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期待
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「おはようございます。」
いつものように挨拶をして部屋に入る。
「おはよう、ゼノ。」
椅子に座り、読書をしていたリア様はすぐに本を閉じて柔らかい笑顔を向けてくれた。
いつにも増して綺麗に見えるのは何故だろうか。
「ゼノ。」
名前を呼ばれ、両手を広げられればいつも通りにスキンシップを取る。
俺の腕の中に収まる彼女を、苦しくないように出来るだけ優しく抱きしめるのだ。
すると彼女は自分から俺の背中に手を回してぎゅっと強く抱きしめた。
「このくらいがいいのだけれど。」
まだ強さの感覚が掴めない俺はその指示に従う。
リア様と同じくらいの強さにすれば、2人の間に隙間がないようだった。
リア様から香る、レモングラスの匂いを楽しみ、ゆっくりと離れる。そしていつものようにキスへと移った。
ちゅっとリップ音が鳴り、俺はそのままリア様から離れた。
「さぁ、仕事をしましょうか。」
にっこりと笑うと、リア様は頬を膨らませてむつけていた。
「リア様?」
「……て。」
声が小さすぎてよく聞こえなかった。
俺はそのまま少し屈み、声をかけた。
「リア様?」
覗き込むように様子を伺えば、すぐに彼女と唇が重なった。
「っ!」
不意打ちはズルい。
俺はドキドキとなる胸を押さえた。
「せっかく想い合えてるのだからっ。
もっとしてっ。」
真っ赤な顔で恥ずかしそうにしながらも怒るリア様に俺はノックアウト寸前だ。
「っ。…すみません。」
「ほらっ。言葉遣いだって!
もう恋人同士なのだから敬語なんて嫌よ!」
「ですが、これは仕事でして…」
イチャイチャしていたら仕事が終わらない。どうしたらいいのだろうかと頭を抱えた。
コンコン。
「どうぞっ」
すぐに許可を出したということはきっとシャノン卿だろう。
「…何をしているんだ。」
呆れた顔をするシャノン卿はコツコツと近づいてきた。
「ゼノが!」「あ…ヴィクトリア様が…」
各々の気持ちや考えをシャノン卿を交えて伝えることとなった。
「わ、私はせっかくゼノと想いが通じ合えたのだからもっと触れていたいのよ。それなのに…」
段々と声が小さくなっていくリア様は口をへの字になるほど噤んでいた。
「ゼノはどうなんだ?」
「………私は専属騎士から外されてしまわないように仕事は仕事としてきっちりしたいのです。」
専属騎士から外されてしまえば今よりももっと触れ合う時間が無くなってしまうのだ。
「はぁ。そういうことか。
残念だろうが、今回はゼノが正しい。」
「っ!」
今にも泣きそうな顔でリア様はシャノン卿を見た。
「ヴィー。お前がちゃんと執務をこなせないのなら、ゼノは専属騎士から外されてしまうんだ。
そうなれば一緒に過ごす時間は格段に減ってしまう。それは嫌だろう?」
「ゔっ。確かにそうだけど…」
「ヴィーの気持ちもわかるよ、もう8年も想い続けたゼノとやっと恋人になれたのだから、もっと触れたいと思うのだろう。」
俯きながらゆっくりと
コクンと首を振る。
なんて愛らしいのだろう。今すぐにでも抱きしめたい。そんな衝動に駆られる。
「…それなら、ヴィーがちゃんと執務をこなすのであれば、休みを設けよう。またゼノとデートでもしてくるといい。
だから仕事は仕事として、そしてその後にゆっくりとスキンシップなり取ればいいんじゃないか?」
流石はリア様より7つも上なだけあってしっかりしている。俺と彼女の平行的な言い争いはシャノン卿のお陰で解決したのだ。
「ごめんなさい、ゼノ。あなたを困らせたい訳ではなかったの。」
俺の手に柔らかな手を重ね、困ったように言われれば、俺もそれに応じた。
「いえ、大丈夫です。執務が終わったらゆっくりしましょう。」
「…はぁ。俺がいるのだからイチャイチャするのは止めてくれ。」
じっとりとした目で様子を見ていたシャノン卿はため息をつく。
「…そういえばアイリーン様の婚約が決まりましたよ。」
アイリーンとはヴィクトリア様の妹君で、歳は16になる。
「話は纏まったようね。」
「ええ。カミーリアのお陰です。」
カミーリアはリア様の体を通して、アイリーン様とベンジャミン皇子が想い合っているのを知っていた。
それを国王に伝えた事で、隣国との縁談がしっかりと纏まったのだろう。
「ベンジャミン皇子は最初からアイリーン様の名前を挙げていたようです。
しかし、第一皇女であるヴィクトリア様を差し置いてアイリーン様の名前を出す訳にもいかなかったようで…」
ちゃんと言わなければ伝わらない事ばかりなのだと思う。
「…下手をしていたら5年も生きられなかったわね。」
縁起でもないが、本当にその通りだ。
リア様を好いているのであれば心を補えるが、アイリーン様を愛しているとなればきっと心を補うことはできなかっただろう。
「本当に良かったです。」
側にいられないどころか最愛の人まで失うところだった。カミーリアには感謝しかない。
「後で生命の樹にお礼をしに行きましょう。」
いつも力を分けに行くのだから行くことに変わりはないのだが、俺はリア様にそう言った。
するとリア様も違いが分かってくれたようでニッコリと頷いてくれた。
「それと、来週からベンジャミン皇子がこちらに留学して、仕事を覚える期間を設けるそうだ。」
「まあ、そうなのね。未来の義弟なのだから仲良くなりたいものだわ。ねえ、ゼノ。」
深い意味はないのだろうが、俺に話を振ったことで、リア様との結婚をほのめかされているような気がした。
「…。」
何も発さない俺を見て、自分が何を言ったのか気付いたようだった。
「あ、違うの!
いえ、違う訳ではないけれど、
深い意味を考えていなかったわ。
決して急かしているとか、そういう訳ではなくてっ!」
ワタワタと焦るリア様はとても可愛かった。
「うぅぅ…」
何を言っても墓穴を掘ることに気付いたようで、リア様は1人でうな垂れていた。
「まあ、2人の結婚はアイリーン様とベンジャミン様の婚儀が済んでからになるだろう。
先にヴィーとゼノが結婚して王座を継がないとなれば国民は混乱してしまうからな。」
助け舟を出したシャノン卿ははっきりと結婚を口にしていたが、俺も結婚できると分かっているので何も言わなかった。
「ええ。分かったわ。もう想い合えているのですもの。婚儀が先延ばしになろうが我慢できるわ。」
そう言って俺の手を包む彼女の瞳は期待でキラキラとしていた。
俺は苦笑いしか浮かばない。
婚儀が済まなければ手を出すわけにはいかないのだ。
それまで歯止めが効くだろうか。
今まではリア様の想いを知らなかったのだから、手を出そうなどと考えたことはなかった。いや、訂正しよう。少しは考えたことがある。行動することができなかっただけだ。
「…ゼノ。後で話したいことがあるから、仕事が終わったら私のところに顔を出してくれ。」
何のことだろうか。
気にはなるが急ぎではないのだと分かった。
「かしこまりました。では後ほど。」
「今話せば良いじゃない。」
自分は聞かせてもらえないと言うことにリア様はまた頬を膨らませていた。
「今手元に資料がないんだ。急ぎではないから後ででいい。」
それを聞くと自分が仲間外れにされている訳ではないと思ったのか、リア様の膨れっ面は消えていた。
「とりあえず今日の執務の他にこちらの書類も頼みたいんだ。」
そう言いながら取り出した資料はなかなかの厚みがある。
「こんなに沢山したくないわね…」
眉を潜め、渡された書類をパラパラとめくる姿はいかにもやる気がなさそうだ。
「早くスキンシップを取りたいという考えが丸分かりです。あんまり最初からぐいぐい攻めていたらゼノに呆れられてしまうかもしれませんよ。」
神に誓ってあり得ない話だが、リア様のやる気を出させる為にはなかなかの効果があった。
「ゔっ…やるわ。やるわよ。これくらいなんてことないもの。」
そう言ってリア様は立ち上がると、生命の樹へと向かう準備を始めた。
「先に生命の樹のところに行くわよ。戻ったらそれを片付けなければならないから今日は大忙しだわ。」
パタパタとするリア様を横目に、シャノン卿は執務室へと戻るようだ。
「それでは私はこれで失礼します。何かあればお呼びください。」
「ええ。分かったわ。」
帰り際、俺の肩をポンと叩いたシャノン卿はまた後でな。と口が動いていた。
俺はリア様に悟られないようにコクンと小さく頷いた。
いつものように立ち入り禁止区域である生命の樹へと向かう。
「まさかリア様と想い合えているとは思いもしませんでした。」
そう口を開くとまた怒られた。
「“リア”でしょう?」
2人だけで過ごすのに、呼び名が違うとすぐにむつけてしまうのだ。
「あ、ああ、すみません。」
「私もずっと主人としてしか意識されていないのだと思って、結構頑張ってアピールしていたのよ?」
確かに思い返せば、キスしてほしいとか俺とならいいとか、なかなか心臓に悪いことばかり言われていたことを思い出す。
「本当にカミーリアのおかげですね。」
そう言って生命の樹に触れた。
「ええ、そうね。
ありがとう、カミーリア。」
そう言ってリアは生命の樹に寄り添った。
いつものように挨拶をして部屋に入る。
「おはよう、ゼノ。」
椅子に座り、読書をしていたリア様はすぐに本を閉じて柔らかい笑顔を向けてくれた。
いつにも増して綺麗に見えるのは何故だろうか。
「ゼノ。」
名前を呼ばれ、両手を広げられればいつも通りにスキンシップを取る。
俺の腕の中に収まる彼女を、苦しくないように出来るだけ優しく抱きしめるのだ。
すると彼女は自分から俺の背中に手を回してぎゅっと強く抱きしめた。
「このくらいがいいのだけれど。」
まだ強さの感覚が掴めない俺はその指示に従う。
リア様と同じくらいの強さにすれば、2人の間に隙間がないようだった。
リア様から香る、レモングラスの匂いを楽しみ、ゆっくりと離れる。そしていつものようにキスへと移った。
ちゅっとリップ音が鳴り、俺はそのままリア様から離れた。
「さぁ、仕事をしましょうか。」
にっこりと笑うと、リア様は頬を膨らませてむつけていた。
「リア様?」
「……て。」
声が小さすぎてよく聞こえなかった。
俺はそのまま少し屈み、声をかけた。
「リア様?」
覗き込むように様子を伺えば、すぐに彼女と唇が重なった。
「っ!」
不意打ちはズルい。
俺はドキドキとなる胸を押さえた。
「せっかく想い合えてるのだからっ。
もっとしてっ。」
真っ赤な顔で恥ずかしそうにしながらも怒るリア様に俺はノックアウト寸前だ。
「っ。…すみません。」
「ほらっ。言葉遣いだって!
もう恋人同士なのだから敬語なんて嫌よ!」
「ですが、これは仕事でして…」
イチャイチャしていたら仕事が終わらない。どうしたらいいのだろうかと頭を抱えた。
コンコン。
「どうぞっ」
すぐに許可を出したということはきっとシャノン卿だろう。
「…何をしているんだ。」
呆れた顔をするシャノン卿はコツコツと近づいてきた。
「ゼノが!」「あ…ヴィクトリア様が…」
各々の気持ちや考えをシャノン卿を交えて伝えることとなった。
「わ、私はせっかくゼノと想いが通じ合えたのだからもっと触れていたいのよ。それなのに…」
段々と声が小さくなっていくリア様は口をへの字になるほど噤んでいた。
「ゼノはどうなんだ?」
「………私は専属騎士から外されてしまわないように仕事は仕事としてきっちりしたいのです。」
専属騎士から外されてしまえば今よりももっと触れ合う時間が無くなってしまうのだ。
「はぁ。そういうことか。
残念だろうが、今回はゼノが正しい。」
「っ!」
今にも泣きそうな顔でリア様はシャノン卿を見た。
「ヴィー。お前がちゃんと執務をこなせないのなら、ゼノは専属騎士から外されてしまうんだ。
そうなれば一緒に過ごす時間は格段に減ってしまう。それは嫌だろう?」
「ゔっ。確かにそうだけど…」
「ヴィーの気持ちもわかるよ、もう8年も想い続けたゼノとやっと恋人になれたのだから、もっと触れたいと思うのだろう。」
俯きながらゆっくりと
コクンと首を振る。
なんて愛らしいのだろう。今すぐにでも抱きしめたい。そんな衝動に駆られる。
「…それなら、ヴィーがちゃんと執務をこなすのであれば、休みを設けよう。またゼノとデートでもしてくるといい。
だから仕事は仕事として、そしてその後にゆっくりとスキンシップなり取ればいいんじゃないか?」
流石はリア様より7つも上なだけあってしっかりしている。俺と彼女の平行的な言い争いはシャノン卿のお陰で解決したのだ。
「ごめんなさい、ゼノ。あなたを困らせたい訳ではなかったの。」
俺の手に柔らかな手を重ね、困ったように言われれば、俺もそれに応じた。
「いえ、大丈夫です。執務が終わったらゆっくりしましょう。」
「…はぁ。俺がいるのだからイチャイチャするのは止めてくれ。」
じっとりとした目で様子を見ていたシャノン卿はため息をつく。
「…そういえばアイリーン様の婚約が決まりましたよ。」
アイリーンとはヴィクトリア様の妹君で、歳は16になる。
「話は纏まったようね。」
「ええ。カミーリアのお陰です。」
カミーリアはリア様の体を通して、アイリーン様とベンジャミン皇子が想い合っているのを知っていた。
それを国王に伝えた事で、隣国との縁談がしっかりと纏まったのだろう。
「ベンジャミン皇子は最初からアイリーン様の名前を挙げていたようです。
しかし、第一皇女であるヴィクトリア様を差し置いてアイリーン様の名前を出す訳にもいかなかったようで…」
ちゃんと言わなければ伝わらない事ばかりなのだと思う。
「…下手をしていたら5年も生きられなかったわね。」
縁起でもないが、本当にその通りだ。
リア様を好いているのであれば心を補えるが、アイリーン様を愛しているとなればきっと心を補うことはできなかっただろう。
「本当に良かったです。」
側にいられないどころか最愛の人まで失うところだった。カミーリアには感謝しかない。
「後で生命の樹にお礼をしに行きましょう。」
いつも力を分けに行くのだから行くことに変わりはないのだが、俺はリア様にそう言った。
するとリア様も違いが分かってくれたようでニッコリと頷いてくれた。
「それと、来週からベンジャミン皇子がこちらに留学して、仕事を覚える期間を設けるそうだ。」
「まあ、そうなのね。未来の義弟なのだから仲良くなりたいものだわ。ねえ、ゼノ。」
深い意味はないのだろうが、俺に話を振ったことで、リア様との結婚をほのめかされているような気がした。
「…。」
何も発さない俺を見て、自分が何を言ったのか気付いたようだった。
「あ、違うの!
いえ、違う訳ではないけれど、
深い意味を考えていなかったわ。
決して急かしているとか、そういう訳ではなくてっ!」
ワタワタと焦るリア様はとても可愛かった。
「うぅぅ…」
何を言っても墓穴を掘ることに気付いたようで、リア様は1人でうな垂れていた。
「まあ、2人の結婚はアイリーン様とベンジャミン様の婚儀が済んでからになるだろう。
先にヴィーとゼノが結婚して王座を継がないとなれば国民は混乱してしまうからな。」
助け舟を出したシャノン卿ははっきりと結婚を口にしていたが、俺も結婚できると分かっているので何も言わなかった。
「ええ。分かったわ。もう想い合えているのですもの。婚儀が先延ばしになろうが我慢できるわ。」
そう言って俺の手を包む彼女の瞳は期待でキラキラとしていた。
俺は苦笑いしか浮かばない。
婚儀が済まなければ手を出すわけにはいかないのだ。
それまで歯止めが効くだろうか。
今まではリア様の想いを知らなかったのだから、手を出そうなどと考えたことはなかった。いや、訂正しよう。少しは考えたことがある。行動することができなかっただけだ。
「…ゼノ。後で話したいことがあるから、仕事が終わったら私のところに顔を出してくれ。」
何のことだろうか。
気にはなるが急ぎではないのだと分かった。
「かしこまりました。では後ほど。」
「今話せば良いじゃない。」
自分は聞かせてもらえないと言うことにリア様はまた頬を膨らませていた。
「今手元に資料がないんだ。急ぎではないから後ででいい。」
それを聞くと自分が仲間外れにされている訳ではないと思ったのか、リア様の膨れっ面は消えていた。
「とりあえず今日の執務の他にこちらの書類も頼みたいんだ。」
そう言いながら取り出した資料はなかなかの厚みがある。
「こんなに沢山したくないわね…」
眉を潜め、渡された書類をパラパラとめくる姿はいかにもやる気がなさそうだ。
「早くスキンシップを取りたいという考えが丸分かりです。あんまり最初からぐいぐい攻めていたらゼノに呆れられてしまうかもしれませんよ。」
神に誓ってあり得ない話だが、リア様のやる気を出させる為にはなかなかの効果があった。
「ゔっ…やるわ。やるわよ。これくらいなんてことないもの。」
そう言ってリア様は立ち上がると、生命の樹へと向かう準備を始めた。
「先に生命の樹のところに行くわよ。戻ったらそれを片付けなければならないから今日は大忙しだわ。」
パタパタとするリア様を横目に、シャノン卿は執務室へと戻るようだ。
「それでは私はこれで失礼します。何かあればお呼びください。」
「ええ。分かったわ。」
帰り際、俺の肩をポンと叩いたシャノン卿はまた後でな。と口が動いていた。
俺はリア様に悟られないようにコクンと小さく頷いた。
いつものように立ち入り禁止区域である生命の樹へと向かう。
「まさかリア様と想い合えているとは思いもしませんでした。」
そう口を開くとまた怒られた。
「“リア”でしょう?」
2人だけで過ごすのに、呼び名が違うとすぐにむつけてしまうのだ。
「あ、ああ、すみません。」
「私もずっと主人としてしか意識されていないのだと思って、結構頑張ってアピールしていたのよ?」
確かに思い返せば、キスしてほしいとか俺とならいいとか、なかなか心臓に悪いことばかり言われていたことを思い出す。
「本当にカミーリアのおかげですね。」
そう言って生命の樹に触れた。
「ええ、そうね。
ありがとう、カミーリア。」
そう言ってリアは生命の樹に寄り添った。
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