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二十二『再会』②
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積もる話は他人には聞かせられないものばかりで、清高は藤生と連れ立って人込みを離れた。
ここまで連れて来てくれた良郎への罪悪感や、実は楽しみにしていた祭の賑わいに後ろ髪を引かれながら、瑞千川の川辺へ出る。
「あの濁流に呑まれて、よくぞご無事で……」
清高の複雑な心境をどこまで理解しているのか、藤生は純粋に清高の生存を喜んでくれているようだった。
「助けてくれた人がいたんだ。今も、その人の世話になってるよ」
「そうでしたか」
嘘ではないが肝心なところはぼかした清高の説明に、藤生は何度も頷く。
「お怪我の方は?」
「怪我? ……ああ、もうなんともない」
思い出して、右肩に触れる。そこに受けた矢のことなど、すっかり忘れていた。
あれから四ヶ月――いや、もう五ヶ月近く経ったのだ。
一瞬のように思えた日々でも、あの程度の傷を癒すには充分だった。
「おまえも無事で良かった」
「そんな。もったいないお言葉です」
あの時、花嫁行列の護衛をしていた者たち――中でもとくに、事情を知らされていなかったらしい藤生のことは、気にはなっていた。
明高の性格を考えれば、口封じのために冷酷な手段をとらないとも限らない。
とりあえず、そうはなっていなかったことには安堵する。
「ああ、そうだ。……あさぎはどうしている?」
できるだけ冷静を装ったつもりで、妹の名前を口にしたら、もう駄目だった。
「兄上は? あの後、瀬良の家や、月夜野はどうなったんだ? 高師とのことは?」
水底での暮らしの中、努めて考えないようにしていた、上の世界に残していたものたちへの未練が溢れ出す。
思わず一歩詰め寄る清高を宥めようと藤生は手を浮かせるが、結局、元仕えた相手に触れることができず、そのまま脇に下した。
「姫様については、今もご健勝のはずです。若様が『龍神の花嫁』として出向かれた後、北の方様のご実家へ移られたと聞いています」
藤生の言う「北の方様」とは、明高とあさぎの母のことだ。
本人はすでに亡くなっているが、その生家は今も瀬良家と親交の深い名家だ。
あさぎことは目に入れても痛くないほど可愛がっていたはずなので、そこに引き取られたのなら大切にされていることだろう。
もう一つ、一番の肩の荷が下りた気がする。
元はといえば、清高は異母妹を守るために『龍神の花嫁』になったのだ。
それであさぎが幸せに暮らせていなかったら甲斐がない。
清高はほっとしながら、しかし、藤生のどこか淀みのある言い方に、うっすらと感じていた気配を確信に変えていた。
「藤生……おまえ、瀬良家を……月夜野を離れたのか?」
藤生は一度強く噛みしめた唇を解くと、はっきりと答えた。
「はい」
「どうして……?」
父、祖父、それより前の代から瀬良家に仕えてきた藤生が、主人どころか国まで捨てるなんて。にわかには信じがたい話だ。
「若様……貴方様を平気で切り捨てるような国を、信じられなくなったからです」
「そんな……」
毅然とした態度で言い切る藤生に、清高はうろたえる。
「そんな、俺なんかのことで? いいんだよ、俺のことなんか気にしなくて……
俺なんか、元から月夜野には必要のない人間だったんだから……」
「貴方はまたそうやって、すぐにご自分を卑下なさる」
藤生はなぜか怒っているようだった。
「私が生涯お仕えしたかったのは明高様でも、瀬良の家も、月夜野国でもなく……
清高様、貴方お一人だけだったのに」
衝撃的な告白に、絶句してしまう。
自分がそこまで、そんな風に、藤生から――誰かから想われていたなんて、考えたこともなかったのだ。
「清高様、」
先程、清高に触れられず下された藤生の手が、再び伸ばされる。
「私と共に、真庭領主の所へ参りましょう」
その声は、どこか哀願するような響きを帯びていた。
「領主は清高様が犠牲になられたと聞いて、大変心を痛めておいででした。
ご存命だと知ればお喜びになるでしょう」
清高にとって、今の真庭領主は母の従兄にあたる。
数回しか顔を合わせたことがないが、良くしてもらった記憶はある。
月夜野を離れた藤生は、真庭領主の元に身を寄せたらしい。
そのことに不思議はなかったが、それよりも――
「待て。ということは、俺があさぎの代わりに『龍神の花嫁』になったことは、真庭領主にも知られているのか?」
「はい」
あっさり肯定する藤生に、頭を抱えたくなる。
(それじゃぁ、俺が代りになった意味がないじゃないか!)
建前とは言え、清高が龍神の元へ出向いたのは、事を荒立てずにあさぎの縁談を取り下げるためだったのだ。
それが、相手側に真相を知られてしまっているのでは元も子もない。
「それで、真庭国は黙っているのか? 月夜野との関係は、今、一体どうなってるんだ?」
清高が家を出る前に明高から聞かされた、高師国からの申し入れは?
あれからそれなりの月日が過ぎた。
ここひと月あまりの間に見てきた里の様子からは、まだ戦の気配は感じられていない。
が、水面下では、真庭と高師の関係は悪化しているはずだ。
そこに月夜野はどう絡んでいる?
「真庭国が何も勘づいていないとお思いですか?」
細められた藤生の目の、その色の暗さにぞっとした。
「月夜野が胡坐をかいている隙に、真庭が月夜野を落とします。
そして真庭の国力を上げた上で、高師に取引を持ちかけます。
そうすれば、対等までとはいかなくとも、今よりは良い条件で高師の傘下に入ることができるでしょう」
「ま、真庭は高師と交戦するつもりじゃなかったのか?」
「月夜野の裏切りを知った以上、勝ち目のない戦いに挑むほど、真庭も無謀ではありません」
真庭が高師に抗うつもりだったのは、同盟国である月夜野の存在があったのだ。
その助力を期待できないとなれば考えも変わるだろう。
卑怯だとは言えまい。
先に裏切ったのは、月夜野なのだから。
「清高様。私たちと共に、月夜野を滅ぼしましょう」
――貴方を見捨てた国を。
藤生が長年仕えた国を見限ってしまったことへの寂しさ。
彼にそうさせてしまった故国へ対する虚しさ。
そういったものを越えて、清高が感じたのは――恐怖だった。
一歩、後ずさる。
「俺、帰らないと」
この場から、藤生から、早く離れなければならない。強くそう思う。
「帰る? どこへ?」
藤生が心底不思議そうに尋ねてくる。
「貴方には、もう帰る場所なんてないはずでしょう?」
目の前が、暗くなった。
腹違いとはいえ実の兄に疎まれ、故国に捨てられた。
慈しんでくれた父母はもうこの世に亡く、唯一守りたかった妹の為にもなれず。
慕ってくれた元臣下からでさえそう言われてしまうような自分に、果たして居場所などあるのだろうか?
いや、思えば最初から、己の居場所などどこにも――
「清高」
涼やかな声に、ぱっと視界が明転する。
降って湧いたかのような唐突さで――龍神は、その場に立っていた。
「おまえ、なんで……」
「迎えに来た」
あたりまえのように藤生の間に割って入ったその人の姿に、清高は動揺する。
「迎えにって、そんな、簡単に……」
余程のことがない限り、結界の外に出るのは危険だったはずでは?
同じくぽかんと口を開けていた藤生が、気を取り直して龍神と向かい合う。
「清高様のお知り合いの方ですか? 申し訳ありませんが、今、大事な話を……」
「去れ」
今までに聞いたことのない、彼のものとは信じられないくらいの、どすのきいた声だった。
「これは私の身内だ。勝手に連れ去らせはしない」
周囲の空気を凍らせそうな冷たい視線に、藤生だけでなく清高までもが体を震わせる。
背中に回された手の温度も常人より低くて、それでも。
「帰ろう。清高」
触れられた途端、温もりで何かが溶け出した。
「お、お待ちください!」
「くどい」
きっぱりと言い捨てると、次の瞬間、龍神は容を変えていた。
現れた巨大な龍の姿に、藤生がひっ、と喉が引き釣ったような声を上げる。
龍の尾に絡め捕られた清高は、瑞千川に引き込まれる直前、必死に顔を出して叫んだ。
「ごめん、藤生。それと……気にかけてくれて、ありがとう!」
藤生が月夜野を離れたとしても、無事であってほしい、という気持ちは変わらない。
かわにそうに、すっかり怯えてしまっている藤生に、どこまでそれが伝わったかはわからなかったけれど。
体に巻きつく力が少しだけ強くなった気がする。
その力強さに、どぽん、と水に沈む音に――妙に安心して、身を委ねた。
ここまで連れて来てくれた良郎への罪悪感や、実は楽しみにしていた祭の賑わいに後ろ髪を引かれながら、瑞千川の川辺へ出る。
「あの濁流に呑まれて、よくぞご無事で……」
清高の複雑な心境をどこまで理解しているのか、藤生は純粋に清高の生存を喜んでくれているようだった。
「助けてくれた人がいたんだ。今も、その人の世話になってるよ」
「そうでしたか」
嘘ではないが肝心なところはぼかした清高の説明に、藤生は何度も頷く。
「お怪我の方は?」
「怪我? ……ああ、もうなんともない」
思い出して、右肩に触れる。そこに受けた矢のことなど、すっかり忘れていた。
あれから四ヶ月――いや、もう五ヶ月近く経ったのだ。
一瞬のように思えた日々でも、あの程度の傷を癒すには充分だった。
「おまえも無事で良かった」
「そんな。もったいないお言葉です」
あの時、花嫁行列の護衛をしていた者たち――中でもとくに、事情を知らされていなかったらしい藤生のことは、気にはなっていた。
明高の性格を考えれば、口封じのために冷酷な手段をとらないとも限らない。
とりあえず、そうはなっていなかったことには安堵する。
「ああ、そうだ。……あさぎはどうしている?」
できるだけ冷静を装ったつもりで、妹の名前を口にしたら、もう駄目だった。
「兄上は? あの後、瀬良の家や、月夜野はどうなったんだ? 高師とのことは?」
水底での暮らしの中、努めて考えないようにしていた、上の世界に残していたものたちへの未練が溢れ出す。
思わず一歩詰め寄る清高を宥めようと藤生は手を浮かせるが、結局、元仕えた相手に触れることができず、そのまま脇に下した。
「姫様については、今もご健勝のはずです。若様が『龍神の花嫁』として出向かれた後、北の方様のご実家へ移られたと聞いています」
藤生の言う「北の方様」とは、明高とあさぎの母のことだ。
本人はすでに亡くなっているが、その生家は今も瀬良家と親交の深い名家だ。
あさぎことは目に入れても痛くないほど可愛がっていたはずなので、そこに引き取られたのなら大切にされていることだろう。
もう一つ、一番の肩の荷が下りた気がする。
元はといえば、清高は異母妹を守るために『龍神の花嫁』になったのだ。
それであさぎが幸せに暮らせていなかったら甲斐がない。
清高はほっとしながら、しかし、藤生のどこか淀みのある言い方に、うっすらと感じていた気配を確信に変えていた。
「藤生……おまえ、瀬良家を……月夜野を離れたのか?」
藤生は一度強く噛みしめた唇を解くと、はっきりと答えた。
「はい」
「どうして……?」
父、祖父、それより前の代から瀬良家に仕えてきた藤生が、主人どころか国まで捨てるなんて。にわかには信じがたい話だ。
「若様……貴方様を平気で切り捨てるような国を、信じられなくなったからです」
「そんな……」
毅然とした態度で言い切る藤生に、清高はうろたえる。
「そんな、俺なんかのことで? いいんだよ、俺のことなんか気にしなくて……
俺なんか、元から月夜野には必要のない人間だったんだから……」
「貴方はまたそうやって、すぐにご自分を卑下なさる」
藤生はなぜか怒っているようだった。
「私が生涯お仕えしたかったのは明高様でも、瀬良の家も、月夜野国でもなく……
清高様、貴方お一人だけだったのに」
衝撃的な告白に、絶句してしまう。
自分がそこまで、そんな風に、藤生から――誰かから想われていたなんて、考えたこともなかったのだ。
「清高様、」
先程、清高に触れられず下された藤生の手が、再び伸ばされる。
「私と共に、真庭領主の所へ参りましょう」
その声は、どこか哀願するような響きを帯びていた。
「領主は清高様が犠牲になられたと聞いて、大変心を痛めておいででした。
ご存命だと知ればお喜びになるでしょう」
清高にとって、今の真庭領主は母の従兄にあたる。
数回しか顔を合わせたことがないが、良くしてもらった記憶はある。
月夜野を離れた藤生は、真庭領主の元に身を寄せたらしい。
そのことに不思議はなかったが、それよりも――
「待て。ということは、俺があさぎの代わりに『龍神の花嫁』になったことは、真庭領主にも知られているのか?」
「はい」
あっさり肯定する藤生に、頭を抱えたくなる。
(それじゃぁ、俺が代りになった意味がないじゃないか!)
建前とは言え、清高が龍神の元へ出向いたのは、事を荒立てずにあさぎの縁談を取り下げるためだったのだ。
それが、相手側に真相を知られてしまっているのでは元も子もない。
「それで、真庭国は黙っているのか? 月夜野との関係は、今、一体どうなってるんだ?」
清高が家を出る前に明高から聞かされた、高師国からの申し入れは?
あれからそれなりの月日が過ぎた。
ここひと月あまりの間に見てきた里の様子からは、まだ戦の気配は感じられていない。
が、水面下では、真庭と高師の関係は悪化しているはずだ。
そこに月夜野はどう絡んでいる?
「真庭国が何も勘づいていないとお思いですか?」
細められた藤生の目の、その色の暗さにぞっとした。
「月夜野が胡坐をかいている隙に、真庭が月夜野を落とします。
そして真庭の国力を上げた上で、高師に取引を持ちかけます。
そうすれば、対等までとはいかなくとも、今よりは良い条件で高師の傘下に入ることができるでしょう」
「ま、真庭は高師と交戦するつもりじゃなかったのか?」
「月夜野の裏切りを知った以上、勝ち目のない戦いに挑むほど、真庭も無謀ではありません」
真庭が高師に抗うつもりだったのは、同盟国である月夜野の存在があったのだ。
その助力を期待できないとなれば考えも変わるだろう。
卑怯だとは言えまい。
先に裏切ったのは、月夜野なのだから。
「清高様。私たちと共に、月夜野を滅ぼしましょう」
――貴方を見捨てた国を。
藤生が長年仕えた国を見限ってしまったことへの寂しさ。
彼にそうさせてしまった故国へ対する虚しさ。
そういったものを越えて、清高が感じたのは――恐怖だった。
一歩、後ずさる。
「俺、帰らないと」
この場から、藤生から、早く離れなければならない。強くそう思う。
「帰る? どこへ?」
藤生が心底不思議そうに尋ねてくる。
「貴方には、もう帰る場所なんてないはずでしょう?」
目の前が、暗くなった。
腹違いとはいえ実の兄に疎まれ、故国に捨てられた。
慈しんでくれた父母はもうこの世に亡く、唯一守りたかった妹の為にもなれず。
慕ってくれた元臣下からでさえそう言われてしまうような自分に、果たして居場所などあるのだろうか?
いや、思えば最初から、己の居場所などどこにも――
「清高」
涼やかな声に、ぱっと視界が明転する。
降って湧いたかのような唐突さで――龍神は、その場に立っていた。
「おまえ、なんで……」
「迎えに来た」
あたりまえのように藤生の間に割って入ったその人の姿に、清高は動揺する。
「迎えにって、そんな、簡単に……」
余程のことがない限り、結界の外に出るのは危険だったはずでは?
同じくぽかんと口を開けていた藤生が、気を取り直して龍神と向かい合う。
「清高様のお知り合いの方ですか? 申し訳ありませんが、今、大事な話を……」
「去れ」
今までに聞いたことのない、彼のものとは信じられないくらいの、どすのきいた声だった。
「これは私の身内だ。勝手に連れ去らせはしない」
周囲の空気を凍らせそうな冷たい視線に、藤生だけでなく清高までもが体を震わせる。
背中に回された手の温度も常人より低くて、それでも。
「帰ろう。清高」
触れられた途端、温もりで何かが溶け出した。
「お、お待ちください!」
「くどい」
きっぱりと言い捨てると、次の瞬間、龍神は容を変えていた。
現れた巨大な龍の姿に、藤生がひっ、と喉が引き釣ったような声を上げる。
龍の尾に絡め捕られた清高は、瑞千川に引き込まれる直前、必死に顔を出して叫んだ。
「ごめん、藤生。それと……気にかけてくれて、ありがとう!」
藤生が月夜野を離れたとしても、無事であってほしい、という気持ちは変わらない。
かわにそうに、すっかり怯えてしまっている藤生に、どこまでそれが伝わったかはわからなかったけれど。
体に巻きつく力が少しだけ強くなった気がする。
その力強さに、どぽん、と水に沈む音に――妙に安心して、身を委ねた。
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