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おおあなと赤い実の存在
しおりを挟む「穴があいたことによってできた、穴のこととも関係して、東の山にあることは大変考えられると思うね」
えりええがどんな風にして思うのか、考えました。
もしかすると、東にあることと、穴とは、関係があるのかもしれない。
帝国都によって起きた、第二帝国の出現も同じく、そんなようなことのように思われていました。
第二帝国の出現から、穴が開いたままの土地があること、また、東の山からおきた気象現象も同じように考えられていましたが、そんな風にしておきた事件として、いつも帝国から噴出した事件を、いろいろな場所のことのようにして思いました。
「穴といっても大きい。もしかしたら穴はそのいちぶかもしれない」
えりええが思うのは穴によってできたことでした。
あなといってもいろいろあると思いましたが、えりええがいっているのは、その現実のあなでしょうか?
「一部というと、大変関心がありますね。東の山におきた変異とも関係があり、大変不思議な事件だと思います」
「星といっても大きいよね。もしかしたら、ていこくなどその一部であり、その全体の星系のいちぶかもしれない。帝国帝国といっても、すでにそんな風にして言動をすることがあるとは不思議だ。・・・・・・・わたしも昔はそんなふうにした」
ろえううぇが思うことと、えりええが思うことはおなじかもしれませんが、ろえううぇのほうがはるかにものについて考えているとでもおもうことがありました。
えりええはそんな風にして、自分の思うことを、もっと他のこととして思うように、ろえううぇがいうことを、そのままうのみにして考えているようすでした。
えりええは、そうして、不思議な話を始めていました。
わからないことが多いのでろえううぇは、その話には関心がないように、東の山について考えました。
東のやまというと、多くの言説がありましたが、それぞれの方法で調べていって、東の山について考えました。
東の山にあることで、不思議なことがある。それは、東にある山というだけで、その穴との関係が生まれたこと、また、穴によって東のやまにおきた事件が起きたことでした。
「東といっても、ただ、帝国のひがしにあるというだけで、土地や、その全体とは関係のない範囲のことだと思うわね」
えうがいいました。東の山については、いつもそのようなことばかりが起きていたというのが、普通でした。
東のやまになにがあるのか、それは、今回起きた事件と関係のあることだと思いました。
「穴の開いた事件は大変重要」
えうがいいました。
えうがいったのは、そんなことであっても、たぶん東の山におきた全体の事件についてだとおもいました。
それぞれの事件によっておきた事件として、どうして自分のことのようにしてそんなに思うのか、仕事だから仕方ないと思いましたが、また、その事件が全体のこととして、重要な、この土地のこととして思うからかも知れません。
農地が、崩壊したことによっておきたのは、その穴による欠損をどういう風にして補うかなどでした。
「農地が開いたことによって東の山とも関係のある政策におよんだのね」
えりええは、それが、国にとって大変重要なはなしだというかのようです。
ろえううぇは、それを、めを丸くして思いました。
「農地といってもいろいろあるけど、今回の東の山と関係のある事件と、また、農地のことは大変重要だと思うわ」
農地によっておきた事件のことでは、それが、東の山とも関係のある事件でしたが、それぞれのことによって起きた事件では、その事件それぞれ重要でした。
農地があったことによっては、いつも、東の山には、その事件ばかりでしたが、帝国にあいたおおあなと同じく、むかしから、東の山は国の農耕の話とされていました。
のうちがあったために、その事件が大きくなり、東の山におきた農耕の問題は、同じように、いまのこととして話されていました。
「ひがしのやまに科学工場をたてたのもそのひとつの事件ね」
と、いいましたが、しかし、それは、また別の問題だと思いました。もしかすると、東のやまにおきた事件と同じようにしておきた事件が、まえからつづいていたとしても同じ。
ろえううぇがおもうようにして、もっとも簡単に、事件を考えるとしたら、東にあるのは、ただ、暗雲になっているだけの、抵抗の産物なのではないかと思いました。
帝国におけるそのような事件は多く、そうしていると、たくさんの事象のように思えてきて、また、不思議な土地柄だと思いました。
街にあることも、また、街の中心のことも同じようにして見えてきて、それから得られるものが、どうして自分の身近にあるのかとおもって、その様子を見てみたいと思いました。
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