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9 聖女と騎士の再会
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「……神聖力の検査、ですって?」
皇帝の使者の伝令を聞いて、ユレニアは顔を強ばらせた。
傍に控えていたアデウスも驚いている様子である。
--神聖力の検査をするのは、たしかに皇族の使命である。
生まれたばかりの赤子の時と皇位継承権が生じる十歳の時、そして、成人する十八歳の時の合計三回するのが通例である。
今年で二十二歳になるルドヴィカはすでに全部済ませている。
その検査の結果、何も問題ないと教皇庁が判断したから次期女帝の皇位継承権一位になっているのだ。
それがなぜ、皇太女即位の前にわざわざ四回目の検査をしろというのだろう?
「本日の午後、神官様が皇宮にいらっしゃいます。その時に、皇女殿下の神聖力の検査をされる手筈になっております」
「ずいぶん、急な話ですね……この話は、皇帝陛下が発案されたことなのですか?」
アデウスが使者にそう問うと、相手は曖昧な笑みを浮かべた。
「申し訳ございません。恐れながらわたくしは、そこまで経緯を把握しておりませんので……ただ、皇女殿下に皇命をお伝えに参った次第でございます」
「貴公の立場は理解する。しかし、殿下に不必要な検査をする理由が知りたいのだ」
のらりくらりとした返答に苛立つ護衛騎士を、ユレニアは制止した。
「ゲーリング卿、わたくしは構いません」
「……殿下……」
「急すぎる話で少し戸惑っただけの話ですから」
ユレニアは使者に向き直り、落ち着いた声で言った。
「わかりました。午後、神官様にお会いすることにしましょう。そのように陛下にお伝えください」
「かしこまりました。皇宮の謁見室にてお待ち申し上げております」
使者が客間から出て行くと、ユレニアはため息をついた。
(……この前のパーティーでやっぱり失敗したんだわ。皇帝陛下は私のことを皇女じゃないって疑っている)
沈痛な面持ちをしている彼女を、アデウスは見つめている。
「殿下……私にできることがあれば、何でもおっしゃってください。役に立てるかどうかはわかりませんが……」
「ありがとう、ゲーリング卿」
ユレニアは微笑みを浮かべて、アデウスを見つめた。
本物のルドヴィカには味方は多いだろうが、ユレニアは孤立無援である。結局、彼女が頼れるのはアデウスしかいない。
たしかに、ロベルシュタイン公爵はユレニアが何かを求めれば協力はしてくれるかもしれない。しかし、ユレニアは公爵を信用してはいなかった。
毎日、高価な贈り物をしてくるが、それも皇女の伴侶になればそれ相応の権力を得られるという目論見があるからだろう。
(でも、私はルドヴィカ様じゃない。私の中身が彼女じゃないことを知ったら、公爵様は私を裏切るかもしれないわ)
それに比べたら、元の体で出会っているアデウスを頼るほうがいい。
しかも、彼の部下を助けたという恩があるのだから、ユレニアが危機に陥ったときに助けてくれるのではないか--。
(神官が見れば、神聖力の違いで私が本物じゃないってばれてしまうわ)
それゆえ、唯一の味方であるアデウスには、今のうちに本当のことを明かさねばならない。
それが、信頼する相手への誠意だとユレニアは思った。
「あの……聞いて欲しいことがあるんですけど……」
「何でございましょう?」
改めて話を切り出してくる主に、アデウスは首を傾げた。
「……こんなことを言って、頭がおかしくなったとか思わないでくださいね。じ、実は私……皇女様じゃないんです……っ!」
顔を両手で隠しながら、思い切ってユレニアは自分の秘密を打ち明けた。
--が、予想していたアデウスの笑い声は、聞こえてはこない。
恐る恐る指の合間から彼の顔を窺ってみるが、アデウスは沈鬱な表情をしていた。
「……アデウス様……?」
「違っていたら申し訳ございません……もしかして、あなた様は聖女様でいらっしゃるのでは……?」
「……!?」
混乱しているのは、アデウスではなくユレニアのほうだ。
(……なぜ、アデウス様がそんなことがわかるの!?)
ユレニアが驚くのも無理はない。
彼女がアデウスと会ったのは、後にも先にも一回だけ。しかも、治癒力を施すほんの僅かな時間だけだったのに……。
「アデウス様は、なぜそう思われるのですか?」
「……私もあなた様に打ち明けないといけないことがあります。皇女様は停戦協定の帰路で何者かにお命を狙われた……その話は、以前したことがあるかと思います」
「ええ、伺いました」
「あの時、私は皇女殿下を守りきれませんでした。まさに殿下のお命は空前の灯火……出血も酷く、医者の力だけでは治しきれない状態でした」
「……そうだったんですね」
「私はかつて、戦場にいました。まさに皇女殿下と同じように、瀕死の状態の部下を聖女様に救ってもらったことがあるのです」
その話をされて、ユレニアは胸がドキッと高鳴った。
あれは一年も前の出来事である。しかも、顔を合わせたのはほんの少しの間だけ--。
それなのに、彼が自分のことを覚えていてくれたことが、とてつもなくうれしかったのだ。
「そこで、私は教皇庁に急ぎました。聖女様に皇女殿下を救ってほしくて……あの時は、聖女様のお力しか頼るべきものがなかったのです。しかし、神官に聞いて驚きました。すでに半年もの間、聖女様が眠りについていらっしゃったなんて……」
それを聞いて、大体の事情はわかった。
ユレニアが予測した通り、誰かが……おそらく枢機卿レベルの神聖力の持ち主が、古代の秘術を行ったのだ。それ以外に、今の状態を説明するのは不可能である。
そして、教皇庁に行ったアデウスもそれを知っているから、ルドヴィカの中に入っているのが聖女だとわかったのだろう。
「わたくしと皇女様の魂と体を入れ替えて、蘇生をする術を使った。そういうことなのでしょう?」
「聖女様……、申し訳ございませんでした!」
相手が聖女だとわかった途端、アデウスはユレニアの前に膝を折った。
「こんな事態になるとは、思っていませんでした。部下の救命の時も、皇女殿下の時も、我が身の保身ばかりを考えて……」
無念そうに拳を震わせる彼を見て、ユレニアは眉を潜めた。
部下を救おうとしていた必死な気持ちを知るからこそ、アデウスの行いを咎めることはできない。
孤児だったユレニアが神から与えられた役割は、治癒の必要がある者を一人でも多く救うこと。
しかし、瀕死の重傷を負った者が自分の足で聖女のところに来て、頭を下げることが不可能なことは誰にでもわかる。
聖女の神聖力を知り、目の前に次期君主であるルドヴィカが倒れていたら、アデウスでなくとも考えることは同じだろう。
「……顔を上げてください。わたくしは皇女様ではないから、そこまで礼を尽くす必要はございませんわ」
「いえ……私にとって、聖女様こそこの世で一番崇めるべきお方です」
「アデウス様……!」
「この先、聖女様と皇女殿下が無事に元通りになるまで、聖女様のことは私がお守りいたします。今度こそ、部下と皇女殿下を救ってくださったお礼をさせていただきたい」
てっきりルドヴィカに対するものだと思っていた彼の忠心が、自分にも向かっていると知ってユレニアは胸が熱くなった。
彼に恋心を抱いてはならないのはわかっている。
アデウスには、すでに想いを寄せる女性がいる。その関係を壊すことは絶対にできないし、良識ある人間として壊したいと願ってはいけない。
(……でも、恋愛感情じゃなければいいのよね……?)
心の奥底に灯る想いを押し殺しながら、ユレニアはそう思った。
「ありがとうございます、アデウス様……あなたに打ち明けられて、本当によかった。一人でこの秘密を抱え続けるのは、いささか苦痛だったのです」
「聖女様……」
「せめて、この体に皇女様が戻るまでわたくしを守ってくださいませ。無事に聖女として教皇庁に戻れる日が来たら、わたくしはアデウス様に一生感謝し続けると思いますわ」
アデウスはようやく顔を上げる。
澄んだ湖のような瞳でユレニアを見上げながら、彼女のドレスの裾に口づけをした。
「アデウス・フォン・ゲーリングは、全身全霊、ユレニア聖女様にお仕えいたします」
その艶やかな声音で述べられる宣言に、ユレニアは陶然となる。
それは二人の間に、恋よりも強い主従関係が生まれた瞬間だった。
皇帝の使者の伝令を聞いて、ユレニアは顔を強ばらせた。
傍に控えていたアデウスも驚いている様子である。
--神聖力の検査をするのは、たしかに皇族の使命である。
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「ゲーリング卿、わたくしは構いません」
「……殿下……」
「急すぎる話で少し戸惑っただけの話ですから」
ユレニアは使者に向き直り、落ち着いた声で言った。
「わかりました。午後、神官様にお会いすることにしましょう。そのように陛下にお伝えください」
「かしこまりました。皇宮の謁見室にてお待ち申し上げております」
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(……この前のパーティーでやっぱり失敗したんだわ。皇帝陛下は私のことを皇女じゃないって疑っている)
沈痛な面持ちをしている彼女を、アデウスは見つめている。
「殿下……私にできることがあれば、何でもおっしゃってください。役に立てるかどうかはわかりませんが……」
「ありがとう、ゲーリング卿」
ユレニアは微笑みを浮かべて、アデウスを見つめた。
本物のルドヴィカには味方は多いだろうが、ユレニアは孤立無援である。結局、彼女が頼れるのはアデウスしかいない。
たしかに、ロベルシュタイン公爵はユレニアが何かを求めれば協力はしてくれるかもしれない。しかし、ユレニアは公爵を信用してはいなかった。
毎日、高価な贈り物をしてくるが、それも皇女の伴侶になればそれ相応の権力を得られるという目論見があるからだろう。
(でも、私はルドヴィカ様じゃない。私の中身が彼女じゃないことを知ったら、公爵様は私を裏切るかもしれないわ)
それに比べたら、元の体で出会っているアデウスを頼るほうがいい。
しかも、彼の部下を助けたという恩があるのだから、ユレニアが危機に陥ったときに助けてくれるのではないか--。
(神官が見れば、神聖力の違いで私が本物じゃないってばれてしまうわ)
それゆえ、唯一の味方であるアデウスには、今のうちに本当のことを明かさねばならない。
それが、信頼する相手への誠意だとユレニアは思った。
「あの……聞いて欲しいことがあるんですけど……」
「何でございましょう?」
改めて話を切り出してくる主に、アデウスは首を傾げた。
「……こんなことを言って、頭がおかしくなったとか思わないでくださいね。じ、実は私……皇女様じゃないんです……っ!」
顔を両手で隠しながら、思い切ってユレニアは自分の秘密を打ち明けた。
--が、予想していたアデウスの笑い声は、聞こえてはこない。
恐る恐る指の合間から彼の顔を窺ってみるが、アデウスは沈鬱な表情をしていた。
「……アデウス様……?」
「違っていたら申し訳ございません……もしかして、あなた様は聖女様でいらっしゃるのでは……?」
「……!?」
混乱しているのは、アデウスではなくユレニアのほうだ。
(……なぜ、アデウス様がそんなことがわかるの!?)
ユレニアが驚くのも無理はない。
彼女がアデウスと会ったのは、後にも先にも一回だけ。しかも、治癒力を施すほんの僅かな時間だけだったのに……。
「アデウス様は、なぜそう思われるのですか?」
「……私もあなた様に打ち明けないといけないことがあります。皇女様は停戦協定の帰路で何者かにお命を狙われた……その話は、以前したことがあるかと思います」
「ええ、伺いました」
「あの時、私は皇女殿下を守りきれませんでした。まさに殿下のお命は空前の灯火……出血も酷く、医者の力だけでは治しきれない状態でした」
「……そうだったんですね」
「私はかつて、戦場にいました。まさに皇女殿下と同じように、瀕死の状態の部下を聖女様に救ってもらったことがあるのです」
その話をされて、ユレニアは胸がドキッと高鳴った。
あれは一年も前の出来事である。しかも、顔を合わせたのはほんの少しの間だけ--。
それなのに、彼が自分のことを覚えていてくれたことが、とてつもなくうれしかったのだ。
「そこで、私は教皇庁に急ぎました。聖女様に皇女殿下を救ってほしくて……あの時は、聖女様のお力しか頼るべきものがなかったのです。しかし、神官に聞いて驚きました。すでに半年もの間、聖女様が眠りについていらっしゃったなんて……」
それを聞いて、大体の事情はわかった。
ユレニアが予測した通り、誰かが……おそらく枢機卿レベルの神聖力の持ち主が、古代の秘術を行ったのだ。それ以外に、今の状態を説明するのは不可能である。
そして、教皇庁に行ったアデウスもそれを知っているから、ルドヴィカの中に入っているのが聖女だとわかったのだろう。
「わたくしと皇女様の魂と体を入れ替えて、蘇生をする術を使った。そういうことなのでしょう?」
「聖女様……、申し訳ございませんでした!」
相手が聖女だとわかった途端、アデウスはユレニアの前に膝を折った。
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「アデウス様……!」
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てっきりルドヴィカに対するものだと思っていた彼の忠心が、自分にも向かっていると知ってユレニアは胸が熱くなった。
彼に恋心を抱いてはならないのはわかっている。
アデウスには、すでに想いを寄せる女性がいる。その関係を壊すことは絶対にできないし、良識ある人間として壊したいと願ってはいけない。
(……でも、恋愛感情じゃなければいいのよね……?)
心の奥底に灯る想いを押し殺しながら、ユレニアはそう思った。
「ありがとうございます、アデウス様……あなたに打ち明けられて、本当によかった。一人でこの秘密を抱え続けるのは、いささか苦痛だったのです」
「聖女様……」
「せめて、この体に皇女様が戻るまでわたくしを守ってくださいませ。無事に聖女として教皇庁に戻れる日が来たら、わたくしはアデウス様に一生感謝し続けると思いますわ」
アデウスはようやく顔を上げる。
澄んだ湖のような瞳でユレニアを見上げながら、彼女のドレスの裾に口づけをした。
「アデウス・フォン・ゲーリングは、全身全霊、ユレニア聖女様にお仕えいたします」
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