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24:先輩、どうしたんですか?
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廊下の曲がり角を戻った兜人は、ふうと一息つくちとせに文句を言う。
「強引かつ不自然にもほどがあります、先輩」
「いいかね、宗谷くん。ビジネスの世界にはこういう格言がある。『機を見るや、矢よりも急げ。斧よりも強く』ってね」
「なんですかそれ」
「なんかこう……社長さんが言いそうなこと」
適当に言っているらしい。兜人は深い深い溜息をついて、ちとせの鞄を見やった。
やり方はまるで押し売り、というか強奪に近かったが——とにもかくにもサンプルを獲得できたことはでかい。あとは蓮華に成分を分析してもらえばいいだけだ。
それで——分かる。
薫の言っていることが、本当かどうか。
この会社が子供相手に、しかも秘密裏に——人体実験をしているかどうか。
そして考えれば考えるほど、疑問を持たざるを得ない。
「これって、労基局の仕事なんでしょうか……」
「まぁまぁ、堅いこと言わな~い」
堅いこと、というよりは、薫の情報だけを頼りに警察機構へ相談しても捜査できるかどうか難しいところではある、と兜人は思った。だからこそ薫も『不当解雇だ』などと言って労基局に相談しに来たのだろうし、実際自分たち労働基準執行官には自由に動けるだけの裁量がある。どちらにせよ、このクッキーの形をした物的証拠を以て、警察に案件を引き渡せばいいだけの話だ。
そんなこと考えながら、長い廊下を行くことしばし。もうすぐエレベータに差し掛かるというところで、左側のドアが開いた。
そこから出てきたのは、見覚えのある二人組だった。
壮年の男性と、兜人たちと同年代の少女の組み合わせ、あの保育園で会った者達だ。
鉢合わせた兜人とちとせを見て、少女は艶やかな前髪の向こう側から怪訝な視線を寄越した。
「あなた達は……」
兜人は思わずぎくりと足を止める。
自分たちが保育園を辞した後、園長が兜人らの身元を彼らに説明しただろうことは想像に難くない。事実、少女の顔には『労基局の人間が何故ここへ?』という疑問がありありと書かれている。そして彼女はその疑問をありのままぶつけた。
「ここで何をしているんです?」
糾弾するような響きに、兜人は眉をしかめる。多くの企業にとって労基局は畏怖と嫌悪の対象だ。さもありなん、会社の労働環境を内偵されるということは、自分たちの腹を探られるのにも等しい。しかも実際はそれ以上のことをしているのだ。兜人は少女の言葉に口を噤むしかなかった。
逆に平然としていたのはちとせである。さすがというか、なんというか。先輩の執行官だけのことはある、場数も踏んでいるのだろう。ちとせがたおやかな笑みを崩さないまま口を開きかけたその時、
「——まぁまぁ、佐倉くん」
兜人たちを半ば睨み付けていた少女——佐倉を制したのは、男性の方だった。皺の寄った口端を軽く歪めて、男性は落ち着いた様子で労基局から来た執行官たちを見比べた。ひょろりと背が高く、鋭い眼光が上から兜人らを見下ろしていた。
「先日は大したご挨拶もせず、失礼致しました。園長から話は伺っています。保育士の一人が訴えを起こしたとか」
「はい、そうなんです」
答えたのはちとせだった。
「こちらが運営元だと伺ったので、一応、総務部に保管されている資料を見せていただいていました」
「ほうほう、そうでしたか。そういえば————」
男は細い目をさらに細めてちとせを品定めするように眺めつつ、細い顎をさすった。
「件の保育士の解雇事由……おやつをつまみ食いした、とかでしたか」
「え? はい、そうですが」
「実はあのおやつは私どもの部署で開発したものでしてね」
にやり、と唇を吊り上げて男が呟くと同時に、兜人は声を上げそうになった。
佐倉が「北条部長っ」とたしなめるように男を見上げる。男——北条は自らの手で佐倉を制した。
「系列の教育施設にしか卸していないんですが、栄養補助機能も備わっていて、親御さんからもなかなか評判がいいんですよ。いやはや開発には苦労しました。というのも、私、こうみえても研究者でしてね」
「そう……なんですか」
かろうじて、といった様子でちとせが男に返答する。と、ここで北条はわざとらしく腕時計を見て「あぁ、そろそろ時間だ」などと呟いた。
「無駄話をして申し訳ありませんでした。では執行官殿、くれぐれもお手柔らかに——」
北条は佐倉を伴い、足を踏み出す。
ちとせの横をすれ違う際、北条の口元が少し動いたように見えた。
瞬間、ちとせの瞳が零れんばかりに見開かれる。
続く、佐倉の鋭い視線にも気づいていないようだった。
二人が廊下の向こうへ消えるのを確認してもまだ、ちとせはじっと自分の足元を見つめている。
「先輩……?」
ちとせはいつにもまして真剣な——ともすれば悲壮とも言える表情で、自身の拳を固く握りしめていた。
付き合いは浅いが——こんなちとせは見たことがない。
兜人の胸にざわざわとした違和感が去来する。
「先輩、どうかしたんですか」
思わず強めの語気で再び尋ねると、ちとせはやっと拳を開いた。
そして小さくかぶりを振る。
「ううん、なんでもないよ」
にこりとこちらを見上げるちとせに、兜人は何か言おうとして口を開いた。だがその笑顔があまりにも完璧すぎて、何をどう言えばいいか迷っているうちに、ちとせが不意に踵を返す。
「早く蓮華ちゃんのところへ行こう。クッキーを解析してもらわなきゃ」
エレベータのボタンを押すちとせに、結局兜人は何も言えず、小さく「はい」とだけ頷いた。
「強引かつ不自然にもほどがあります、先輩」
「いいかね、宗谷くん。ビジネスの世界にはこういう格言がある。『機を見るや、矢よりも急げ。斧よりも強く』ってね」
「なんですかそれ」
「なんかこう……社長さんが言いそうなこと」
適当に言っているらしい。兜人は深い深い溜息をついて、ちとせの鞄を見やった。
やり方はまるで押し売り、というか強奪に近かったが——とにもかくにもサンプルを獲得できたことはでかい。あとは蓮華に成分を分析してもらえばいいだけだ。
それで——分かる。
薫の言っていることが、本当かどうか。
この会社が子供相手に、しかも秘密裏に——人体実験をしているかどうか。
そして考えれば考えるほど、疑問を持たざるを得ない。
「これって、労基局の仕事なんでしょうか……」
「まぁまぁ、堅いこと言わな~い」
堅いこと、というよりは、薫の情報だけを頼りに警察機構へ相談しても捜査できるかどうか難しいところではある、と兜人は思った。だからこそ薫も『不当解雇だ』などと言って労基局に相談しに来たのだろうし、実際自分たち労働基準執行官には自由に動けるだけの裁量がある。どちらにせよ、このクッキーの形をした物的証拠を以て、警察に案件を引き渡せばいいだけの話だ。
そんなこと考えながら、長い廊下を行くことしばし。もうすぐエレベータに差し掛かるというところで、左側のドアが開いた。
そこから出てきたのは、見覚えのある二人組だった。
壮年の男性と、兜人たちと同年代の少女の組み合わせ、あの保育園で会った者達だ。
鉢合わせた兜人とちとせを見て、少女は艶やかな前髪の向こう側から怪訝な視線を寄越した。
「あなた達は……」
兜人は思わずぎくりと足を止める。
自分たちが保育園を辞した後、園長が兜人らの身元を彼らに説明しただろうことは想像に難くない。事実、少女の顔には『労基局の人間が何故ここへ?』という疑問がありありと書かれている。そして彼女はその疑問をありのままぶつけた。
「ここで何をしているんです?」
糾弾するような響きに、兜人は眉をしかめる。多くの企業にとって労基局は畏怖と嫌悪の対象だ。さもありなん、会社の労働環境を内偵されるということは、自分たちの腹を探られるのにも等しい。しかも実際はそれ以上のことをしているのだ。兜人は少女の言葉に口を噤むしかなかった。
逆に平然としていたのはちとせである。さすがというか、なんというか。先輩の執行官だけのことはある、場数も踏んでいるのだろう。ちとせがたおやかな笑みを崩さないまま口を開きかけたその時、
「——まぁまぁ、佐倉くん」
兜人たちを半ば睨み付けていた少女——佐倉を制したのは、男性の方だった。皺の寄った口端を軽く歪めて、男性は落ち着いた様子で労基局から来た執行官たちを見比べた。ひょろりと背が高く、鋭い眼光が上から兜人らを見下ろしていた。
「先日は大したご挨拶もせず、失礼致しました。園長から話は伺っています。保育士の一人が訴えを起こしたとか」
「はい、そうなんです」
答えたのはちとせだった。
「こちらが運営元だと伺ったので、一応、総務部に保管されている資料を見せていただいていました」
「ほうほう、そうでしたか。そういえば————」
男は細い目をさらに細めてちとせを品定めするように眺めつつ、細い顎をさすった。
「件の保育士の解雇事由……おやつをつまみ食いした、とかでしたか」
「え? はい、そうですが」
「実はあのおやつは私どもの部署で開発したものでしてね」
にやり、と唇を吊り上げて男が呟くと同時に、兜人は声を上げそうになった。
佐倉が「北条部長っ」とたしなめるように男を見上げる。男——北条は自らの手で佐倉を制した。
「系列の教育施設にしか卸していないんですが、栄養補助機能も備わっていて、親御さんからもなかなか評判がいいんですよ。いやはや開発には苦労しました。というのも、私、こうみえても研究者でしてね」
「そう……なんですか」
かろうじて、といった様子でちとせが男に返答する。と、ここで北条はわざとらしく腕時計を見て「あぁ、そろそろ時間だ」などと呟いた。
「無駄話をして申し訳ありませんでした。では執行官殿、くれぐれもお手柔らかに——」
北条は佐倉を伴い、足を踏み出す。
ちとせの横をすれ違う際、北条の口元が少し動いたように見えた。
瞬間、ちとせの瞳が零れんばかりに見開かれる。
続く、佐倉の鋭い視線にも気づいていないようだった。
二人が廊下の向こうへ消えるのを確認してもまだ、ちとせはじっと自分の足元を見つめている。
「先輩……?」
ちとせはいつにもまして真剣な——ともすれば悲壮とも言える表情で、自身の拳を固く握りしめていた。
付き合いは浅いが——こんなちとせは見たことがない。
兜人の胸にざわざわとした違和感が去来する。
「先輩、どうかしたんですか」
思わず強めの語気で再び尋ねると、ちとせはやっと拳を開いた。
そして小さくかぶりを振る。
「ううん、なんでもないよ」
にこりとこちらを見上げるちとせに、兜人は何か言おうとして口を開いた。だがその笑顔があまりにも完璧すぎて、何をどう言えばいいか迷っているうちに、ちとせが不意に踵を返す。
「早く蓮華ちゃんのところへ行こう。クッキーを解析してもらわなきゃ」
エレベータのボタンを押すちとせに、結局兜人は何も言えず、小さく「はい」とだけ頷いた。
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