10 / 24
薬と色赤い薬のこうりょく
しおりを挟む俺の両親は、俺の目をまともに見ない。
質素なアパートに住んでいる両親は、残り二人の子供と一緒に住んでいる。妹二人だ。俺は一人、アルバイトをしながらもっと安いアパートに住んでいた。ゴキブリ、ネズミは当たり前の、雨宿りが出来る程度のアパートに。
アルバイトは長続きしなかった。俺の周りでは奇妙なことが起こると噂がたち、すぐに辞めさせられる。写真なんて、日常的に霊が写ってしまう。
だから高校にも通っていなかった。昨日、十七歳になったばかりの俺は、拾われた紫藤と清次郎について、東京に出ることになった。
借りていたアパートを解約し、両親に一応、どこに行くのかを告げに行ったけれど。恐らく半分も聞いていないだろう。俺がどこへ行こうが、彼らには関係のないことだった。
処理をしてくれたのは清次郎だった。荷物らしい物が無かった俺の部屋を見て、ポンッと背中を叩かれた。
服をまとめ、家具は運送会社に頼み、全てを終えた後、二人と一緒に新幹線に乗り込んだ。清次郎のてきぱき振りには舌を巻いた。こんなに早く片付けられるとは思わなかった。
座席を回転させ、向かい合わせになった俺の目の前には、窓際に紫藤が、隣に清次郎が座っている。
紫藤の膝には駅弁が乗せられていた。新幹線に乗り込む前、真剣に駅弁を選んでいた紫藤を思い出すと、柄にもなく吹き出しそうになってしまって、ヒクつく口元を押さえるのに苦労した。
発車のベルが鳴り響き、緩やかに動き始める。待ってましたと紫藤が駅弁三つを包んでいた袋を開けた。清次郎が二つを取ると、一つを俺に渡してくれる。そして紫藤の膝に残った一つの封を、丁寧に外してやっている。
そのくらい自分でやれば良いのに、と俺の弁当を開けた。割り箸の片方を歯で噛み、もう片方を掴んで引っ張った。パチッと音が鳴り、紫藤を驚いたように見つめてくる。
真似しようと言うのか、割り箸を噛もうとしたら清次郎に止められた。無言で首を横へ振り、手で割ってやっている。紫藤の顔が少し残念そうに割られた割り箸を見つめている。
苦笑した清次郎は、自分も割り箸を割ると俺の方を向いた。
「達也はつなぎが好きなのか? 他の服があまり無いようだが……」
「動き易いんだよ」
「そうか。当面は持っている服で回してもらうが、少しずつ揃えていくとしよう。……紫藤様、零れておりますよ」
紫藤の膝に零れたそぼろを素早く拾い、自分の口に入れた清次郎。何事も無いかのようなその自然な動きに、正直吐きそうだった。
男が男の世話を焼くなんて。溜息とともに弁当を掻き込んでいく。目の前で気持ちの悪いことが起こっていようとも、腹は減っていた。
無言で食べ続ける俺を微笑みながら見つめている清次郎。時々零れる紫藤の米粒やおかずを拾っては食べている。
最後に食べ始めたのに、最初に食べ終えた人。一口が俺達より大きかった。俺と紫藤の弁当の中身が減っている事を確認し、満足そうに頷いている。
その傍ら、回ってきた車内販売のカートを呼び止め、コーヒーを二つ買っている。
「達也は何が飲みたい?」
「……炭酸」
「コーラで良いか?」
「ああ」
コーラも頼んでくれた清次郎。小さな缶三つを手にした彼は、カートを押していた販売員の女に無意識にだろう、にこりと笑っている。
見る見る間に女の顔が赤くなる。どもった声でありがとうございます、と頭を下げた時、新幹線が大きく揺れた。女がその揺れに倒れてくる。受け止めた清次郎に、ますます赤くなっていく。
「も、申し訳ありません!」
「いいえ。大丈夫でしょうか?」
「は、はいっ!」
裏返った声で返事をした女は、急いで姿勢を正した。
その瞬間、清次郎の顔が紫藤の手に掴まれる。女の方を向いていた顔が、ぐりっと百八十度横へ向いた。
そして。
目の前で。
二人はキスをした。
握っていた箸が音もなく落ちていく。真っ赤になっていた女も口を大きく開いた。
「お主はどうしてそう、誰かれ構わず優しくするのだ!? このおなごがお主に惚れたらどうする!!」
「……紫藤様。外ではしないで下さいと何度も申し上げたはずですぞ!」
「お主が悪い!! その様に優しい微笑みは私だけにしておれば良いのだ!!」
「そうもいきますまい」
「嫌だ!!」
清次郎の首に抱き付いている。嫌だ嫌だと駄々をこねた紫藤。困ったように背中を撫でた清次郎は、紫藤を抱き締めたまま女を振り返った。
「すまない。気にしないでくれ」
「……はっ! は、はい!」
頭を下げた女は、清次郎と、その胸に収まった紫藤を見つめ、顔を真っ赤にしたままカートを押していった。
俺も連れて行ってくれ、と願わずにはいられない。
目の前の二人もそうだけれど、何事かと振り返った乗客の視線が痛かった。二人とも男前だ、ただでさえ目立っているのに、そういう関係なのかと興味深そうな視線が集まっている。
いたたまれない。新幹線を降りてしまいたい。一気に食欲が失せてしまった。
「紫藤様。いい加減、起きて下さい」
「お主が……お主が……!」
「倒れてきたおなごを振り払う訳にはいきますまい」
「しかしだな……!」
「さ、食べて下さい」
紫藤を起こし、あやすように頭を撫でている。泣きそうな顔をした紫藤は、フルフル唇を震わせると小さく頷いた。
何だ、この二人は。
呆然と見ていた俺に気付いた清次郎が、落とした割り箸を拾ってくれた。ウェットティッシュで拭いてくれる。
「……驚いただろう?」
「そりゃまあ……」
「紫藤様と俺は、主従であり……」
「熱き恋仲ぞ!!」
「……叫ばないで下さいませ」
紫藤の口を塞いだ清次郎は、早く食べるよう促している。頷き、大人しく食べている紫藤を見守りつつ、俺を見て笑った。
俺はどうしても、笑えなかった。
大丈夫なのだろうか。この二人について行っても。不安が大きくのしかかる。
心配したところでもう、住む場所はない。付いて行くしかなかった。
差し出されたコーラを貰いながら、あまり関わり合いにならないようにしようと思う俺だった。
***
東京は人が溢れていた。忙しそうに歩き回る人の波に飲まれそうになる。抱えたスポーツバックが何度も人に引っかかって、方向を変えられてしまった。
何で皆、当たり前の様に人を避けて歩けるのだろう。またしても人波に流された俺は、同じく流された紫藤にぶつかった。
「まったく、駅の人の多さには参るの」
「紫藤様、そちらではありませんぞ」
「分かっておる!」
ぶつくさ言いながら、清次郎に追いつこうとした紫藤が斜めに逸れていく。吊られそうになった俺は、彼の腕を掴むと引っ張った。
「こっちだっつってんだろ」
どうにかこうにか清次郎に追いついた。彼も鞄を持っていたけれど、流されてしまうようなことはない。紫藤の手を握り、俺には後ろからついてくるよう指示を出した。
「ちょうどラッシュだったようですな。さ、参りましょう」
少し紫藤を引き寄せ、歩いていく。清次郎に掴まった紫藤は、嬉しそうに笑っていた。
気持ち悪い、舌を出して嫌悪しながらも、この人混みから早く抜け出したくてついて歩いた。
息苦しい人の波を掻き分け、駅の外へ出る。すぐにタクシーを拾った清次郎は、三人居るからか、自分が助手席へ乗ろうとしている。
「俺が前行くよ」
「しかし……」
「白いおっさんが睨んでんだよ」
親指で後ろを指し示す。その指の先には紫藤が居る。俺に前に座れと無言のプレッシャーを掛けていた。
「……分かった。ああ、そうそう」
清次郎が少し屈むと耳に囁いた。
「おっさんは止めてくれ。ご気分を悪くされるからな。せめて紫藤さん、と呼んでくれないか?」
「……分かったよ」
「ありがとう」
くしゃっと金髪を撫でられる。先に乗り込んでいた紫藤の隣に座った清次郎を見届け、俺も助手席に乗り込んだ。行き先は清次郎が告げ、タクシーは動き出す。
車窓から外を見つめ、田舎とは違い、排気ガスばかりなんだろうな、と思った。整備された道は車を跳ねさせたりはしなかった。
高い建物や工場が立ち並ぶ東京。でも、思っていたより緑もあった。木なんて全然ないものだと思っていたから。
物珍しくて窓の外ばかりを見ていた俺は、いつの間にかうとうとと眠っていたようだ。まともに寝る時間が無かったから当然か。
それに、あまり寝るのは好きじゃなかった。眠っている間、気が抜けるせいか、とり憑かれたこともある。
足元に立つ霊がいたり、肩を押されたり、そんなのは当たり前だった。
どうしてだろう、うとうと眠っているのに、嫌な気配は全然しない。スッと入り込んだ深い眠りを貪った。
どれくらい眠っていたのだろう。体を揺すられている。
「……達也……達也、起きてくれ。着いたぞ」
揺さぶられた肩に目を開けた。欠伸をしながらタクシーから降りた俺は、目の前に広がる緑に、ここが東京ではないと思った。隣の県にでも移ったのかと思って。
それほど緑に包まれている。大きな家ではないけれど、二人で住んでいるにしては大きい方だ。二階建ての家は、テラスも付いている。
特に庭が広い。植えられた木々が緑の葉を元気に揺らしている。キラキラと光って見えるのは、太陽のせいだろうか。
「お主、体はどうだ?」
先に降りていた紫藤が、腕を組んだまま聞いてくる。スポーツバックを肩に担ぎながら答えた。
「……そういや苦しくねぇ……それに見えなくなった」
周りを見てみても、日常的に見えていた霊が見えなくなっている。東京に着いたあたりからだ。胸が苦しくなることもない。
「で、あろうな。暫く、この家に閉じこもってもらう。色々と調べねばならぬ事もあるでな」
「……閉じこもるって……んな暇なことできっかよ」
「清次郎」
「はい」
俺の言葉を無視した紫藤は、清次郎を呼んでいる。彼は俺の背後に寄ると、プチッと一本、髪を抜き取った。
「いって!! 何すんだよ!」
「ふむ。痛んでおるの。何故髪を痛めてまで染めるのか分からぬな」
清次郎から受け取った俺の短い髪を見つめ、しみじみ呟いた紫藤は右手を挙げている。中指をくいっと動かすと、どこからともなく紙が飛んできた。俺の胸に貼っている物に似ている。ということは、あれも札なのだろうか。
飛んできた札を手にした紫藤は、俺の髪を札に乗せている。手を翳し、白い光を放つと髪が吸い込まれていった。
「これで良かろう」
一つ頷き、札を飛ばしている。遠ざかる札を見ていた俺の背中を清次郎が押した。
「これでお前も入れるぞ」
「……さっぱり分かんねぇし」
「おいおい、説明してやる」
笑った彼は、鉄格子のような門を開いた。先に歩く紫藤に続いて入っていく。
「良いか。玄関を中心に、家の周りは結界で覆っておる。故に、我ら以外の者は入れぬようになっておる。入る場合は、私の許しがいる」
「……何だよ、結界って」
「清次郎に聞け」
「どんだけ面倒くさがりなんだよ!」
俺の突っ込みにふんっと、そっぽを向いた紫藤は、清次郎に玄関の鍵を開けさせ、先に入っていった。わなわな震える拳を見つめた清次郎は、俺の髪を撫でてくる。
「そう、怒るな。紫藤様は説明が苦手でな」
「……ちっ」
「……ふふ」
舌打ちした俺に笑っている。背中を押され、玄関から中に入ると、靴を脱いで上がった。
俺の安アパートに比べれば豪華だった。リビングには大きなテレビとゆったり座れるソファーがある。フカフカして気持ち良さそうなそのソファーに、もう紫藤は寝転んでいた。
足を投げ出し、瞼を閉じている。ソファーは全部で三つ、その内の一つを一人で占領している。すぐに寝息が聞こえてきた。
一方の清次郎はテキパキと動いている。持っていた荷物を開き、片づけに入った。洗濯物を洗い場に持っていき、台所に立つとお湯の準備を始めている。
「適当に座っていてくれ。コーヒーは好きか?」
「……あんまり」
「そうか。お茶の方が良いか?」
「どっちかっつーと」
「そうか」
楽しそうに笑っている。何だか調子が狂うと、中央のソファーで眠る紫藤を見ながら、空いているソファーに座った。沈み込む尻が落ち着かない。
世話になるなら手伝いくらいした方が良いのかと、振り返った時にはお盆にお茶が乗っている。何でこの男はこんなに手早く動けるのだろう。
「さ、落ち着くぞ」
「……別にテンパッてねぇし」
「そうだな。その札、もう外しても大丈夫だぞ」
「でも……」
「ここは外と内から結界を貼っている。お前の霊力が溢れても、張った結界が吸い取るから心配するな」
俺の前にお茶を置き、足音を消して歩くとどこかの部屋に行っている。出てきたと思ったら手にタオルケットを持っていた。寝ている紫藤に掛けてやっている。
まめな男だ。思っていた俺の隣に座った。
「すまんな。疲れていらっしゃるようだ」
「あんたの方が動いてるみたいだけどな」
「説明しなかったが、ここへ来る間、お前の霊力を紫藤様が封じていたんだよ。その札を通じてな。ずっと力を使っていたせいで、眠たくなったのだろう」
「……じゃ、見えなくなったのは」
「この土地は多くの霊が彷徨っている。お前を案じて多く吸ったのだろうな」
ポンッと頭を叩かれた。眠っている紫藤をチラリと見る。
偉そうで、面倒くさがりな彼が、何で俺にそこまでするのだろう。
会って一日も経っていないのに。見た目はただの不良だし、大人は皆、俺を避けていた。
親でさえ、恐れて近寄ってこないのに。
「……あんたら、お人好しだな」
「良く言われる」
笑った清次郎は、自分もお茶を飲むと俺に向き直った。
「色々と説明しておこう」
青い瞳が優しそうに笑うと、俺の頭を掻き回した。
そう言えば、こうやって気軽に頭を撫でられたのはいつぶりだろう。
柄にもなく感傷に浸りそうになった俺は、信じるな、と言い聞かせた。
人の良い奴だって、すぐに俺を捨てるのだから。
置いてもらえる間だけ、この二人を利用しよう。
キッと見上げた俺に、ふわりと笑った清次郎。
一人楽しそうに笑っている彼は、何度も何度も、俺の頭を撫でていた。
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
真面目な部下に開発されました
佐久間たけのこ
BL
社会人BL、年下攻め。甘め。完結までは毎日更新。
※お仕事の描写など、厳密には正しくない箇所もございます。フィクションとしてお楽しみいただける方のみ読まれることをお勧めします。
救急隊で働く高槻隼人は、真面目だが人と打ち解けない部下、長尾旭を気にかけていた。
日頃の努力の甲斐あって、隼人には心を開きかけている様子の長尾。
ある日の飲み会帰り、隼人を部屋まで送った長尾は、いきなり隼人に「好きです」と告白してくる。

オッサン課長のくせに、無自覚に色気がありすぎる~ヨレヨレ上司とエリート部下、恋は仕事の延長ですか?
中岡 始
BL
「新しい営業課長は、超敏腕らしい」
そんな噂を聞いて、期待していた橘陽翔(28)。
しかし、本社に異動してきた榊圭吾(42)は――
ヨレヨレのスーツ、だるそうな関西弁、ネクタイはゆるゆる。
(……いやいや、これがウワサの敏腕課長⁉ 絶対ハズレ上司だろ)
ところが、初めての商談でその評価は一変する。
榊は巧みな話術と冷静な判断で、取引先をあっさり落としにかかる。
(仕事できる……! でも、普段がズボラすぎるんだよな)
ネクタイを締め直したり、書類のコーヒー染みを指摘したり――
なぜか陽翔は、榊の世話を焼くようになっていく。
そして気づく。
「この人、仕事中はめちゃくちゃデキるのに……なんでこんなに色気ダダ漏れなんだ?」
煙草をくゆらせる仕草。
ネクタイを緩める無防備な姿。
そのたびに、陽翔の理性は削られていく。
「俺、もう待てないんで……」
ついに陽翔は榊を追い詰めるが――
「……お前、ほんまに俺のこと好きなんか?」
攻めるエリート部下 × 無自覚な色気ダダ漏れのオッサン上司。
じわじわ迫る恋の攻防戦、始まります。
【最新話:主任補佐のくせに、年下部下に見透かされている(気がする)ー関西弁とミルクティーと、春のすこし前に恋が始まった話】
主任補佐として、ちゃんとせなあかん──
そう思っていたのに、君はなぜか、俺の“弱いとこ”ばっかり見抜いてくる。
春のすこし手前、まだ肌寒い季節。
新卒配属された年下部下・瀬戸 悠貴は、無表情で口数も少ないけれど、妙に人の感情に鋭い。
風邪気味で声がかすれた朝、佐倉 奏太は、彼にそっと差し出された「ミルクティー」に言葉を失う。
何も言わないのに、なぜか伝わってしまう。
拒むでも、求めるでもなく、ただそばにいようとするその距離感に──佐倉の心は少しずつ、ほどけていく。
年上なのに、守られるみたいで、悔しいけどうれしい。
これはまだ、恋になる“少し前”の物語。
関西弁とミルクティーに包まれた、ふたりだけの静かな始まり。
(5月14日より連載開始)
邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ
零
BL
鍛えられた肉体、高潔な魂――
それは選ばれし“供物”の条件。
山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。
見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。
誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。
心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。


真面目系委員長の同室は王道転校生⁉~王道受けの横で適度に巻き込まれて行きます~
シキ
BL
全寮制学園モノBL。
倉科誠は真面目で平凡な目立たない学級委員長だった。そう、だった。季節外れの王道転入生が来るまでは……。
倉科の通う私立藤咲学園は山奥に位置する全寮制男子高校だ。外界と隔絶されたそこでは美形生徒が信奉され、親衛隊が作られ、生徒会には俺様会長やクール系副会長が在籍する王道学園と呼ぶに相応しいであろう場所。そんな学園に一人の転入生がやってくる。破天荒な美少年の彼を中心に巻き起こる騒動に同室・同クラスな委員長も巻き込まれていき……?
真面目で平凡()な学級委員長が王道転入生くんに巻き込まれ何だかんだ総受けする青春系ラブストーリー。
一部固定CP(副会長×王道転入生)もいつつ、基本は主人公総受けです。
こちらは個人サイトで数年前に連載していて、途中だったお話です。
今度こそ完走させてあげたいと思いたってこちらで加筆修正して再連載させていただいています。
当時の企画で書いた番外編なども掲載させていただきますが、生暖かく見守ってください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる