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夜会
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コンコン
「ゼノね。いいわよ。」
音で判断できるリア様の特技を生かし、俺はすんなりと部屋に入った。
「準備が終わりまし…」
準備が終わったことを伝えようとしたのに、目の前にいる綺麗なリア様に目を奪われた。
「っ。」
綺麗すぎる。
どこを見てもドキドキしてしまうのだ。
こんなことでは騎士なんて務まらないと言われてしまうかもしれない。そう思って気を引き締めた。
「相変わらずお綺麗です。」
邪心を払い、騎士モードでリア様に接することに徹した。
「ありがとう。ゼノも似合っているわ。」
俺がいつもと違うのは髪型だけだ。
邪魔な髪をワックスで固めている。
一方でリア様のドレスは目のやり場に困るものだった。
胸元が開いており、綺麗な谷間が露わになっている。
誰にも見せたくないが俺に止める権限などない。と悲しくなった。
準備が終わり、リア様は俺に近づいてきた。
「どうかしら。」
タイトでスレンダーなドレスは体のラインを強調している。
モヤモヤとするが、シャノン卿が選んだドレスなのだから間違ってはいないと自分の気持ちに蓋をした。
「お似合いです。ヴィクトリア様。」
「…ゼノ。今は2人だけなのだから違うでしょう?」
そう言われて何のことかすぐに気付いて訂正した。
「…リア様。綺麗です。」
その言葉を待っていたようにリア様は笑顔になる。
そして俺のエスコートで会場へと向かった。
会場はもう賑わっていた。
公爵令嬢や伯爵子息。若い人がほとんどで、何の夜会なのかと不思議になった。
「今日の夜会は親がいつも夜会に参加することであまり社交界に出てこない人が参加するものなの。
情報交換に持ってこいなのよ。」
そう耳打ちされた。
ヴィクトリア皇女は沢山の人に声をかけられ、談笑していた。それを後ろから見守るのだ。
どれほど見ても飽きないので、ずっと後ろに立っていても苦ではなかった。
「ヴィー!」
声をかけてきたのは俺より少し目線が低い騎士だった。整った顔をしたその人は抽象的な顔をしている。
「セシル!」
そう声を上げたリア様はその騎士に抱きついた。
「久しぶりだね、ヴィー。」
「会いたかったわ、セシル。」
そう言って抱きしめ合うところを見た俺は拳を握りしめた。
「相変わらず綺麗だな。」
「ふふっ、ありがとう。セシルは格好いいわね。」
俺にも言ってくれたことがない台詞を耳にし、嫉妬する権利もないのに醜い気持ちを持った。
しかし、先程騎士スイッチに切り替えているため、気を持ち直してリア様の後ろに立っていた。
「ああそうか、専属騎士は代替わりしたんだったな。」
そう言って俺に視線を移したセシルに小さく礼をする。
「ふふっ。そうなの。ゼノってば本当に頼りになるのよ。」
褒められれば途端に機嫌が良くなる俺は、本当に単純だ。それを顔に出すことなくそのまま仕事として振舞っていた。
「ふーん。そうか…」
セシルがリア様の肩を抱き、耳打ちするとリア様は途端に顔を赤らめた。
それが面白くなくて俺の口元はピクッと反応した。
「…リア様、そろそろ。」
俺のその一言で、もう戻る時間だと気付いた彼女は挨拶をして会場を後にした。
リア様の手を取り、エスコートしている時はいつもこの上なく幸せだというのに、今は違っていた。
先程会ったセシルという騎士がどうも距離が近かったと思うのだ。
今日まだ俺もしていないのに、リア様を抱きしめ、更には顔を赤らめさせるとは…
自分がさせるのと誰かがさせるのではやはり違う。
嫉妬する資格などないのにも関わらず、俺は醜くもモヤモヤとした気持ちを抱いていた。
部屋に着くとリア様はソッと俺の手から離れた。
「今日はありがとう。ゆっくり休んでね。」
仕事が終わったことを告げられ、俺は部屋から出ようと扉に手をかける。
部屋に戻って冷静になろう。そして明日はいつものようにリア様を抱きしめようと思った。
コンコン
手をかけた扉から音がなる。
「誰かしら?こんな時間に。」
俺がまだ側にいるからなのか、リア様はどうぞと声をかける。
俺は邪魔にならないようにと扉から少し離れた。
「ヴィー。」
にっこりと笑みを浮かべながら現れたのは、先程会ったセシルだった。
「セシル⁈どうしたの?」
笑顔になったリア様が扉へと近づくと、箱を渡された。
「シャノン卿には内緒で持ってきたぞ。」
「まあ。ありがとう。」
手渡されたそれをテーブルに置くと、セシルはリア様に近付いてソッと頬に触れ、そのまま額にキスをした。
咄嗟にセシルの背後を取り、空いていた手を捻り後ろに取った。
「っ。」
「ゼノ!」
リア様の待ったを聞き、ゆっくりと手を離す。
「ごめんなさい。セシル。ゼノは普段はとっても優しいのよ?」
「いいや。騎士として正しい判断だ。しかも腕がいい。いい騎士を付けたものだな。」
捻り上げた手をさすりながら俺を褒める騎士は、怒りが見えない。
それじゃあ、またな。
そう言ってセシルは部屋を後にした。
部屋に残された俺は無言になった。
「ゼノ。やり過ぎだったわよ?」
「…申し訳ございません。」
「セシルは友達なのだから…」
その言葉を聞いて俺はリア様の肩を掴んだ。
「ただの友人が額にキスをするのですか?」
ジッとリア様の瞳を見つめると驚いているようだった。
「ぜ、ゼノ?」
ただの友人になぜ抱きつくのか。
なぜキスされて平然としているのか。
「リア様はもっと警戒した方がいいかと思います。男に襲われればすぐにヤられてしまうのですよ?」
そう言って強引にキスをした。
荒々しく、余裕のないキスを重ねる。
「んっ。んんっ…」
いつもは触れるだけだというのに、今日は深く深く勢い任せに唇を奪う。
少し開かれた隙間から侵入し、舌を絡めると、リア様もそれに応えた。
「っ。なぜ振り切らないのですか⁈」
このままでは誰に何をされてもおかしくない。
俺が側にいなかったらどうなっていたか。
拒否することは自分の身を守ることなのだと分かって欲しかった。
「っ。ゼノにならいいもの…!」
顔を赤らめたリア様は確かにそう言った。
「え?」
「今のはゼノだから受け入れたの。他の男性にはキスなんてさせないわ。」
「でも先程…」
「セシルは友人よ。女の子だもの。額にキスされたところで何かが起きると思っているの?」
俺はその言葉に固まった。
「誰が女性だと?」
「セシルよ。さっき部屋に来たセシルローズよ。」
その言葉を受けて俺は勘違いだったのだと脳内で理解することができ、恥ずかしくなった。
ゆっくりとしゃがみ込み、手で顔を覆う。
確か西の騎士隊には女性騎士がいると聞いたことがある。
「勘違いして申し訳ございません。
リア様の御友人に手を上げただけでなくリア様にまで酷いことを…罰なら受けます…。」
そんな俺を見て、リア様は笑った。
「…いいのよ。先にセシルがあなたの力を見たいと言ったの。」
俺は実践での実力は認められているが、そういった場での生け捕りもできるということはあまり知られていないのかもしれない。
俺は魔物討伐の戦場だけでなくスパイやら暗殺やら沢山のことをしてきた。人にバレてしまっては意味がない物なので、知られていないのも助かるが、セシルには力量を図られたのだろう。
「それじゃあ、罰としてお願いをしてもいいかしら?」
「…何なりとお申し付け下さい。」
騎士を降りろと言われれば反抗してしまうかもしれないが、きっとそれ以外だろうから心の準備はできているのだ。
「ふふっ。一緒にこれを楽しみましょう?」
そう言って出されたのは先程セシルから受け取った箱だった。
「ゼノね。いいわよ。」
音で判断できるリア様の特技を生かし、俺はすんなりと部屋に入った。
「準備が終わりまし…」
準備が終わったことを伝えようとしたのに、目の前にいる綺麗なリア様に目を奪われた。
「っ。」
綺麗すぎる。
どこを見てもドキドキしてしまうのだ。
こんなことでは騎士なんて務まらないと言われてしまうかもしれない。そう思って気を引き締めた。
「相変わらずお綺麗です。」
邪心を払い、騎士モードでリア様に接することに徹した。
「ありがとう。ゼノも似合っているわ。」
俺がいつもと違うのは髪型だけだ。
邪魔な髪をワックスで固めている。
一方でリア様のドレスは目のやり場に困るものだった。
胸元が開いており、綺麗な谷間が露わになっている。
誰にも見せたくないが俺に止める権限などない。と悲しくなった。
準備が終わり、リア様は俺に近づいてきた。
「どうかしら。」
タイトでスレンダーなドレスは体のラインを強調している。
モヤモヤとするが、シャノン卿が選んだドレスなのだから間違ってはいないと自分の気持ちに蓋をした。
「お似合いです。ヴィクトリア様。」
「…ゼノ。今は2人だけなのだから違うでしょう?」
そう言われて何のことかすぐに気付いて訂正した。
「…リア様。綺麗です。」
その言葉を待っていたようにリア様は笑顔になる。
そして俺のエスコートで会場へと向かった。
会場はもう賑わっていた。
公爵令嬢や伯爵子息。若い人がほとんどで、何の夜会なのかと不思議になった。
「今日の夜会は親がいつも夜会に参加することであまり社交界に出てこない人が参加するものなの。
情報交換に持ってこいなのよ。」
そう耳打ちされた。
ヴィクトリア皇女は沢山の人に声をかけられ、談笑していた。それを後ろから見守るのだ。
どれほど見ても飽きないので、ずっと後ろに立っていても苦ではなかった。
「ヴィー!」
声をかけてきたのは俺より少し目線が低い騎士だった。整った顔をしたその人は抽象的な顔をしている。
「セシル!」
そう声を上げたリア様はその騎士に抱きついた。
「久しぶりだね、ヴィー。」
「会いたかったわ、セシル。」
そう言って抱きしめ合うところを見た俺は拳を握りしめた。
「相変わらず綺麗だな。」
「ふふっ、ありがとう。セシルは格好いいわね。」
俺にも言ってくれたことがない台詞を耳にし、嫉妬する権利もないのに醜い気持ちを持った。
しかし、先程騎士スイッチに切り替えているため、気を持ち直してリア様の後ろに立っていた。
「ああそうか、専属騎士は代替わりしたんだったな。」
そう言って俺に視線を移したセシルに小さく礼をする。
「ふふっ。そうなの。ゼノってば本当に頼りになるのよ。」
褒められれば途端に機嫌が良くなる俺は、本当に単純だ。それを顔に出すことなくそのまま仕事として振舞っていた。
「ふーん。そうか…」
セシルがリア様の肩を抱き、耳打ちするとリア様は途端に顔を赤らめた。
それが面白くなくて俺の口元はピクッと反応した。
「…リア様、そろそろ。」
俺のその一言で、もう戻る時間だと気付いた彼女は挨拶をして会場を後にした。
リア様の手を取り、エスコートしている時はいつもこの上なく幸せだというのに、今は違っていた。
先程会ったセシルという騎士がどうも距離が近かったと思うのだ。
今日まだ俺もしていないのに、リア様を抱きしめ、更には顔を赤らめさせるとは…
自分がさせるのと誰かがさせるのではやはり違う。
嫉妬する資格などないのにも関わらず、俺は醜くもモヤモヤとした気持ちを抱いていた。
部屋に着くとリア様はソッと俺の手から離れた。
「今日はありがとう。ゆっくり休んでね。」
仕事が終わったことを告げられ、俺は部屋から出ようと扉に手をかける。
部屋に戻って冷静になろう。そして明日はいつものようにリア様を抱きしめようと思った。
コンコン
手をかけた扉から音がなる。
「誰かしら?こんな時間に。」
俺がまだ側にいるからなのか、リア様はどうぞと声をかける。
俺は邪魔にならないようにと扉から少し離れた。
「ヴィー。」
にっこりと笑みを浮かべながら現れたのは、先程会ったセシルだった。
「セシル⁈どうしたの?」
笑顔になったリア様が扉へと近づくと、箱を渡された。
「シャノン卿には内緒で持ってきたぞ。」
「まあ。ありがとう。」
手渡されたそれをテーブルに置くと、セシルはリア様に近付いてソッと頬に触れ、そのまま額にキスをした。
咄嗟にセシルの背後を取り、空いていた手を捻り後ろに取った。
「っ。」
「ゼノ!」
リア様の待ったを聞き、ゆっくりと手を離す。
「ごめんなさい。セシル。ゼノは普段はとっても優しいのよ?」
「いいや。騎士として正しい判断だ。しかも腕がいい。いい騎士を付けたものだな。」
捻り上げた手をさすりながら俺を褒める騎士は、怒りが見えない。
それじゃあ、またな。
そう言ってセシルは部屋を後にした。
部屋に残された俺は無言になった。
「ゼノ。やり過ぎだったわよ?」
「…申し訳ございません。」
「セシルは友達なのだから…」
その言葉を聞いて俺はリア様の肩を掴んだ。
「ただの友人が額にキスをするのですか?」
ジッとリア様の瞳を見つめると驚いているようだった。
「ぜ、ゼノ?」
ただの友人になぜ抱きつくのか。
なぜキスされて平然としているのか。
「リア様はもっと警戒した方がいいかと思います。男に襲われればすぐにヤられてしまうのですよ?」
そう言って強引にキスをした。
荒々しく、余裕のないキスを重ねる。
「んっ。んんっ…」
いつもは触れるだけだというのに、今日は深く深く勢い任せに唇を奪う。
少し開かれた隙間から侵入し、舌を絡めると、リア様もそれに応えた。
「っ。なぜ振り切らないのですか⁈」
このままでは誰に何をされてもおかしくない。
俺が側にいなかったらどうなっていたか。
拒否することは自分の身を守ることなのだと分かって欲しかった。
「っ。ゼノにならいいもの…!」
顔を赤らめたリア様は確かにそう言った。
「え?」
「今のはゼノだから受け入れたの。他の男性にはキスなんてさせないわ。」
「でも先程…」
「セシルは友人よ。女の子だもの。額にキスされたところで何かが起きると思っているの?」
俺はその言葉に固まった。
「誰が女性だと?」
「セシルよ。さっき部屋に来たセシルローズよ。」
その言葉を受けて俺は勘違いだったのだと脳内で理解することができ、恥ずかしくなった。
ゆっくりとしゃがみ込み、手で顔を覆う。
確か西の騎士隊には女性騎士がいると聞いたことがある。
「勘違いして申し訳ございません。
リア様の御友人に手を上げただけでなくリア様にまで酷いことを…罰なら受けます…。」
そんな俺を見て、リア様は笑った。
「…いいのよ。先にセシルがあなたの力を見たいと言ったの。」
俺は実践での実力は認められているが、そういった場での生け捕りもできるということはあまり知られていないのかもしれない。
俺は魔物討伐の戦場だけでなくスパイやら暗殺やら沢山のことをしてきた。人にバレてしまっては意味がない物なので、知られていないのも助かるが、セシルには力量を図られたのだろう。
「それじゃあ、罰としてお願いをしてもいいかしら?」
「…何なりとお申し付け下さい。」
騎士を降りろと言われれば反抗してしまうかもしれないが、きっとそれ以外だろうから心の準備はできているのだ。
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