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遠征
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それからシトロンはリアを使って夜な夜な祈ることはしなくなった。その代わりにリアは週に1度、北に根を生やしているシトロンに会いに行くようになった。
「シトロン…」
樹に触れて目を瞑り、リアはカミーリア同様シトロンにも魔力を渡している。
やはりリアはカミーリアもシトロンも放っておけないようだ。
人柱を失った生命の樹は腐り、形を消す。カミーリアにはリアの母君であるエリザベート王妃の魔力が混ざっている。
きっとそれも相まってカミーリアを己から離したくないのだろう。
生命の樹は土地を潤し、国を守る。
それはカミーリアでもシトロンでもできる使命。
俺はリアが苦しむならカミーリアを捨てる覚悟はできている。しかし、カミーリアを失うこともリアが悲しむ原因となるならば下手に動くことができないのだ。
________
そんな俺に、ある日国王から勅令が下った。
「ゼノ・ザッカリー。魔物討伐援護軍を率いて魔物を全滅させてほしいのだ。」
「……仰せのままに。国王陛下。」
「…ゼノ。すまない、他国の要請を断り切れなかった。
お前でなければならない。とそう言われたのだ。
…必ずや成功させて戻ってこい。ヴィクトリアの為に、必ずだ。」
「良いのです。そろそろ来るのではと思っておりました。必ずや成功させてみせます。御手を煩わせてしまい、申し訳ありませんでした。」
夕刻。謁見の間へと通された俺に下されたのは、俺が予想していた通りのものだった。
1週間前。西の奥地で魔穴が開き、出てきた魔物が各地で人を殺し回っているという話を耳にした。
その魔穴はどんどん広がり、魔物の討伐と魔穴の封印に手間取っているらしい。
どんどん広がりを見せる魔穴から次々に出てくる魔物。
それは人々を苦しめ、命を奪い、討伐に出た各国の騎士が命を奪われている。各国から集められて結成された討伐隊がもう5日も戦い続けているのだからそろそろ決着が付かなければ危ないのだ。
ここの国フロリアスは争いを好まぬ平和国家。しかし、魔物を逐一討伐してきた“戦場の狼”がいるのだから、話が来ないわけがない。
リアの側を離れることは極力控えたかったが、いつフロリアスに魔物が来るかもわからない。
いつ話が来ても良いように、スキンシップをバレない程度に減らしてみたが、
カミーリアのここ最近の暴走は無い。
シトロンやカミーリアがリアの身体を借りなければ、意外と大丈夫なようだ。
そして心が通じ合ったからか、心が安定していると以前カミーリアが言っていた。
それならば少しの間離れても大丈夫だろう。
いや、結局は行くしかないのだ。
リアを守るために行かなければならない。
俺は援軍として出陣する旨を伝えるため、その足でリアの元へと向かった。
「…どうぞ。」
重い扉をノックした俺に、リアの返事が聞こえた。部屋に入ると、シャノン卿とリアがいる。
きっと既に国王陛下に聞いたのだろう。
目元が赤く腫れているところを見ると、泣いたのかも知れない。
「…ヴィクトリア様。明日から援軍として魔族討伐隊に加わることにしました。暫しお側を離れることをお許し下さい。」
「…ゼノ……。行かないでと言ったら…」
「その命には従い兼ねます。」
「………そう、よね…。」
「っ…。ゼノ。…約束して。
必ず帰ってくると。」
「勿論でございます。」
「………うぅ…っ。ぐすっ…」
泣くリアを俺は抱き寄せることもできなかった。側にいたシャノン卿がリアの肩に手を乗せ、俺に視線を移す。
「ゼノ。お前が留守の間、ヴィクトリア様には俺とシャガートが付く事となった。」
「はい。よろしくお願いします。」
「…必ず戻ってこい。いいな?」
「勿論でございます。ヴィクトリア様の騎士は俺だけです。」
「ふっ。そうだな。
今日はもう休むといい。
明日の朝には出るのだろう?」
「はい。連れて行く隊員たちにはもう話が行っておりますので、明日の明朝には。」
「ああ。無事を祈る。」
「ありがとうございます。」
俺は部屋から出て行くシャノン卿に礼をしたまま見送った。
「ふぅ…」
さて、明日からの準備をしなければならない。俺は一先ず部屋へ戻ろうとリアに背を向けて歩き出す。
すると背中にトンと何かがぶつかった。
「ゼノ…」
震える声で俺を呼ぶのは1人しかいない。
「リア…ごめん。」
振り返ると目に溢れんばかりの涙を浮かばせる彼女が目に映る。
彼女を苦しめたくないのに、俺がリアを苦しめている。その事実が憎い。
「リア。必ず戻るよ。待っていてくれ。」
リアは俺を止めないでくれる。
コクコクと小さく頷く彼女を静かに抱きしめると、リアはゆっくりと俺を抱きしめ返した。
「今日は…一緒に寝てくれる?」
「…ああ。」
きっと寂しいのだろう。俺が専属騎士として配属されてから初めての遠征。しかも他国で処理しきれない討伐援軍依頼なのだから。
しかし、リアに危険が及ぶ可能性があるならば、俺はそっちを処理しに行かなければならない。その為の強さなのだから。
「…シャワーを浴びたらまた来る。」
パッとリアから離れ、そう告げるとすぐに抱き寄せられた。
「リア?」
「っ。待って…一緒に……。」
「…え?」
「一緒に…入ろ?」
可愛い顔を真っ赤に染めたリアがそう言うのなら、俺はそのまま考えもせずに頷いてしまった。
リアの部屋に設けられた浴室は俺の部屋にあるものとは違っていた。シャワーだけでなく、広いバスタブがある。
その中は濁っていて、なんだか良い香りがした。
俺が先に入ると、髪を纏めたリアが俺の前に背中を向けて入った。
お互いタオルを巻いているが、明るいせいかバクバクと動く心臓が収まらない。
「初めてね…一緒に入るのは。」
「ああ。そうだな。」
少しだけ隙間のある距離が嫌で、俺は後ろからリアを抱きしめる。
「リア…」
必ず成功させる。
帰りを待っていてくれ。
愛している。
そう思って抱きしめると、リアは振り返って俺にキスをした。
「っ…。」
また泣いているのか。
頬を伝う涙を手で拭い、そのまま深いキスを施していく。
「ん…ぁ。ゼノ…」
「………抱いて?」
「っ。」
リアが浴槽の中でタオルを取り、何も纏っていないことが分かった。
濁ったお湯のせいでよく見えないが、少し膨らみは浮いている。
リアの首に顔を埋め、首筋を食べるように刺激していく。
「はぁ…ん…」
浴室は声がよく響く。
出来る限り声を抑えたいのだろうが、ここでは無意味だ。
「リア。」
触られることを期待するように
硬くなった2つの蕾を指で弾いたり
摘んだりすると、それに合わせて
熱い吐息が漏れる。
俺はそれに酔いながらどんどん身体を解していった。
彼女の寂しさも不安も、溶けて俺に雪崩れ込んでくれたらいいのに。
俺は一晩で伝え切れる愛を全て伝え込んだ。
「ゼ…ノ……。愛してる。愛してるの…。」
切なく俺に縋る彼女を、浴槽で抱いた後、俺は更にベッドで2度彼女を抱いた。
クタっとベッドに横になる彼女をソッと撫でてやると、彼女は俺の手を取り更に顔を擦り付けた。
彼女は目を瞑り、口を開いた。
「…本当はね、何かあげたかったの。お守りとか、刺繍をしたハンカチとか…
だけど急だったから何も用意できていなくて…。」
「いいんだ、今リアを貰ったから。
俺にはそれが何よりのお守りで、リアの元に帰って来たいという思いに繋がる。
……リア。俺を深く愛してほしい。生命の樹が暴走しないように、深く熱く俺だけを思え。
俺は必ず、その思いに答えるから。」
「っ。うん。ゼノ。大好きよ。」
「まあ、その代わりではないが、俺からリアに渡したいものがあるんだ。」
そう言って脱いだ上着のポケットからリアに渡す為の小さな箱を取り出した。
「何かしら?」
ネイビーブルーの箱をゆっくりと開ける。するとリアはほぅっと魅入ってくれた。
「わあ。素敵なブローチ。ゼノの瞳の色みたい。」
ブローチを手に取り、何度も嬉しそうに眺めている姿は何とも言えず愛らしいの一言だ。
「俺がいない間、それを常に持っていてほしい。俺が側にいると感じて貰いたくて急ぎで作ってもらったんだ。」
「まあ!そうなのね。本当にゼノが近くにいてくれるような気がするわ。ありがとう。肌身離さず持つようにするわね。」
「…ああ。そうしてくれ。」
「ゼノ…。明日は早いのよね?
本当なら眠りたくないのだけれど、ゼノに何かあったら嫌だから、…早めに寝ましょうか。」
「…そうだな。リア。おいで?」
「…っ。」
ギュッとリアを抱きしめる。
毎日のように抱き合ったその体は、違和感なくぴったりとはまるようだ。
「明日は起こさないように出ていくよ。リアの顔を見たら行けなくなってしまいそうだからな。」
「うん。きっと泣いて困らせてしまうと思うから、その方がいいわ。
…ゼノ。いってらっしゃい。」
「ああ。行って来ます。」
柔らかな唇を忘れないようにと何度も深くキスをして、俺はリアと共に眠りについた。
「シトロン…」
樹に触れて目を瞑り、リアはカミーリア同様シトロンにも魔力を渡している。
やはりリアはカミーリアもシトロンも放っておけないようだ。
人柱を失った生命の樹は腐り、形を消す。カミーリアにはリアの母君であるエリザベート王妃の魔力が混ざっている。
きっとそれも相まってカミーリアを己から離したくないのだろう。
生命の樹は土地を潤し、国を守る。
それはカミーリアでもシトロンでもできる使命。
俺はリアが苦しむならカミーリアを捨てる覚悟はできている。しかし、カミーリアを失うこともリアが悲しむ原因となるならば下手に動くことができないのだ。
________
そんな俺に、ある日国王から勅令が下った。
「ゼノ・ザッカリー。魔物討伐援護軍を率いて魔物を全滅させてほしいのだ。」
「……仰せのままに。国王陛下。」
「…ゼノ。すまない、他国の要請を断り切れなかった。
お前でなければならない。とそう言われたのだ。
…必ずや成功させて戻ってこい。ヴィクトリアの為に、必ずだ。」
「良いのです。そろそろ来るのではと思っておりました。必ずや成功させてみせます。御手を煩わせてしまい、申し訳ありませんでした。」
夕刻。謁見の間へと通された俺に下されたのは、俺が予想していた通りのものだった。
1週間前。西の奥地で魔穴が開き、出てきた魔物が各地で人を殺し回っているという話を耳にした。
その魔穴はどんどん広がり、魔物の討伐と魔穴の封印に手間取っているらしい。
どんどん広がりを見せる魔穴から次々に出てくる魔物。
それは人々を苦しめ、命を奪い、討伐に出た各国の騎士が命を奪われている。各国から集められて結成された討伐隊がもう5日も戦い続けているのだからそろそろ決着が付かなければ危ないのだ。
ここの国フロリアスは争いを好まぬ平和国家。しかし、魔物を逐一討伐してきた“戦場の狼”がいるのだから、話が来ないわけがない。
リアの側を離れることは極力控えたかったが、いつフロリアスに魔物が来るかもわからない。
いつ話が来ても良いように、スキンシップをバレない程度に減らしてみたが、
カミーリアのここ最近の暴走は無い。
シトロンやカミーリアがリアの身体を借りなければ、意外と大丈夫なようだ。
そして心が通じ合ったからか、心が安定していると以前カミーリアが言っていた。
それならば少しの間離れても大丈夫だろう。
いや、結局は行くしかないのだ。
リアを守るために行かなければならない。
俺は援軍として出陣する旨を伝えるため、その足でリアの元へと向かった。
「…どうぞ。」
重い扉をノックした俺に、リアの返事が聞こえた。部屋に入ると、シャノン卿とリアがいる。
きっと既に国王陛下に聞いたのだろう。
目元が赤く腫れているところを見ると、泣いたのかも知れない。
「…ヴィクトリア様。明日から援軍として魔族討伐隊に加わることにしました。暫しお側を離れることをお許し下さい。」
「…ゼノ……。行かないでと言ったら…」
「その命には従い兼ねます。」
「………そう、よね…。」
「っ…。ゼノ。…約束して。
必ず帰ってくると。」
「勿論でございます。」
「………うぅ…っ。ぐすっ…」
泣くリアを俺は抱き寄せることもできなかった。側にいたシャノン卿がリアの肩に手を乗せ、俺に視線を移す。
「ゼノ。お前が留守の間、ヴィクトリア様には俺とシャガートが付く事となった。」
「はい。よろしくお願いします。」
「…必ず戻ってこい。いいな?」
「勿論でございます。ヴィクトリア様の騎士は俺だけです。」
「ふっ。そうだな。
今日はもう休むといい。
明日の朝には出るのだろう?」
「はい。連れて行く隊員たちにはもう話が行っておりますので、明日の明朝には。」
「ああ。無事を祈る。」
「ありがとうございます。」
俺は部屋から出て行くシャノン卿に礼をしたまま見送った。
「ふぅ…」
さて、明日からの準備をしなければならない。俺は一先ず部屋へ戻ろうとリアに背を向けて歩き出す。
すると背中にトンと何かがぶつかった。
「ゼノ…」
震える声で俺を呼ぶのは1人しかいない。
「リア…ごめん。」
振り返ると目に溢れんばかりの涙を浮かばせる彼女が目に映る。
彼女を苦しめたくないのに、俺がリアを苦しめている。その事実が憎い。
「リア。必ず戻るよ。待っていてくれ。」
リアは俺を止めないでくれる。
コクコクと小さく頷く彼女を静かに抱きしめると、リアはゆっくりと俺を抱きしめ返した。
「今日は…一緒に寝てくれる?」
「…ああ。」
きっと寂しいのだろう。俺が専属騎士として配属されてから初めての遠征。しかも他国で処理しきれない討伐援軍依頼なのだから。
しかし、リアに危険が及ぶ可能性があるならば、俺はそっちを処理しに行かなければならない。その為の強さなのだから。
「…シャワーを浴びたらまた来る。」
パッとリアから離れ、そう告げるとすぐに抱き寄せられた。
「リア?」
「っ。待って…一緒に……。」
「…え?」
「一緒に…入ろ?」
可愛い顔を真っ赤に染めたリアがそう言うのなら、俺はそのまま考えもせずに頷いてしまった。
リアの部屋に設けられた浴室は俺の部屋にあるものとは違っていた。シャワーだけでなく、広いバスタブがある。
その中は濁っていて、なんだか良い香りがした。
俺が先に入ると、髪を纏めたリアが俺の前に背中を向けて入った。
お互いタオルを巻いているが、明るいせいかバクバクと動く心臓が収まらない。
「初めてね…一緒に入るのは。」
「ああ。そうだな。」
少しだけ隙間のある距離が嫌で、俺は後ろからリアを抱きしめる。
「リア…」
必ず成功させる。
帰りを待っていてくれ。
愛している。
そう思って抱きしめると、リアは振り返って俺にキスをした。
「っ…。」
また泣いているのか。
頬を伝う涙を手で拭い、そのまま深いキスを施していく。
「ん…ぁ。ゼノ…」
「………抱いて?」
「っ。」
リアが浴槽の中でタオルを取り、何も纏っていないことが分かった。
濁ったお湯のせいでよく見えないが、少し膨らみは浮いている。
リアの首に顔を埋め、首筋を食べるように刺激していく。
「はぁ…ん…」
浴室は声がよく響く。
出来る限り声を抑えたいのだろうが、ここでは無意味だ。
「リア。」
触られることを期待するように
硬くなった2つの蕾を指で弾いたり
摘んだりすると、それに合わせて
熱い吐息が漏れる。
俺はそれに酔いながらどんどん身体を解していった。
彼女の寂しさも不安も、溶けて俺に雪崩れ込んでくれたらいいのに。
俺は一晩で伝え切れる愛を全て伝え込んだ。
「ゼ…ノ……。愛してる。愛してるの…。」
切なく俺に縋る彼女を、浴槽で抱いた後、俺は更にベッドで2度彼女を抱いた。
クタっとベッドに横になる彼女をソッと撫でてやると、彼女は俺の手を取り更に顔を擦り付けた。
彼女は目を瞑り、口を開いた。
「…本当はね、何かあげたかったの。お守りとか、刺繍をしたハンカチとか…
だけど急だったから何も用意できていなくて…。」
「いいんだ、今リアを貰ったから。
俺にはそれが何よりのお守りで、リアの元に帰って来たいという思いに繋がる。
……リア。俺を深く愛してほしい。生命の樹が暴走しないように、深く熱く俺だけを思え。
俺は必ず、その思いに答えるから。」
「っ。うん。ゼノ。大好きよ。」
「まあ、その代わりではないが、俺からリアに渡したいものがあるんだ。」
そう言って脱いだ上着のポケットからリアに渡す為の小さな箱を取り出した。
「何かしら?」
ネイビーブルーの箱をゆっくりと開ける。するとリアはほぅっと魅入ってくれた。
「わあ。素敵なブローチ。ゼノの瞳の色みたい。」
ブローチを手に取り、何度も嬉しそうに眺めている姿は何とも言えず愛らしいの一言だ。
「俺がいない間、それを常に持っていてほしい。俺が側にいると感じて貰いたくて急ぎで作ってもらったんだ。」
「まあ!そうなのね。本当にゼノが近くにいてくれるような気がするわ。ありがとう。肌身離さず持つようにするわね。」
「…ああ。そうしてくれ。」
「ゼノ…。明日は早いのよね?
本当なら眠りたくないのだけれど、ゼノに何かあったら嫌だから、…早めに寝ましょうか。」
「…そうだな。リア。おいで?」
「…っ。」
ギュッとリアを抱きしめる。
毎日のように抱き合ったその体は、違和感なくぴったりとはまるようだ。
「明日は起こさないように出ていくよ。リアの顔を見たら行けなくなってしまいそうだからな。」
「うん。きっと泣いて困らせてしまうと思うから、その方がいいわ。
…ゼノ。いってらっしゃい。」
「ああ。行って来ます。」
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