びにアンドライダ種族、クリスリア種族等は不老不死ですが、其れ以外の人々は不老不死では有りません。従って我が傘下のフランソファ研究所が不老不死にする細胞更新装置・ライフテロンを開発しました。此のライフテロンを最重要人物に授与したい❗️人選の選別は、当方の最高幹部で決定します」と、締め括るフランソファ。
「有難う御座います。次に神聖リア帝国副摂政兼帝国軍統合司令長官で有るラブリナ・ラハム・リア閣下が話します」
「マグマダ種族迎撃に関して、私が統合的に指揮を取ります。副統合司令長官として、カローラ・リア・ダガロ女王と、レヌラ・ラハム・クリスリア総統合司令長官並びに、キャメル・ラハム・アンドライダ副摂政の3人。尚、別動隊として、リアン銀河連合帝国ミルル・ラハム・リアン女王と、ルナ銀河連合帝国ナデル・ラハム・ルナ女王が行動中です。既に、ミルル・ラハム・リアン女王の船団が、マグマダ種族の本拠地で有るドロイダン超銀河団ゾーンの背後から攻撃する準備を整えています❗️」と、説明して締め括る。
「有難う御座いましたラブリナ閣下❗️実行部隊の司令として、我々は防戦だけでは勝てません。今日からは積極的に先手攻撃を仕掛けます。
では、次にバロメ・リア・ダガロ科学技術庁長官が話します」
「見通し超銀河団ゾーンからの撤退計画は、直径100万キロメートルの完全自立型浮揚宇宙要塞都市レヌリアンドーム・1~10迄を建造中ですが、全台は。未だに完成はしていません❗️だか、来るべき時迄には完成を目指します。
最後に、細胞更新装置・ライフテロンに付いて付加説明をします。此のライフテロンは、授与者の生体振動、6次元メンタル・エモシオ・エコー等のシンクロ処置が自動的に行われ、体の中に埋没し身体と同化します。此のライフテロンは優れもので、不老不死の他に幾つかの付加機能が備わっています。授与者には、其の事を伝え同意を求めます。何故ならば、一度セットすると取り外す事が出来なくなり、全身が生体金属に覆われ不死身の身体に変化するからです❗️更に、ライフテロンは自己保存本能が有り、再生能力、自動防衛能力が備わり、人間では有るが人間を超越する存在になるからです❗️」と、説明して締め括る。
「有難う御座います。では、次にキャメル・ラハム・アンドライダ副摂政閣下がお話しになります❗️」
「私はミロナ神聖女王陛下を警護するのが主な任務ですが、緊急疎開に関する準備並びに疎開の指揮も取る事になります。有人星系の多さを考えれば、大変な任務になるでしょう❗️恐らく、私1人では不可能でしょう。故に、探知・情報センター、輸送船団、レスキュー船団、銀河貨物列車船団、各星系の防衛船団等の協力は不可欠です❗️にも関わらず、間に合わず絶滅する民族も有るでしょう❗️其の様な悲劇が起こらない様に、事前の段取りと早期の疎開が必要です。又、其の事を全ての星系に伝える事も重要な事です」と、キャメル・ラハム・アンドライダ副摂政。
「キャメル副摂政閣下、有難う御座いました❗️次にカレン・リア・ダガロ神聖ダガロ帝国摂政が話します」
「私はミロダリアン超銀河団ゾーンの防衛を担当します❗️本拠地星系と10大星系が全力を挙げて、最新鋭の直径10万キロメートルのダカロ母船ダロリアン並びに戦艦等が製造されています。本拠地星系では、直径50万キロメートルのダカロリアンの製造を開始しています」と、締め括る。
「では、最後に超越知性生体脳カローラレーネが全てを統轄して話します」
「全ての情報、探知、通信、防衛、戦況並びに疎開等の統合的な指揮は、私が統轄して其の情報を伝達します。其等を管理統轄するに最も最適な宙域は、ミロダリアン超銀河団ゾーン中央部エリアから西側に1億光年離れた宙域だと判断しました❗️只、最遠北部と、最遠南部迄は3億光年離れる事になります。其の数億光年の距離を克服する為に、連続性7MD転送ネットワークを開発し構築中です❗️此のシステムが完了すれば、数億光年の距離を時間のロス無く移動可能となります。此のシステムは、マグマダ種族迎撃並びに疎開等に大いに役に立つでしょう❗️」と、説明を終える。
再びミロナ神聖女王が話し始める。「ミロダリアン超銀河団ゾーン神聖リア帝国傘下の全ての有人星系の民に伝える。近々、マグマダ種族と種族存亡を賭けた殲滅戦争が始まります❗️私は、全ての民を救うために全力で対処する決意をしていますが、敵対者は想像を絶する様な戦力で襲い掛かり、完璧に迎撃出来る可能性は甚だ低い。従って、早期に疎開或いは7MD封印処置を実行させます。私の指示に従い冷静に対処する事を要請します❗️」と、話し「エレーナ❗️今のメッセージを全ての星系に伝えよ」と、命令する。
「ミロナ神聖女王陛下❗️吾がアラル星系第3惑星アレルをクリスタルレーネに取り込むことは可能でしょうか❗️」と、問い掛けるパトラ・アレル・ダガロ女王。
「勿論可能だが❗️」と、ミロナ。
「では、アラル星系をクリスタルレーネに取り込んで頂ければ無常の喜びです。
ミロナ神聖女王陛下並びにカローラ統一女王のお側で、全力の尽くしたいと思います❗️」と、パトラ女王。
「承知した。7MD封印後なら簡単に取り込める」
「有難う御座いますミロナ神聖女王陛下❗️永遠の忠誠を誓い、マグマダ種族打倒の為に全力を尽くします」と、宣言する。
「パトラ女王、我々は古より深い絆なで繋がった盟友であり、同じ志しを同持つ同士です。共に、種族存亡を賭けて戦いましょう❗️未だ時間は有ります。残されている時間を利用して、同胞を救うために残りの6大種族の行方と所在地を探しだしましょう❗️」と、ミロナ神聖女王はパトラ女王に話し掛ける。
第2章。3方面の攻防戦 Vol-2-2。
AG4.3紀元631年10月24日。~AG4.3紀元631年12月24日。
(登場人物)
❣️ミロナ・ラハム・リア。
神聖リア帝国神聖女王。
❣️キャメル・ラハム・アンドライダ・副摂政。
❣️ラブリナ・ラハム・リア。
リア帝国艦隊総統合司令長官。総統合大元帥。ミロナ・ラハム・リア神聖女王の従妹。副摂政。
❣️フランソファ・ラハム・リア。
天才マルチ物理学者。ミロナ・ラハム・リア神聖女王の従妹。副摂政。
💛大標識塔7MDレヌラ・マスター・ゼロ・ラフェル。
❣️ラフェル・ラハム・クリスリア。
国防軍統轄大元帥。対ナグマダ種族迎撃船団の総統合司令長官。
(ミリアン銀河連合帝国)
❣️ミルル・ラハム・リアン。
ミリアン銀河連合帝国女王。
❣️ララ・ミリル・リアン摂政。
生体ドール。
(ルナ銀河連合帝国)
❣️ナデル・ラハム・ルナ。
ルナ銀河連合帝国。
❣️ライラ・ラハム・ルナ副摂政。
❣️カローラ・リア・ダガロ。
ダガロ神聖帝国女王。
❣️カレン・リア・ダガロ。
ダガロ神聖帝国摂政。ダガロ船団総帥。
❣️バロメ・リア・ダガロ。
マルチ科学・技術学者。ダガロ科学技術庁長官。
🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟
第1章。3方面の攻防戦 Vol-2-2。
アレグロン銀河団グログラン銀河アレロン星系第3惑星グロンと、第4惑星アロンの改造は、AG4.3紀元631年10月24日には完了していた。
既にレヌラ・ゼロ・グロン船団の戦力も整った。大標識塔レヌラ・マスター・ゼロ・グロンの具象グロリナ・ラハム・クリスリアは、ゼロ・グロン船団の統合司令長官として全権の譲渡を受けた。其の5大ゼロ母船は、
①標識塔レヌラ・ゼロ・グロン。
②大巨神レヌラ・ゼロ・グロン。
③マダルリアン・レヌラ・ゼロ・グロン。
④軌道リングヘル・レヌラ・ゼロ・グロン。
⑤ゴッドホイヘンス・レヌラ・ゼロ・グロン。
等の名称で無限分裂を実行中で有る。時間と供に台数を増やしている。キャメルは、グロリナ・ラハム・クリスリア総帥に託して偽装出撃拠点で有るアレグロン銀河団バルバダ銀河ルバナル星系第3惑星バナルに向かった。
AG4.3紀元631年10月25日。アレグロン銀河団バルバダ銀河ルバナル星系第3惑星バナルの側に、ギュラクシアン・メルがドロップダウンして来た。キャメルは、新7MDトンネル・システムを設置する為にルバナル星系内をリサーチする。
「キャメル様❗️完全自立型マルチ7TCMの設置場所は、第3惑星公転軌道と第4惑星公転軌道との中間上方50万キロメートルに配置します」と、生体脳メル。
「承知した。では、射出終了後、惑星の改造を始めよう❗️此の艤装出撃拠点は最重要星系になるやも知れない。ナグマダ種族と戦っている未知艦隊も気にかかる」と、キャメル。
「承知しました。では、探査艦アイネットワークとコンタクトして、詳細な調査を依頼します❗️」と、生体脳メル。
アレグロン銀河団バルバダ銀河ルバナル星系の偽装出撃拠点として、第3惑星バナルと第4惑星アナンの改造が開始される。
大標識塔7MDレヌラ・マスター・ゼロ・バナルは、具象としてナリナ・ラハム・クリスリアを誕生させ、ゼロ・バルサの統合司令長官に任命する。
下記の
1️⃣標識塔レヌラ・マスター・ゼロ・バナル。
2️⃣大巨神レヌラ・マスター・ゼロ・バナル。
3️⃣マダルリアン・レヌラ・マスター・ゼロ・バナル。
4️⃣軌道リングヘル・レヌラ・マスター・ゼロ・バナル。
5️⃣ゴッドホイヘンス・レヌラ・マスター・ゼロ・バナル。
の5大母船は無限分裂を開始する。
第4惑星アナンは、偽装とは考えられない位に軍事基地として本格的に改造されている。勘の鋭いキャメルは、来るべき一大事に備えなければならないと考えていたのだ。
生体脳ネットワーク並びに探知ネットワークを通じて、クリスタルレーネに中央エリア内でのナグマダ種族と未知艦隊の戦闘が映像で届く。
「ミロナ様❗️データには記載がない、始めて遭遇する未知種族だと判断しました」と、カローラレーネが説明する。
「ナグマダ種族同様に、かなり攻撃的な種族で有るに違いない。しかも、互角に戦っていると言う事は同程度科学レベルだと言う事ね❗️」と、ミロナ。
「将来的に脅威になる可能性が有ります。其れに備える必要が有ります。従って、現在進行中の人造アロイダ製造と、ダガロ船団製造を促進させ中央部の出撃拠点と偽装出撃拠点の強化すべきです❗️」と、カローラ・リア・ダガロ摂政がミロナに話し掛ける。
「カローラの忠告を受け入れ強化する様指示しよう❗️」と、ミロナ。直ぐにですエレーナ・ラハム・リア母船長に指示する。
「承知しました。直ちに連絡します❗️」と、答えるエレーナ母船長。
最新鋭自立型極秘浮揚要塞マダルリアン7MDゼロ・マリエラ・Mは、一旦クリスタルレーネに戻り、AG4.3紀元631年10月28日早朝再び発進して行く。最初の目的地は、ミロダリアン超銀河団西部エリア中央宙域。ダイロン銀河団バイラル銀河イロル星系第3惑星イロンで有る。其の目的は、10次元バリア。ZDバリア、TCMバリア(時間バリア)、完全自立型マルチ7MDトンネル・コントロール・パーツ(完全自立型マルチ7TCM)の設置で有る。
ダイロン銀河団バイラル銀河イロル星系第3惑星イロンにドロップダウンして来たマリエラは、大標識塔7MDレヌラ・マスター・ゼロ・イロンのイロリナ・ラハム・クリスリア総帥と、コンタクトを取り、ZDバリアとTCMバリアと完全自立型マルチ7TCM等の各種パーツをMDZ転送機で送る。更に、其等のデータを電送する。
数秒後。「確かに受け取りました。此方で増産して全ての星系に配備します❗️」と、イロリナ・ラハム・クリスリア総帥。
「偽装出撃拠点にも配備を❗️」と、指示するラブリナ。
「承知致しました❗️」と、イロリナ総帥。
数分後。マリエラはドロップアップして行き、中央部最遠外縁宙域にドロップダウンする。極秘通信回線で、アレグロン銀河団グログラン銀河アレロン星系第3惑星グロンのグロリナ・ラハム・クリスリア総帥とコンタクトする。
正確な座標を確認して、ドロップアップする。同時に、第3惑星グロン近くにドロップダウンする。数分後、各種パーツ等を大標識塔7MDレヌラ・マスター・ゼロ・グロンに転送する。
グロリナ・ラハム・クリスリア総帥は「パーツ等を受領しました❗️」と、ラブリナに報告する
「では、我々は偽装出撃拠点で有るアレグロン銀河団バルバダ銀河ルバナル星系第3惑星バナルに向かいます」と、ラブリナ。
「承知しました。第3惑星バナルには、キャメル様が滞在中です❗️」と、報告してコンタクトを切った。
小一時間後。マリエラは、バルバダ銀河ルバナル星系第3惑星バナル近くにドロップダウンする。
直系50万キロメートルの最新鋭万能母船ギャラクシアン・メルが、第4惑星側に滞空している。其の巨大さから比べると、マリエラがまるで小人の様だ。
ギャラクシアン・メルから通信が届く。マリエラの3D通信スクリーンに、キャメル・ラハム・アンドライダ副摂政の映像が映し出される。
「キャメル様❗️新開発の各種パーツを届けに来ました」と、ラブリナが話し掛ける。
「大標識塔7MDレヌラ・マスター・ゼロ・バナルのナリナ・ラハム・クリスリア総帥とコンタクトしてパーツを届けて下さい」と、キャメル。
「承知しました。其の前に、ギャラクシアン・ミルにも届けます❗️」と、ラブリナ。
「承知しました」と、キャメル。
ラブリナは、ギャラクシアン・ミルにパーツを転送してから大標識塔7MDレヌラ・マスター・ゼロ・バナルのナリナ・ラハム・クリスリア総帥とコンタクトする。詳細を伝えてから各種パーツを転送する。
「確かに受領致しました❗️早々に量産させます。生体脳ネットワークから詳細を確認しています。故に新たな探知・通信ネットワークの構築中です。監視体制も整えていますが、未知艦隊に付いては未だ不明のままです❗️」と、報告するナリナ・ラハム・クリスリア総帥。
「近い将来、此の周辺が激戦区になるかも知れません。其れに備えての準備が必要です❗️」と、ラブリナ。
「重々承知おります❗️其が故に戦力の増強と、監視体制の充実に力を注いでいます」と、ナリナ・ラハム・クリスリア総帥が堪え。
「其は承知しています、ナリナ総帥。だが、命令が有るまでは監視以外の行動は控える様に❗️」と、命令するラブリナ。
「承知致しました❗️」と、答える。
数時間の打合せ後、AG4.3紀元631年10月30日午前9時。ギャラクシアン・ミルとマリエラは同時にドロップアップし、ミロダリアン超銀河団東部エリア中央部最遠外縁宙域にドロップダウンして来た。
ラブリナは、ダイゲンス銀河団ダラガル銀河ラガダイル星系第3惑星ラガル常駐のララル・ラハム・クリスリア総帥とコンタクトを付ける。
「ラブリナ様❗️ララル・ラハム・クリスリアです。此方の改造は完了しています。戦力的にも充分かと考えていますが、未だに無限分裂は続行中です」と、報告する。
「座標の確認が出来た。今からラガダイル星系を訪問します❗️」と、ラブリナ。
「承知致しました。お待ちしております」
数分後。マリエラとギャラクシアン・ミルが第3惑星ラガルと第4惑星ガルダの中間宙域にドロップダウンして来た。
ラブリナはコンタクトを付け「今日の訪問は、新開発の各種パーツを届けに来た。メドラ転送機(MDZ転送機)で、大標識塔レヌラ・マスター・ラガルに送ります。届き次第量産する様に❗️」と、指示する。
「承知致しました。他に御命令は有りますでしょうか❗️」と、ララル総帥。
「特に有りません。後はララル総帥に託します」と、ラブリナ。
「生体脳ネットワークからの情報では、ドラダル銀河連合東部帝国グフ・バハル・ドメルン第1皇帝傘下の船団が突然消息不明になったとの事。何処か我々の未知エリアに隠れた可能性が考えられます。と言う事は、偽装出撃拠点が現在最も重要星系になります❗️」と、指摘するララル・ラハム・クリスリア総帥。
「成る程。正論だわ❗️有難うララル総帥。コンタクトは此のままにしておいて。ミロナに連絡するから」と、ラブリナ。
ラブリナは「エレーナ❗️極秘緊急アルファを発動。クリスタルレーネのミロナとダイレクト・コンタクトを❗️」と、命令する。
「承知致しました。極秘緊急アルファを発動します❗️」と、エレーナ。
数秒後。3D通信スクリーンにミロナの映像が映し出される。
「ラブリナ❗️極秘緊急アルファを発動して、一体何事なの」と、ミロナ。
「ダイゲンス銀河団ダラガル銀河ラガダイル星系第3惑星ラガル常駐のララル・ラハム・クリスリア総帥の見解だと、消息不明となったドラダル銀河連合東部帝国グフ・バハル・ドメルン第1皇帝傘下の船団は、我々に取って未知の宙域で有る第4エリア最南部エリア528銀河の何れかの銀河に隠れたとの事。早急に第4エリア最南部エリア528銀河内のの通信・探知ネットワークの構築並びに、最南部エリア528銀河全体の封鎖をして❗️」と、ミロナに伝えるラブリナ。
「カローラレーネです❗️ラブリナ様の見解は正論です。早急に手配する事をお薦めします❗️」と、伝える。
「承知したラブリナ❗️直ちに手配するわ」と、ラブリナに答えてから「カローラレーネ。直ちに実行なさい❗️」と、命令する。続けて「ラブリナ❗️ララル総帥とはコンタクト中よね。でしたらマルチ回線に切り替えて」と、指示する。
数秒後。3D通信スクリーンが3分割される。其のスクリーンに、ラブリナとキャメルとララルの3人映し出される。
ミロナは「貴女がララル総帥なのですね❗️実に先見の明が有る様です。故に、貴女を大総帥に任命し、対ナグマダ種族迎撃船団の総統合司令長官に任命します❗️更に、貴女をラフェル・ラハム・クリスリアと改名すると同時に、大標識塔7MDレヌラ・マスター・ゼロ・ラフェル並びに5大母船を与えます。
ラフェル・ラハム・クリスリアを、クリスリア帝国防軍統轄大元帥に任命する。同時に、私の副臣の1人としてクリスタルレーネ直属とするが、独自の判断での行動を許可します❗️」と、説明する。
「承知致しました❗️で、ダイゲンス銀河団ダラガル銀河ラガダイル星系第3惑星ラガル常駐者はどうなされますか❗️」と、問い掛ける。
「大標識塔レヌラ・マスター・ラガルに、同名のララル・ラハム・クリスリアを誕生させる」と、説明するミロナ。
「承知致しました、ミロナ様❗️」
「ラフェル統轄大元帥は、ラブリナと、共にクリスタルレーネに帰還なさい。其までにラフェル統轄大元帥専用の船団を用意しておきます❗️」と、話し掛ける。続けて「ラブリナ❗️あとはキャメル副摂政に託して戻って来てね❗️」と、ミロナ。
「了解。戻るわ」と、ラブリナ。
🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟
グフ・バハル・ドメルン第1皇帝傘下の船団は、対探知バリアを張り秘密裏に第4エリア最南部に進入し、出撃拠点の建設を開始していた。グフ第1皇帝の仕事は早く、AG4.3紀元631年10月27日にはほぼ完成させていた。其のグフは、此処を拠点としてミロダリアン超銀河団東部エリアの制圧計画を練り上げる。其の一つとして、自国に隠密利に特殊連絡艦を送り出す。更に、各種製造工場並びに軍事基地、居住施設の建設を始める。
ダダロレン艦隊は、周辺の調査並びに、通信・監視ネットワークの構築を実行中で有る。グフ第1皇帝の仕事は素早く、AG4.3紀元631年11月4日には、完璧に改造を終え強大な軍事星系に変わっていた。
ドラダル銀河連合東部帝国グフ・バハル・ドメルン第1皇帝は、所在地をドルダラン銀河団ドダル銀河ドラン星系第3惑星ダランと命名し、ドダルン銀河帝国を建国する。
ドダルン銀河帝国皇帝に就任したグフ・バハル・ドメルンは、グドル・バルバソ・ドゴン総帥に、ドダル銀河並びにをドルダラン銀河団制圧を命じる。
ドゴン総帥は、第1軍団長のラボル・リロ・マガン大元帥に、ドダル銀河並びにをドルダラン銀河団制圧を命令する。
第1軍団長のラボル・リロ・マガン大元帥は、直系5万キロメートル、全長8万キロメートルの円筒型戦略母船ブラル・バダル・G1で出撃して行く。其の船体上部から36本の円筒が延び、其の船体に直径1万キロメートル、長さ2万キロメートルの円筒が付いている。
円筒型戦略母船ブラル・バダル・G1を先頭に、傘下船団が次々と発進し追従して行く。
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クリスタルレーネに移民したバロル銀河帝国国民は、クリスタルレーネ移民派と、外宇宙に定住派に別れていた。
バロル銀河帝国ティル・リア・バロン女王は仲介するが、意見の統一は出来なかった。ティル女王は、AG4.3紀元631年11月1日午前10時。結論を出した。
「私は、ミロナ神聖女王陛下に忠誠を誓い、共に生きて行く事に決めました。だが、外宇宙定住派の皆様方が現れ意見が別れてしまいましたけど非常に残念な事です❗️しかし、私は外宇宙定住の皆様方の意見も尊重します。従って、外宇宙定住を許可します。例え別れても、我々はバロル銀河帝国のバルン民族であります。言い換えれば、クリスタルレーネ内のバロル銀河帝国を本拠地と考えれば、バロル星系第3惑星バルンは旧の母星系と言えます。又は、逆の事も言えます。と、言うのも、我々は何時も一つであり、外宇宙に定住しても7MD転送ネットワークで繋がっているからです❗️
既に、ミロナ神聖女王陛下には伝えて有り、外宇宙に移動する許可を得ています」と、全ての民に伝える。
マリエラがクリスタルレーネに帰還してから数分後。クリスタルレーネは発進し、バルグリアン銀河団バダガル銀河ガバル星系第3惑星ダガロに向かった。
小一時間後。クリスタルレーネは、バルグリアン銀河団バダガル銀河ガバル星系外縁にドロップダウンして来た。搭載超越知性カローラレーネは、ガバル星系をクリスタルレーネ内部に取込みながら、同時にバロル星系を吐き出す。此の作業に数時間を要したが何事もなく終了する。
バロル星系に各種パーツを設置し、安定化させる。数回の動作実験をしてからクリスタルレーネは、出撃ポイントに向かってドロップアップして行く。
カローラ・リア・ダガロ摂政が計画している、ダカロ人復活計画とダガロ船団設立計画とダガロ人造ドール培養計画は、第3惑星ダカロ並びに7大星系で、急ピッチで進行している。AG4.3紀元631年11月3日現在に於いて、ダカロ人100万人。ネオダカロ人8億人。機甲兵団ダガロニダ50億人。
半生体ガロニダ型ロボット500億人。直径10万キロメートルのダカロ母船ダロリアン亀甲型50台。直径8千メートルの亀甲型ダカロ戦艦ダロン10億台等になっている。そして、現在も進行中で有る。
ミリアン銀河連合帝国ミルル・ラハム・リアン女王は、大標識塔レヌラ・マスター・ミルのミルル・ラハム・クリスリア総帥傘下のミル・ゼロ船団で有る、標識塔ミル。8万台。マダルリアン・ミル。2億台。起動リングヘル・ミル。1億台。ゴッドホイヘンス・ミル。5億台を、第4エリア最南部宙域の528銀河を封鎖する為に出撃させた。
AG4.3紀元631年11月4日午前11時。クリスタルレーネは、出撃拠点で有るライフリアン連合帝国ブリアラント銀河アントル星系第3惑星バレンに戻って来た。此の星系はクリスタルレーネの援助で、超一流の軍事星系に改造されている。更にミロナは、直径50万キロメートルの移動戦略本部クリスタリア・レヌの製造を開始していた。此の移動戦略本部は、クリスタルレーネの分身を小型化させた完全自立型ロボット仕様で有る。其の防御兵器、攻撃力も最新鋭の優れ物で有る。更に各種製造工場、緊急疎開を想定した居住区が備わっている。ミロナは、此のタイプの母船を後3台の製造も考えていた。其の用途も考えていた。
ガロニダ型半生体ドール編成の機甲兵団は、第1軍団から第7軍団迄編成され現在も進行中で有る。母船並びに戦艦等の製造も続行中で、現在に於いて強大な船団が出来上がっている。此のプロジェクトと平行じて、完全ロボット化した船団の製造も進行中で有る。其の他に、標識塔と探査艦アイ等の製造も続行している。
ダブ・バハル・ドメルン第2皇帝は、ゴラル銀河帝国皇帝ミロダリアン超銀河団中央部エリア東宙域のドラゴンラル銀河団ゴンラル銀河ゴラル星系第3惑星ゾランを中心として、ゴラル銀河帝国を建国して皇帝となる。所が、台形型マルチ戦艦ダダロレンが中央部エリア中央宙域を調査中に未知艦隊と遭遇して戦闘状態となる。
ダダロレン艦隊司令長官から報告を受けたゾル・バルバソ・ドゴン総督は、第1軍団長バロダナ・ドル・ドラダナ大元帥に事態収拾と近辺の制圧を命令する。
命令を受けた第1軍団長バロダナ・ドル・ドラダナ大元帥は、戦略母船ブラル・バダルD1を発進させる。其れは、AG4.3紀元631年11月6日の事である。
未知種族の艦隊は、新たな船団が出現した事を本国に報告をする。其の報告を受けた未知種族は、第1機動船団を発進させた。数時間後、中央部東エリアでは本格的な戦争状態に突入する。
AG4.3紀元631年11月8日現在。緊急疎開計画は順調に進行し、人口100億人以上の星系の整備を終え、人口50億人以上100億人以下の星系に取り掛かっている。其の様な状態の時、ミロダリアン超銀河団ゾーン中央部では、本格的な戦争に発展したとの報告を受けた。
ミロナ神聖女王は、完成品したばかりの直径50万キロメートルの最新鋭戦略母船で有る移動戦略本部クリスタリア・レヌに移乗し、クリスタルレーネから飛び出して行く。目的地は中央部エリアで有る。
数日後。クリスタリア・レヌが中央部西側最外縁にドロップダウンして来た。数秒後。クリスタリア・レヌの探知システムが、中央部全体の探知ネットワークと直結し情報が次々と流れて来る。
ライフトロン脳タリアが状況分析して、別スクリーンに映し出す。
「中央部東エリアで、ゴラル銀河帝国船団と未知種族間で本格的な戦争を展開。双方ともに互角に戦っています」と、ライフトロン脳タリアが説明をする。
「クリス❗️未知種族の母星系を探りだして欲しい」と、ミロナが問い掛ける。
「承知致しました❗️」と、生体脳クリス。
「ミロナ、介入しましょうか❗️」と、ラブリナがミロナに話し掛ける。
「もうは暫く様子を見てから判断しましょうか❗️」と、答えるミロナ。
数時間後。新たなゴラル銀河帝国船団が戦線に出現。ゴラル銀河帝国軍の圧倒的な船団数により、未知船団は次々と破壊されて行く。
ミロナは決断する。隣のラブリナに「ラブリナ❗️即介入し、未知船団を救出しましょう」と、話し掛ける❗️
「其の言葉を待っていたわ。エレーナ、直ちに救援船団を出撃させよ❗️」と、命令する。
「承知致しました❗️」と、エレーナ。ライフトロン脳タリアに指示を出す。
包囲監視していたレヌラ・ゼロ船団が緊急発進する。数分後。最新鋭自立型マルチ戦闘列車7MD・ソルジャー・フォース10列車が発進し、数秒後に7MDトンネルに突入して行く。同時に戦闘宙域側にドロップダウンし、ナグマダ種族ゴラル銀河帝国船団に向かって突進して行く。数秒後、ソルジャー・フォースは各個車両に分裂しゴラル銀河帝国船団に襲い掛かる。
数分遅れて到着したレヌラ・ゼロ船団は、未知船団を防衛する様に展開しながらゴラル銀河帝国船団に攻撃を開始する。此の急襲により、ナグマダ種族ゴラル銀河帝国船団は混乱し統率力が失われる。
未知船団から通信が届く。「私はアスラル銀河連合帝国アストレル銀河団東部防衛軍司令の、バナジ・アレル・ドルです❗️貴方達が何者だかは解りませんが、救援に感謝申し上げます」東部、話し掛けて来た。
受信直後。「私はミロダリアン超銀河団ゾーン中央部エリアの、アレグロン銀河団バルバダ銀河ルバナル星系第3惑星バナルに常駐しているナリナ・ラハム・クリスリアです。貴方達と戦っている敵対者はナグマダ種族で、我々の宿敵で有るゴラル銀河帝国皇帝ダブ・バハル・ドメルン傘下の船団です❗️
私は、ミロナ神聖女王陛下の命に依り、当宙域を監視していました。其の監視船団が戦闘を探知したので、急遽救援船団を派遣したのです❗️
損傷した貴殿方の船団を保護する為に、間も無く、レスキュー船団セルフオールが到着します。皆様方は後方に待機していて下さい❗️」と、返信する。
数分後。全長2万6千キロメートル。全高1万キロメートル。全巾1万2千キロメートルの亀型テンダー・セルフオール5台が次々とドロップダウンして来た。数秒後、背中のドームが開き始める。
最後方に待機している損傷した母船並びに戦艦を、牽引ビームで引寄せ収納して行く。
レヌラ・ゼロ船団MTタイプは、アスラル銀河連合帝国船団の全面に展開し、警護しながら無限分裂を開始している。
全長1万8千メートルの大巨神レヌラ・マスター・ゼロ・バナルMTは、黄金色に輝きながらゼロフィールドの剣で、まるで怒れる鬼神の様に次々とゴラル銀河帝国船団を撃破している。其の鬼神の猛烈な攻撃に敵船団は怯んでいる。其の大巨神レヌラ・バナルは、分単位で増殖し数時間で敵船団を上回る。神出鬼没の動きに、敵船団は砲撃の的が絞れず、エネルギービームは空を切っている。希に当たるビームは、全て吸収され強化する結果になっている。
直径50万キロメートル最新鋭戦略母船で有る、移動戦略本部クリスタリア・レヌがドロップダウンして来た。其のレヌの、赤道部リングから直系5キロメートルの36本の円柱が延び、末端に直系20万キロメートルの球体が有る。其の球体から8方向に直系5キロメートルの円柱が延び、末端に直径10万キロメートルの亀甲型ダカロ母船ダロリアン4台が合体している。総計で288台が付属している。正に戦闘母船に相応しい出で立ちで有る。
其のクリスタリア・レヌがドロップダウンして来た時には、ほぼ決着が付いていた。
ゼロ・バルサの統合司令長官ナリナ・ラハム・クリスリアは、広範囲の戦闘エリアから、小破、大破して離脱したドラル銀河帝国船団の捕獲を捕獲する為に軌道リングヘルで活動を開始する。
残っている数千台の敵船団は、防戦しながら撤退している。
ミロナは、ラブリナに「新兵器のライフメドラ砲で砲撃なさい❗️」と、命じる。
「了解。実験する為に良い標的だわ」と、ラブリナ。「エレーナ、メドラクォーク砲でドラル銀河帝国船団を殲滅せよ❗️」と、命じる。
「承知致しました。攻撃を開始します」と、命令を繰り返す。
数秒後。メドラクォーク砲が撤退中のドラル銀河帝国船団に向けて放射されると、次々と敵船団が大爆発して行き数分後には殲滅する。此の新兵器メドラクォーク砲は、メドラ転送器を応用し反物質爆弾を目標敵艦のバリア直前に転送し爆発させると言う代物で有る。
「ミロナ様❗️救出した未知艦隊の司令官から通信が届いています」と、エレーナが報告をする。
「承知した。通信回線を開け❗️」と、ミロナ。
メインスクリーンの一部に男性像が映し出される。「私はアスラル銀河連合帝国、アストレル銀河団東部防衛軍司令官を努めるバナジ・アレル・ドルです❗️セルフオール司令官依り、神聖リア帝国の神聖女王陛下が戦場に来たと聞きましたの、御挨拶と救援に来て頂いた感謝と御礼を述べる為にコンタクトしました❗️」と、話し始める。挨拶と感謝を述べ、深々と一礼する。
「私が神聖リア帝国の、ミロナ・ラハム・リアです❗️」と、自己紹介する。
ミロナ神聖女王を見たバナジ・アレル・ドルは、其の美しさと気品高い容姿に見とれてしまい、暫しコトバを失う。
ミロナは微笑んで「此方こそお詫びしなければなりません。当エリアでの戦闘を探知していたにも関わらず、介入するのが遅れてしまいました。明らかに私の判断ミスでした❗️」と、説明をし謝罪する。
「貴殿方には何ら関わりの無いことです。にも関わらず謝罪頂き誠に恐縮致します❗️本国に詳細な報告を致しましたので、政府上層部からコンタクトが有るかも知れません」と、アストレル銀河団東部防衛軍司令官のバナジ・アレル・ドル。
数秒後。通信がセルフオールに収納されたアストレル銀河団東部防衛軍旗艦経由で移動戦略本部クリスタリア・レヌに届く。
「私はアスラル銀河連合帝国女王のパトラ・アレル・ダガロです。伝説の女神で有るティア・ラハム・リア女王直系の一族とお会い出来て光栄です❗️
我々が知る超古代の伝説では、ティア・ラハム・リア女王は、一族並びに全ての民を引き連れ当超銀河団から撤退したと伝わっていました。にも関わらず、何故此処にいるのでしょうか❗️」と、問い掛ける。
「パトラ・アレル・ダガロ女王❗️私はティア・ラハム・リア女王から3代目の直系の子孫です。確かに貴女の言う通り、当超銀河団ゾーンから撤退して15億光年離れたリアリアン超銀河団ゾーンを本拠地としている。だか、全ての民を撤退する事は出来なかった。
過去のとある日、マダン人の遺跡を発見し、彼等の伝説の通りの道を歩んで此のミロダリアン超銀河団ゾーンを発見した。更なる調査で双子の妹と再会してほぼ全ての歴史を知り得たのです❗️
今考えれば、宇宙創成の女神ライフマザーの導きでは無いかと考えている」と、答える。更に続けて「紹介したい人がいます❗️」
通信スクリーンが2分割され、まるでミロナの隣にいる様に1人の女性が現れる。
「私はダガロ神聖帝国女王のカローラ・リア・ダガロです❗️現今に至り、我が種族と遭遇するとは正に無上の喜びです。私の記録では、追従をせずに独自の道を選択した7民族がいました。パトラ・アレル・ダガロ女王率入る民族は其の中の1民族なのでしょう❗️」と、自己紹介してから話し掛ける。
パトラ・アレル・ダガロ女王は、深々と一礼して「カローラ統一女王陛下❗️我々の他にダガロ民族は存在しているのですね」と、問い掛ける。
「其の場所も不明で有るがゆえに、未だに確認はしていません」と、答える。
「では、ミロナ神聖女王陛下と共に、我が星系に訪問なさって下さいませ❗️」と、話し掛ける。
「私は数億光年離れた宙域のクリスタルレーネに居り、ミロナ神聖女王陛下の承認を受けても直ぐには訪問出来ない❗️」と、答える。
「距離的な問題でしょうか❗️」
「其れもあるが・・・❗️」と、説明をするカローラ。
会話中にミロナが「パトラ・アレル・ダガロ女王に伝える。クリスタルレーネで貴女の星系に向かわせよう❗️私は捕獲したナグマダ種族ゴラル銀河帝国船団を収納し、保護したアストレル銀河団東部防衛軍を届けてから訪問いたす」と、話し掛ける。
「承知致しましたミロナ神聖女王陛下❗️遅れましたが、アストレル銀河団東部防衛軍司令長官、バナジ・アレル・ドルより詳細な報告を受け取りました。神聖リア帝国の救援が無ければ我が艦隊は全滅していたでしょう。救援頂き誠に有難う御座います❗️」と、答え深々と一礼する。
クリスタルレーネが、アストレル銀河団アスラル銀河アラル星系第3惑星アレル上空800万キロメートル宙域にドロップダウンして200万キロメートル上空で停止する。
パトラ・アレル・ダガロ女王は其の巨大さに驚愕する。当然では或、アラル星系全体の数倍の大きさで、星系が押し潰される様な圧迫感が有る、
数分遅れてクリスタリア・レヌがドロップダウンして来て、クリスタルレーネが造り出した7MDトンネルに突入して行く。
クリスタルレーネのクリスタルパレス、別称ミロナパレスに戻ったミロナ等最高幹部は、第1会議室に入室する。既に、アスラル銀河連合帝国パトラ・アレル・ダガロ女王等側近幹部と、ダガロ神聖帝国カローラ・リア・ダガロ女王等最高幹部達が着席している。
ミロナ等が着席する。進行役はレヌラ・ラハム・クリスリア総統合司令長官で有る。
「では、会談を開始します。先ず始めに、ミロナ・ラハム・リア神聖帝国神聖女王陛下がお話し致します❗️」
「今、此処に、数億年振りに別れていた種族が出会い、歴史的な会談を始められると言う事は、宇宙創成の女神の意図なのでしょう。何故、私がそう感じるのかと言うと、マグマダ種族が再び宇宙を支配する為に進行を開始したからです❗️其の引鉄の要因は、神代記の頃、大宇宙同士が衝突しネガティブなマイナスの時間流が流れ出した。其の力は大宇宙を滅ぼす力です❗️其の事実を、天空の女神の化身で有る時の監視者アフロティナ・リア・ライフ女王から聞いた。其に対処する為に双子の妹ミロルが時を駆ける船ライフタイムラーに同行して我が故郷で有るレアリアン超銀河団ゾーンに向かって旅立った。其の事も含めて大宇宙の大いなる転換期に有ると考えています❗️
従って、我々はマグマダ種族の進行に対抗する為に、一致団結して迎撃しなければ我々の未来は閉ざされる。其の事実を心に止めて欲しい。
今我々に出来る事は、クリスタルレーネをマグマダ種族迎撃連合の統合本部として戦う事と、残りの6民族を探しだし連合させる事です❗️何故ならば、マグマダ種族は強大で1民族ては勝てる相手では無いからです。現在、マグマダ種族皇帝の3人子息がミロダリアン超銀河団ゾーン北部、中央部、南部の3ヶ所に出撃拠点の地盤を築いた。だか、3人は本格的な戦闘はしないだろう。本格的な戦闘は第一次本隊が到着してからだろう。
本格的な戦闘になれば、我々が勝利出来る確率はかなり低いだろう。故に、各帝国、連邦共和国の帝都を7MDバリアで封印し7MDトンネルネットワークで繋いだ。しかし、ナグマダ種族の科学レベルは我々と同程度或いは数段上回っている可能性が高い。と言う事は探知され破られるかも知れない。其の可能性も考えて、我が故郷で有るリアリアン銀河団ゾーンへの撤退も考えている。既にほぼ準備は整っている。
説明した通り事態は逼迫している。早急にアラル星系全体を7MDバリアで封印したいので許可願いたい❗️」と、ミロナは話し終える。
「承知致しましたミロナ神聖女王陛下❗️」と、パトラ・アレル・ダガロ女王。
「パトラ女王陛下の承認が得られましたので、7MDバリア封印をシステムを構築させます❗️」と、答えてからレヌラ・ラハム・クリスリア総統合司令長官は「次に、カローラ・リア・ダガロ統一女王がお話しを始めます」
「我が一族並びに追従した10民族の本拠地星系は、7MDバリアで封印され、7MDトンネルでクリスタルレーネ内に取り込んだバルグリアン銀河団バダガル銀河ガバル星系第3惑星ダガロと直結されています。現在最も安全な場所です❗️可能ならばアラル星系もクリスタルレーネに取り込んで安全を確保して頂きたい。パトラ女王❗️早急に結論を出して頂きたい。
残り6民族を探しだす為に、超越生体脳カローラレーネが超古代の記録、文献を査察しています」と、話し終える。
「次に、神聖リア帝国副摂政兼科学技術庁副長官で有るフランソファ・ラハム・リア閣下が話します」
「現在、ダガロ科学技術庁長官のバロメ・リア・ダガロ長官等チームと合同で、新兵器の開発並びにネガティブなマイナス時間流を無効にするポジティブなプラス時間流発生装置の開発をしています。だが、課題は非常に難しく何時完成するか全く見通しが付きません。勿論、其が完成したとしても直ぐに効果が現れるとは考えていません。何故ならば大宇宙は余りにも広すぎて蔓延するには数十億年もの歳月が必要だからです。何故、其の様な無駄な事をするのか、と言う疑問は有るでしょうが、一重に大宇宙の消滅を阻止する為です❗️
我々真正リア人並びにアンドライダ種族、クリスリア種族等は不老不死ですが、其れ以外の人々は不老不死では有りません。従って我が傘下のフランソファ研究所が不老不死にする細胞更新装置・ライフテロンを開発しました。此のライフテロンを最重要人物に授与したい❗️人選の選別は、当方の最高幹部で決定します」と、締め括るフランソファ。
「有難う御座います。次に神聖リア帝国副摂政兼帝国軍統合司令長官で有るラブリナ・ラハム・リア閣下が話します」
「マグマダ種族迎撃に関して、私が統合的に指揮を取ります。副統合司令長官として、カローラ・リア・ダガロ女王と、レヌラ・ラハム・クリスリア総統合司令長官並びに、キャメル・ラハム・アンドライダ副摂政の3人。尚、別動隊として、リアン銀河連合帝国ミルル・ラハム・リアン女王と、ルナ銀河連合帝国ナデル・ラハム・ルナ女王が行動中です。既に、ミルル・ラハム・リアン女王の船団が、マグマダ種族の本拠地で有るドロイダン超銀河団ゾーンの背後から攻撃する準備を整えています❗️」と、説明して締め括る。
「有難う御座いましたラブリナ閣下❗️実行部隊の司令として、我々は防戦だけでは勝てません。今日からは積極的に先手攻撃を仕掛けます。
では、次にバロメ・リア・ダガロ科学技術庁長官が話します」
「見通し超銀河団ゾーンからの撤退計画は、直径100万キロメートルの完全自立型浮揚宇宙要塞都市レヌリアンドーム・1~10迄を建造中ですが、全台は。未だに完成はしていません❗️だか、来るべき時迄には完成を目指します。
最後に、細胞更新装置・ライフテロンに付いて付加説明をします。此のライフテロンは、授与者の生体振動、6次元メンタル・エモシオ・エコー等のシンクロ処置が自動的に行われ、体の中に埋没し身体と同化します。此のライフテロンは優れもので、不老不死の他に幾つかの付加機能が備わっています。授与者には、其の事を伝え同意を求めます。何故ならば、一度セットすると取り外す事が出来なくなり、全身が生体金属に覆われ不死身の身体に変化するからです❗️更に、ライフテロンは自己保存本能が有り、再生能力、自動防衛能力が備わり、人間では有るが人間を超越する存在になるからです❗️」と、説明して締め括る。
「有難う御座います。では、次にキャメル・ラハム・アンドライダ副摂政閣下がお話しになります❗️」
「私はミロナ神聖女王陛下を警護するのが主な任務ですが、緊急疎開に関する準備並びに疎開の指揮も取る事になります。有人星系の多さを考えれば、大変な任務になるでしょう❗️恐らく、私1人では不可能でしょう。故に、探知・情報センター、輸送船団、レスキュー船団、銀河貨物列車船団、各星系の防衛船団等の協力は不可欠です❗️にも関わらず、間に合わず絶滅する民族も有るでしょう❗️其の様な悲劇が起こらない様に、事前の段取りと早期の疎開が必要です。又、其の事を全ての星系に伝える事も重要な事です」と、キャメル・ラハム・アンドライダ副摂政。
「キャメル副摂政閣下、有難う御座いました❗️次にカレン・リア・ダガロ神聖ダガロ帝国摂政が話します」
「私はミロダリアン超銀河団ゾーンの防衛を担当します❗️本拠地星系と10大星系が全力を挙げて、最新鋭の直径10万キロメートルのダカロ母船ダロリアン並びに戦艦等が製造されています。本拠地星系では、直径50万キロメートルのダカロリアンの製造を開始しています」と、締め括る。
「では、最後に超越知性生体脳カローラレーネが全てを統轄して話します」
「全ての情報、探知、通信、防衛、戦況並びに疎開等の統合的な指揮は、私が統轄して其の情報を伝達します。其等を管理統轄するに最も最適な宙域は、ミロダリアン超銀河団ゾーン中央部エリアから西側に1億光年離れた宙域だと判断しました❗️只、最遠北部と、最遠南部迄は3億光年離れる事になります。其の数億光年の距離を克服する為に、連続性7MD転送ネットワークを開発し構築中です❗️此のシステムが完了すれば、数億光年の距離を時間のロス無く移動可能となります。此のシステムは、マグマダ種族迎撃並びに疎開等に大いに役に立つでしょう❗️」と、説明を終える。
再びミロナ神聖女王が話し始める。「ミロダリアン超銀河団ゾーン神聖リア帝国傘下の全ての有人星系の民に伝える。近々、マグマダ種族と種族存亡を賭けた殲滅戦争が始まります❗️私は、全ての民を救うために全力で対処する決意をしていますが、敵対者は想像を絶する様な戦力で襲い掛かり、完璧に迎撃出来る可能性は甚だ低い。従って、早期に疎開或いは7MD封印処置を実行させます。私の指示に従い冷静に対処する事を要請します❗️」と、話し「エレーナ❗️今のメッセージを全ての星系に伝えよ」と、命令する。
「ミロナ神聖女王陛下❗️吾がアラル星系第3惑星アレルをクリスタルレーネに取り込むことは可能でしょうか❗️」と、問い掛けるパトラ・アレル・ダガロ女王。
「勿論可能だが❗️」と、ミロナ。
「では、アラル星系をクリスタルレーネに取り込んで頂ければ無常の喜びです。
ミロナ神聖女王陛下並びにカローラ統一女王のお側で、全力の尽くしたいと思います❗️」と、パトラ女王。
「承知した。7MD封印後なら簡単に取り込める」
「有難う御座いますミロナ神聖女王陛下❗️永遠の忠誠を誓い、マグマダ種族打倒の為に全力を尽くします」と、宣言する。
「パトラ女王、我々は古より深い絆なで繋がった盟友であり、同じ志しを同持つ同士です。共に、種族存亡を賭けて戦いましょう❗️未だ時間は有ります。残されている時間を利用して、同胞を救うために残りの6大種族の行方と所在地を探しだしましょう❗️」と、ミロナ神聖女王はパトラ女王に話し掛ける。
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