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あのー…?
しおりを挟むドサっとベッドに倒されて俺は「へ」と間抜けな声を出した。
…どうして俺はベッドに押し倒されているのでしょうか…?
倒してきた張本人ーートウガさんを見上げると目が合い、ニヤリと微笑まれた。
えっこわっ。
「あ、あの…なんで俺はこんな状況に…?」
「オレの住む場所へ行きたいんだろう?」
「は、はい…でも、それとこれになんの関係が…?」
「さっきも言ったが、オレの住む場所へ行くには条件がある」
至近距離で見つめられたまま話は続く。
少しだけ離れてくれないかな……あ、ダメですよねすみません。
距離を取ろうとしたが呆気なく捕まり、到底俺の力では叶わずそのまま腕を繋ぎとめられてしまった。
「…条件って…」
「オレの神気を纏わせることだ」
「…神気…って…?」
「まあオレの力ってことだ。それを纏ってないと人間は脆いからな……」
「も、脆い…」
それってつまり、その……死ぬってやつですか。
「お、俺別に行かなくてもいいですよ!?うん、やっぱり別のお願いをーー」
「悪いが、もう決まった事なんでな。ーーー大人しく、流されろ」
「え、あの、ちか…!…んぅっ!…ふ、ぁ……んっ…」
恐ろしすぎて涙目になってしまったが、情けないなんて言わないで!!
ぶんぶんと首を振るがトウガさんはそれを聞き入れてはくれず、何故か顔を近づけてきた。
……なななななんで俺はキスをされているのでしょうか!?
あまりにも突然な上、慣れていない俺はすぐに根を上げてプハッと口を開いてしまった。
それを狙ったかのように舌をトウガさんは差し入れてきて目を見開く。
にゅるにゅると動く舌に器用だななんて感心をしつつ必死にトウガさんにしがみついた。
ソレが終わった頃には俺は息も絶え絶えでなんで、とか、他にやり方はとか聞きたいことは沢山あったけど口にはできなかった。
「…キスだけで、これか。槇はかわいいな」
「…はっ…な、なんで、こんなっ…っ…」
「神気を渡すには、これしかないんだ。…続きをするぞ」
「つ、づき…?ひぁっ!?なっなめっ!?」
「……槇はウブなんだな。まあいい。それもまた一興」
ペロリと俺の首を舐めるトウガさん。
逃げようにも腕は拘束されたままだし、何より神気を渡すのに必要なら俺が大人しくしてないと…!
ひんひんと喘ぎながらトウガさんの行為にされるがまま服を脱がされていく。
「ぁっ…んぐぅっ…そ、そこさわってもなんにもないですよぉ…!あひっ…んっんっ」
「そうか?随分、ここは気持ちよさそうだが」
「ひあぁっ!は、んっ…ぁ゛っ…んひぃ…ひぐっ…」
乳首と共にぬこぬことちんちんも扱かれて俺は涙もよだれも先走りも垂れ流しながらただひたすら快感に耐えていた。
めちゃくちゃ気持ちいいんですけど…!?
人にやってもらうのってこんなに気持ちいいんですね!?俺右手が恋人なんで、ぜんっぜん知りませんでした!!
こんな状況で知りたくなかったなーー!!!
乳首を触っていた手が俺の後ろ……お尻の穴に触れた時「ひぇっ!?」と素っ頓狂な声を出してしまった。
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