天翔るリアの女王

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第2部第1章。神年代記の超遺産 Vol-1。

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❤️天翔るリアの女王・第2部 Volー1ー1❤️
第1章。神年代記の超遺産 Vol-1。
 AG4.3紀元630年7月5日。~AG4.3紀元630年7月23日。

(登場人物)リア人。
❣️ミロナ・ラハム・リア。
 神聖リア帝国神聖女王。マルチ能力者。

❣️フランソファ・ラハム・リア。
 天才マルチ物理学者。総合科学部局長。大元帥。神聖リア帝国副摂政。

❣️ラブリナ・ラハム・リア。
 リア帝国艦隊統合司令長官。大元帥。神聖リア帝国副摂政。

❣️ミロル・ラハム・リア。
 ミロナ・ラハム・リアの双子の妹。
 ラレン銀河連合帝国女王。

💜神年代記の超遺産保管星系。
 マレール銀河郡ラレン銀河マゼル星系第3惑星ラーム。

❣️ティア・ラハム・リア。
 リアリアン銀河連合帝国初代女王。
 リア種族統一女王。

❣️ティアラ。
 超絶集合精神知性体。

🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟

第26章。神年代記の超遺産 Vol-1。 
 グランドマザーシップ・ライフマザーフォースは、自立型浮揚ミラクルフォース7MDゼロ・ワン・アルティミスを取り込んでエリア・ワンに常駐させる。此のグランドマザーシップ・ライフマザーフォースは、外部から見るとミルク色の超巨大な球体に見える。だが、見えるだけで中には侵入不可能で有る。許可されていない宇宙船は、実体が無いかの様に通過するだけで有る。何故なら、其の実体は6次元と7次元のハーフ空間に存在している。だが、内部からは外宇宙が見える。まるで、何の障壁も無いように。
 ミロナ神聖女王等3人は、7MDトンネル転送ネットワークでリア母星に戻っていた。封印されている神年代記の超遺産を探し出す為で有る。
 先ずはリアナ副神聖女王と会い、問い合わせる。
「いや、そう言う事実は知りません❗️」と、リアナ。
「セレーネ・レム・ヴァル女王から天翔船に封印して有ると聞かされたのだけど❗️」と、ミロナ。
「残念ながら神年代記の記録は全く無いわね❗️私より、惑星脳マーランに問い合わせる方が良いのでは❗️」
「有難うリアナ。其の通りだわ❗️」
 数秒後。惑星脳マーランと、コンタクトをつける。
「問い合わせの件ですが、神年代記には、前期、中期、後期が有り、全てを紹介するには時間が必要です。可能なら惑星マダンにお出で下さい❗️」
「承知した」と、ミロナ。リアナと別れ惑星マダンに移動する。

 AG4.3紀元630年7月5日。ミロナ等3人は、惑星マダンの生体脳マーランとコンタクトする。 
「マーラン、保存している最も旧いデータをマリエラを中継して本国のミロティシアにデータ転送を転送して欲しい❗️」と、要請する。
「承知しました❗️データは圧縮して最下層に保存して有り、圧縮解凍してからになり、膨大なデータ量なので、数週間の時間が必要に為ります」と、答える。
「其は構わない。フランソファ❗️準備は整っているかしら」
「此方は何時でも良いわよ❗️」
「了解。マーラン、始めて下さい❗️」
「転送を開始しました。終わり次第報告します❗️」
「承知した。で、マーラン❗️失われたリア人の超技術に関して何かデータは有るかしら❗️天翔船アーリアンに封印保存されているらしいのですけど」と、問い掛けるミロナ。
「神年代記の頃の技術ですね。残念ですが其の様な記録は有りません❗️」
「伝説上の話しでも良いが」と、ミロナ。
 其のキーワードでマーランが話し始める。「永遠の始まりに、天空から一筋の光球が舞い降り急膨張して破裂。微小の光球が時空間に広がった。
 微小光球が成長して知性体となり、其の中の1つが長きに渡り成長を続け、やがて時空間を統一し、命の種を広がる。
 更に長き時を経て、光球は2つに別れて成長し、光球の遺産は最初に降りた地の底に埋もれ、やがて忘れられる。と、言う庶民の言い伝えが記録されています」と、答える。
「有難う❗️参考になりました。光球が最初に降りた地に付いての情報は有りますか❗️」と、ミロナ。
「有りません」
「では、直接関係が無くとも良いが、他に言い伝え、神話、民話等の記録は有りますか❗️」
「時の始まる前からから未来永劫迄、一つの輪廻となりて光球に包まれる。時を征する種子は幾千幾億個に別れる。光球内は命に溢れ光輝くも

 種子の旅人は光となりて、3度休み、3度旅立ち、4渡目に降りた地が天地の始まりとなりて光球内に広がる。

 光の旅人は時を駆け抜けて、大いなる天空の光となる。やがて光の女神となりて、黄金の輝きを持つ地に降り立つ。

 光輝く地は、緑輝く地を巡り其処から地を眺めながら宝を隠す。以上です❗️」
「全く解らないわ❗️」と、ラブリナ。
「では、黄金の輝きをする恒星は存在しますか」と、ミロナ。
「3857個存在します❗️」
「では其の中で生存可能な惑星で、衛星が周回している星系は」と、ミロナ。
「4星系です❗️」
「更に、最も住みやすい惑星を4としてランクを付けて下さい」と、ミロナ。
「スクリーンにランクと座標を表示します❗️」と、惑星脳マーラン。
 ミロナはスクリーンを見て「マレール銀河郡ラレン銀河マゼル星系第3惑星ラーム。現在地から西南方向に1億5千862光年」と、声に出して読み上げる。
「ミロナ❗️直ぐに出発しましょう」と、ラブリナが声を掛ける。
「そうね、かなりの遠出になるけど❗️」と、ミロナ。
「本当に其所で良いのかしら❗️」と、フランソァ。
「マリエラ❗️意見を聞きたい」と、ミロナ。
「ミロナ様の判断の正解さの確率は60パーセント。フランソァ様の判断の正解さは40パーセントです❗️従って現状ではミロナ様の判断を指示し、マレール銀河郡に向かって発進します❗️」と、マリエラ。
「発進する前にマーランに質問が有ります。リア人発祥の地は何処か解りますか❗️」と、フランソァ。
「正確な記録は存在しませんが、推測では4渡目に降りた地がリア人発祥の地で有る確率は67パーセントです❗️」と、答える。
「有難うマーラン❗️マリエラ、発進して良いわよ」と、フランソァ。

 全周スクリーンにマレール銀河郡が映し出されている。ターゲット銀河で有る、ラレン銀河がグリーンで表示されている。
「本国との通信が不通になりました。通信を確立する為に最新鋭自立型浮揚6次元メンタル思念波フォーム通信機ユニットと、最新鋭自立型ロボット探査艦7MTDを射出します❗️」とマリエラ。
「有難うマリエラ❗️気か付かなかった」と、ミロナ。
「通信が確立する迄待機しますか❗️」と、マリエラ。
「ラレン銀河外縁迄進出してから待機します❗️」と、ミロナは判断して答える。

 AG4.3紀元630年7月23日。ラレン銀河外縁に到着する。生体脳マリエラが自主的にラレン銀河内の捜査を開始し、同時に最新鋭自立型ロボット探査艦7MTDを100台を射出する。
 数時間後。探査艦からの報告が届き始め、探知センター脳が分析を始める。
「強烈な6次元エネルギーを探知。大規模宇宙船移動時に発生する衝撃波と思われます❗️引続き監視を続行します」と、探知センターからの声が広がる。
「目的星系近辺の状況はどうなっているの❗️」と、フランソァが問い掛ける。
「周辺500光年内にエネルギー反応は有りません❗️」
「有難う❗️」と、フランソァ。


「本国との通信回線が開通しました」と、通信センターからの声が広がる。
 其の直後。スクリーンにリアナ・アンドライダ・ラハム副神聖女王の全身映像が映る。
「ミロナ❗️通信不通になり、本国では大騒ぎでしたよ❗️今、何処にいるのですか。今後此のような事が無いように注意なさい❗️」と、母親変りのリアナ・アンドライダ・ラハム副神聖女王。
「神年代記の超遺産保管星系の探索で、先走った行動をしてしまい心配を掛けました❗️御免なさい」と、ミロナ。
「ミロナ様、今後此のような事が出来ないように、各生体脳に特定指示を出しました。以後、コンタクト不通の宙域への転移は実行出来ません❗️」と、8身合体融合超越知性脳ミロティシアが話し掛けて来る。
「了解したミロティシア❗️以後、同じ間違いはしない。現在地の座標を特定し次第データを送ります❗️」と、ミロナ。
「了解致しました❗️マリエラから凡その所在地は解っていますので、此方からも測定します❗️」と、ミロティシア。
「承知した。我々は此から神年代記の超遺産保管星系で有るマレール銀河郡ラレン銀河マゼル星系第3惑星ラームに進出する❗️」と、ミロナ。
「承知しました。万が一に備えて救援船団を待機させておきます❗️」と、ミロティシア。
「有難う❗️頼りにしています」と、ミロナ。
「マリエラ❗️発進させて」と、指示する。

 瞬間移動をし、マレール銀河郡ラレン銀河マゼル星系第3惑星ラーム近辺でドロップダウンする。
「ロボット調査隊を派遣します❗️調査状況は探知スクリーンで御覧下さい」と、マリエラが報告する。

 探知スクリーンが8分割され映像が映し出される。メインスクリーンには惑星ラームの全体映像が映し出されている。
「現在、高エネルギー反応は探知出来ません❗️生命反応有り、但し、知性体の存在確認出来ません。地表は超高度文明の痕跡は全く有りません。緑豊かな自然の楽園のようです」と、マリエラ。
「ミロナ❗️本当に此処で良いの」と、ラブリナ。
「間違い無いわ❗️保安上の理由から隠蔽されているかも知れないでしょう❗️」と、ミロナ。
「確かに可能性有るでしょうけど、発見出来る手掛かりさえ無いのよ」と、ラブリナ。
 巨大なぼた山がスクリーンに映し出されると同時に「山の内部に超高密度金属探知。微かなメンタル・フォーム思念波を探知しました」
「ミロナ❗️科学調査隊を派遣して詳細の調査をさせるわね」と、フランソァ。
 フランソァ直属の科学特殊部隊(サイレンス・スペシャリスト(SS)・フリート)の調査部隊が、直径120メートルの球型艦の最新鋭搭載艦ガロン7MDで降下して行く。ぼた山の麓に着陸。調査隊員が携帯用各種機器を持ち、次々とガロンから飛び出して行き、地上に降り立つ。
 直径30メートルの円盤型最新鋭搭載艦スラン7MDが、格納庫から飛び出しゆっくりとぼた山を一周して各種探知をして格納庫に戻った。
 地上班は、メンタル・フォーム思念波の探知解読と、超高密度金属の内部透視等を始めている。
 スクリーンで見守っていたフランソァが呼び掛ける。
「状況はどうなっているの❗️」
「直系8千メートルの半球ドームがぼた山内部に存在しています❗️内部の透視は不可、メンタル・フォーム思念波の分析も出来ません。此れ以上は我々に出来る事が有りません❗️」と、地上調査班のリーダーが答える。
「其のまま待機せよ❗️我々も其所に行く」と、ミロナ神聖女王が命令する。
「承知致しました神聖女王陛下❗️サー」
 数分後。直径30メートルの円盤艦スラン7MDで大気圏に降下して行き、ふんわりと木の葉の様に着陸する。
 昇降ゲートが開き、ミロナ神聖が先頭に、フランソァとラブリナの3人が地上に降り合流する。
「神聖女王陛下お待ちしておりました❗️サー」と、敬礼をする。
「方苦しい挨拶は抜きじゃ❗️私の能力を発動させてぼた山をを取り除く」と、ミロナ。
 意識を集中し、念動力を発動。一気に解放し半球ドームを隠している土を吹き飛ばした。
 ミロナは次に、放射されているメンタル・フォーム思念波に集中する。
 いきなり放射されているメンタル・フォーム思念波とリンクされると同時に、半球ドームが金色に輝き出しミロナの全身も輝き出した。
 現実時間では僅か数秒間だったが、ミロナが実体験した時間感覚は、時の始まりから未来永劫迄の悠久の時間だった。其の間に有りとあらゆる事象を体験したミロナは大宇宙の意思と命の永遠性を感じ取った。
 輝きが消え現実時間に戻ると同時に、メンタル・フォーム思念波の内容が頭の中に飛び込んでくる。
「我はティア・ラハム・リア。我が直系の後継者ミロナ・ラハム・リアへ❗️我々が残した全ての遺産を譲渡します。以後ラームレアンはミロナ・ラハム・リアの直轄下となり、ミロナの意思にのみ従います❗️」等説明し、有りとあらゆる予備知識を意識下に植え付ける。
 ラームレアンの外部スピーカーから「私は亀甲型宇宙船生体脳ラームです❗️最終覚醒を成し遂げる為、ラームレアンは痴情を離れ、衛星マレルリアンと合体融合します❗️直ちに周囲から退避して下さい❗️」と、声が聞こえて来る。
 ミロナ等は、其の言葉に従いマルエラに戻った。
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