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10話 意外な一面、見れました
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「んむ……久々に飲むと眠くなるな…」
なんて言いながら魔王は机に突っ伏した。案外子供っぽい所もあるんだな
「…だいぶ、カーリスも丸くなったものね……これも貴方を…慧くんを見て恋をしたからかしら?」
丸くなったなんて、思わなかった…
会った時からこの人は優しかったから…
「…優しいのは元からだったけど……確実に今とは違うわよ…慧くんが嫌いにならない自身があるなら…話してあげる」
……今の…俺は、確実には大丈夫だと思うけど…
やっぱり…
「魔王の口から、聞きます」
自身に聞かなきゃ意味が無い気がするんだ
「…あなたなら、きっと……いいえ、絶対幸せになれるわ。勿論…魔王の傍で」
捨てられたらアタシが拾ってあげる、と
この人は関係を分かって否定も何もしなかったんだ…
あぁ、魔王の周りには…いい人しか集まらないんだな…
魔王が、いい人だから…
「ん~…慧…好きだぞ……ちゅーするぞ!ちゅー!」
「あ」とマキスさんと声が被った
「慧くん…言わなくても…分かるわよね…」
キス魔ですよね、と言おうとしたら口を塞がれた
「わ~れ~は、慧としかせんぞ~!」
と大声で発した後「ぐぅ」とまた寝息?いびき?が聞こえた
「…意外に子供っぽくてキス魔で仕事をサボる奴だけど、嫌いにならないであげてね…?」
「ふふっ、嫌いになるわけないじゃないですか。このギャップが逆に好きですよ」
と言いながらほっぺをぷにぷにした…柔らかいなぁ…
でも、そろそろ帰らないと…
「あ、じゃあ人も居ないことだしカーリスは秘密のドアまでアタシが運んであげるわ。貴方みたいないい子に会えて気持ちもいいし」
アタシ力持ちだから!なんて言いながら片手で持ち上げた……ほんとに強いなぁ…
マキスさんはBARの鍵を閉めて秘密の扉まで来てくれた
また来てちょうだいね~
と言いながら秘密の扉に向かって魔王を投げた…
怪我しそう(小並感)
扉を抜けるとフーニさんが少し怒った顔で、でも安心したような顔でお出迎えしてくれた…
きっとそれは当たり前のことなんだろうけど何故か涙が止まらなくなった
「慧様!?この馬鹿になにかされたのですか!?」
ちょっ、魔王指さしながら馬鹿って言ったよこの人。本人寝てるから気付かないけど本人の目の前で馬鹿って言っちゃったよこの人
「ううん、されてないです。………ただ、暖かくて、それだけです…」
フーニさんは何も言わず
「雨、寒かったでしょう?ホットミルクを作ってあげます」
とだけ言ってくれた
なんて言いながら魔王は机に突っ伏した。案外子供っぽい所もあるんだな
「…だいぶ、カーリスも丸くなったものね……これも貴方を…慧くんを見て恋をしたからかしら?」
丸くなったなんて、思わなかった…
会った時からこの人は優しかったから…
「…優しいのは元からだったけど……確実に今とは違うわよ…慧くんが嫌いにならない自身があるなら…話してあげる」
……今の…俺は、確実には大丈夫だと思うけど…
やっぱり…
「魔王の口から、聞きます」
自身に聞かなきゃ意味が無い気がするんだ
「…あなたなら、きっと……いいえ、絶対幸せになれるわ。勿論…魔王の傍で」
捨てられたらアタシが拾ってあげる、と
この人は関係を分かって否定も何もしなかったんだ…
あぁ、魔王の周りには…いい人しか集まらないんだな…
魔王が、いい人だから…
「ん~…慧…好きだぞ……ちゅーするぞ!ちゅー!」
「あ」とマキスさんと声が被った
「慧くん…言わなくても…分かるわよね…」
キス魔ですよね、と言おうとしたら口を塞がれた
「わ~れ~は、慧としかせんぞ~!」
と大声で発した後「ぐぅ」とまた寝息?いびき?が聞こえた
「…意外に子供っぽくてキス魔で仕事をサボる奴だけど、嫌いにならないであげてね…?」
「ふふっ、嫌いになるわけないじゃないですか。このギャップが逆に好きですよ」
と言いながらほっぺをぷにぷにした…柔らかいなぁ…
でも、そろそろ帰らないと…
「あ、じゃあ人も居ないことだしカーリスは秘密のドアまでアタシが運んであげるわ。貴方みたいないい子に会えて気持ちもいいし」
アタシ力持ちだから!なんて言いながら片手で持ち上げた……ほんとに強いなぁ…
マキスさんはBARの鍵を閉めて秘密の扉まで来てくれた
また来てちょうだいね~
と言いながら秘密の扉に向かって魔王を投げた…
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「ううん、されてないです。………ただ、暖かくて、それだけです…」
フーニさんは何も言わず
「雨、寒かったでしょう?ホットミルクを作ってあげます」
とだけ言ってくれた
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