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第1幕~林の町にて、、先行く二人、雨揺らぎ騒林追うは一人と、また一人
、、ちょっと、速いのよ?まったく…ああ、消化しとく?一応、、
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食休みを挟んで、満腹感にやや億劫そうなルルヒラをけしかけ、探索を再開する三人。
中継所を出、《クアッキ杉林》を進む。
「魔窟変…今回は、何といいますか、、
所々…あちこちですね、ふう…」
ダンジョンマップを片手に小首を傾げている。
一応、迷わないよう要所要所で、木々に赤い紐を結び付け、慎重さに慎重さを重ねている、と言ってよい。
「それでですね…様子が分かるまで、少し、、
待った方がいいかもしれませんね…」
「んー?そんなに違うのか?」
少し進んでは立ち止まり、地図を凝視しては赤い紐で印を付ける。
そんな事がかれこれ、十回に届こうかという所だった。
「居ないものねえ、、
ウキワグマ、ってゆうの?」
「そう…居ないんですよ
魔物が少ないんですね…」
確かに中継所を出てから、歩いた距離に比して、魔物との遭遇は少ない。
【ダブルホーン・ラビット】を四体のみ、だけだった。
「そうねえ、、
遠見で映るやつ、、
、、居ないわね、確かに」
片眼鏡、【望遠レンズ・モノクル】に映される魔物も、ほとんど無きに等しい。
「んー、それならな?
今日は帰るか?
、、腹も膨れた事だしな」
先ほど、たらふく食べた事もあり、ルルヒラを筆頭にしてやる気は、やや落ちていた。
「そうですね…少し、、
様子見ながら、ですか…」
「ふうん?なら、そうねえ、、
浅いとこでも、探す?」
入り口近い所で兎を狙うか、先のイッキツツキに焦点を絞っても良かった。
「んー、そうだな、いや、、
そうするか」
特に、帰る事にこだわっては居ないらしい。
三人は赤い紐で印された所を、引き返して行く。
途中、片眼鏡でユエリが遠くを見渡すも、やはり魔物らしい姿は確認出来ないようだった。
「やはり…大物が紛れ込んでいるかもしれませんね」
【魔窟変】の影響で所々、変わった…ダンジョンマップと異なる道について頭を悩ませたサクイヤが、出した結論はそれだった。
「大物ねえ、、
あれじゃないかしら?
ベアハンド、ってゆうの、、」
「んー、強そうなやつ、熊の手か、、
探してみるか?」
【深緑のハンター】などと称されるこの森でも有数の、危険性を持つ魔物らしい【ベアハンド・マウンテン】だ。
通常はダンジョンの深部に、割拠しているような話だった。
「ですね…でも、、
ベアハンド・マウンテンを相手取るに、、
…準備不足ですよ?」
彼女はどうやら、【ベアハンド・マウンテン】が、この《クアッキ杉林》まで降りてきている事に、確信を抱いているらしかった。
「んー、何が必要なんだ?」
「まず…ベアハンドは大きさからして、倒せたとしても持ち運ぶのは無理なんですよね
その場で分けて荷車に乗せるか、、
人手を頼んで運ぶかしないといけませんね
それから防火対策に水、、
あ…それと煙による窒息を防ぐ為のマスクもあった方が、いいです
この、クアッキ杉林なのも、場所が悪いですよ
奥の方なら燃えにくい木なので…
それほど気にしなくても、いいんですけどね?」
「火と煙ねえ、、
それなら、水操術で事足りるけど、、
、、ああ、荷車なら中継所にあったわ」
「あ…それと、はぐれか家族連れか、、
と…いうのもあります
一体だったとしても、油断は出来ないんですよ?
…お父さん曰わく…ですが」
「んー、なるほどな、、
つまり、準備不足なわけか、、」
ルルヒラもサクイヤと同じ結論に達したようで、納得したのか止めていた足を、再び動かす。
先頃出た中継所まで、もう少しだ。
しばらく歩いた所で…。
「、、ねえ?
、、あれ、煙よね?」
片眼鏡で見るまでも無く、中継所の方角から煙が漂ってくる。
「…ですね」
顔を見合わせる三人だ。
「あー、急ぐか、、
いや、しかしな、、
、、出たのか」
「迷ってる暇、、
無いんじゃないのかしら?」
「…急ぎます、お二人とも」
そう言って、駈け出す三者。
闘争の気配を煙が伝える中、隣を走るルルヒラの気が微熱を持ったのが分かった。
「、、先に行く、、
、、な?」
並走する二人を背に、背中を煙で隠され、彼の姿は見えなくなった。
中継所をたむろっていた伐採業者、その護衛の依頼を受けたらしい冒険者が、異変に気付いたのは既に事が起こった後だった。
「無用心だぜ、まったく、、
、、水汲んできてくれや」
伐採業者らしい、木こり姿にハチマキの男は煙たい小屋を見て言う。
先ほど小屋を使っていた三人、一人の顔は見知っていたが…火を消し忘れたんだろう。
小屋の中を覗いたが、しかし…違った。
暖炉の火が燃えている様子は無い。
「あら、外かよ
、、妙だぜ…」
水桶を抱えた男を連れ、小屋の裏手に回ったが見たものは火の手では無く…寝転ぶ人だった。
「おい、何かあったんか…?
しっかりしろ、おい…」
仰向けにした時、手にドロッとしたものの感触が伝わる。
腹が窪んでいて、大きな穴が空いていた。
肉の焼け付く跡から煙が漂い、血の匂いが鼻に嫌な感覚を思い起こさせる。
「、、死んでやがる…
おい、見といてくれや
、、ちと、呼んでくるぜ…」
水桶の男をそこに残し、小屋の裏手から出たが直後、背後からドサリ…と、何かが倒れるような物音が聞こえた。
後ろ足を引かれたが、振り返るのは何故か躊躇われ、自然と足を速めていた。
自身の判断の不味さと後悔のようなものが、念頭に浮かびかかったが、気味の悪さに駆ける足が怯えたように速まっていく。
途中、鉢合わせた同業者に、自身でも驚くほど上ずった声で伝えた。
「、、おい、まずいぜ…
ベアハンドだ、、
深緑のハンターなんだよっ、、
さっさと逃げた方がいいぜっ、、」
言い置いて駆ける先は、仕事仲間がたむろっていたシートが敷かれた所だ。
護衛を依頼した冒険者達も、ちょうど揃っていた。
「おい、逃げんぞっ
…さっさとしないと危ねえぜっ、、
ベアハンドだっ、、」
上ずる声を抑える事も忘れたような、ハチマキの男。
そんな声でベアハンドと聞かされ、顔色を変えた者が大半で、いそいそと取るものもおざなりに【杉林、中継】との立て札の方へと急ぐ。
振り返れば、先ほどの小屋から火の手が上がっているのが見える。
煙が漂って見えにくいが、小屋の屋根の後ろに浅黒い巨体が一瞬だけ…尖った口先に何かを咥えているのが、見えたような気がした。
近くの【クアッキ杉】にも飛び火したらしく、向こうの方で小火が大火に変わるのも、時間の問題に思える。
ハチマキの男と一行は、浅黒い巨体の影がそこから見えはしないかと怯えを交えつつも、中継所を後にした。
中継所を出、《クアッキ杉林》を進む。
「魔窟変…今回は、何といいますか、、
所々…あちこちですね、ふう…」
ダンジョンマップを片手に小首を傾げている。
一応、迷わないよう要所要所で、木々に赤い紐を結び付け、慎重さに慎重さを重ねている、と言ってよい。
「それでですね…様子が分かるまで、少し、、
待った方がいいかもしれませんね…」
「んー?そんなに違うのか?」
少し進んでは立ち止まり、地図を凝視しては赤い紐で印を付ける。
そんな事がかれこれ、十回に届こうかという所だった。
「居ないものねえ、、
ウキワグマ、ってゆうの?」
「そう…居ないんですよ
魔物が少ないんですね…」
確かに中継所を出てから、歩いた距離に比して、魔物との遭遇は少ない。
【ダブルホーン・ラビット】を四体のみ、だけだった。
「そうねえ、、
遠見で映るやつ、、
、、居ないわね、確かに」
片眼鏡、【望遠レンズ・モノクル】に映される魔物も、ほとんど無きに等しい。
「んー、それならな?
今日は帰るか?
、、腹も膨れた事だしな」
先ほど、たらふく食べた事もあり、ルルヒラを筆頭にしてやる気は、やや落ちていた。
「そうですね…少し、、
様子見ながら、ですか…」
「ふうん?なら、そうねえ、、
浅いとこでも、探す?」
入り口近い所で兎を狙うか、先のイッキツツキに焦点を絞っても良かった。
「んー、そうだな、いや、、
そうするか」
特に、帰る事にこだわっては居ないらしい。
三人は赤い紐で印された所を、引き返して行く。
途中、片眼鏡でユエリが遠くを見渡すも、やはり魔物らしい姿は確認出来ないようだった。
「やはり…大物が紛れ込んでいるかもしれませんね」
【魔窟変】の影響で所々、変わった…ダンジョンマップと異なる道について頭を悩ませたサクイヤが、出した結論はそれだった。
「大物ねえ、、
あれじゃないかしら?
ベアハンド、ってゆうの、、」
「んー、強そうなやつ、熊の手か、、
探してみるか?」
【深緑のハンター】などと称されるこの森でも有数の、危険性を持つ魔物らしい【ベアハンド・マウンテン】だ。
通常はダンジョンの深部に、割拠しているような話だった。
「ですね…でも、、
ベアハンド・マウンテンを相手取るに、、
…準備不足ですよ?」
彼女はどうやら、【ベアハンド・マウンテン】が、この《クアッキ杉林》まで降りてきている事に、確信を抱いているらしかった。
「んー、何が必要なんだ?」
「まず…ベアハンドは大きさからして、倒せたとしても持ち運ぶのは無理なんですよね
その場で分けて荷車に乗せるか、、
人手を頼んで運ぶかしないといけませんね
それから防火対策に水、、
あ…それと煙による窒息を防ぐ為のマスクもあった方が、いいです
この、クアッキ杉林なのも、場所が悪いですよ
奥の方なら燃えにくい木なので…
それほど気にしなくても、いいんですけどね?」
「火と煙ねえ、、
それなら、水操術で事足りるけど、、
、、ああ、荷車なら中継所にあったわ」
「あ…それと、はぐれか家族連れか、、
と…いうのもあります
一体だったとしても、油断は出来ないんですよ?
…お父さん曰わく…ですが」
「んー、なるほどな、、
つまり、準備不足なわけか、、」
ルルヒラもサクイヤと同じ結論に達したようで、納得したのか止めていた足を、再び動かす。
先頃出た中継所まで、もう少しだ。
しばらく歩いた所で…。
「、、ねえ?
、、あれ、煙よね?」
片眼鏡で見るまでも無く、中継所の方角から煙が漂ってくる。
「…ですね」
顔を見合わせる三人だ。
「あー、急ぐか、、
いや、しかしな、、
、、出たのか」
「迷ってる暇、、
無いんじゃないのかしら?」
「…急ぎます、お二人とも」
そう言って、駈け出す三者。
闘争の気配を煙が伝える中、隣を走るルルヒラの気が微熱を持ったのが分かった。
「、、先に行く、、
、、な?」
並走する二人を背に、背中を煙で隠され、彼の姿は見えなくなった。
中継所をたむろっていた伐採業者、その護衛の依頼を受けたらしい冒険者が、異変に気付いたのは既に事が起こった後だった。
「無用心だぜ、まったく、、
、、水汲んできてくれや」
伐採業者らしい、木こり姿にハチマキの男は煙たい小屋を見て言う。
先ほど小屋を使っていた三人、一人の顔は見知っていたが…火を消し忘れたんだろう。
小屋の中を覗いたが、しかし…違った。
暖炉の火が燃えている様子は無い。
「あら、外かよ
、、妙だぜ…」
水桶を抱えた男を連れ、小屋の裏手に回ったが見たものは火の手では無く…寝転ぶ人だった。
「おい、何かあったんか…?
しっかりしろ、おい…」
仰向けにした時、手にドロッとしたものの感触が伝わる。
腹が窪んでいて、大きな穴が空いていた。
肉の焼け付く跡から煙が漂い、血の匂いが鼻に嫌な感覚を思い起こさせる。
「、、死んでやがる…
おい、見といてくれや
、、ちと、呼んでくるぜ…」
水桶の男をそこに残し、小屋の裏手から出たが直後、背後からドサリ…と、何かが倒れるような物音が聞こえた。
後ろ足を引かれたが、振り返るのは何故か躊躇われ、自然と足を速めていた。
自身の判断の不味さと後悔のようなものが、念頭に浮かびかかったが、気味の悪さに駆ける足が怯えたように速まっていく。
途中、鉢合わせた同業者に、自身でも驚くほど上ずった声で伝えた。
「、、おい、まずいぜ…
ベアハンドだ、、
深緑のハンターなんだよっ、、
さっさと逃げた方がいいぜっ、、」
言い置いて駆ける先は、仕事仲間がたむろっていたシートが敷かれた所だ。
護衛を依頼した冒険者達も、ちょうど揃っていた。
「おい、逃げんぞっ
…さっさとしないと危ねえぜっ、、
ベアハンドだっ、、」
上ずる声を抑える事も忘れたような、ハチマキの男。
そんな声でベアハンドと聞かされ、顔色を変えた者が大半で、いそいそと取るものもおざなりに【杉林、中継】との立て札の方へと急ぐ。
振り返れば、先ほどの小屋から火の手が上がっているのが見える。
煙が漂って見えにくいが、小屋の屋根の後ろに浅黒い巨体が一瞬だけ…尖った口先に何かを咥えているのが、見えたような気がした。
近くの【クアッキ杉】にも飛び火したらしく、向こうの方で小火が大火に変わるのも、時間の問題に思える。
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