汚染の国2 赤い実の伝説

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富豪のはなし2

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「産地にきました」


「産地というと、どういうことだね」


「薬の原料になるものの産地です」

「何の産地だね」



「産地だというと、それは薬のことだと思いますが」
ろえううぇは、まったくこまったといったようすでいいました。


「・・・・・・帝国のそれぞれの場所で見つけることができると思いました。もしかするとこの場所

にあるくさは別の場所にもあって、他のもののようにして利用できるのでしょうか?」


「帝国?」

「もしも、つかえるものがあるとすると、それは、薬草のようなもので、自分の手で取れるもののひ

とつの中でも、その手に余るおおきさのものか、または、べつの方法で取れるくさなのでしょうか?








「産地にあるものとしたら、この場所はその場所なのかね?」









「きくようにいわれていました」


もしかすると、別人かとおもっていて、自分のしているはなしの相手とはべつのひとなのかもしれな

いとおもうほどぶっきらぼうでした。


こんな風にして、人と話すということは、たいへん不思議で、買うものがあるかと思っても、それぞ

れその目の前に行かないと行けない。そんなことと同じようにして思いました。


富豪の様子を見ると、その大変世界色の強い様子で、重たそうないすに中天をついてすわっているか

のように、何もしていないのですが、いつかも机の前に座っていて、その上にあるものをみている。


すると、自分のしていることのようにして、思っているのですが、富豪がいちいち、ものを動かして

その様子をするとなると面白く、自分のしていることのようにも思いました。


地域にいる人なのでそんな風にして思いましたが、もしかすると、自分たちとは異なるようすのもの

をすることがあるのかとおもっていましたが。どうやらおなじようでした。



ていこくにいる人と同じで、同じものをしている。


同じようにして、生活をする姿がうまく見えました。


帝国にいる人のようで、この場所にあっても同じように、はなしをしているみたいでした。



草といっても同じで、それはこの場所に特有にものだと思いましたがそうではないのでしょうか?


奇異に思ってみていましたが、そんな様子からしてみて、どうもおかしいと思っていきました。


だんだん、富豪の様子が自分が思っているよりも不思議でもうはなしをしていない、または、べつの

ことをもっとしているかのように思えて、べつのことをしたいとおもいました。



別のことといってもすることがない。

よわったな、とおもって、見ていると、富豪はまったく何もしません。



富豪の様子をみて、自分が着ていることをもっとはなしてみようと思いました。



「帝国府から着ました」




しばらく見ていても、富豪はまったく反応がしません。


富豪の様子をみていてしばらくたちましたが、どうやらぜんぜん動こうともしないし、反応しません

でした。




しばらく見ていましたが、そのうち、



「帝国?」





「帝国からきて、この場所にやそうを探しにきたのですが、疫病で・・・・・・」




「ああ、帝国病のことか、それはきいたことがあるね」





「帝国病?」

ろえううぇがよくきいたことのない病気のはなしでした。



「帝国にはそんなことがよくあり、どういうふうにして、自分の生活をするのか、不思議に思うこと

は、たたあるね。そんなことだろう」


「・・・・・・あながあいたことはあったらしいが、どんなことだった?」


富豪は、帝国に最近おきたという事件のことについていいました。

事件については、きいたことがある。・・・・・・記事にも何度もかいてあったが、きじにある内容

からすると、大変不思議なことだった。


「大変?」


「・・・・・・不思議不思議。わたしも富豪という身分でおもっていたが、どうしてそんな風なよう

すで、みられるのか、考えたことがあったとおもうね」


近所のことなので、そんな風にして聞いているのかとおもった。



帝国の最近の風景などについては、大変関心が高い近所の人はいるとおもっていたが、それもとても

よくおもった。


近所のひとという、そういうふうにしておもったが、自分たちのことがこんな地方の人にも知られて

いて、話をきかれたりするとは思わなかった。



「穴が開いてしまって不思議に思いました。大きな事件で、そのころ、投獄されて獄中にいたひとは

多かったです。穴があくまえに、事件続きで大変なことがあったと思います。帝国にあるという最後

の事件として有名ですが、不思議な笛が関係していたのかも知れません・・・・・・穴には、いまで

は人が移り住んでいますが、穴が開く前にそのふちにいたひとで、ふちのしたへとたくさんの人が移

り住みだしています」




「そうかそうか」




富豪はそういって満足そうでしたが、その後あまりしゃべろうとしないで、だまっている様子でした








しばらくして、とびらが開くと、富豪の家の人がやってきて、その後部屋のほうに消えていきました




部屋に入ろうとする部屋から大量の荷物を送りこんで、富豪の家の仕事をしているようすでした。

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