汚染の国２ 東の山と赤い実

山道の少女

むらにすんでいた少女で、村で生活していました。

村の少女は、そのたいまつで、村のまちかどをてらすよるの業務をするためのものとして、たいまつ

を使い、むらかたおりてきたみたいでした。



この村とやまでそだった少女は、その村につねにいて、いちにちたりとも、やまを降りたり、村をは

なれたりしないで、その場所に住んでいました。

むらのしごとをして、村の生産に従事することによってできるのは、その村でやしなわれることであ

り、むらを中心としておこなうことになる人生を送りました。


むらからおりるのは、数ヶ月か、年に一度、村の近所の催しか、または、村で行うお祭りのためでし

た。



その村から少女がきて、、いま、ろえううぇや、えりええなどにぶつかる寸前まで、村からの山道を

歩いてきて、その様子を見せました。



もりのなかであまりよくわかりません。
暗く、うすぐらい、木々の間には、まったくつきのひかりもはいる様子がなく、うっそうとして、し

っけの多い草の様子をしていました。



くさにあるけはいばかりをみることになり、少女の様子をみることができませんでした。



くさから見えた様子から、その背景にある様子をみると、その後ろに、ひとの列がみえました。



まるで不思議な様子でしたが、どのようにしてその関係をしるのか、複雑なことを思いました。



少女が着たのですが、少女は、まるで追われるようにして、たいまつをもったまま、森の中に立って

いました。



そのうしろに、また、別のたいまつの列が見えます。

その列を見て、少女が後ろを気にしたり、前をきにしたりしていましたが、とてもあせっているよう

すで、すぐにでも逃げたいといった様子でした。




「どうしたのですか？」




と、ききましたが、何も答えようとしません。

少女は、いきを切らせたようすで、ぜいぜいいきをはいていて、それから、その遠くにいるひとびと

の様子をみました。



「おわれていますたすけてください」



といって、少女が言いましたが、少女がなにを言っているのか、また、どうして追われているのか、

、わかりませんでした。


少女のようすをみて、仕方がないので、どうにかするようにしたのか、えりええはおもったらしく、

ろえううぇになにかをするように合図して、それから、少女のほうをみました。





「おわれている？」
ろえううぇ。
「町から来たのかね？」
えりええが、いきをきらしながらいいました。

「町にいる人がいると思うが、どうしたのか？　何かの事件にでもなったのかね？」
えりええがいいました。





不思議な様子で　呆然としている少女をみて、少女は、そのままたちつくしている様子なので、どう

いうことか、説明することもできないようすです。



えりええがなにもしないで、遠くにある、あかりで、こちらに接近してくる、れつの様子をみている

ので、えうが、ふしぎとなにかを思って、少女の様子をみました。




「こっちへきて」


といって、そのいきさきを誘導するようにして、そのほうこうを指し示すと、その先には、不思議な

あかりがあり、木の陰からみえた、つきのひかりのようでした。



遠くにあるひかりの様子をみて、大変不思議な光景としてみるこうけいとしてみることができる場所

に、何かの施設があるらしいとわかりました。



えうにつれられるようにして、ろえううぇも、えりええも、移動して、少女を連れて、たいまつをも

ったまた、その方向に行きました。



少女のたいまつは、ついたままです。