汚染の国２ 東の山と赤い実

黒くもと村人

「黒雲が発生したのは、大変なことだったわ。たくさんのたてものがたってそれが、周囲に岩や、が

けにたったわ。がけにたった工場の建物からは、たくさんの円筒がたって、それが周囲に多くのよご

れをながしたの。汚れが湖に入ると、それが、たくさんのけむりをだして、ふしぎな臭気があたりを

みたして、みんなせきをしたり、つばをはいたりしたわ。そのうち体調がわるくなっていって、それ

ぞれ病気になってしまったみたいにふさぎこんだの。・・・・・・」




「不思議な症状だったわ。どうして煙によってそんな風になったのかわからないの」





工場ができてから、そこに、汚染物を流して、周囲の山の環境をこわしてしまい、村も同時にはかい

してしまったようでした。





それによってできた、多くのことが、その村のもともとあったものごとと関係していました。



村に関係のあることでは、赤い実に関係のあることがありましたが、赤い実が、なる村の環境をこわ

してしまい、それによって多くのことがありました。


村にあったという赤い実は、まわりのやまのふもとの村やまち、また遠く帝国都にも運搬されて、多

くの商品として販売されていました。


それが、薬としてうられたり、また、顔料としてつかわれたりして、染物をつくったり、什器に塗り

こまれて使われたりしました。



什器に上薬として利用された赤い薬も、また、薬も、人々の生活の中で大変な利用価値があり、生活

を豊かにしたり、また、健康に必要な最小限の物事を維持したりしました。


日常の生活から、この村で取れた、赤い薬の効果はおおきく、薬として実をつかうことによってその

ひびの生活にある弊害をとりのぞきました。
日常的に利ようしていて、その効果があるので、ほうぼうの村やまちからつかわれていて、貿易品と

して、海外にも輸出されることがありました。




そうした、赤い実の原産地としてこの場所は、そのために必要となることになり、それぞれの目的で

利用していて、その生産がもっと盛んになったそうです。





「工場ができたの」



少女が言いました。



工場は、その、赤い薬を利用するために使う品物を作る工場として、その村の近くにでき、近所にあ

った水源から、水を吸い上げその生産に明け暮れました。

工場から出た赤い薬の原料とした、道具類は、大変価値が高く、量産すると大変売れていき、大変多

くの人の手にわたりました。


赤い実をつかうことによってできた生活は、大変その色に富んで豊かになり、赤い実によってできた

製品を使う人が増えると、それをもっと多くの場所でつかうためにその類似品も生み出しました。



類似の品物としての、赤い実の製品は、方々で、その赤い実をつかって利用されましたが、この場所

でおおく生産されることになり、その製品を多く生み出しました。



一方、その製品をどのようにして、利用するか、工場での生産が続くと、その廃液を流し、工場から

でた液体は、湖を汚し、そこからガスが噴出すようになりました。




ガスは、周囲のひとに影響をあたえていって、村人が、その廃液によって健康の被害をもつようにな

り、その凄惨な様子をみるようになりました。



村人は体には、斑点ができたり、黒いいろにへんしょくしたりして、うごきがおそくなったり、ふる

えがでたりしました。


もともと、赤い実によってつくる、工芸品をつかっていましたが、工芸品は大変かちが高かったので

すが、手が震えたりしてそれを作り出すことができないようになりました。




そのような工場から出た廃液によって村の生活は閉ざされたといいます。


村の生活がおかしくなることによってその生活は、もっと複雑になり、汚染されたことによってでき

た弊害をもっと受けるようになりました。

村自体が、工場によって壊されていき、その環境では、水源が最も汚染されてしまい、元からあった

飲み水が、どのようにしての飲めないようになり、無理して飲もうとすると、その水からで毒素によ

って人が、おかしな症状をもつようになりました。







「どういう症状？」



ろえううぇ。


「体が異常にふとったり、大きくなったりして、そのかたちも変化したわ。体からつのがでたり、お

がでたりして、からだがかたくなったりして、おかしなように変化しだしたの。どんな風にもなおら

ないやまいとして、おかしな様子で変わった村のひとでは、その生活も変わったわ。村の人を、たべ

ものと同じようにしてたべたり、村の人に襲い掛かったりして、村がむらのひとたちにおそわれてし

まったの」







「村びとが、村を襲うようになるのには、赤い実からでた毒素が、強く、それが、水に触れたりして

、増幅してさらに強くなったのかもしれないね」
えりええが、いいました。


ろえううぇは、それが事実だとするとたいへんだとおもった、いった人物のほうを見ました。


えうがそのころ、焚き火のようすをみて、そこに、あたらしいまきをくべて、なにかの調理をしてい

ます。たべものでもつくっているかのようでした。



そうすると、人に対して影響を及ぼしてさらに強い症状を持つようになるのかも知れない。


村びとたちは、その黒雲のようにかかったくもに影響して、そのくもから出た、大変な影響を受けて

、それから受けた被害をとても強くこうむってしまった。





もしかすると、このあと、くろくもの出現をほうって置くと、それが方々に影響をあたえ、もっと多

くの被害をもたらすかも知れない。



帝国府から見えたくもの形が、こちらにむかってくるかのようにみえた。


すると、帝国都のほうへとその毒素が流れてきて、流出した気体を吸った住人が、危険なこの村と同

じ症状に見舞われるかも知れない。






村のある、東のやまの黒雲は、そうした、遠くのほうにも影響がある、その危険な気体としての影響

があると、考えられました。




すると、それをこのままほうっておいては、、それが流れ、もっと多くの被害があるので、どうにか

してもとめないとならない。しかし、それには、むらへといかないといけない。しかし、村は、いま

、危険な村人達で多い尽くされていました。