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半年
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シャガートはあれから休みの度どころか、空いている時間があれば孤児院へと足を運ぶようになった。
半年経つ今では、俺が1人で孤児院へと行くよりも俺とシャガートが一緒に行く時の方が嬉しそうな顔をされるのだ。
つまりシャガートがいるかいないかの違いは大きいということだ。
セレンナの恋心は本人に聞かずともそうなのだろうと分かるが、シャガートは一切感じさせない。
何度か探りを入れてはみたものの、
“頑張っている女性を助けたいと思うのは、当たり前に備わっている心理です”とか
“なんだか放っておけないのです”とか
どっちとも取れるようなことしか言わないのだ。
でもそれだけ通っているのだから、もしかしてという希望もある。
「師匠。今日はこれで私は失礼します。」
「ああ。今日もエルピスへと行くのか?」
「勿論です。セナに何か伝言でも?」
「…いや、大丈夫だ。」
流れるようにセレンナを愛称で呼ぶシャガートにピクッと反応したが、本人たちから何も報告がない限りそっとしておこう。
「それでは失礼します。」
「ああ。」
去っていくシャガートの背中を見ていると、この半年の成長を感じた。
俺に弟子入りし、中々の強さを手にしたシャガートは少し逞しくなった。
背中を見ただけで纏う雰囲気は以前と違う。やはり素質はあったのだと思った。
しかしシャガートはいずれ隣国へ帰る。そう思うとセレンナの恋心が報われて欲しいような欲しくないような複雑な気持ちになるのだ。
「シャガートが義理の弟になるのには抵抗はないのかしら?」
俺がシャガートを見送っていると、隣にリアが立った。
「ええ。シャガートにならセレンナを任せてもいいと思っております。
しかし、セレンナが隣国へと嫁ぐのであれば次の孤児院の主人を探さなければなりませんので…」
「シャガートがベンジャミン皇子の結婚と共に近衛騎士として移り住んでくれるのが1番だけれど…
どうなるかしらね。」
「はい。」
シャガートの任期は1年。ベンジャミン皇子の結婚が行われれば国へ帰ることになっている。
だから本人にはここに残りたいと望んでいてほしいのだ。
「…さあ、生命の樹の所へ行きましょうか。」
「はい。かしこまりました。」
「っ…。」
「ヴィクトリア様?」
なかなか足を踏み出さない主人を呼ぶ。
するとリアは苦しそうにしているのだ。
「どうしました⁈ヴィクトリア様!」
…まさか。
いや、でもあり得ない。
しかしこの症状はアレに似ているのだ。
「暴走…?」
やばい。そう思ってリアを抱き上げ、近くの部屋へと入った。
そこは別邸の一つの部屋だった。
誰もいないことに安堵して俺はリアをソファへと下ろし、キスをした。
深く深く、何度も啄む様に俺はリアを愛す。トロンとしたリアはまだ辛うじてカミーリアに乗っ取られてはいないようだ。
リアに跨り、上から彼女にキスを落とす。リアは目を瞑り、俺の唇に応えてくれるのだ。
その姿は何度見ても愛らしい。
何度してもしたりない。いつまでもしていられるが、キスだけでは彼女を助けてやれないだろう。
「悪い、リア。」
そう言ってリアの着ているブラウスのボタンをプツプツと外し、可愛らしいフリルのついた下着だけになった。
「ゼノっ…」
真っ赤な顔で恥ずかしそうにする彼女は拒みたくても拒めないようだった。
リアの恥ずかしさを消すようにキスを重ねる。そして俺はリアの体を触り始めた。
柔らかなその膨らみを手でつつみ、ゆっくりとその形を変えてみると、リアは少し困った顔をしている。
俺はその顔の意味をよく知っている。
刺激が足りないということだろう。
そしてその顔を見終えた俺は下着をずらし、露わになったふたつのふくらみに触れる。柔らかく弾力のあるそれは俺の手にぴったりと収まるのだ。
「ん…ぁ…」
ゆっくりと刺激に反応し始めたリアは徐々に綺麗な黄色の瞳に戻りつつある。
俺はそれを見てもう少しか。と悟った。
既に下着をずらしたことによって何も絡っていない小さな蕾に舌を這わせ、口内でクリクリと弄ってやるとリアは可愛い声を漏らす。
「ぁ…んっ…ふぅっ…」
口に手を当て、声が漏れないようにされれば俺は火が焚き付けられるようだ。
しかしさすがにここの場所では誰が来てもおかしくはない。俺は瞳の色が戻ったリアの服を整えてまた抱き上げた。
「ゼノ…ごめんなさい。ありがとう。」
「リアが悪いんじゃない。それにしたくてしているのだから、俺はリアに触れることができて嬉しいよ。
拒まないでくれてありがとう。」
コツンと額をぶつけると、リアはにっこりと笑う。
「リア。カミーリアの所に行くのは少し休んでからにしよう。」
「ええ。分かったわ。」
そう言って俺たちはリアの部屋でゆっくりと過ごし、カミーリアの所へと向かった。
しかしおかしい。スキンシップは今まで通りにしているのに、どうして暴走などするのだろうか。
あとでシャノン卿に報告を上げておかなければと俺は思った。
半年経つ今では、俺が1人で孤児院へと行くよりも俺とシャガートが一緒に行く時の方が嬉しそうな顔をされるのだ。
つまりシャガートがいるかいないかの違いは大きいということだ。
セレンナの恋心は本人に聞かずともそうなのだろうと分かるが、シャガートは一切感じさせない。
何度か探りを入れてはみたものの、
“頑張っている女性を助けたいと思うのは、当たり前に備わっている心理です”とか
“なんだか放っておけないのです”とか
どっちとも取れるようなことしか言わないのだ。
でもそれだけ通っているのだから、もしかしてという希望もある。
「師匠。今日はこれで私は失礼します。」
「ああ。今日もエルピスへと行くのか?」
「勿論です。セナに何か伝言でも?」
「…いや、大丈夫だ。」
流れるようにセレンナを愛称で呼ぶシャガートにピクッと反応したが、本人たちから何も報告がない限りそっとしておこう。
「それでは失礼します。」
「ああ。」
去っていくシャガートの背中を見ていると、この半年の成長を感じた。
俺に弟子入りし、中々の強さを手にしたシャガートは少し逞しくなった。
背中を見ただけで纏う雰囲気は以前と違う。やはり素質はあったのだと思った。
しかしシャガートはいずれ隣国へ帰る。そう思うとセレンナの恋心が報われて欲しいような欲しくないような複雑な気持ちになるのだ。
「シャガートが義理の弟になるのには抵抗はないのかしら?」
俺がシャガートを見送っていると、隣にリアが立った。
「ええ。シャガートにならセレンナを任せてもいいと思っております。
しかし、セレンナが隣国へと嫁ぐのであれば次の孤児院の主人を探さなければなりませんので…」
「シャガートがベンジャミン皇子の結婚と共に近衛騎士として移り住んでくれるのが1番だけれど…
どうなるかしらね。」
「はい。」
シャガートの任期は1年。ベンジャミン皇子の結婚が行われれば国へ帰ることになっている。
だから本人にはここに残りたいと望んでいてほしいのだ。
「…さあ、生命の樹の所へ行きましょうか。」
「はい。かしこまりました。」
「っ…。」
「ヴィクトリア様?」
なかなか足を踏み出さない主人を呼ぶ。
するとリアは苦しそうにしているのだ。
「どうしました⁈ヴィクトリア様!」
…まさか。
いや、でもあり得ない。
しかしこの症状はアレに似ているのだ。
「暴走…?」
やばい。そう思ってリアを抱き上げ、近くの部屋へと入った。
そこは別邸の一つの部屋だった。
誰もいないことに安堵して俺はリアをソファへと下ろし、キスをした。
深く深く、何度も啄む様に俺はリアを愛す。トロンとしたリアはまだ辛うじてカミーリアに乗っ取られてはいないようだ。
リアに跨り、上から彼女にキスを落とす。リアは目を瞑り、俺の唇に応えてくれるのだ。
その姿は何度見ても愛らしい。
何度してもしたりない。いつまでもしていられるが、キスだけでは彼女を助けてやれないだろう。
「悪い、リア。」
そう言ってリアの着ているブラウスのボタンをプツプツと外し、可愛らしいフリルのついた下着だけになった。
「ゼノっ…」
真っ赤な顔で恥ずかしそうにする彼女は拒みたくても拒めないようだった。
リアの恥ずかしさを消すようにキスを重ねる。そして俺はリアの体を触り始めた。
柔らかなその膨らみを手でつつみ、ゆっくりとその形を変えてみると、リアは少し困った顔をしている。
俺はその顔の意味をよく知っている。
刺激が足りないということだろう。
そしてその顔を見終えた俺は下着をずらし、露わになったふたつのふくらみに触れる。柔らかく弾力のあるそれは俺の手にぴったりと収まるのだ。
「ん…ぁ…」
ゆっくりと刺激に反応し始めたリアは徐々に綺麗な黄色の瞳に戻りつつある。
俺はそれを見てもう少しか。と悟った。
既に下着をずらしたことによって何も絡っていない小さな蕾に舌を這わせ、口内でクリクリと弄ってやるとリアは可愛い声を漏らす。
「ぁ…んっ…ふぅっ…」
口に手を当て、声が漏れないようにされれば俺は火が焚き付けられるようだ。
しかしさすがにここの場所では誰が来てもおかしくはない。俺は瞳の色が戻ったリアの服を整えてまた抱き上げた。
「ゼノ…ごめんなさい。ありがとう。」
「リアが悪いんじゃない。それにしたくてしているのだから、俺はリアに触れることができて嬉しいよ。
拒まないでくれてありがとう。」
コツンと額をぶつけると、リアはにっこりと笑う。
「リア。カミーリアの所に行くのは少し休んでからにしよう。」
「ええ。分かったわ。」
そう言って俺たちはリアの部屋でゆっくりと過ごし、カミーリアの所へと向かった。
しかしおかしい。スキンシップは今まで通りにしているのに、どうして暴走などするのだろうか。
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