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第一章 その日、青い光が飛んだ。
08 《印》なき子どもたち
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旅人が来た?
旅人? 旅人だって? おれたちの仲間じゃなくて?
ジオのおっさんがつれてきた? ふん、だからって信用できるもんか。しかも《印》持ちだって? じょーだんじゃないぜ!
……なあマーサ、ほんきなのか? ほんきで村にいれる気なのか?
わかったよ。マーサが決めたんならしょーがねえ。
おい旅人。
村に入るのはゆるしてやる。でもだれかに悪さしてみろ、ぼっこぼこにして海に投げこんでやっからな。
とそこまで言って、チェッタはふんと胸をはった。
ハヤナがあきれた顔でチェッタの襟首をつかんで持ちあげ、
「おまえまた洗濯さぼってここ来てるんじゃないのか」
チェッタはバタバタと短い足をばたつかせた。
「うるせーハヤナ。はなせ! はなせったら!」
ハヤナに吊られて暴れているのは、十歳ほどの少年だった。櫛をいれたとはとても思えないぼさぼさの茶髪に、茶色の瞳。色はハヤナと違うが、面差しはよく似ている。とくに、他人を不審げに見るときの目つきが。
チェッタという名のハヤナの“弟”は、ひどく痩せていた。とはいえ、片手で子供ひとり持ち上げるハヤナも細腕に似合わず相当な力もちである。
その姉弟のとなりで、くすくすと笑っている娘がもうひとり。
こちらはチェッタと同じ茶色の髪を長くのばし、ゆるく三つ編みにまとめている。瞳の色もチェッタと同じだが、そのまなざしはずっとやわらかい。
とても痩せた体を、乳白色の服に包んでいる。細い肩をショールで隠した彼女は、一見南国の離島に静養にきた体の弱いお嬢様然としている。年のころは、二十に届くか届かないかといったところだ。
彼女の名はマーサ。この村の“長”――
「三人姉弟ですか?」
シグリィはマーサ、ハヤナ、チェッタの顔を見比べてそう訊いた。
ええ、とマーサがふんわりとほほ笑んだ。
「説明は歩きながらしますわ。どうぞ、ついてきてください」
そう言われ、シグリィたちはマーサたちとともに再び歩き出した。
おだやかな春の陽気の下をすすむ。
ときどき吹く風はこの季節特有の、ぬくもりをはらんだ風。村の周囲に生える薬草たちの香りをもとりどりに運んでくる。
その独特の空気はあきらかに大陸のそれと違っていて、まるで別世界にいるような気分になる。
否――ある意味で、この島はたしかに別世界なのだ。
《印》なき者たちの隠れ家、“福音の島”。
今、彼らはマーサたち姉弟が住むという家に向かっているところだった。門のところでハヤナに足どめされたのはほんの少しの間で、後から現れたマーサはあっさりと「どうぞお入りください」とシグリィたちを受け入れた。あまりに即断だったため、シグリィたちのほうが驚いたほどだ。
マーサとハヤナの後ろにつき、ジオを最後尾にして歩き出した村の中。
道は、かなり広くとられているようだった。
その代わりに、家々の間の幅がせまい。隙間をほとんど許さないかのようにくっついて建てられている。戸数も少ないため、全体として村は小さいようだ。
ただし、
「森に食いこんだ場所に住む者もおります。できる限り森の地形を利用して。そちらのほうが安全ですし、土地をむだに拓かなくてすむということで……」
と、マーサは説明してくれた。
家の中には人の気配があったが、外にいる者はいなかった。ときどき窓から視線を感じたが、シグリィがそちらを見ると隠れてしまった。
彼らには《印》のあるなしが見ただけで分かるのだろうか。そう思って尋ねたシグリィに、マーサは言った。
「みんな人見知りなんです。“仲間”が来たときであっても、ああいう風に反応します。今はどうぞお許しになって――後でご紹介しますわ」
マーサの声音は、こちらに申し訳ない気分を起こさせない、ふしぎな声だ。
しずかな村だった。
空気がしんとしているせいで、さすがのセレンも黙りこくってしまっていた。
もっとも彼女は元気をなくすどころか、興味深そうにあちこちきょろきょろして、ときどき立ち止まってはカミルに引っ張られていたが。
そんなとき、ふと「おい!」と大声が飛んできて、振り向けばそこにチェッタが仁王立ちしていた、というわけである。
「おい、ジオー」
チェッタは最後尾のジオの服をぐいぐいと引いた。「ユードはどうしたんだよ」
「ああ、すまねぇな――会えなかったんだ、今回は」
「まじかよ!? ユードを置いてきたのか!?」
チェッタは憤然と肩をいからせた。「ユードを見捨てたのか!? しんじらんねえ! ≪月闇の扉≫が開いたばっかじゃんか!」
「よしな、チェッタ!」
前のほうからハヤナの鋭い声が飛ぶ。「ジオはそれで大急ぎでこの村のようすを見に来てくれたんだ、そんな言い方するんじゃない!」
チェッタはむうと頬をふくらませ、
「だってよぉ……ユード、あぶねえじゃんか。大陸にひとりなんて……!」
「ユードなら大丈夫よ」
マーサがにっこりと笑う。長姉の笑みに、チェッタは口をつぐんだ。
「ユードさんっていう人は、そんなに強いの?」
セレンが目をきらきらさせる。どうやら彼女の興味を強く引いたようだ。
その隣でカミルが、舌打ちしそうな苦々しい表情をしている。……おもしろい。
「強いですわ。ユドクリフはこの村で唯一、元から戦士の経験がありましたから」
他の村人には、彼が戦い方を教えこみました、とマーサは言った。
「それでも、この島では幸い実戦などないに等しいですけれどね」
「この村はマーサとユードが中心なんだぜ!」
チェッタが自分のことのように自慢げに、えっへんと胸をはった。
「お若いのに、大変ですね」
シグリィはマーサの細い腕を見ながらそう言った。
「おめぇが言うなよ、ぼっちゃん」
背後からジオの苦笑が聞こえる。
ハヤナがちらと肩ごしにこちらを振り向いて、
「……マーサもユードも最年長だ、この村じゃ」
とつぶやいた。
ええ!? とセレンが驚きの声をあげる。
(なるほど)
シグリィは胸中でうなずいた。
思えば今まで彼が目にしてきた村人――門番も、窓からちらりと見えた人間も、全員若かったのだ。二十代以上に思える者がひとりもいなかった。
村人全員を見たわけではないが、それでもハヤナの言葉の裏づけにはなる。
(……異変が起きたのはいつだったかな)
生まれたそのときから、人間には四神の加護があるのが“当たり前”であるこの大陸で、神の加護の象徴である《印》がない子供が生まれ始めた。
――最初にその話を聞いたのは、大陸南に位置する国マザーヒルズでのこと。
シグリィたちの旅は、大陸の北土に始まり、東部を縦断してきた。東部を渡っている間は、その話は耳に入ってこなかったのだ。
(おかしい話では……あるか)
大陸に出回る噂の出所というものは、行商人の口なのが基本である。今のご時世、国から国を渡るような存在は他に滅多にいない。
しかしシグリィたちが噂を聞いたのは、今年の冬も終わりに近づいたころ。
西部から来たという行商人に、逆に問われたのだ。
――旅人なら知ってるのかい? “印なき子供たち”がなぜ生まれ始めたのか。
――“福音の島”がなぜできたのか――
旅人? 旅人だって? おれたちの仲間じゃなくて?
ジオのおっさんがつれてきた? ふん、だからって信用できるもんか。しかも《印》持ちだって? じょーだんじゃないぜ!
……なあマーサ、ほんきなのか? ほんきで村にいれる気なのか?
わかったよ。マーサが決めたんならしょーがねえ。
おい旅人。
村に入るのはゆるしてやる。でもだれかに悪さしてみろ、ぼっこぼこにして海に投げこんでやっからな。
とそこまで言って、チェッタはふんと胸をはった。
ハヤナがあきれた顔でチェッタの襟首をつかんで持ちあげ、
「おまえまた洗濯さぼってここ来てるんじゃないのか」
チェッタはバタバタと短い足をばたつかせた。
「うるせーハヤナ。はなせ! はなせったら!」
ハヤナに吊られて暴れているのは、十歳ほどの少年だった。櫛をいれたとはとても思えないぼさぼさの茶髪に、茶色の瞳。色はハヤナと違うが、面差しはよく似ている。とくに、他人を不審げに見るときの目つきが。
チェッタという名のハヤナの“弟”は、ひどく痩せていた。とはいえ、片手で子供ひとり持ち上げるハヤナも細腕に似合わず相当な力もちである。
その姉弟のとなりで、くすくすと笑っている娘がもうひとり。
こちらはチェッタと同じ茶色の髪を長くのばし、ゆるく三つ編みにまとめている。瞳の色もチェッタと同じだが、そのまなざしはずっとやわらかい。
とても痩せた体を、乳白色の服に包んでいる。細い肩をショールで隠した彼女は、一見南国の離島に静養にきた体の弱いお嬢様然としている。年のころは、二十に届くか届かないかといったところだ。
彼女の名はマーサ。この村の“長”――
「三人姉弟ですか?」
シグリィはマーサ、ハヤナ、チェッタの顔を見比べてそう訊いた。
ええ、とマーサがふんわりとほほ笑んだ。
「説明は歩きながらしますわ。どうぞ、ついてきてください」
そう言われ、シグリィたちはマーサたちとともに再び歩き出した。
おだやかな春の陽気の下をすすむ。
ときどき吹く風はこの季節特有の、ぬくもりをはらんだ風。村の周囲に生える薬草たちの香りをもとりどりに運んでくる。
その独特の空気はあきらかに大陸のそれと違っていて、まるで別世界にいるような気分になる。
否――ある意味で、この島はたしかに別世界なのだ。
《印》なき者たちの隠れ家、“福音の島”。
今、彼らはマーサたち姉弟が住むという家に向かっているところだった。門のところでハヤナに足どめされたのはほんの少しの間で、後から現れたマーサはあっさりと「どうぞお入りください」とシグリィたちを受け入れた。あまりに即断だったため、シグリィたちのほうが驚いたほどだ。
マーサとハヤナの後ろにつき、ジオを最後尾にして歩き出した村の中。
道は、かなり広くとられているようだった。
その代わりに、家々の間の幅がせまい。隙間をほとんど許さないかのようにくっついて建てられている。戸数も少ないため、全体として村は小さいようだ。
ただし、
「森に食いこんだ場所に住む者もおります。できる限り森の地形を利用して。そちらのほうが安全ですし、土地をむだに拓かなくてすむということで……」
と、マーサは説明してくれた。
家の中には人の気配があったが、外にいる者はいなかった。ときどき窓から視線を感じたが、シグリィがそちらを見ると隠れてしまった。
彼らには《印》のあるなしが見ただけで分かるのだろうか。そう思って尋ねたシグリィに、マーサは言った。
「みんな人見知りなんです。“仲間”が来たときであっても、ああいう風に反応します。今はどうぞお許しになって――後でご紹介しますわ」
マーサの声音は、こちらに申し訳ない気分を起こさせない、ふしぎな声だ。
しずかな村だった。
空気がしんとしているせいで、さすがのセレンも黙りこくってしまっていた。
もっとも彼女は元気をなくすどころか、興味深そうにあちこちきょろきょろして、ときどき立ち止まってはカミルに引っ張られていたが。
そんなとき、ふと「おい!」と大声が飛んできて、振り向けばそこにチェッタが仁王立ちしていた、というわけである。
「おい、ジオー」
チェッタは最後尾のジオの服をぐいぐいと引いた。「ユードはどうしたんだよ」
「ああ、すまねぇな――会えなかったんだ、今回は」
「まじかよ!? ユードを置いてきたのか!?」
チェッタは憤然と肩をいからせた。「ユードを見捨てたのか!? しんじらんねえ! ≪月闇の扉≫が開いたばっかじゃんか!」
「よしな、チェッタ!」
前のほうからハヤナの鋭い声が飛ぶ。「ジオはそれで大急ぎでこの村のようすを見に来てくれたんだ、そんな言い方するんじゃない!」
チェッタはむうと頬をふくらませ、
「だってよぉ……ユード、あぶねえじゃんか。大陸にひとりなんて……!」
「ユードなら大丈夫よ」
マーサがにっこりと笑う。長姉の笑みに、チェッタは口をつぐんだ。
「ユードさんっていう人は、そんなに強いの?」
セレンが目をきらきらさせる。どうやら彼女の興味を強く引いたようだ。
その隣でカミルが、舌打ちしそうな苦々しい表情をしている。……おもしろい。
「強いですわ。ユドクリフはこの村で唯一、元から戦士の経験がありましたから」
他の村人には、彼が戦い方を教えこみました、とマーサは言った。
「それでも、この島では幸い実戦などないに等しいですけれどね」
「この村はマーサとユードが中心なんだぜ!」
チェッタが自分のことのように自慢げに、えっへんと胸をはった。
「お若いのに、大変ですね」
シグリィはマーサの細い腕を見ながらそう言った。
「おめぇが言うなよ、ぼっちゃん」
背後からジオの苦笑が聞こえる。
ハヤナがちらと肩ごしにこちらを振り向いて、
「……マーサもユードも最年長だ、この村じゃ」
とつぶやいた。
ええ!? とセレンが驚きの声をあげる。
(なるほど)
シグリィは胸中でうなずいた。
思えば今まで彼が目にしてきた村人――門番も、窓からちらりと見えた人間も、全員若かったのだ。二十代以上に思える者がひとりもいなかった。
村人全員を見たわけではないが、それでもハヤナの言葉の裏づけにはなる。
(……異変が起きたのはいつだったかな)
生まれたそのときから、人間には四神の加護があるのが“当たり前”であるこの大陸で、神の加護の象徴である《印》がない子供が生まれ始めた。
――最初にその話を聞いたのは、大陸南に位置する国マザーヒルズでのこと。
シグリィたちの旅は、大陸の北土に始まり、東部を縦断してきた。東部を渡っている間は、その話は耳に入ってこなかったのだ。
(おかしい話では……あるか)
大陸に出回る噂の出所というものは、行商人の口なのが基本である。今のご時世、国から国を渡るような存在は他に滅多にいない。
しかしシグリィたちが噂を聞いたのは、今年の冬も終わりに近づいたころ。
西部から来たという行商人に、逆に問われたのだ。
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