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第1幕~林の町にて、、先行く二人、雨揺らぎ騒林追うは一人と、また一人
んー、強そうなやつ、、熊の手か、どんなだろうな?
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冒険者は意外に、早起きな者が多い。
子供がようやく起き、母親が朝食を作り、父親が仕事の支度をしているような時間帯だ。
既に、組合の建物から出ていった者達が、ちらほら見受けられる。
それと入れ違うように入ってきたのは、男女二人。
女はツバ付きの先の尖った帽子で黒髪を覗かせ、青と深い青の波紋のような色合いの外套だ。
魔女然とした格好にか、彼女の人目を引く横顔の美しさにか、それとも後ろに浮かび付き纏うドクロにか…。
すれ違う冒険者をギョッとさせたのは、考えなくても最後のドクロだろう。
他の理由も幾分、ありそうではあるが…。
そして、もう片や若白髪の男。
その目立つ若白髪を除けば、普遍的な冒険者の像から大きくは外れない。
外套姿で腰に吊るした剣。
そんな姿を見、まず違和感を感じる冒険者が居れば、その者は慧眼だと褒められてもいいだろう。
ただ、歩いてるだけ…。
しかし、見る者が見れば、体の動きに一切無駄のない、洗練されたものだと気付くはずだ。
無駄のない自然体が、彼の修練の深さを思わせる。
そんな男女二人に声がかかる。
「あ…来ましたね
ユエリさん、ルルヒラさん
こっちですよ」
普段は受付嬢、非番の日は冒険者な、サクイヤ嬢だ。
受付嬢の時は降ろしている栗色髪も、今日は昨日と同じく後ろで結んでいる。
衣類の上から肩に銀のショルダーパッド、腰鎧の膝下まであるタセットスカートを身に付けていた。
丸テーブルで、二人を手招いている。
「おはよう、早いわね
サクイヤ」
「あー、早いな、サクイヤ、、
けっこう早く、起きたんだけどな」
椅子に腰掛けた。
「いえいえ…普段からこの時間なので」
「それもそうね、組合員なら、、
それで、すぐ行くの?」
「そうですね…それもいいですが、、
お二人とも、依頼は?」
「んー、そうだな、、
まだ、勝手が分からなくてな?」
一応、ダンジョン内でのものだと採集や素材目的での討伐の他、業者の護衛、行方不明者の探索、ダンジョン内の測量及びマッピング等…。
採集の依頼一つ受けるにしろ、何が何処にあるのか、この町を訪れたばかりの二人に分かるはずも無かった。
「ふふ…ですよね、やっぱり、、
良さそうなの見繕っておきましたよ
まずは…これです」
〈骨のある魔物の骨
種類/討伐、及び回収
報酬/骨の量に応じて、最大銀貨五枚、参加者に気応石四種のどれか一つ
概要/骨のある魔物の、骨の回収。破損は問わない〉
「ふうん?気応石ねえ、、
ああ、ダブルホーン・ラビットなら骨あるわね」
「ですね…他にも奥の方に、、
ウキワグマなんて居ますよ?
骨なら、こっちの方がありますね
さて…次です」
〈コダチリ草集め
種類/採集
報酬/組合指定の大袋一つ分につき、銅貨七十枚、【林の彩り】割引半額券三枚
概要/フォリンズの食卓を味わうのに打ってつけっ!
あなたの舌を懐かしくも新しい味わいが彩ります〉
「んー、宣伝か?これは、、」
「昨日、食べたわね
なるほど、上手い使い方だわ」
「ですね…定期的に発注されるんです
因みに骨の方は【フォリンズの種火】の依頼なんですよ?」
「へえ、そう、、
って言うと、カガシンが、かしら?」
「そうなんですよ…なにやら、ダンジョン内の魔物の骨から希少な素材が取れるとの事で…
お父さん…今度は何企んでるのか、、」
「んー、魔物の骨か、、
何だろうな?」
「分かりませんね…さ、次です」
〈ラキタ及び、他二名の捕捉
種類/探索
報酬/銅貨十五枚、ニチリア・ウールの生地一枚、フォリンズ葡萄パン一袋五個入り、発見者には追加で銅貨三十枚
概要/度々、お騒がせして申し訳ありません、、
近頃は悪さを覚えてしまって、、
当方も、よく言って聞かせますので、何卒…〉
「、、何よ、これ?」
「あ…お二人がいらした時のあれです
孤児院の迷子の、、」
この《林のフォリンズ》の町に来た当日、サクイヤから頼まれた依頼と同じ発注元だった。
「あー、あったな、、
いや、経営は平気なのか?」
「銅貨十五枚に、他オマケねえ、、」
経営状況を慮ったのか、ユエリは渋そうな表情だ。
「いえいえ…孤児院の葡萄パンは美味しいんですよ?
片手間に受ける冒険者の方も、けっこう居るんです」
「ふうん?フォリンズ葡萄パンね
【林の彩り】では結局、頼まなかったやつよね
ありかしら、、」
食欲を刺激されたようで多少、気乗りしたらしい。
食に対する原動力の高さは、彼女のポテンシャルを引き上げる意味でも重要だろう。
「それで、どれ受けるのよ?」
「はい…全部ですよ?」
「んー?やれるのか?」
コホン…と咳払いを一つ、サクイヤは口を開く。
「まず…〈コダチリ草集め〉ですが、、
西の深木林に入って、割とすぐの所にですね?
密生地帯が幾つかあるんです
最悪、そこに生えて無かったとしても、、
幾つか心当たりもありますしね?
そして…次に〈骨のある魔物の骨〉です
これは奥に行く必要もありますが、、
昼日中だと、よく見かける該当の魔物は、ダブルホーン・ラビットを始め、イッキツツキ、ウキワグマ、、
そして、最後のは強敵なんですけど…ベアハンド・マウンテンは森の深部に行けば向こうから、見付けてくれます
でも勝てる保証は…わたし一人では、まず無理ですね
それから…〈ラキタ及び、他二名の捕捉〉ですね
上の依頼二つを仕上げた後、帰りがけに様子を見る事も出来ますし、行きがけに見て回る事も出来ますね
悪童、ラキタ少年グループは、そうですね、、
これまで、何度か森に入っているようなので…
そろそろ慣れてきて、少し奥を探した方が見付けやすいかもしれませんね…ふう、、」
一息だった。
計画に対する意気込みみたいなものは、拝聴した二人にも伝わってきた。
「はい、水ね」
小袋から水筒を取り出し、差し出す。
「あー、喉乾くだろうな、しかし、、」
サクイヤは差し出された水を、ゴクリと飲み込む。
「ふう…お気遣い、ありがとうございます
それで、お二人とも…要点は掴めましたか?」
「んー、たぶんな?」
「つまりねえ、、
サクイヤ、あなたが森に慣れている事は分かったわ
頼りにさせて貰うわね?」
「いえ…こちらこそ、頼りにさせて頂きます
一人では、さすがに深部までは進めませんしね?」
彼女の当面の目標は、深部にあるとされる【ダンジョンの核晶】への到達らしい。
「んー、強そうな名前のやつが居るんだったな?」
「はい…ベアハンド・マウンテンですね
別名【深緑のハンター】と呼ばれる化け物なんですよ?
あ…でも、わたし、無理するつもりは無いので…」
彼女の昨日の立ち会いでの動きは、士官教習所でも十分、通用するものだった。
そんな彼女が一人では無理、と言い切るのだから、ダンジョンの奥底は二人が考えるよりも険しいらしい。
「まあ、あんまり気負わずにね、、
そろそろ、行きましょうよ」
三人は組合の建物を出、向かうは《ニチリア、西の深木林》だ。
子供がようやく起き、母親が朝食を作り、父親が仕事の支度をしているような時間帯だ。
既に、組合の建物から出ていった者達が、ちらほら見受けられる。
それと入れ違うように入ってきたのは、男女二人。
女はツバ付きの先の尖った帽子で黒髪を覗かせ、青と深い青の波紋のような色合いの外套だ。
魔女然とした格好にか、彼女の人目を引く横顔の美しさにか、それとも後ろに浮かび付き纏うドクロにか…。
すれ違う冒険者をギョッとさせたのは、考えなくても最後のドクロだろう。
他の理由も幾分、ありそうではあるが…。
そして、もう片や若白髪の男。
その目立つ若白髪を除けば、普遍的な冒険者の像から大きくは外れない。
外套姿で腰に吊るした剣。
そんな姿を見、まず違和感を感じる冒険者が居れば、その者は慧眼だと褒められてもいいだろう。
ただ、歩いてるだけ…。
しかし、見る者が見れば、体の動きに一切無駄のない、洗練されたものだと気付くはずだ。
無駄のない自然体が、彼の修練の深さを思わせる。
そんな男女二人に声がかかる。
「あ…来ましたね
ユエリさん、ルルヒラさん
こっちですよ」
普段は受付嬢、非番の日は冒険者な、サクイヤ嬢だ。
受付嬢の時は降ろしている栗色髪も、今日は昨日と同じく後ろで結んでいる。
衣類の上から肩に銀のショルダーパッド、腰鎧の膝下まであるタセットスカートを身に付けていた。
丸テーブルで、二人を手招いている。
「おはよう、早いわね
サクイヤ」
「あー、早いな、サクイヤ、、
けっこう早く、起きたんだけどな」
椅子に腰掛けた。
「いえいえ…普段からこの時間なので」
「それもそうね、組合員なら、、
それで、すぐ行くの?」
「そうですね…それもいいですが、、
お二人とも、依頼は?」
「んー、そうだな、、
まだ、勝手が分からなくてな?」
一応、ダンジョン内でのものだと採集や素材目的での討伐の他、業者の護衛、行方不明者の探索、ダンジョン内の測量及びマッピング等…。
採集の依頼一つ受けるにしろ、何が何処にあるのか、この町を訪れたばかりの二人に分かるはずも無かった。
「ふふ…ですよね、やっぱり、、
良さそうなの見繕っておきましたよ
まずは…これです」
〈骨のある魔物の骨
種類/討伐、及び回収
報酬/骨の量に応じて、最大銀貨五枚、参加者に気応石四種のどれか一つ
概要/骨のある魔物の、骨の回収。破損は問わない〉
「ふうん?気応石ねえ、、
ああ、ダブルホーン・ラビットなら骨あるわね」
「ですね…他にも奥の方に、、
ウキワグマなんて居ますよ?
骨なら、こっちの方がありますね
さて…次です」
〈コダチリ草集め
種類/採集
報酬/組合指定の大袋一つ分につき、銅貨七十枚、【林の彩り】割引半額券三枚
概要/フォリンズの食卓を味わうのに打ってつけっ!
あなたの舌を懐かしくも新しい味わいが彩ります〉
「んー、宣伝か?これは、、」
「昨日、食べたわね
なるほど、上手い使い方だわ」
「ですね…定期的に発注されるんです
因みに骨の方は【フォリンズの種火】の依頼なんですよ?」
「へえ、そう、、
って言うと、カガシンが、かしら?」
「そうなんですよ…なにやら、ダンジョン内の魔物の骨から希少な素材が取れるとの事で…
お父さん…今度は何企んでるのか、、」
「んー、魔物の骨か、、
何だろうな?」
「分かりませんね…さ、次です」
〈ラキタ及び、他二名の捕捉
種類/探索
報酬/銅貨十五枚、ニチリア・ウールの生地一枚、フォリンズ葡萄パン一袋五個入り、発見者には追加で銅貨三十枚
概要/度々、お騒がせして申し訳ありません、、
近頃は悪さを覚えてしまって、、
当方も、よく言って聞かせますので、何卒…〉
「、、何よ、これ?」
「あ…お二人がいらした時のあれです
孤児院の迷子の、、」
この《林のフォリンズ》の町に来た当日、サクイヤから頼まれた依頼と同じ発注元だった。
「あー、あったな、、
いや、経営は平気なのか?」
「銅貨十五枚に、他オマケねえ、、」
経営状況を慮ったのか、ユエリは渋そうな表情だ。
「いえいえ…孤児院の葡萄パンは美味しいんですよ?
片手間に受ける冒険者の方も、けっこう居るんです」
「ふうん?フォリンズ葡萄パンね
【林の彩り】では結局、頼まなかったやつよね
ありかしら、、」
食欲を刺激されたようで多少、気乗りしたらしい。
食に対する原動力の高さは、彼女のポテンシャルを引き上げる意味でも重要だろう。
「それで、どれ受けるのよ?」
「はい…全部ですよ?」
「んー?やれるのか?」
コホン…と咳払いを一つ、サクイヤは口を開く。
「まず…〈コダチリ草集め〉ですが、、
西の深木林に入って、割とすぐの所にですね?
密生地帯が幾つかあるんです
最悪、そこに生えて無かったとしても、、
幾つか心当たりもありますしね?
そして…次に〈骨のある魔物の骨〉です
これは奥に行く必要もありますが、、
昼日中だと、よく見かける該当の魔物は、ダブルホーン・ラビットを始め、イッキツツキ、ウキワグマ、、
そして、最後のは強敵なんですけど…ベアハンド・マウンテンは森の深部に行けば向こうから、見付けてくれます
でも勝てる保証は…わたし一人では、まず無理ですね
それから…〈ラキタ及び、他二名の捕捉〉ですね
上の依頼二つを仕上げた後、帰りがけに様子を見る事も出来ますし、行きがけに見て回る事も出来ますね
悪童、ラキタ少年グループは、そうですね、、
これまで、何度か森に入っているようなので…
そろそろ慣れてきて、少し奥を探した方が見付けやすいかもしれませんね…ふう、、」
一息だった。
計画に対する意気込みみたいなものは、拝聴した二人にも伝わってきた。
「はい、水ね」
小袋から水筒を取り出し、差し出す。
「あー、喉乾くだろうな、しかし、、」
サクイヤは差し出された水を、ゴクリと飲み込む。
「ふう…お気遣い、ありがとうございます
それで、お二人とも…要点は掴めましたか?」
「んー、たぶんな?」
「つまりねえ、、
サクイヤ、あなたが森に慣れている事は分かったわ
頼りにさせて貰うわね?」
「いえ…こちらこそ、頼りにさせて頂きます
一人では、さすがに深部までは進めませんしね?」
彼女の当面の目標は、深部にあるとされる【ダンジョンの核晶】への到達らしい。
「んー、強そうな名前のやつが居るんだったな?」
「はい…ベアハンド・マウンテンですね
別名【深緑のハンター】と呼ばれる化け物なんですよ?
あ…でも、わたし、無理するつもりは無いので…」
彼女の昨日の立ち会いでの動きは、士官教習所でも十分、通用するものだった。
そんな彼女が一人では無理、と言い切るのだから、ダンジョンの奥底は二人が考えるよりも険しいらしい。
「まあ、あんまり気負わずにね、、
そろそろ、行きましょうよ」
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