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1章
転校生
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「みなさん、おはよう」
教室のドアが開く音と共に、談笑していたクラスメイトの視線は教室の前のドアへと視線が移される。挨拶をしながら教室へ入ってきたのはこのクラスの担任だ。
先生だからと言って、私に優しくしてくれるわけではない。生徒と一緒に私を無視して腫れ物扱いをしてくるこの先生は嫌いだ。このクラスに味方は1人もいない。
「実は、今日転校生がきます」
先生の言葉に教室中が騒ついた。受験や就職を控えた高校三年生の2学期に、転校生がくるなんて、時期的に珍しい。
「男子ですかー? 女子ですかー?」
「男子だ」
先生の答えにクラスの女子は歓声が沸く。女子だろうと、男子だろうと、もちろん私には関係のない話だ。
「おーい。入ってきていいぞ」
担任の言葉と同時に、教室のドアが開く音が聞こえた。
教室にゆっくりと入ってきたのは、長身でスタイル抜群の男子だった。色白で中性的な顔立ちをしていて、怖いくらいに綺麗な顔をしていた。軽くパーマをかけた髪は、お洒落で綺麗な顔を引き立たせている。
クラスの女子達は、同級生の男子とは違いすぎる容姿の転校生に、興奮し騒ぎ立てる子もいれば、顔が綺麗すぎてうっとりとした顔で眺める子もいた。
こんな綺麗な顔の男子は見たことがなかったので、私も驚いてつい見入ってしまった。
ずっと見つめてしまった為か、転校生と視線が重なる。その綺麗な瞳に、思わずドクンと心臓が跳ねた。
悪口、中傷を言われ続ける人生だったので、まともに喋る男子は光希しかいなかった。こんな風に他人に対して、感情が動くのは初めてだ。分かりやすく動揺していた。
「渡辺 綱です」
教壇の前に立ち、ニコリともせず無表情の綺麗な顔のまま、自分の名前だけの簡潔な自己紹介をした。落ち着いた低い声は聞いていて居心地の良い声だった。
「席は、えっーと、そこの真ん中の空いてる席に座ってくれる?」
担任が指をさした先には誰も座っていない机と椅子があった。教室のど真ん中の席は、右隣はクラスの中心にいる陽気な男子、左隣は学級委員長。転校生のために準備されたような、うってつけの席だった。
「先生、俺後ろでもいいっすか?」
「いやーでも後ろはなあ……」
担任は気まずそうな顔をして、私をチラリと見た。私がいるから、ダメだということだろう。
はい、はい。私が存在して、すみませんね。
心の中で悪態をつく。
一応大人で先生と言う立場なのに、クラスメイトと同じように私に怪訝な態度を平気で見せる。
そんな担任の様子に小さなモヤモヤが込み上げてきて顔を見てるのが嫌になり、机に突っ伏して、目を伏せた。
「俺、無駄に身長でかいから邪魔になるんで……」
鋭い目つきで担任に視線を送ると、その目つきにたじろいだのか、担任は渋々頷いた。
「あー、そうか。好きなところに机と椅子持ってって座って」
「あざーす」
ボソッと返事を呟くと、綱くんは担任の様子なんて気にも止めず、机と椅子を軽々と持ち上げて移動をする。
「え、」
「……いや、」
「その場所は――」
クラスの全員が驚き、戸惑う声が交差する。
なぜなら、転校生の綱くんは事も有ろうことか、私のすぐ前の位置にテーブルと椅子を置いて座っていたからだ。
「渡辺くん、そこはやめた方がいいよ?」
「誰かここに座ってんの? ってか、ここだけ、なんでこんなに空間空いてんの?」
低い声で話す綱くんは、他の男子にはない迫力があった。問いかけに誰も答えることなくクラスが静まり返る。
「なあ? ――俺、ここに座っていい?」
転校生の綱くんは、クラス中が戸惑っているのを気にもせず、私に向けて投げかけた。机に突っ伏して目を伏せてたので、綱くんが私に話しかけてきていることが分からなかった。わからないというより、私に話しかけてくるはずがないと思った。
近くで声がするなと思ったけど、私に話しかけてくる人など、今まで誰もいなかった。まさか自分が話しかけられているなんて、そんな発想に至らなかったのだ。
「おーい! 聞こえてないの?」
頭のすぐ上の方、やけに近くから声がするな、と思い顔を上げた。
――目の前には綺麗な顔の男子がいた。
近くで見ても毛穴ひとつない綺麗な肌をしていた。「近くで見ても綺麗な顔だな」なんて考えていた。ハッと我に返ると、ようやく見入ってしまったことに気づいた。
あまりの距離の近さに驚いて後退りをした。
その拍子にバランスを崩して、盛大に椅子から転げ落ちてしまった。
「そんな驚かなくても……悪い。大丈夫か?」
綱くんは転げ落ちて、床に尻餅をついている私に、大きくてゴツゴツとした手を差し伸べた。私は彼の差し出した手を見つめて固まる。
光希や、両親でさえも私の身体に触れてこようとはしない。呪いの詳細が不確定であるため、死を恐れて触れてくる者はいなかった。もちろん手を繋いだことなど、人生で一度もない。なので、私はその手が何のために差し出されているのか、理解が出来なかった。
今まで、一度も、私に手を差し出してくれる人などいなかった。いるはずがなかった。それはこれから先もずっとそうだと思っていた。
「渡辺くん! そいつ、鬼の子だから触らない方がいいよ」
綱くんの身体を心配した、クラスの男子が勢いよく言い放つ。それはそうだろう。私に触れたら、死んでしまうかもしれない。誰にも触れられたことのない私にも、分からないことだった。
「鬼の子……?」
クラスメイトの声が耳に届いた綱くんは、怪訝そうな顔で首を傾げた。
その表情をみて、一瞬ですべてを悟った。
あー、彼もか。
鬼の子だと知らなかったから、私に話しかけてきただけなのに、何を期待していたんだろう。
少し考えれば分かることなのに、心の中のどこかでガッカリしている自分がいた。
鬼の子だと知ったら、私を避けるのは当然だ。綱くんも、私に近づくことはもうないだろう。
「……お前、鬼の子なの?」
眉間に皺を寄せて、怪訝そうに私に問いかける。
目つきが鋭くて威圧感を感じる。返事をするのに尻込みをしてしまう。それに加えてこのクラスでは、声を発したことがない。今まで話しかけられることはなかったので、声を上げる必要がなかった。
「聞こえてる、よな?」
黙り込む私に言葉を続ける。私は答えていいのか分からなくて、口を開けずにいた。
「綱くん! 私たちが説明するから、鬼の子に話しかけない方がいいよ?」
「とりあえず、離れた方がいいぜ……殺されるよ?」
殺されるというワードは恐ろしかったからか、より一層険しい顔をしながら、何か考えるように黙り込んだ。
――殺さないよ!
そう誤解を解きたいのに、虐められていて発言権のない私は、口に出すことは出来なかった。
「渡辺くん、俺らが教えてやるよ! あいつは……」
「いや、いーや! ここに本人がいるんだから、本人に聞く」
クラスメイトの男子が言いかけてた言葉を途中でピシャリと遮った。被せて言い放った言葉には迫力があり、誰も言い返すことが出来ない。
「鬼の子って、人を殺すのか?」
尻餅をついたままの私の目線に合わせるように、しゃがみ込み私の顔を覗き込んだ。鬼の子と言われてるのに動じることなく話しかけてきたことに驚いて、しどろもどろになる。
「こ、殺さないっ、殺さない……よ」
クラスで初めて発した言葉は震えていたかもしれない。普段は悪口を言われても口を噤む。反論せずに声を出すことがほとんどなかったので、みんなも私が発言したことに驚いているようだった。
「なーんだ、ならいいじゃん」
私の言葉を疑うことなく信じてくれた。
クラスメイトが私を嫌っていることは明らかなのに、その空気を一切読もうとせずに、話しかけてくる。こんなこと今までなかったので、戸惑いと驚きでその場から動けない。
目の前にいる彼は、鬼の子と呼ばれている私のことが怖くないのだろうか。
考えても、考えても、わからなかった。
教室のドアが開く音と共に、談笑していたクラスメイトの視線は教室の前のドアへと視線が移される。挨拶をしながら教室へ入ってきたのはこのクラスの担任だ。
先生だからと言って、私に優しくしてくれるわけではない。生徒と一緒に私を無視して腫れ物扱いをしてくるこの先生は嫌いだ。このクラスに味方は1人もいない。
「実は、今日転校生がきます」
先生の言葉に教室中が騒ついた。受験や就職を控えた高校三年生の2学期に、転校生がくるなんて、時期的に珍しい。
「男子ですかー? 女子ですかー?」
「男子だ」
先生の答えにクラスの女子は歓声が沸く。女子だろうと、男子だろうと、もちろん私には関係のない話だ。
「おーい。入ってきていいぞ」
担任の言葉と同時に、教室のドアが開く音が聞こえた。
教室にゆっくりと入ってきたのは、長身でスタイル抜群の男子だった。色白で中性的な顔立ちをしていて、怖いくらいに綺麗な顔をしていた。軽くパーマをかけた髪は、お洒落で綺麗な顔を引き立たせている。
クラスの女子達は、同級生の男子とは違いすぎる容姿の転校生に、興奮し騒ぎ立てる子もいれば、顔が綺麗すぎてうっとりとした顔で眺める子もいた。
こんな綺麗な顔の男子は見たことがなかったので、私も驚いてつい見入ってしまった。
ずっと見つめてしまった為か、転校生と視線が重なる。その綺麗な瞳に、思わずドクンと心臓が跳ねた。
悪口、中傷を言われ続ける人生だったので、まともに喋る男子は光希しかいなかった。こんな風に他人に対して、感情が動くのは初めてだ。分かりやすく動揺していた。
「渡辺 綱です」
教壇の前に立ち、ニコリともせず無表情の綺麗な顔のまま、自分の名前だけの簡潔な自己紹介をした。落ち着いた低い声は聞いていて居心地の良い声だった。
「席は、えっーと、そこの真ん中の空いてる席に座ってくれる?」
担任が指をさした先には誰も座っていない机と椅子があった。教室のど真ん中の席は、右隣はクラスの中心にいる陽気な男子、左隣は学級委員長。転校生のために準備されたような、うってつけの席だった。
「先生、俺後ろでもいいっすか?」
「いやーでも後ろはなあ……」
担任は気まずそうな顔をして、私をチラリと見た。私がいるから、ダメだということだろう。
はい、はい。私が存在して、すみませんね。
心の中で悪態をつく。
一応大人で先生と言う立場なのに、クラスメイトと同じように私に怪訝な態度を平気で見せる。
そんな担任の様子に小さなモヤモヤが込み上げてきて顔を見てるのが嫌になり、机に突っ伏して、目を伏せた。
「俺、無駄に身長でかいから邪魔になるんで……」
鋭い目つきで担任に視線を送ると、その目つきにたじろいだのか、担任は渋々頷いた。
「あー、そうか。好きなところに机と椅子持ってって座って」
「あざーす」
ボソッと返事を呟くと、綱くんは担任の様子なんて気にも止めず、机と椅子を軽々と持ち上げて移動をする。
「え、」
「……いや、」
「その場所は――」
クラスの全員が驚き、戸惑う声が交差する。
なぜなら、転校生の綱くんは事も有ろうことか、私のすぐ前の位置にテーブルと椅子を置いて座っていたからだ。
「渡辺くん、そこはやめた方がいいよ?」
「誰かここに座ってんの? ってか、ここだけ、なんでこんなに空間空いてんの?」
低い声で話す綱くんは、他の男子にはない迫力があった。問いかけに誰も答えることなくクラスが静まり返る。
「なあ? ――俺、ここに座っていい?」
転校生の綱くんは、クラス中が戸惑っているのを気にもせず、私に向けて投げかけた。机に突っ伏して目を伏せてたので、綱くんが私に話しかけてきていることが分からなかった。わからないというより、私に話しかけてくるはずがないと思った。
近くで声がするなと思ったけど、私に話しかけてくる人など、今まで誰もいなかった。まさか自分が話しかけられているなんて、そんな発想に至らなかったのだ。
「おーい! 聞こえてないの?」
頭のすぐ上の方、やけに近くから声がするな、と思い顔を上げた。
――目の前には綺麗な顔の男子がいた。
近くで見ても毛穴ひとつない綺麗な肌をしていた。「近くで見ても綺麗な顔だな」なんて考えていた。ハッと我に返ると、ようやく見入ってしまったことに気づいた。
あまりの距離の近さに驚いて後退りをした。
その拍子にバランスを崩して、盛大に椅子から転げ落ちてしまった。
「そんな驚かなくても……悪い。大丈夫か?」
綱くんは転げ落ちて、床に尻餅をついている私に、大きくてゴツゴツとした手を差し伸べた。私は彼の差し出した手を見つめて固まる。
光希や、両親でさえも私の身体に触れてこようとはしない。呪いの詳細が不確定であるため、死を恐れて触れてくる者はいなかった。もちろん手を繋いだことなど、人生で一度もない。なので、私はその手が何のために差し出されているのか、理解が出来なかった。
今まで、一度も、私に手を差し出してくれる人などいなかった。いるはずがなかった。それはこれから先もずっとそうだと思っていた。
「渡辺くん! そいつ、鬼の子だから触らない方がいいよ」
綱くんの身体を心配した、クラスの男子が勢いよく言い放つ。それはそうだろう。私に触れたら、死んでしまうかもしれない。誰にも触れられたことのない私にも、分からないことだった。
「鬼の子……?」
クラスメイトの声が耳に届いた綱くんは、怪訝そうな顔で首を傾げた。
その表情をみて、一瞬ですべてを悟った。
あー、彼もか。
鬼の子だと知らなかったから、私に話しかけてきただけなのに、何を期待していたんだろう。
少し考えれば分かることなのに、心の中のどこかでガッカリしている自分がいた。
鬼の子だと知ったら、私を避けるのは当然だ。綱くんも、私に近づくことはもうないだろう。
「……お前、鬼の子なの?」
眉間に皺を寄せて、怪訝そうに私に問いかける。
目つきが鋭くて威圧感を感じる。返事をするのに尻込みをしてしまう。それに加えてこのクラスでは、声を発したことがない。今まで話しかけられることはなかったので、声を上げる必要がなかった。
「聞こえてる、よな?」
黙り込む私に言葉を続ける。私は答えていいのか分からなくて、口を開けずにいた。
「綱くん! 私たちが説明するから、鬼の子に話しかけない方がいいよ?」
「とりあえず、離れた方がいいぜ……殺されるよ?」
殺されるというワードは恐ろしかったからか、より一層険しい顔をしながら、何か考えるように黙り込んだ。
――殺さないよ!
そう誤解を解きたいのに、虐められていて発言権のない私は、口に出すことは出来なかった。
「渡辺くん、俺らが教えてやるよ! あいつは……」
「いや、いーや! ここに本人がいるんだから、本人に聞く」
クラスメイトの男子が言いかけてた言葉を途中でピシャリと遮った。被せて言い放った言葉には迫力があり、誰も言い返すことが出来ない。
「鬼の子って、人を殺すのか?」
尻餅をついたままの私の目線に合わせるように、しゃがみ込み私の顔を覗き込んだ。鬼の子と言われてるのに動じることなく話しかけてきたことに驚いて、しどろもどろになる。
「こ、殺さないっ、殺さない……よ」
クラスで初めて発した言葉は震えていたかもしれない。普段は悪口を言われても口を噤む。反論せずに声を出すことがほとんどなかったので、みんなも私が発言したことに驚いているようだった。
「なーんだ、ならいいじゃん」
私の言葉を疑うことなく信じてくれた。
クラスメイトが私を嫌っていることは明らかなのに、その空気を一切読もうとせずに、話しかけてくる。こんなこと今までなかったので、戸惑いと驚きでその場から動けない。
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