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彗蝶舞乱氷 サゼンク

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「サゼンク刻王陛下、ソレッダいえ、リシーリルは失態に終わりました。あの子供らに惨敗するとは…。我々の名が地に墜ちましたな…。言い恥さらしです…。」

「地に墜ちた?言い恥さらしだ?汚らわしい口を今すぐ閉ざせ!!情が廃してしまうとは、堕ちぶれたものだ。まあ、よい。朽ちた舞台(せかい)は、終演(おわり)を閉ざし、新たな演者(なかま)を率いて開拓(みち)を創る。それこそが、能えられし、我の使命。彗蝶の可憐さと、刺々しさの2面性を魅せて殺ろう。彗蝶舞乱氷の統治者たるもの、美醜の羽根を纏わねば!!」

「油断は禁物です…。子供だからといって、侮(あなど)ってはいけないかと…。」

「お前は、罷免(くび)になりたいのか!!我の目的は、全くの別物だ。次に向かうは、銀(しろ)き刻(とき)の街、メガキオリオヴォルス。あの街に、我が必要とする代物がある。オペアリド、行くぞ。」

「承知致しました。すぐに手配致します。」

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