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赤い薬の効果
しおりを挟む「どんな効き目があるの?」
「病気が完全に治ります。場合によっては、長い症状も直ります」
「薬によって見られたもので、国にある病気を直せるというの?」
ろえううぇは、蔓延した症状をみて大変心配そうに思いました。
なぞのやまいがおきたのはどういう事情でしょうか? どうしてそんなふうに病気になってしまった
のでしょうか?
薬は、遠くの国から来たものでした。
えりええは、そんな話に関心がないようにしていて、まったく話に加わりません。
もしかすると、その話をもっとしていて、すでに、疲れているのかも知れませんでした。
「薬の製法がたくさんあるので、それぞれの病気によっては、利く病気、利かない病気があります。
もしも、利くがあったとすると、もっと多くの手段で利用してみたいとおもいます」
「まあ、人によってはそうだと思うわ。もしも、今の症状に聞くとしたら、それはどんな症状なのか
しら?」
「遠くにある病のことだね。もしかすると、そんなことかもしれない」
えりええ。
「ひとそれぞれの病があると思いますが、それぞれ田舎のほうにあって、その症状とおなじものでし
た。にているというので、自分の土地の病気かも知れないと、そんな風に思いました」
「病気というと、そうかも知れないわ。もしかしたら、そんな風にして、自分たちの病を治すことが
できるのかもしれない」
病といってもおおいので、そんな風にして、自分たちの土地にある病を治すことができるのかもしれ
ないとおもいました。
病というと、多く、それは、病のもとになるなんらかの原因があるのかと思いました。
病というと、そうで、それは、遠い土地から来たもので、その種類に関係していて、その治療の仕方
が違うのかも知れないと思いました。
薬によってはきかないものがあったり、また、きくものがあったりすると思っていて、その病がどう
してその薬でなおるのか、ろえううぇは不思議に思いましたが、あまり関心がないようにだまってい
ました。
薬によって直る種類のものかも知れません。
「赤い薬をご存知かも知れません」
商人の若い格好のひとがいいました。
「赤い薬?」
「あかは、西方にある、土地の病を直すための、薬でした。・・・・・・薬を利用することで、もっ
と多くの被害をすくなくすることができます」
「あかいくすりがどうして今回の被害をなくすことができのかしら?」
「あかにはいろいろな意味があると思います。もしかすると、もっと多くの手段で、自分たちの生活
を変えたいのかも知れません」
「赤いものによってどうして体がなおるのかしら? 赤い薬とはなんなの?」
「赤い物質はたくさんあります。あかは、いろいろな方法で利用して、とることができます。土地に
も、やまにも、木などの植物にもある薬の原料です。薬を利用することによって利用することができ
るそれぞれの物事では、自分達が特定のものを直すために、利用していて、その利用をするために必
要とする資源を提供していました」
「赤い薬はどこにあったのかしら? どうして今回の病気の騒ぎと同じように直るのかしら?」
「病気によっては青も効きます。しかし、青は、不思議な色で、あまりありません。もしかすると、
そのようにして、赤い薬をもっと目的としている場合があるのでしょう」
青い薬、赤い薬、いろいろな薬があると思いましたが、どうして、そんな風にして、ちまたに流布し
てあるのでしょうか?
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